くすりのしおり 外用剤 2012 年 12 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限 に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 商品名:ギリアデル脳内留置用剤 7.7mg 主成分:カルムスチン(Carmustine) 剤形:微黄白色~微黄色の円盤状の脳内留置用徐放製剤、直径約 14.0mm、厚さ約 1.3mm シート記載: この薬の作用と効果について DNA をアルキル化し、核酸合成を阻害することで、がん細胞の増殖をおさえます。 通常、悪性神経膠腫に対して手術時に使用されます。 次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。 ・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の 一般用医薬品や食品も含めて注意してください) 。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は<< :医療担当者記入>> ・通常、成人は手術により患部を切除した後、切除面を覆うように脳内に直接使用します。 ・症状や患部の状態などにあわせて、使用量、使用方法などは医師が決め、手術時に使用します。 生活上の注意 ・この薬を使用した場合、本人およびそのパートナーの方は一定期間は妊娠しないようにしてください。避 妊法および避妊期間については医師の指導をうけてください。 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 主な副作用として、脳浮腫、発熱、片まひ(不全片まひを含む) 、吐き気、嘔吐、食欲減退、頭痛などが報 告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。 ・けいれん [痙攣、大発作痙攣] ・頭痛、嘔吐、めまい、片まひ、視力障害 [脳浮腫、頭蓋内圧上昇、水頭症、脳ヘルニア] ・きずが治りにくい [創傷治癒不良] ・発熱、頭痛、嘔吐、意識障害 [感染症(創傷感染、膿瘍、髄膜炎)] ・手足のしびれ、片まひ、下肢のむくみ、胸痛、呼吸困難 [血栓塞栓症(脳梗塞、深部静脈血栓症、肺塞栓)] ・片まひ、吐き気、嘔吐、頭痛、意識障害 [出血(腫瘍出血、脳出血、頭蓋内出血)] 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または 薬剤師に相談してください。 保管方法 その他 医療担当者記入欄 年 月 日 より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、 「患者向医薬品ガイ ド」 、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。 1/1
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