第4号栗生楽泉園平成27年12月国立療養所栄養管理室今年も早いもので、一年の締めくくりの時期となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。今回はシリーズとして、当園の食事を紹介します。最初は選択食についてです。特集当園の食事紹介 ① ～選択食～毎週火曜日の昼食に麺メニュー、木曜日の昼食にパンメニュー、夕食は不定期にカレーライスや丼もの、炊き込みご飯などをメニューに組み入れ、選択食として提供しています。選択食はひと月に約15回ほど実施しています。今年４月から11月までに実施した選択食で、選択した方が多かったメニューをランキングで紹介します。順位メニュー選択者数１位松茸ごはん、鶏めし弁当 74名２位うなぎちらし寿司、栗ごはん 73名３位花いんげんおこわ 72名４位カツ丼、エビカツ丼、たけのこごはん 70名５位うなぎ蒲焼、⾚飯 69名６位⽳⼦ちらし寿司、五⽬おこわ 68名７位焼きそば 67名園内の行事に合わせて、お弁当を提供することもあります。麺メニュー ←おこわは人気があります。花いんげんおこわは草津の名産である花いんげん豆の煮汁で炊いているので、ほんのりピンク色です。今月の一口食材メモ～ブリ～ブリは成長するにつれて呼び名が変わる「出世魚」の代表的な魚です。ただし、地方によってその呼び名は異なります。関東では、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリとなります。ブリは九州周辺で産卵し、孵化して、その稚魚は群れをなして北海道の南部まで北上します。北の豊富なエサを食べたら、水温が下がる秋に南下をはじめ、能登半島には初冬から真冬に到達します。この南下の途中、一番脂ののった時期に漁獲されたものが「寒ブリ」と呼ばれます。ブリには良質のたんぱく質、ビタミン D を中心としたビタミンやミネラルが豊富に含まれています。 DHA や EPA といった不飽和脂肪酸も含まれているため、血流の改善、血栓予防、脳細胞の活性化などに効果があります。切身を購入する際には、血合いが鮮やかで身に透明感のあるもの、弾力があって、身が割れていない物を選ぶようにしましょう。