5.特記仕様書[PDF:138KB]

燃料対策計画策定基礎調査等委託業務
特
記
高
仕
知
様
書
県
第1条
1
適用範囲
本特記仕様書は、
「燃料対策計画策定基礎調査等委託業務」
(以下「本業務」という。)
に適用する。
第2条
1
疑義等
本特記仕様書に記載のない事項及び本業務の遂行にあたり疑義が生じた場合には、
委託者(以下「甲」という。)と受託者(以下「乙」という。)の協議により定めるも
のとする。
第3条
暴力団又は暴力団関係者からの不当要求又は業務妨害(以下この条において「不
当介入」という。)の排除について
1
乙は、暴力団又は暴力団関係者から業務の実施に関して不当介入を受けたとき は 、
その旨を直ちに調査職員に報告し、所轄の警察署に届け出なければならない。
2
乙は、不当介入による被害を受けたときは、その旨を直ちに調査職員に報告し 、 所
轄の警察署に被害届を提出しなければならない。
3
乙は、調査職員及び所轄警察署と協力して、不当介入の排除措置を講じなけれ ば な
らない。
4
乙が不当介入の報告を怠った場合は、
「高知県建設工事指名停止措置要綱」に基づき、
指名停止措置を行うものとする。
第4条
情報の保持
乙は、本業務実施中に知り得た情報を第三者に漏らしてはならない。
第5条
個人情報の保護について
乙は、この契約による業務を処理するための個人情報の取扱いについては、「個人
情報取扱特記事項」を守らなければならない。
参考)個人情報保護制度に関するアドレス:
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/112701/joko-kojin-index.html
1
個人情報取扱特記事項
(1)基本的事項
乙は、個人情報(個人に関する情報であって、特定の個人を識別することがで
きると認められるもの。以下同じ)の保護の重要性を認識し、この契約による
業務の実施に当たっては、個人の権利利益を侵害することのないよう、個人情
報の取扱いを適正に行わなければならない。
(2)秘密の保持
乙は、この契約による業務に関して知り得た個人情報を他に漏らしてはならな
い。この契約が終了し、又は解除された後においても同様とする。
(3)収集の制限
乙は、この契約による業務を行うために個人情報を収集するときは、その業務
の目的を明確にし、目的を達成するために必要な範囲内で、適法かつ公正な手
段により行なわなければならない。
(4)適正管理
乙は、この契約による業務に関して知り得た個人情報について、漏えい、滅失
及びき損の防止その他の個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなけ
ればならない。
(5)目的外利用及び提供の禁止
乙は、甲の指示又は承諾がある時を除き、この契約による業務に関して知り得
た個人情報を契約の目的以外に利用し又は第三者に提供してはならない。
(6)複写又は複製の禁止
乙は、甲の承諾がある時を除き、この契約による業務を行うため甲から提
供
を受けた個人情報が記録された資料等を複写又は複製してはならない。
(7)再委託の禁止
乙は、甲が承諾した時を除き、この契約による個人情報を取り扱う業務につい
ては、自ら行い、第三者に委託してはならない。
(8)資料等の返還
乙は、この契約による業務を行うため甲から提供を受け、又は乙自らが収集し、
若しくは作成した個人情報が記録された資料等は、この契約の終了後直ちに甲
に返還し又は引き渡すものとする。ただし、甲が別に指示したときはその指示
に従うものとする。
(9)従事者への周知
乙は、この契約による業務に従事している者に対して、在職中及び退職後にお
いても当該業務に関して知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は目的
以外に使用してはならないこと等、個人情報の保護に関し必要な事項を周知さ
せなければならない。
(10)調査
甲は、乙がこの契約による業務を行うに当たり、取り扱っている個人情報の状
況について、随時調査することができる。
(11)事故報告
乙は、この契約に違反する事態が生じ、又は生じるおそれのあることを知った
ときは、速やかに甲に報告し、甲の指示に従うものとする。
第6条
貸与品
本業務 の実 施に必 要な 高知県 所有 の報告 書お よび資 料等 は、甲 が乙 に貸与 する 。貸
与資料に つ いては、 破 損、滅失 、 盗難等の 事 故が無い よ う十分に 注 意し、慎 重 に取り
扱うものとする。また、業務完了後は速やかに返納すること。
第7条
1
業務内容
業務目的
南海 ト ラフ 地震 発 生に よる 揺 れや 津波 浸 水等 で多 く の被 害が 想 定さ れて い る 本 県
にお い て、 応急 活 動等 を行 うた め に必 要と な る燃 料の 確 保は 重要 な 課題 であ る 。 国
が定めた「東南海・南海地震応急対策活動要領」(平成19年3月)及び「南海トラ
フ地震における具体的な応急対策活動に関する計画」
(平成27年3月)において燃
料供 給 に係 る計 画 や応 援部 隊の 派 遣規 模等 が 示さ れ、 今 後こ れら の 計画 を受 け た 県
の燃料対策計画を検討していく必要がある。
本業 務 では 、応 急 対策 を行 う 車両 や重 要 施設 の自 家 発電 設備 等 発災 後に 必 要 と な
る燃 料 の総 量及 び 県内 の給 油所 や 油槽 所に 貯 蔵し てい る 燃料 等発 災 後速 やか に 供 給
可能 な 量を 調査 す る。 併せ て道 路 啓開 計画 な ど地 域の 状 況を 考慮 の うえ 、燃 料 対 策
にお け る課 題の 抽 出を 行う とと も に、 需要 家 によ る備 蓄 や自 家用 給 油施 設の 整 備 な
ど燃 料 対策 案の 検 討を 行う こと で 、燃 料対 策 計画 策定 の 基礎 資料 と する こと を 目 的
とする。
2
業務内容
(1)打合せ
打合せは、業務着手時、中間時4回、業務完了時の計6回を基本とするが、業
務 の 遂 行 上 、 甲 又 は 乙 が 必 要 と 判 断 し た 場 合 は 、 随 時 実 施 す る も の と す る 。ただ
し、変更契約の対象とはしない。
(2)応急対策活動用車両リストの作成
・関係機関が所有する応急活動用車両の車種や使用燃種、タンク容量等を調査
し取りまとめる。
【対象車両】
①高知県公用車
②県内市町村公用車
③県内国出先機関公用車
④警察車両
⑤消防車両
⑥ライフライン機関関係車両(四国電力・NTT・ガス事業者・水道事業者
等)
⑦道路啓開用車両(道路啓開に必要な建設用重機を含む)
⑧物資輸送用車両(高知県トラック協会に加盟する物流事業者が所有するト
ラック等)
⑨タンクローリー(県内の石油事業者が所有し、使用の本拠が県内となる車
両に限る)
【調査項目】
①車種
②使用燃種
③タンク容量
④保管場所(浸水想定を含む)
⑤その他
・対象車両①から⑦の車種及び保管場所に関する情報は甲から乙に提供し、リ
スト作成にあたって不明な事項等がある場合は、原則として乙から各機関に
確認する。
・対象車両⑧及び⑨については、当該車両を保有する事業者の一覧を甲から乙
に提供し、乙が各事業者から調査を行う。
・対象車両①から⑥の車両台数は概ね 2000 台程度を予定している。
(3)応急対策活動用ヘリコプターリストの作成
・南海トラフ地震発生時に、高知県で活動が見込まれるヘリコプターのタ ンク
容量及び満タン時の活動可能時間等を調査し取りまとめる。
・対象とするヘリコプターは消防ヘリ、警察ヘリ、ドクターヘリとし、機 種名
及び機数に関する情報は甲から乙に提供する。
・対象とするヘリコプターの機数は 30 機から 50 機程度を予定している。
(4)重要施設リストの作成
・応急活動を行う重要施設における自家用給油施設や自家発電設備の設置状況、
種別、使用燃種、タンク容量、稼働可能時間、浸水想定等を調査し取りまと
める。
【対象施設】
①高知県庁舎(原則として出先機関を含む)
②県内の警察・消防庁舎
③県内の市町村役場庁舎(原則として支所を含む)
④県内の国出先機関庁舎(40施設程度)
⑤県内の医療機関(140 機関程度)
⑥県内の排水機場・ポンプ場
⑦県内の社会福祉施設
⑧県内の火葬場(14 施設)
・調査にあたっては、関係機関一覧を甲から乙に提供し、乙が各機関から調査
を行う。
(5)給油所・油槽所等リストの作成
・県内の給油所の所在地や取扱燃種、タンク容量、非常用電源の設置状況等に
ついて調査し取りまとめる。
①所在地(浸水想定を含む)
②取扱燃種
③タンク容量
④非常用電源の有無、種別及び電力供給対象施設
⑤ローリー車の保有状況
⑥燃料仕入れのタイミング
⑦その他
・調査にあたっては、給油所一覧を甲から乙に提供し、乙が各事業者から 調査
を行う。
(6)一般車両リストの作成
・既存の統計資料等を元に、高知県内に登録のある車両について、市町村単位
で排気量ごとの登録車両数一覧表を作成する。
(7)災害時に見込まれる燃料の需供分析
・
(2)から(6)のリストを元に、災害時に見込まれる燃料の需要量と供給可
能量を市町村別に分類し、地域毎の過不足を分析する。
(8)燃料対策における課題抽出及び対策案検討
・国の「東南海・南海地震応急対策活動要領」や「南海トラフ地震における具
体的な応急対策活動に関する計画」のほか高知県が策定している「高知県道
路啓開計画」等を元に、燃料対策における課題の抽出を行うとともに、需要
家による備蓄や自家用給油施設の備蓄など課題に対する対策案の検討を行う。
3
成果品
(1)納品成果
①
報告書 1 式・・・・・・3 部
②
①及び①の作成の元となる集計資料の電子データ(DVD)・・・3 式
※ファイル形式は、PDF及び Microsoft Office2007 を基本とする。
(2)成果品の納入
・業務が完了したときは、乙は、速やかに完了届、納品書および成果品を納入し、
甲の検査を受けるものとする。
・成果品の納入場所は、高知県危機管理部危機管理・防災課とする。
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成果品に対する責任の範囲
・乙は、本業務の完了後であっても、乙の過失または疎漏に起因する不良箇所が発
見された場合は、速やかに報告書の訂正をしなければならない。これに要する経
費は乙の負担とする。