2014/12/22 フランス学概説 12月22日 授業概要 ベルクソン ベルクソン 1.ベルクソンについて 「私は変化する」 2.『創造的進化』 ベルクソン ベルクソン 1.ベルクソンについて 「自然科学的世界観に反対」 Henri Bergson 1859-1941 科学によってはとらえられないものがあることを示そ うとする、ということ。 フランスの哲学者。自然科学的世界観に反対し、物 理的時間概念に、純粋持続としての体験的時間を 対置。精神的なものの独自性と本源性を主張した。 主著に、『物質と記憶』、『創造的進化』など。 ベルクソン ベルクソン 「持続durée」 2.『創造的進化』 時計で計ることのできる客観的な時間ではなく、私 たちが内側から生きる主観的時間。 1) 概要 L’évolution créatrice (1907) 2) テクスト 1 2014/12/22 ベルクソン 創造的進化 1) 概要 第1章 生命活動の進化について 第2章 生命進化の発散的方向性 第3章 生命活動の指し示すものについて 第4章 思考の映画的メカニズムと機械論者たちの錯 誤 ベルクソン 創造的進化 2) テクスト 私は変化するということについて ベルクソン ベルクソン 創造的進化 創造的進化 ① 私は絶えず変化しており、状態そのものがすでに 変化である。 二種類の時間、二種類の記憶について « La vérité est qu'on change sans cesse, et que l’état lui-même est déjà du changement. » - 内的時間(「持続durée」)/外的時間 - 精神的記憶/身体的記憶 ベルクソン著 『意識に直接与えられているものにつ いての試論』および『物質と記憶』を参照 ベルクソン 創造的進化 ② 私は、過去のすべてをまるごと保存しながら、絶 えず変化し、絶えず新しいものとなってゆく。 « Ainsi notre personnalité pousse, grandit, mûrit sans cesse. Chacun de ses moments est du nouveau qui s’ajoute à ce qui était auparavant. » 2
© Copyright 2024 ExpyDoc