「次世代のスイッチング電源システム第173委員会」活動状況報告 ⑴ 設置年月日:平成13年7月 ⑵ 委 員 ⻑ 名(所属職名) :松尾 博文(⻑崎大学・名誉教授) (期間:平成23年4⽉〜現在に⾄る) ⑶ 委 員 数:65名(学界委員38名、産業界委員27名) 1.委員会趣旨・目的 (平成27年1⽉23日、33名、2件)。更にこの研究 本研究委員会は、情報通信システム、HV・EV 会とは別に、中間運営委員会を計4回開いた。 システム、グリーンエネルギーシステム等に用い られるスイッチング電源の高性能化、高信頼化、 3.活動の成果 省エネルギー化、小型・軽量化等を実現するた ① 研究会における成果:再生可能エネルギーの め、材料、デバイス、回路、システムの各分野に 有効利用、各種電⼦機器及びHV・EV等におけ 関係する産学官の研究者、技術者が集まり、スイ る電力変換器の小型・高効率化において鍵を握 ッチング電源に関する基礎から応用までの研究情 るSiC、GaN等の新半導体素⼦、また主要受動 報の交換、協同研究を協力、連携して行うことを 素⼦の1つであるコンデンサ技術の最新技術動 目的とする。 向、ならびに現在のスイッチング電源の現状と 動向等、今後、本委員会が電力変換器を中心に 2.活動概要・実績 取り組んでいくための技術課題等に関する有益 概要: な情報交換と討議が行えた。 次世代のスイッチング電源システムに関して1) ② 運営委員会活動:運営委員会では、昨年度と 電⼦機器用電源の信頼性、制御性、電力効率を向 同様、将来必要とされる電源の要素技術、実用 上させるためのデバイス技術、回路技術、システ 化技術について整理し、今後、当委員会で目指 ム技術の統合的確立、2)太陽電池、風力発電、燃 す方向について多角的に議論を行っていくこと 料電池などのクリーンエネルギーの有効利用を目 になった。 的とした地球環境対策電源技術の研究・開発、3) 国際的視点に立った情報交換の促進と人材育成、 4.今後の活動方針 4)産・官・学による研究協力体制の整備と拡充等 ① 研究会について:これまでと同様、本委員 を目標とした研究活動を行っている。 会が目指す技術領域に関連する産学界の専門 実績: 家に講演を依頼し、知識と情報の共有を図 る。 本委員会第3期の4年目に開催した研究会の開催 状況は以下のとおりである。第13回研究会(平成 ② 運営委員会活動について:前年度に整理し 26年4⽉18日、28名、2件)、第14回研究会(平 纏めた今後取り組むべき技術分野を基に、創 成26年7⽉11日、22名、3件)、第15回研究会(平 エネルギー、次世代自動車用電力変換技術、 成26年10⽉23日、13名、見学会)、第12回研究会 新素材による受動素⼦、半導体素⼦、実装技 -202- ③ 術等、新たな競争軸となる新技術を開拓して 育機関も含めて取り組む必要があるので、今 いく。 後、産学が連携した教育法について検討を進 若手技術者の育成:産業界のみならず、教 -203- める。
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