中期経営計画 『Vista2015 StageⅡ』 ~変革への挑戦、 そして勝ち続ける企業へ~ 2013年5月14日 目次 1.StageⅠ総括 1) 損益 2) 事業基盤の整備 3) 課題 2.StageⅡ概要 1) コーポレートビジョン 2) 2015年のあるべき姿 3) 基本戦略 4) 数値目標 5) StageⅡにおける成長の源泉 6) 2016年度以降に向けた取り組み 7) 経営指標 2 1.StageⅠ(2010年度~2012年度)総括 1) 損益(中計比) 2012年度セグメント別営業利益(億円) 売上高・営業利益(億円) 1800 1600 1542 1486 300 1538 1400 300 47 250 1200 1000 *化学品他には、卸売り、その他、調整を含む 200 198 195 52 200 42 155 800 50 600 120 100 100 400 72 200 0 0 2010 営業利益実績 2011 0 2012 営業利益計画 21 実績 売上高 化学品他 機能性材料 41 計画 農業化学品 医薬品 4 1) 損益(中計比) 2012年度営業利益 計画比 ▲55億円 2012年度セグメント別営業利益(億円) 300 *化学品他には、卸売り、その他、調整を含む 医薬品 +5 47 リバロ 国内外で順調 200 52 農業化学品 +8 ラウンドアップ、チフルザミドの伸長 42 50 120 100 機能性材料 ▲48 72 世界経済の減速による需要減少 化学品他 ▲20 工業薬品全般にわたる需要低迷 0 21 実績 化学品他 機能性材料 41 計画 農業化学品 医薬品 5 1) 損益(前年比) 化学品 2012年度営業利益 前年比 +40億円 +5億円 アドブルー(高品位尿素水) 200 高純度薬品類 機能性材料 52 +24億円 IPS用ディスプレイ材料 半導体多層材料 47 50 100 44 3D用光配向材 72 2011年度 販売開始 新製品 48 0 化学品他 16 21 2011 2012 機能性材料 農業化学品 医薬品 6 1) 損益(前年比) 農業化学品 2012年度営業利益 前年比 +40億円 +6億円 200 チフルザミド(殺菌剤) ラウンドアップマックスロードAL 52 2010年度 販売開始 47 50 100 新製品 44 1.2ℓ 2ℓ 72 アルテア(水稲用除草剤) 上市 2011年度韓国、 2012年度日本 原体工場(小野田) 2012年9月完工 48 0 化学品他 16 21 2011 2012 機能性材料 農業化学品 医薬品 7 1) 損益(前年比) 医薬品 2012年度営業利益 前年比 +40億円 +5億円 200 リバロ末端売上高(億円、薬価ベース) 52 530 505 515 500 452 413 400 50 300 300 100 251 44 195 200 100 47 343 98 72 31 48 0 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12 '13 予測 0 化学品他 16 21 2011 2012 機能性材料 農業化学品 医薬品 8 2) 事業基盤の整備 生物科学研究所整備計画 2011年から5年間、抜本的リニューアル 医薬の評価力および 農薬の温室管理機能強化 新たなライフサイエンス材料の研究 研究本館2011年12月完成 海外拠点の拡充 台湾日産化学設立(2010年10月) R&Dセンター業務開始(2011年5月) 顧客対応力の強化 イハラブラス社への出資(2011年9月) 人工気象室 2013年2月完成 グローバルな研究体制の構築 9 3) 課題 市場・顧客ニーズの把握と適切な対応 新製品の早期実需化 新たな視点からのコストダウン 海外成長市場での拡販 課題解決に主眼を置いた成長戦略 『Vista2015 StageⅡ』スタート 10 2.StageⅡ(2013年度~2015年度)概要 1) コーポレートビジョン 人類の生存と発展に貢献する企業 社会に有用な価値を提供する 機能性材料 デファクトスタンダードとなる技術の確立および 先端材料の提供 安価で十分な機能を備えた製品の供給 ライフサイエンス 食と生命に直結する農薬および医薬の新剤開発 12 2) 2015年のあるべき姿 成長力と安定感のある化学メーカー 機能性材料 電子 電子 無機 無機 ライフサイエンス 有機 有機 農薬 医薬 化学品 化学品 13 3) 基本戦略 新事業・新製品の創出 独自性の高い材料による新たなマーケットの形成 事 業 市場ニーズに基づく事業部開発品の戦力化 M&A、製品買収 当社のコア技術力を最大限に発揮するための研究体制構築 研 究 先端技術の導入 3年間の研究開発費総額475億円(前3ヵ年比76億円増) 事業の構造改革推進 コストダウンによる製品の競争力向上 海外マーケットを見据えた事業基盤の強化・拡充 同業とのアライアンス 14 3) 基本戦略 新事業・新製品の創出 九州大学との産学連携 2006年4月~2011年3月 2013年4月~2016年3月 組織対応型連携 イノベーション材料創製連携 『基礎研究』、『応用研究』 主にライフサイエンス分野 での新材料創出 2011年4月~2013年3月 次世代材料実用化連携 『実用化研究』 15 3) 基本戦略 事業の構造改革推進 埼玉工場 富山工場 あらゆる視点から コストダウン推進 (積極的な投資) 名古屋工場 小野田工場 袖ケ浦工場 16 4) 数値目標 売上高(億円) 営業利益・経常利益・当期純利益(億円) 1株あたり当期純利益(円)・・・EPS *化学品他には、卸売り、その他、調整を含む 2000 1500 1800 1538 1560 79 106 101 408 (利益) 113 100 91 300 84 260 362 354 538 1000 399 374 (EPS) 120 200 195 205 204 265 80 210 185 60 149 139 40 500 704 698 775 2012 2013 2015 0 化学品他 機能性材料 農業化学品 医薬品 100 20 0 0 2012 営業利益 当期純利益 2013 2015 経常利益 1株あたり当期純利益 17 4) 数値目標 300 セグメント別営業利益(億円) 研究開発費・設備投資(億円) *化学品他には、卸売り、その他、調整を含む *3年間累計、設備投資(稼動開始ベース) 2015年度営業利益 2012年度比+65億円 500 35 400 200 52 475 399 76 49 310 300 50 52 100 113 72 0 200 72 100 21 31 36 2012 2013 2015 化学品他 260 機能性材料 農業化学品 医薬品 0 研究開発費 StageⅠ 設備投資 StageⅡ 18 5) StageⅡにおける成長の源泉 化学品 成長分野向け製品の拡販 高品位尿素水 (アドブルー) 高純度液安 300 180 160 SCR大型トラック(千台) 国内LED生産実績(億個) 250 140 200 120 100 150 80 100 60 40 アドブルー需要(千KL) 20 50 0 0 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 当社推定 富山に製造設備新設(12年11月) コストダウンによる競争力強化 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 経済産業省生産動態統計(暦年) 製造設備増設(13年5月完工予定) 需要増加への対応 19 5) StageⅡにおける成長の源泉 機能性材料 IT 液晶ディスプレイの新配向技術に対応した先端材料 2012 2013 2014 ローコスト 2015 業界の動向 パネルメーカー戦略 パネル性能改善 コントラスト(C/R)改善 Mobile 低消費電力 酸化物TFT ネガ液晶 超高精細 TV 3D 狭額縁 デザイン 4K(高精細) 39” 50” size 20 5) StageⅡにおける成長の源泉 半導体の微細化に伴い需要が伸長する多層材料 有機ELホール注入材 機能性材料 多層材料 有機ELホール注入材 陰極(Al) 電子注入層 Si-HM SOC BARC 基板 多 層 材 料 電子輸送層 発光層 + - ホール輸送層 陽極(ITO) ガラス 基板 EL発光 微細化 有機ELホール注入層 21 5) StageⅡにおける成長の源泉 農業化学品 新製品の拡販 水稲用除草剤 アルテア 4つの混合剤を市場投入 ツインスター 問題雑草に強い 月光 ノビエにより長く 銀河 抵抗性雑草により強く コメット 抵抗性雑草に効果アップ 売上高(ピーク)目標 60億円 22 5) StageⅡにおける成長の源泉 農業化学品 新製品の拡販 ラウンドアップ マックスロードAL 動物薬 犬・猫用(ノミ・ダニ) 農家 2百万戸 一般家庭市場 25百万戸(戸建て) 一般家庭をターゲットとする販売 展開を加速(HC、ドラッグストア) 2014年上市予定 23 5) StageⅡにおける成長の源泉 医薬品 リバロ原薬の海外販売拡大 結晶形特許によるリバロ国内販売の防衛 リバロ海外での上市 スペイン(2011) ポルトガル(2011) レバノン(2011) 韓国(2005) 米国(2010) 中国(2009) タイ(2008) 台湾(2012) インドネシア(2012) メキシコ(2012) オーストラリア(2012) リバロ国内特許 化合物特許 2013年8月 満了 結晶形特許 2013年1~2月 成立 2024年 満了 24 6) 2016年度以降に向けた取り組み 材料 ハイパーブランチポリマー フッ素系表面改質材 透明フッ素コーティング 耐指紋・防汚コーティング 半導体材料 半導体のさらなる高集積化 3次元実装材料 EUV材料 タッチパネル 高屈折材料 フレキシブルディスプレイ材料 有機物として世界最高の屈折率実現 LED 電子書籍 25 6) 2016年度以降に向けた取り組み ライフサイエンス 3次元培養培地 ナノファイバージェル 成分表示名称取得 (パルミトイル がん細胞の非接着培養 ジペプチド-18) 対象培地 化粧品 当社品 医薬部外品・医療機器 細胞が凝集塊を形成せず、均一に分散 26 6) 2016年度以降に向けた取り組み ライフサイエンス 導入剤 農薬 野菜果樹水稲用殺虫剤 野菜果樹茶用殺虫剤 野菜果樹用殺菌剤 自社開発 野菜茶用汎用性殺虫剤 水稲用除草剤 殺菌剤 医薬 次期開発候補剤(疼痛、リウマチ、糖尿病治療薬)の開発 自社ライブラリおよび合成力活用による医薬メーカーとの共同創薬 27 6) 2016年度以降に向けた取り組み 研究開発 先端材料研究棟新設 電子材料研究所(船橋市) 新たな高機能材料の創出 2014年7月完工予定 投資額34億円 機能性 高分子設計 物質科学研究所(船橋市) 精密 有機合成 コア技術力を 最大限に発揮 微粒子制御 電子材料研究所(富山市) 生物評価 無機材料研究所(袖ケ浦市) 生物科学研究所(白岡市) 28 7) 経営指標 % 億円 600 16 14.4 14 売上高営業利益率 12.7 配当性向 30%以上 500 13.4 12 ROE 400 11.4 10 9.6 8 売上高研究開発費率 300 8.9 過去最高益 6 200 4 260 248 174 2 192 198 155 195 204 営業利益 0 100 0 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2015 29 免責事項 本資料に記載されている将来の当社事業に関する見通しは、 資料作成時点で入手可能な情報に基づいて当社が判断した ものであり、将来の当社業績を保証するものではありません。 様々な不確実要素により、実際の業績は予測と大きく異なる 結果になる可能性があります。 また、本資料は投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断で行われるよう お願いします。 ひとつひとつの製品に信頼のブランドを添えて
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