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各種規程及び「レインズ利用ガイドライン」の改定について
当機構を含む全国 4 機構は、平成 28 年 1 月より国土交通省からの要請に基
づき、中古住宅市場の活性化並びに消費者利益の保護・増進に向けて新たな機
能を導入致します。
これに伴い、4 機構で調整のうえ、各種規程及び「レインズ利用ガイドライ
ン」の見直しを行いました。
会員各位におかれましては、各種規程並びに「レインズ利用ガイドライン」
の目的・趣旨・内容をご理解いただき、遵守いただきますようお願いいたし
ます。
Ⅰ.各種規程等の主な改定内容
各種規程等の主な改定内容等は以下の通りです。
1.業務方法書、同細則
(1)「売却依頼主への対象物件の登録内容開示」に関する規定を追加
(2)「他機構圏域物件の直接登録」導入に伴う規定の追加
(3)サブセンターの代行登録業務に関し規定を追加
2.レインズ利用規程、同細則
(1)「取引状況(ステータス)管理」機能導入に伴い規定を追加
(2)「他機構圏域物件の直接登録」導入に伴う規定の追加
(3)元付業者による登録物件の不紹介に係る正当な事由に「書面等による
購入申込を受けていること」を追加
3.紛争処理規程、同細則
「他機構圏域物件の直接登録」導入に伴う、他機構会員との紛争処理手
続きについて規定
4.処分規程、同細則
処分基準(別表)の一部を他機構と合わせ変更
5.レインズ利用ガイドライン
規程等の改定に対応し、新たに導入される機能に係る解説や事例等を大
幅に追加
Ⅱ.会員の利用に係る規程等の内容
今般の各種規程等の改定内容のうち、新たに規定された事項の主要な内容
について列挙します。
1.会員の業務について
(1)取引状況の登録
会員は専任または専属専任の媒介契約においては「取引状況」を登
録・変更しなければなりません。
(レインズ利用規程 第5条)
会員は、次の各号に掲げる媒介契約を締結したときは、当該各
号に定められた期限内に、機構に媒介契約に基づく物件を登録し
なければならない。
一
専属専任媒介契約
媒介契約締結後5日以内(当日及び休
業日を含まず)
二
専任媒介契約
媒介契約締結後7日以内(当日及び休
業日を含まず)
2
会員は、前項の契約に係る物件以外の物件についても積極的
に登録するものとする。
3
会員は、第1項各号に定める媒介契約を締結したときは、物
件の取引状況を登録するものとし、取引状況の変更があったと
きは、別に 定める期限内に登録の変更をしなければならない。
4~7項省略
(レインズ利用規程細則 第3条)
会員は、規程第5条第3項に定める取引状況の登録の変更を、
依頼者の意向若しくは了解を得た日又は購入等希望者の書面によ
る申込み若しくは申込みが破棄された日の翌日から2日以内(休
業日を含まず)に行うものとする。
2
会員は、前項の登録の変更を行うときは、依頼者の意向若し
くは了解を得た日又は購入等希望者の書面による申込み若しく
は申込みが破棄された日の日付を登録しなければならない。
3
会員は、規程第5条第3項の登録及び変更に関し、客付業者
からの物件詳細の照会に対しての回答、現地案内の受諾又は紹
介の一時停止等の期間に関する依頼者の条件があるときは、依
頼者に確認のうえ当該条件を登録するものとする。
(2)他機構圏域物件の登録
会員は、近畿以外に所在する物件についても他の機構へ直接登録で
きるようになります。
その際も会員が所属する機構のルールが適用されます。
(レインズ利用規程細則 第8条)
会員は、規程第4条で発行された利用者ID及びパスワードを
利用して、規程第12条の登録及び規程第15条の検索を行うこ
とができるものとする。
2
前項において、他機構圏域内に所在する物件の登録及び情報
検索を行う会員に対しては、自らが所属する機構の規程等が適
用されるものとする。
(3)依頼者への登録内容確認方法についての説明
機構は売却依頼者に対し、対象物件の登録内容を開示することになり
ます。
元付業者は、機構ウェブサイトよりダウンロードできる「売却依頼主
物件確認案内書」を交付する方法により、売却依頼者に閲覧方法(登録
証明書に記載されているURLの画面からIDとパスワードを入力し
てログイン)の説明を行って下さい。
(業務方法書 第10条)
機構は、登録を受け入れた第8条第一号の情報のうち専属専任媒
介契約又は専任媒介契約に基づく情報については、依頼者に対して
開示するものとする。
(業務方法書細則 第6条)
機構は、方法書第10条に定める開示を、依頼した物件の情報内
容をインターネットを利用して依頼者の閲覧に供する方法により
行うものとする。
2.紛争処理及び処分について
(1)紛争処理
他機構会員間での紛争処理は自身が所属する機構に申立を行い、相
手方が所属する機構にて処理されます。
(紛争処理規程 第10条)
他機構の会員との間の紛争の処理を求める会員は、会員が所属
する機構へ紛争の処理を申し出ることができる。
2
会員が所属する機構は、前項の申し出を相手方の会員が所属
する機構に転送するものとする。
3
相手方の会員が所属する機構は、自らの規程等に基づき紛争
を処理するものとする。
4
紛争の処理を行った機構は、後日、紛争の処理の申し出を行
った会員が所属する機構に対して処理結果を書面にて報告す
るものとする。
5
紛争の処理の申し出を行った会員が所属する機構は、当該会
員に対して処理結果を通知するものとする。
6
第1項から第5項の定めにより紛争を処理することが困難な
場合は、各機構間で協議し、紛争を処理するものとする。
(2)処分
新たな機能の導入にあたり、特にそれらに関連が深い2項目につい
処分の種類を他の機構と合わせました。
該当2項目には「注意」処分が追加され、違反事案の内容に応じて
所管委員会が処分を裁定することとなります。
<処分規程「別表」>
項目
処分
戒告
注意
登録、変更、削除義務の不履行
○
○
正当事由のない物件の不紹介
○
○
各種規程等については近畿レインズIP型システム内に掲載しております。
また、レインズ利用ガイドラインでは規程の解説や事例の紹介をしておりま
すので、各種規程等と合わせてご確認下さい。