熊本労働局 - 厚生労働省

厚生労働省
熊本労働局
熊本労働局発表
(局長 一瀬 壽幸)
平成 27 年 12 月 22 日
Press Release
担
当
【照会先】
熊本労働局労働基準部監督課
課
長 越智 郁男
専門監督官 濱田 智子
(電 話)096-355-3181
報道関係者 各位
建設現場の6割に対して改善指導を実施
~労働基準監督署による建設現場への年末一斉監督の指導結果~
熊本県内の6労働基準監督署は、12 月1日から同月 11 日まで県下の 264 箇所の建設
現場に立ち入って、労働災害防止に関する監督指導を実施した。
1 遵法状況
グラフ1のとおり、監督指導を行った建設現場の 47.0%(124 現場)で、労働安
全衛生法違反が確認されたため、労働基準監督署において、法違反の是正勧告を
行った。
また、「法違反なし」の現場(140 現場)でも、全現場の 14.0%(37 現場)に
おいて、労働災害防止のための安全指導を行っており、264 箇所の建設現場の
61.0%(161 箇所)に対して何らかの安全指導を実施した。
2 労働安全衛生法違反の内訳
法違反の内容は、グラフ2のとおり。(法違反件数の合計は延べ 159 件)
① 足場等からの墜落、転落防止措置 44.0%(70 件)
② 安全管理体制の不備 11.9%(19 件)
③ 建設機械、クレーン等重機の安全確保措置 10.1%(16 件)
本年においては、建設業における死亡災害が4件発生しており、労働災害防止の
ための安全対策が重要である。(別添「平成 27 年死亡災害発生状況」参照)
3 当局及び労働基準監督署の今後の対応
(1) 建設業における遵法状況の改善のため、年間を通した建設現場への監督指導を
継続していく。
(2) 建設業者における自主的安全管理活動を活発化させるため、労働安全衛生マネ
ジメントシステム、リスクアセスメントなどの手法に取り組むよう指導を継続し
ていく。
- 1 -
(3) 公共工事等の発注機関(国、県、市町村等)と情報交換を行い、発注機関との
連携による指導を継続していく。
グラフ1
グラフ2
- 2 -
平 成 27 年 死 亡 災 害 発 生 状 況
熊本労働局
番号 発生月
業種
事故の型
起因物
災害の概要
1
1月
商業
交通事故
(道路)
乗用車、バ
ス、バイク
新聞配達中、国道を横断しているときに乗用車にはねら
れたもの。
2
1月
製造業
転倒
炉、窯
沸騰した湯が入った平釜(水深30cm)をたもでかき混ぜ
る作業中、釜に転落し、3ヶ月後に死亡したもの。
3
3月
商業
墜落、転落
トラック
構内でトラックを移動させようとした際に転落し、2日後に
死亡したもの。
4
4月
畜産・水産業
おぼれ
水
5
4月
製造業
墜落、転落
その他の一般 原木の皮をはぐバーカーの回転刃と壁面との間に転落
動力機械 し、巻き込まれたもの。
6
5月
建設業
墜落、転落
フォークリフト
7
6月
建設業
交通事故
(道路)
トラック
8
7月
建設業
不明
不明
9
7月
製造業
交通事故
(道路)
トラック
トレーラーで高速道路を走行中、前を走っていたトラック
に追突したもの。
10
8月
運輸交通業
不明
不明
屋外でプレハブの解体作業を行っていたところ、意識が
朦朧としているところを発見され、約1か月後に死亡したも
の。
11
8月
製造業
交通事故
(道路)
トラック
配達のため保冷車を運転中、カーブで対向車が中央線
を越えて衝突したもの。
12
8月
建設業
感電
アーク
溶接装置
通常作業終了後に、アーク溶接の訓練をしていたところ
倒れ、死亡したもの。
13
10月
製造業
崩壊、倒壊
クレーン
門型クレーンにて鉄骨(約2t)を移動させていたところ、
当該鉄骨が倒れ、その下敷きになったもの。
14
11月
農林業
墜落、転落
(死亡災害速報による)
養殖池に倒れているのを発見されたもの。
フォークリフトで金属枠を運搬中に、道路から斜面に
フォークリフトごと転落したもの。
トラックで作業現場に向かう途中に中央車線を越え、対
向車線を走行していた車両と正面衝突したもの。トラックの
助手席に乗っていた労働者が死亡した。
林道にて、草刈り機で作業していたところ胸が苦しくな
り、病院に搬送されたが死亡したもの。
集材車(積載荷重10t)で伐木を運搬中、作業道(斜度約
走行集材機械 43度)から集材車と共に約15m転落し、車外に投げ出さ
れたもの。