事業報告 - 社会福祉法人 横浜市福祉サービス協会

平成 26 年度
事 業 報 告 書
社会福祉法人 横浜市福祉サービス協会
平成 26 年度事業報告
平成 26 年4月1日から平成 27 年3月 31 日まで
Ⅰ 事業の概要
横浜市福祉サービス協会は、「お客様の満足」「人を大切にし共に育ちあう企業風
土」「公正で透明感のある企業倫理」の基本理念の下、横浜市の地域福祉を担う社会
福祉法人として、お客様の視線に立った質の高いサービスを提供してきました。
平成 21 年度には、「中期経営計画(平成 21 年度~平成 26 年度)」を策定し、健全
な経営の下で新たな課題に対応しながら、地域の介護事業の充実に取り組みました。
また、横浜市や関係団体との連携の下、地域ケアを強く推進するとともに、市民啓発
や協会内外の介護人材の育成など、社会福祉法人としての使命である社会貢献事業を
積極的に行ってきました。
今年度は、介護保険の制度改正や介護報酬の改定等、環境の変化への迅速な対応に
努めるとともに、中期経営計画の最終年度として、事業の着実な推進を図りました。
また、平成 27 年度からの第2期中期経営計画を策定し、5年間の取り組むべき方向性
を明確に打ち出し、今後の具体的行動につなげていくようにしました。
平成 26 年8月には、訪問介護看護さかえ、いずみ、せや、みどりを開所し、定期
巡回型訪問介護看護事業所8か所で市内を幅広くカバーできるようになり、12 月には
4か所目となる訪問看護ステーションを栄区に開所し、多様化するお客様のニーズに
応える体制を強化しました。
地域ケアプラザにおいては、高齢者や障がい者、子育て世代など、誰もが気軽に足
を運んでいただけるよう、地域包括支援センターを「福祉総合相談窓口」、居宅介護
支援事業を「ケアマネステーション」、地域密着型通所介護を「認知デイ」という呼
称とし、地域の福祉拠点として利用促進を図りました。
そして、協会独自に研修センターを設置し、介護職員初任者研修や喀痰吸引等研修
の実施など、人材の確保・育成にも積極的に取り組み、社会貢献事業としては、外部
向け公開講座を実施したほか、経済産業省による「ロボット介護推進プロジェクト」
に福祉施設として参画し、移乗システム、生活支援ロボットなどの対象機器を3老人
ホームに導入して、モニターとしての実証実験を行いました。
平成 26 年 12 月には、創立 30 周年を迎えました。今後 40 年、50 年の更なる発展を
目指していきます。
1
Ⅱ 事業報告
1 協会創立30周年事業
平成 26 年 12 月1日は、昭和 59 年の同日に前身である財団法人横浜市ホームヘル
プ協会が設立されてから 30 年の節目でした。その間、横浜市の在宅福祉サービスを始
め、
様々な福祉サービスに先駆的に取り組んできた結果、
平成 27 年1月現在で約 4,400
人の職員、58 事業所を有する社会福祉法人となりました。
社会福祉法人として介護保険事業会計収入(106 億円)全国第4位の実績を有するま
でとなった協会の発展は、
この 30 年にわたるホームヘルパーを始めとする様々な役割
を担う職員の奮闘と多くのお客様の御支援があってこそ成し得たものです。
そこで、協会創設 30 年を皆で祝うとともに、今後の更なる発展を願い、以下の事
項を実施しました。
(1) 30年史発行
協会設立 30 周年を記念して先人たちが築いた 30 年のあゆみを記録した記念誌
「社会福祉法人横浜市福祉サービス協会 30 年史-そして、つぎの一歩へ-」
(A
4版本製本ハードカバーケース付、約 200 頁)を作成しました。在宅福祉の市民団
体としての活動から協会発足に至る 10 年の流れに始まり、協会発足後の 30 年、計
40 年間の出来事を当事者の証言を加え時代順に追っています。400 部発行し、お世
話になった関係者、団体、教育機関に贈呈しました。
また要約版「横浜市福祉サービス協会 30 年のあゆみ そして、つぎの一歩へ」
(カラー版 16 頁、10,000 部)を関係団体や全職員に配布しました。
(2) 記念式典
平成 27 年1月 31 日にパシフィコ横浜国立大ホールで実施しました。来賓 500
人、支援者(ケアプラザボランティアなど)900 人、職員 1,000 人の総勢 2,400 人
が一堂に会しました。式典は2部構成で、第1部は記念式典、第2部は記念コンサ
ートでした。
式典では、横浜市副市長や横浜市会議長など御来賓からの心温まる御祝辞をい
ただいた後、スライドによる 30 年のあゆみの紹介や、過去5年間に協会への貢献
が顕著な 14 組の活動(対象者 50 数名)に対して、外部の協力者2組に対しては感
謝状の、職員・スタッフに対しては表彰状の授与が行われました。コンサートでは
武田鉄矢氏の当意即妙なトークや海援隊の歌の観賞、
と楽しい時間を過ごしました。
(3) 記念パーティー
職員を対象に、平成 27 年2月 15 日、22 日、26 日の3日間、横浜ロイヤルパー
2
クホテルで、記念パーティーを行いました。1,600 人が出席し、勤続 30 年や勤務
実績ベスト3の方々を表彰しました。
2 地域介護事務所
協会の基幹事業であるホームヘルプ事業において、今年度は横浜市の受託事業であ
る「産前産後ケア事業・育児支援ヘルパー派遣事業」を開始しました。
そして、今後の医療連携の必要性から、平成 24 年度に始まった地域密着型事業で
ある「定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業」を今年度は鶴見区、西区、金沢区、
旭区に加え、緑区、瀬谷区、泉区、栄区においても開始しました。これらの事業所に
は、訪問看護ステーションを併設し、一体型で円滑な運営を目指しています。
また、平成 26 年 12 月に栄区に4か所目となる訪問看護ステーションを開設しまし
た。
今後も様々な状況におけるサービス提供が可能な体制を構築していきます。
(1) ホームヘルプ事業
ア 介護保険制度(訪問介護・介護予防訪問介護)
訪問介護
お客様数
利用時間
介護予防
平成 26 年度
平成 25 年度
月平均
年間
月平均
3,684 人
44,219 人
3,746 人
60,762 時間
729,150 時間
平成 26 年度
63,600 時間
年間
44,958 人
763,209 時間
平成 25 年度
訪問介護
月平均
お客様数
1,983 人
23,799 人
2,031 人
24,378 人
利用時間
11,326 時間
135,920 時間
12,023 時間
144,276 時間
年間
月平均
年間
イ 障害者総合支援制度(居宅介護・移動支援)
障害者
総合支援
お客様数
利用時間
平成 26 年度
月平均
778 人
平成 25 年度
年間
9,345 人
14,678 時間 176,140 時間
3
月平均
746 人
15,153 時間
年間
8,960 人
181,845 時間
ウ 横浜市からの受託事業(自立支援、在宅生活支援、産前産後・育児支援)
平成 26 年度
横浜市
受託事業
月平均
平成 25 年度
年間
月平均
年間
お客様数
33 人
405 人
50 人
604 人
利用時間
634 時間
7,608 時間
1,122 時間
13,475 時間
エ 公的制度外事業
平成 26 年度
「はーと・
さぽーと」
月平均
平成 25 年度
年間
月平均
年間
お客様数
633 人
7606 人
630 人
7,565 人
利用時間
2,274 時間
27,295 時間
2,508 時間
30,099 時間
(2) 居宅介護支援事業
居宅介護支援事業
平成 26 年度
平成 25 年度
居宅介護支援実績
35,025 件
33,699 件
介護予防支援実績
7,323 件
5,325 件
要介護認定調査件数
1,674 件
1,433 件
(3) 通所介護事業
通所介護実績
平成 26 年度
年間利用延人数
3,665 人
平成 25 年度
3,879 人
介護予防通所介護実績
平成 26 年度
平成 25 年度
年間利用延人数
859 人
934 人
(4) 訪問看護事業
訪問看護実績
平成 26 年度
年間利用延人数
1,534 人
介護予防訪問看護実績
平成 26 年度
年間利用延人数
73 人
医療保険実績
平成 26 年度
年間利用延人数
291 人
4
平成 25 年度
887 人
平成 25 年度
31 人
平成 25 年度
204 人
(5) 地域密着型事業
定期巡回・随時対応型訪問介護看護実績
平成 26 年度
平成 25 年度
年間利用延人数
640 人
383 人
夜間対応型訪問介護実績
平成 26 年度
平成 25 年度
年間利用延人数
919 人
422 人
3 地域ケアプラザ
市内最多の 18 地域ケアプラザの指定管理者として、地域ケアプラザの使命である
「地域づくり」、「地域のつながりづくり」などの活動を行っていく市民にとり身近
な拠点であるよう適正かつ円滑な管理運営と事業実施に取り組みました。
高齢者だけでなく障がい児・者や子育て世代等、誰もが気軽に足を運んでいただけ
るよう、わかりやすい名称でケアプラザの機能を地域に伝えるようにしました。地域
包括支援センターを「福祉総合相談窓口」、居宅介護支援事業を「ケアマネステーシ
ョン」、地域密着型通所介護を「認知デイ」と表現し、広く周知しています。
また、協会独自の地域アセスメントシートを活用して多面的な視点で地域活動交
流・地域包括支援センター事業の4職種を中心に地域分析を行い、抽出した課題を地
域や関係機関と共有し、支援や新たなサービスの創出用につなげるよう取り組みまし
た。そして、地区別地域福祉保健計画を推進するとともに、地域のネットワークづく
りに努めました。
介護保険事業においては、お客様が自立した在宅生活を営めるように支援し、通所
介護・地域密着型(認知症対応型)通所介護 17 事業所(藤棚地域ケアプラザを除く。)
では、サービスの向上を目指した人員体制の強化、機能訓練をより専門的に充実させ
るための理学療法士(PT)等の導入を検討しました。
なお、次期指定管理者(平成 28 年4月1日~平成 33 年3月 31 日)の指定に向け
て準備を進め、平成 27 年3月には 10 地域ケアプラザが指定管理者選定委員会の面接
審査を終了しました。
(1)福祉総合相談窓口(地域包括支援センター)
地域包括支援センター事業
平成 26 年度
平成 25 年度
相談件数
26,247 件
25,239 件
訪問件数
4,481 件
5,111 件
5
38.689 件
35,945 件
直営分
16,139 件
17,478 件
委託分
22,550 件
18,467 件
介護予防ケアプラン件数
(2)地域活動交流事業
地域ケアプラザの中心的な事業として、コーディネーターが地域包括支援センター
3職種との連携により、協会独自の地域アセスメントシートを活用し地域資源やニー
ズの把握、分析を徹底して行い、根拠のある事業展開(実施)及び解決に取り組みま
した。(再掲)
また、平成 24 年度に作成した協会オリジナルのチューリップ体操(介護予防体操)
をコーディネーターが中心となり行いました。
(3)ケアマネステーション(居宅介護支援事業)
居宅介護支援事業
平成 26 年度
平成 25 年度
居宅介護支援実績
21,291 件
20,013 件
介護予防支援実績
2,325 件
1,873 件
要介護認定調査件数
1,991 件
1,984 件
通所介護実績
平成 26 年度
平成 25 年度
年間利用延人数
152,268 人
151,551 人
介護予防通所介護実績
平成 26 年度
平成 25 年度
年間利用延人数
21,645 人
21,754 人
(4)通所介護事業・介護予防通所介護事業
(5)認知デイ{地域密着型(認知症対応型)通所介護事業}
地域密着型通所介護実績
年間利用延人数
平成 26 年度
平成 25 年度
39,496 人
34,582 人
(6)福祉用具展示
13 か所の地域ケアプラザに福祉機器展示コーナーを設置し、車椅子やポータブル
トイレ等の福祉機器や福祉用具の展示、相談を行い、お客様の自立への支援、また
介護者の支援を行いました。
6
(7)小規模多機能型居宅介護
小規模多機能型居宅介護(併設)
平成 26 年度
平成 25 年度
年間登録延人数
185 人
241 人
4 小規模多機能型居宅介護
協会唯一の小規模多機能型居宅介護単独事業所である「いずみ中央花みずき」は、
住み慣れた地域で生活を続けることができるよう、通い、訪問、宿泊を組み合わせた
24 時間、365 日のサービス提供を行いました。また、至近距離にあるいずみ中央地域
ケアプラザや関係機関と連携し、泉区内の他の小規模多機能型居宅介護事業所の状況
や地域ニーズの把握に取り組み、お客様に頼られる在宅生活の支援に努めました。
小規模多機能型居宅介護
平成 26 年度
平成 25 年度
年間登録延人数
227 人
228 人
5 老人ホーム
協会固有の老人ホームである新鶴見ホームは、本館 273 床(うち短期入所 56 床)、
新館(ユニット型)60 床(うち短期入所 10 床)と神奈川県下最大規模の特徴を活か
して、特別養護老人ホームへの受け入れはもとより、特に短期入所生活介護を積極的
に受け入れる等の運営を行いました。また、横浜市の指定管理施設である新橋ホーム、
浦舟ホームは認知症や医療対応の必要なお客様を積極的に受け入れ、それぞれの使命
に沿ったサービス提供に努めました。また、この2ホームについては次期指定管理者
(平成 28 年4月1日~平成 33 年3月 31 日)の指定に向けた準備を行っています。
お客様の生活の場として、毎日を安心して健やかに暮らしていただけるよう取り組
むとともに、地域の中の施設として地域交流を図りながら地域福祉の推進に努めまし
た。また、安定したサービス提供を行っていくために、人材の確保・定着と資質の向
上のため積極的に社会福祉士実習の受け入れやリーダー等を配置するなど職員のフ
ォロー体制の整備に努めました。
さらに、医療的ケアに対する研修を神奈川県の指定研修機関として法人内で実施し、
医療的ケアに応えられる介護職員を養成しました。
7
(1) 新鶴見ホームの運営
区 分
定 員
本館特別養護老人ホーム
217 人
平成 26 年度実績
ベッド稼働率
98.3%
平成 25 年度実績
ベッド稼働率
97.4%
本館短期入所生活介護
56 人
新館特別養護老人ホーム
50 人
新館短期入所生活介護
10 人
通所介護
45 人
29.5 人/日
30.6 人/日
認知症対応型通所介護
12 人
5.1 人/日
4.9 人/日
居宅介護支援計画数
1,008 件/年
1,324 件/年
介護予防支援計画数
77 件/年
121 件/年
認定調査実施件数
23 件/年
87 件/年
122 件/年
204 件/年
ホーム入所者認定調査実施件数
ベッド稼働率
98.4%
ベッド稼働率
74.4%
(2) 新橋ホームの運営受託
区
分
定 員
養護老人ホーム
平成 26 年度実績
50 人
特別養護老人ホーム
95.9%
42 人
短期入所生活介護
ベッド稼動率
98.8%
8人
平成 25 年度実績
97.6%
ベッド稼動率
99%
15.2 人/日
16.9 人/日
178 件/年
169 件/年
居宅介護支援計画数
1,216 件/年
1,230 件/年
介護予防支援計画数
278 件/年
264 件/年
認定調査実施件数
104 件/年
109 件/年
19 件/年
13 件/年
通所介護
25 人
12 月から19 人
ケアプラザ転送電話受付件数
ホーム入所者認定調査実施件数
(3) 浦舟ホームの運営受託
区
分
特別養護老人ホーム
短期入所生活介護
定 員
平成 26 年度実績
平成 25 年度実績
72 人
ベッド稼働率
ベッド稼働率
8人
102.2%
101.9%
ホーム入所者認定調査実施件数
39 件/年
8
36 件/年
6 高齢者用市営住宅等生活援助員派遣事業
(1) 横浜市受託事業
受託事業
対象住宅数
平成 26 年度
平成 25 年度
169 住宅
175 住宅
〈3,943 世帯〉
〈4,094 世帯〉
平成 26 年度
平成 25 年度
6 住宅
5 住宅
〈220 世帯〉
〈188 世帯〉
(2) 自主事業
自主事業
対象住宅数
7 福祉用具貸与事業・特定福祉用具販売事業
(1) 福祉用具貸与・介護予防福祉用具貸与事業
福祉用具貸与
平成 26 年度
平成 25 年度
(介護予防含む)
月平均
年間
月平均
年間
年間利用延人数
1,505 人
18,062 人
978 人
11,747 人
(2) 特定福祉用具販売事業
特定福祉用具販売
平成 26 年度
月平均
平成 25 年度
年間
月平均
年間
年間利用延人数
36 人
435 人
32 人
390 人
件数
44 件
539 件
41 件
495 件
介護予防
特定福祉用具販売
平成 26 年度
月平均
平成 25 年度
年間
月平均
年間
年間利用延人数
7人
89 人
2人
25 人
件数
9件
110 件
2件
28 件
9
(3) 一般販売事業
一般販売
平成 26 年度
月平均
年間
平成 25 年度
月平均
年間
年間利用延人数
45 人
542 人
35 人
422 人
件数
73 件
885 件
55 件
660 件
8 人材育成・研修
人材育成計画に基づき、研修委員会においてタイムリーなニーズを抽出し、研修企
画を行い、「階層別」「課題別」「職種別」「資格取得支援」研修を、体系的・計画
的に実施しました。
また、公開研修や資格取得講座等を開催し、社会貢献の一環として市民の方々や外
部の専門職の方にも参加を呼び掛けました。
(全体実績)
研修・公開講座
平成 26 年度
実施回数
延べ
1,379 回
受講者数
延べ
19,223 人
平成 25 年度
延べ
983 回
延べ 16,629 人
※外部参加者を含む
(1) 階層別研修
階層別に役割を理解し、課題を習得する研修を実施しました。採用から3年目
までは採用後研修を在籍年数ごとに実施し、中堅職員についても、在籍年数に合
わせ更に階層を分けて実施しました。
「新採用」「フォローアップ」「中堅職員」「管理職」研修 等
:9 研修 延べ開催 30 回 延べ 606 人受講
(2) 課題別研修
【外部参加者数:内数】
協会全体のサービスの質の向上に必要な研修を実施しました。
また、社会貢献の一環として、専門職向けに認知症研修の公開研修や一般市民
の方に向けた公開講座を開催しました。
ア 「学んでスッキリ!!」「対人援助職としてのコミュニケーション力」「人権
研修」「事務的ミス防止研修」等
イ 「レビー小体型認知症を知る」 (487 名)
「いつまでも健康で生き活きと」(397 名)
10
認知症研修では、レビー小体型認知症を発見した小阪憲司氏と認知症の親を
介護している早田雅美氏からお話いただき、更に認知症の理解を深めました。
一般市民向けの公開講座は、医師として著名な鎌田實氏にいつまでも健康で
生き活きとするための秘訣についてご講演いただきました。
:13 研修 延べ開催 32 回 延べ 1,912 人受講【683 人】
※認知症公開研修及び一般市民向け公開講座参加者含む。【外部の参加者】
(3) 職種別研修
業務上必要な知識・技術の習得及び制度・事業展開上必要な研修を実施しまし
た。
「介護支援専門員」「生活相談員」「地域包括職員」「生活援助員」研修 等
:22 研修 延べ開催 45 回 延べ 2,680 人受講
(4) 資格取得支援研修
介護の基本となる介護福祉士の国家試験受験希望者を対象に資格取得を支援す
る研修を実施しました。また、介護職員初任者研修では通学課程に加え今年度か
ら通信課程を開始し実施しました。
喀痰吸引等研修も引き続き実施し、
協会内外部を問わず人材育成に努めました。
研修名
平成 26 年度
平成 25 年度
開催数
受講者数
開催数
受講者数
介護福祉士受験準備講座
5回
79 人(6 人)
4回
109 人( 9 人)
介護職員初任者研修(注
4回
140 人(136 人)
3回
29 人(29 人)
喀痰吸引等研修
3回
77 人(25 人)
3回
70 人(17 人)
(注 介護職員初任者研修の就職状況:26 年度 25 名(27%)・25 年度 10 名(38%)
※(
)内は外部受講者数
(5) 事業所ごとの職場研修
(各事業所で企画し、年間計画に従い実施した研修)
:延べ開催 1,379 回 延べ 13,729 人受講
11
9 広報等
協会の認知度向上による顧客獲得及び人材獲得とともに、経営理念及び具体的なサー
ビス内容等を広く周知し、適切に情報を開示することを目的として、広報活動を行いま
した。
平成 25 年度にリニューアルしたお客様向け情報紙「ちゅーりっぷ通信」では、引き
続きお客様がより手に取って読んでいただけるよう、著名人へのインタビュー記事や
クイズを掲載しました。
かながわ高齢者福祉研究大会においては、地域介護事務所や新鶴見ホームを中心に 13 の
研究発表と地域介護事務所から3の介護技術発表を行いました。
また、社会福祉法人の使命である地域貢献活動として、引き続き、地域介護事務所
のお客様や日頃から地域ケアプラザを利用されている方などに、徘徊で保護された場
合の身元確認等に役立つ「ちゅーりっぷホルダー」を配布したほか、高齢者をねらっ
た振り込め詐欺を防ぐため、神奈川県警と合同で、振り込め詐欺への注意を促すキャ
ッチフレーズを印刷したメモ帳を作成・配布しました。
(1) お客様向け情報紙「ちゅーりっぷ通信」の発行(隔月)
(2) 職員向け広報紙「スタッフ通信 あい・あい」の発行
(3) ホームページを活用した広報活動
(4) スマートフォンサイトの開設
(5) バナー広告
(6) その他の媒体(広告掲載)
・神奈川新聞(介護の日&横浜健康スタイル特集号/横浜市認知症疾患医療セン
ター講演会協賛広告)
・ハートページ横浜(介護情報誌)等
(7) かながわ高齢者福祉研究大会での研究発表及び抄録への広告
(8) ヨコハマ・ヒューマン&テクノランドへの出展
(9) 介護の日&横浜健康スタイルフォーラムへの出展
(10) 「ちゅーりっぷホルダー・緊急時情報マグネット」の配布
(11) 振り込め詐欺防止用メモ帳の配布
10 サービス提供継続計画(BCP)
平成 25 年度に改訂した「サービス提供継続計画(BCP)」について、今年度は津
波被害が懸念される事業所を優先に、更に近隣拠点同士での机上訓練を行い、加えて
サービス提供継続管理(BCM)を図りました。
12
実施事業所:南介護事務所、泥亀地域ケアプラザ・金沢介護事務所、磯子地域ケアプ
ラザ・ヘルパーステーション磯子・ケアマネステーション磯子、浦舟ホー
ム・浦舟地域ケアプラザ
11 お客様からの相談・苦情対応等
(1) 「苦情解決制度」の運用
ア 苦情解決制度の仕組みの中で苦情・ご意見・ご要望を積極的に受け止め、解
決に向けて取り組みました。
苦情解決制度項目
説明・情報不足
連絡・調整ミス
職員の態度
サービスの量の不足
サービスの質
被害・損害
法人・事業所への不満
制度への不満
事務・書類
その他
平成 26 年度件数
20 件
47 件
85 件
1件
45 件
5件
12 件
0件
11 件
33 件
計
259 件
平成 25 年度件数
25 件
51 件
92 件
0件
77 件
1件
14 件
0件
6件
42 件
308 件
イ 第三者委員に調整を依頼
0件(0件/平成 25 年度)
(2) 「お客様相談室」の運営
お客様から、協会のサービスに関することや個人的な悩みなどの相談を受け付け
ました。
お客様相談室
平成 26 年度
平成 25 年度
苦情
59 件
76 件
ご意見・ご要望
95 件
54 件
問い合わせ
64 件
58 件
相談
5件
18 件
その他
41 件
27 件
計
264 件
233 件
13
(3) 「ふれあい 110 番」の運営
円滑に業務を遂行するために、協会職員などの業務上の「不安」や「悩み」「人
間関係」や個人的な「悩み」などの相談を電話や面接で対応しました。
ふれあい 110 番
相談件数
平成 26 年度
48 件
平成 25 年度
44 件
(4) その他
ア 出張相談
ボランティアを含む相談員が老人ホーム及び地域ケアプラザに出向き、お客様
と施設とのよりよいコミュニケーションづくりの一端を担うことを目的として、
入居者、
そのご家族、
そして通所介護のお客様からの相談を直接お受けしました。
相談員派遣実績
平成 26 年度
老人ホーム
地域ケアプラザ
平成 25 年度
202 回
177 回
99 回
99 回
イ ほっとライン
介護者の悩みや不安などを相談員が傾聴しながら介護者の支援を図ることを目
的とする介護者のための相談を電話で受け付けました。
ほっとライン
平成 26 年度
相談件数
1件
平成 25 年度
1件
ウ 出張接遇等研修
接遇やコミュニケーション技術の向上を目的として、事業所に出向いて接遇等
の研修を行いました。
出張接遇等研修
平成 26 年度
実施回数
24 件
平成 25 年度
39 件
エ アンケートの実施
(ア)新規お客様アンケート
居宅介護支援と訪問介護について、介護事務所とご契約3か月後のお客様に
実施しました。
事業名
居宅介護支援
訪問介護
平成 26 年度
平成 25 年度
987 人実施
869 人実施
530 人回答
483 人回答
1,347 人実施
1,273 人実施
676 人回答
738 人回答
14
福祉用具センターを新規にご利用のお客様へのアンケートを実施しました。
事業名
福祉用具販売貸与
平成 26 年度
平成 25 年度
1093 人実施
302 人実施
361 人回答
97 人回答
(イ)お客様アンケート
訪問看護ステーションにし、訪問看護ステーション金沢、訪問看護ステー
ションつるみ、訪問看護ステーションさかえ(平成 26 年 12 月開所)をご利
用のお客様にアンケートを実施しました。
事業名
訪問看護
平成 27 年 3 月実施
平成 26 年 3 月実施
144 人実施
103 人実施
93 人回答
75 人回答
15