「電気と資格の広場」 http://cgi.din.or.jp/~goukaku/ 法規 2 A 問題 問1 (5) 【解説】 電技第 1 条「用語の定義」からの出題である。 同条第十六条に、「連接引込線」とは、一需要場所の(ア)引込線から分岐して、(イ)支 持物を経ないで他の需要場所の(ウ)引込口に至る部分の電線をいう、とある。 問2 (5) 【解説】 電技第 58 条「低圧の電路の絶縁性能」からの出題である。 条文は、問題にあるので省略し、表のみ記述すると 電 (ア)300 V 以下 路 の 使 用 の 区 分 絶縁抵抗値 (イ)対地電圧(接地式電路においては電 線と大地との間の電圧、非接地式電路におい ては電線間の電圧をいう。以下同じ。)が 150V 以下の場合 0.1MΩ その他の場合 0.2 MΩ (ウ) 0.4 MΩ (ア) 300 V を超えるもの となる。 問3 (2) 【解説】 電技第 32 条「支持物の倒壊の防止」からの出題である。 同条によれば、『架空電線路又は架空電車線路の支持物の材料及び構造はその支持 物が支持する電線等による(ア)引張荷重、風速(イ)40 m 秒 の風圧荷重及び当 該設置場所において通常予定される気象の変化、振動、衝撃その他の外部環境の影 響を考慮し、倒壊のおそれがないよう、安全なものでなければならない。ただし、 人家が多く連なっている場所に施設する架空電線路にあっては、その施設場所を考 慮して施設する場所は、風速(イ)40 m 秒 の風圧荷重の(ウ)1 2 風圧荷重を考慮 して施設することかできる』とある。 また本条に関連し、電技解釈第 57 条も、一読されると良い。 1/5 「電気と資格の広場」 http://cgi.din.or.jp/~goukaku/ 問4 (3) 【解説】 電技第 7 条「電線の接続」からの出題である。 同条によれば、電線を接続する場合は、接続部分において電線の(ア)電気抵抗を 増加させないように接続するほか、(イ)絶縁性能の低下及び通常の使用状において (ウ)断線のおそれがないようにしなければならないと規定されている。 問5 (4) 【解説】 電気事業法施行規則第 56 条からの出題である。 同条第 3 種電気主任技術者が保安の監督をできる範囲は、構内に設置する電圧(ア) 50 [kV ]未満の電気工作物及び構内以外の場所に設置する電圧(イ)25 [kV ]未満の 電気工作物(出力(ウ)5000 [kW ] 以上の発電所を除く)の工事、維持及び運用と規 定される。 問6 (4) 【解説】 電気事業法施行規則第 44 条からの出題である。 同条は以下のように記述されている。 経済産業省令で定める電圧の値は、その電気を供給する場所において次の表の 左欄に掲げる標準電圧に応じて、それぞれ同表の右欄に掲げるとおりとする。 標準電圧 維持すべき値 100V (ア)101 V の上下(イ)6 V を 超えない値 200V (ウ)202 V の上下 20V を超えない値 2/5 「電気と資格の広場」 http://cgi.din.or.jp/~goukaku/ 問7 (2) 【解説】 (1)は、第一種電気工事士の作業範囲 (2)は、認定電気工事従事者の作業範囲 (3)は、ネオン工事資格者の作業範囲 (4)は、非常用予備発電装置工事資格者の作業範囲 (5)は、第二種電気工事士の作業範囲 よって(2)が答となる。 問8 (4) 【解説】 (4)以外は別の法律が適用される。 問9 (1) 【解説】 (2)∼(5)は、保安規程に定める必要がある。 (1)は、経済問題であり保安規程と無関係である。 3/5 「電気と資格の広場」 http://cgi.din.or.jp/~goukaku/ 問10 (4) 【解説】 電技解釈第 174 条からの出題である。 同条によれば施工して良い工事の一覧表は下記となる。 使用電圧 300V 以下のもの 300V を超えるもの 施設 の区分 場所の区分 展 開 し た 乾 燥 し た がいし引き工事、合成樹 がいし引き工事,金属ダ 場所 場所 脂線ぴ工事、金属線ぴ工 クト工事又はバスダク 事、金属ダクト工事、バ ト工事 スダクト工事又はライテ ィングダクト工事 そ の 他 の がいし引き工事 がいし引き工事 場所 バスダクト工事 点 検 で き 乾 燥 し た がいし引き工事、合成樹 がいし引き工事、金属ダ る 隠 ぺ い 場所 脂線ぴ工事、金属線ぴ工 クト工事又は、バスダク 場所 事、金属ダクト工事、バ ト工事 スダクト工事、セルラダ クト工事、ライティング ダクト工事又は平形保護 層工事 そ の 他 の がいし引き工事 がいし引き工事 場所 点 検 で き 乾 燥 し た フロアダクト工事又は、 な い 隠 ぺ 場所 セルラダクト工事 い場所 施設場所に制限なし 合成樹脂管工事、金属管工事、可とう電線管工事, ケーブル工事 よって(4)が選択肢となる。 B 問題 問11 (a)−(3),(b)−(2) 【解説】 (a)配電線路の最大使用電圧を求めると 最大使用電圧 = 6600 × 1.15 = 6900 1.1 である。 [V ] また、最大使用電圧が、 7000[V ]以下の電路の試験電圧は、最大使用電圧の 1.5 倍の電圧である。 よって 試験電圧 = 6900 × 1.5 = 10350[V ] 4/5 「電気と資格の広場」 http://cgi.din.or.jp/~goukaku/ となる。 (b)次に直流試験電圧は交流試験電圧の 2 倍であるから 直流試験電圧 = 10350 × 2 = 20700 となる。 問12 (a)−(2),(b)−(3) 【解説】 (a)電線の直径 D[m ] は、図より D = 3.2 × 3 × 10 −3 = 9.6 × 10 −3 [m] 次に、電線 1m の垂直投影面積 S m 2 は S = 9.6 × 10− 3 × 1 = 9.6 × 10 −3 m2 この電線に甲種の風圧荷重 980[Pa] が加わるので [ ] [ ] 甲種風圧荷重 = 9.6 × 10 −3 × 980 [N ] ≅ 9.4 となる。 (b)次に乙種風圧荷重は氷雪の着雪 6[mm ]が加わるので D′ = (9.6 + 6 + 6) × 10 −3 = 21.6 × 10 −3 [mm] 2 垂直投影面積 S′ m は S ′ = 21.6 × 10 −3 × 1 = 21.6 × 10 −3 m 2 よって、乙種の風圧荷重 490[Pa] が加わると [ ] [ ] 乙種風圧荷重 = 21.6 × 10 −3 × 490 ≅ 10.6 [N ] となる。 5/5
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