平成27年12月22日 東 北 財 務 局 東北管内地域銀行の平成27年9月期決算概要 東北の地域銀行(金融機関コード順) 【地方銀行】 青森銀行(青森県) ・ みちのく銀行(青森県) ・ 秋田銀行(秋田県) ・ 北都銀行(秋田県) ・ 荘内銀行(山形県) 山形銀行(山形県) ・ 岩手銀行(岩手県) ・ 東北銀行(岩手県) ・ 七十七銀行(宮城県) ・ 東邦銀行(福島県) 【第二地方銀行】 きらやか銀行(山形県) ・ 北日本銀行(岩手県) ・ 仙台銀行(宮城県) ・ 福島銀行(福島県) ・ 大東銀行(福島県) (注1) 各計数は、各行の公表資料及び当局調査に基づく計数を集計したものである。 (注2) 計数は単体ベース。 (注3) 全国の計数は、金融庁発表資料に基づくものである。 ※27年9月期の集計対象は106行(地方銀行64行、第二地方銀行41行及び埼玉りそな銀行) (問い合わせ先) 東北財務局理財部金融監督第一課 ℡ 022-263-1111(内線3057、3062) 1.損益の状況 管内地域銀行の平成27年9月期決算の実質業務純益は、国債等債券損益が減少したものの、資金利益(有価証券利息配当金)の増 加や経費(預金保険料)の減少などから、前年同期比19億円増益(+3.7%)の529億円となった。 中間純利益は、与信関係費用が増加したものの、株式等関係損益が増加したことなどから、前年同期比6億円増益(+1.3%)の 452億円となった。 (単位:億円) 25年9月期 管内 全国 2,048 24,173 1,796 20,614 228 2,573 15 623 ▲0 ▲ 30 ▲ 1,533 ▲ 15,811 514 8,361 22 ▲ 695 41 734 ▲2 ▲ 37 391 5,783 業務粗利益 資金利益 役務取引等利益 国債等債券損益 うち債券等償却 経費 実質業務純益 与信関係費用(※) 株式等関係損益 うち株式等償却 中間純利益 26年9月期 管内 全国 2,067 23,909 1,792 20,164 242 2,699 53 703 ▲3 ▲ 1,557 ▲ 15,895 510 8,013 50 ▲ 83 37 393 ▲3 ▲ 16 446 5,840 27年9月期 管内 全国 2,046 23,947 1,819 20,321 249 2,822 2 327 ▲ 10 ▲ 13 ▲ 1,517 ▲ 15,491 529 8,454 0 ▲ 127 94 1,161 ▲5 ▲ 23 452 6,809 前年同期比(増減額、増減比) 管内 全国 ▲ 21 38 27 157 7 123 ▲ 376 ▲ 51 ▲ 10 ▲ 10 40 404 19 (3.7%) 441 (5.5%) ▲ 50 ▲ 44 57 768 ▲2 ▲7 6 (1.3%) 969 (16.6%) ※ 与信関係費用について、正の値は益を、負の値は損を表す。 (参考1)貸出金の推移 (参考2)中間純利益等の推移(東北) 貸出金前年同期比(東北) 中小企業等向け貸出前年同期比(東北) 総貸出(東北) 貸出金前年同期比(全国) 中小企業等向け貸出(東北) (%) 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 ▲ 1.0 ▲ 2.0 ▲ 3.0 ▲ 4.0 ▲ 5.0 ▲ 6.0 4.8 4.6 3.4 3.0 2.7 3.9 3.6 3.2 1.6 189,213 111,885 198,300 206,013 中間純利益 (億円) 400,000 400 300,000 300 200,000 115,477 120,757 150,000 100,000 25年9月 26年9月 27年9月 与信関係費用 (億円) 500 350,000 250,000 株式等関係損益 452 446 391 200 94 100 41 22 37 50 0 0 50,000 ▲ 100 0 ▲ 200 25年9月 26年9月 27年9月 2.不良債権比率(金融再生法開示債権ベース)及び自己資本比率の状況 不良債権比率は、経営改善支援の取組みなどによる債務者の財務状況の改善等により不良債権額が減少したことに加え、総与 信額が増加したことから、27年3月期に比べ0.05ポイント低下した。 自己資本比率は、劣後ローン等の返済により自己資本額が減少したほか、貸出金の増加によりリスクアセットが増加したこと から、27年3月期に比べ0.26ポイント低下した。 不良債権比率(金融再生法開示債権ベース)の推移 (東北) (単位:億円) 不良債権額 総与信額 自己資本比率の推移 (%) 4.5 破産更生等債権(東北) 3.46 3.5 3.14 3.16 2.99 3.07 12,000 要管理債権(東北) 11,000 2.72 2.38 2.32 2.37 2.0 1.5 3,974 9,000 2.27 7,000 6,000 1,465 3,646 1,336 3,527 1,261 3,394 12.0 1,082 11.72 11.53 11.55 11.49 11.48 11.5 11.18 11.44 11.0 8,000 2.54 1,582 (%) 12.5 10,000 2.56 2.91 13,000 危険債権(東北) 2.75 2.5 1.0 リスク・アセット 24年9月 25年3月 25年9月 26年3月 26年9月 27年3月 27年9月 14,044 14,304 14,659 15,142 15,393 15,405 15,391 121,724 123,808 125,005 131,698 133,982 137,710 140,932 14,000 不良債権比率(全国) 4.0 (単位:億円) 自己資本額 (億円) 15,000 不良債権比率(東北) 3.0 (東北) 24年9月 25年3月 25年9月 26年3月 26年9月 27年3月 27年9月 6,442 5,995 5,745 5,468 5,110 4,882 4,842 186,097 190,361 191,730 198,292 200,853 205,196 208,580 11.30 11.41 10.92 11.04 10.96 10.5 10.50 5,000 1,003 964 3,169 3,151 4,000 10.0 3,000 3,265 10.59 0.5 2,000 自己資本比率(東北) 9.5 自己資本比率(全国) 1,000 0.0 884 883 881 812 762 709 725 24年9月 25年3月 25年9月 26年3月 26年9月 27年3月 27年9月 0 9.0 24年9月 25年3月 25年9月 26年3月 26年9月 27年3月 27年9月 ※全国の自己資本比率は、国内基準行(96行)のみの数値。 ※26年3月期以降は新国内基準。 (参考) ○業務粗利益 = 「資金利益」(貸付金利息、有価証券利息配当金など)+「役務取引等利益」(受入為替手数料など) +「その他業務利益」(国債等債券損益など) ○国債等債券損益 =債券などの「売却益」 + 「償還益」 - 「売却損」 - 「償還損」 - 「償却」 ○実質業務純益 = 「業務粗利益」 - 「経費」 ○与信関係費用 =「一般貸倒引当金純繰入額」 + 「個別貸倒引当金純繰入額」 + 「貸出金償却」 + 「債権売却損」 等 ○株式等関係損益 =株式などの「売却益」 - 「売却損」 - 「償却」 ○不良債権比率(金融再生法開示債権ベース) =「不良債権額(破産更生等債権 + 危険債権 + 要管理債権)」 ÷ 「総与信額」 ○自己資本比率 =「自己資本額」 ÷ 「リスクアセット」
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