新潟県優良リサイクル事業所表彰『受賞企業のご紹介』環境ドクター有限会社スーパージャングル（木質廃棄物のチップ化・再資源化）受賞理由長年に渡り、木質廃棄物のチップ化・再資源化に取り組み、再生品全量を出荷しています。木質チップの利用先拡大に向け、木質チップ堆肥やバイオマス燃料としての利用を図っています。平成20年に新潟市から剪定枝などの分別収集及び再資源化を受託し、その後三条市、燕市などに拡大しています。チップ化破砕機受賞の取組み＜連絡先＞【住所】新潟市南区下曲通320番地１ ☎ 025-375-5405 【HP】 http://www.superjungle.co.jp/ かつて、各家庭、事業所、土木工事現場等から発生する剪定枝、伐採木、伐根等の生木は、ごみとして自治体で焼却することが多かったのですが、ともすれば不法な野焼きや不法投棄などが行われ環境の悪化を招く原因となることがありました。当社は、これを資源化することに早くから着目し、平成８年に当社を設立しました。その後、業界の草分け的存在となってチップ化設備等を整備し、これら木質資源を様々なウッドチップの形にし、マルチング材、農業堆肥、土壌改良材、木質燃料等の原料として出荷することにより、廃棄木質資源の100％有効利用を行ってまいりました。特に、平成20年からの新潟市の新ごみ減量制度による剪定枝などの分別収集・再資源化システムの受け皿となり、受入量を飛躍的に増加させ、更なる循環型社会の構築に貢献してまいりました。購入先農家のブルーベリー畑でマルチング材＆堆肥として使用されている木質チップ注目技術・成果用途に応じた各種サイズの木質チップサンプル展今後、より一層循環型社会が進み木質チップの量が増加することを見込んで、以下の取組みを行っております。ア）チップ堆肥の農作物への施用拡大や有機栽培農業の促進を図るため、 ①農家と連携したブルーベリー畑、チンゲン菜畑、梨畑等への実証施用を実施 ②有機農業のための、より使いやすい自然発酵チップ堆肥づくりの実証試験を実施 ③チップ堆肥を用いた大規模な銀杏栽培、アスパラガス栽培等の実証ＰＲ農園づくりイ）水分の少ない廃材チップはサーマルリサイクルとしての活用が適していることから、バイオマス燃料としての利用拡大を図るために営業・広報活動を継続中である。なお、これらの多種多様な用途に対応するため、当社ではご要望によりチップのサイズを25㎜～60㎜程度の範囲でご提供できるようにしております。望新潟市に続き近隣市である三条市、燕市などへも剪定枝などの収集・再資源化の動きが広がり、当社もこれらに関わってチップ化再資源化の業務を受託しております。また、チップの利用先としては、上記に述べた畑地等への実証又は試験的な利用以上に、県内外の大規模堆肥化施設における堆肥化（マテリアルリサイクル）、製紙工場におけるサーマルリサイクルとしての利用などが大所を占めており、今後とも需要の伸びが期待される状況にあります。当社といたしましては、このような動きが広がってきたことを歓迎するものであり、「環境ドクター」スーパージャングルは、今後もより一層の木質資源の再資源化に関わる業務を通じて、森林の保全と更なる資源循環型社会づくりのお役に立ちたいと考えております。購入先堆肥化工場で機械力により牛フンなどと混合して堆肥化された木質チップ（各種畑作肥料として出荷されている）