8 ガラスとJIS

8 ガラスとJIS
ガラス工事関連日本工業規格一覧
■国際単位系(略称SI)について
JIS R 3106 板ガラス類の透過率・反射
国際単位系(SI)は、
1960年の国際度量衡総
率・放射率・日射熱取得率の
会で新しい単位系として決議されたもの
min(分)
1min= 60s
試験方法
で、ひとつの量に幾つもの単位が存在する
h (時)
1h
= 3600s
d (日)
1d
= 86400s
゜ (度)
1゜
=(π /180)rad
′ (分)
1′
=(π /10800)rad
″ (秒)
1″
=(π /648000)rad
JIS R 3107 板ガラス類の熱抵抗及び建
ようになってしまったメートル法を統一
築における熱貫流率の算定
し、一量一単位の系統的単位をめざしたも
方法
のです。
JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き
板ガラス
日本においては、
1974年にJIS Z 8203
「国
際単位系(SI)及びその使い方」が制定され、
JIS R 3203 型板ガラス
1990年の日本工業標準調査会第399回標
JIS R 3204 網入板ガラス及び線入板ガ
準会議で『すべての規格でSIのみを規格値
ラス
〄JIS R 3205 合わせガラス
とする』と決定されました。
(天気予報で気圧の単位を、
以前使用してい
〄JIS R 3206 強化ガラス
たmbar《ミリバール》からhPa
《ヘクトパス
JIS R 3208 熱線吸収板ガラス
カル》に変更したのは、
この一連の動きによ
〄JIS R 3209 複層ガラス
るものです。
)
JIS R 3220 鏡材
JIS R 3221 熱線反射ガラス
JIS R 3222 倍強度ガラス
〄JIS A 4702 ドアセット
〄JIS A 4706 サッシ
〄JIS A 4710 建具の断熱性試験方法
8章
〄JIS A 5752 金属製建具用ガラスパテ
〄JIS A 5756 建築用ガスケット
ガラスとJIS
〄JIS A 5758 建築用シーリング材
注:JIS番号の左側に〄マークが付いている商品は、JIS指定商品
であり、JISマーク表示制度の適用を受けていることを表し
ます。
また、
JISマーク表示制度の適用の指定は主務大臣が所定の手続
きを経て指定することになっています。
仕様によっては、
JISマークを打刻しない場合があります。
[表1]SIの基本単位
(2013年現在)
量
記号(名称)
長 さ
m (メートル)
質 量
kg(キログラム)
時 間
s (秒)
電 流
A (アンペア)
熱力学温度
K (ケルビン)
物質量
mol
(モル)
光 度 cd(カンデラ)
■SIの構成
SIは7個の基本単位、2個の補助単位(平面
角のrad《ラジアン》
、立体角のsr
《ステラジ
アン》)、接頭語の16個から構成されていま
す。また実用上併用してもよい単位として
[表3]に示すものがあります。
[表2]接頭語
記号(読み方)
132
量
E(エクサ)
1018
P(ペタ)
1015
T(テラ)
1012
G(ギガ)
109
M(メガ)
106
k(キロ)
103
h(ヘクト)
102
da
(デカ)
101
d(デシ)
10 - 1
c(センチ)
10 - 2
m(ミリ)
10 - 3
μ(マイクロ)
10 - 6
n(ナノ)
10 - 9
p(ピコ)
10 - 12
f (フェムト)
10 - 15
a(アト)
10 - 18
[表3]SIと併用される単位
記号(名称)
SI での値
ℓ,L
(リットル) 1ℓ = 10 - 3m3
t (トン)
1t
= 103㎏
8 ガラスとJIS
[表]SIへの換算率表( 部分がSI単位)
N
力
dyn
1×105
1.01972×10-1
1×10-5
1
1.01972×10-6
9.80665
1
9.80665×10
5
Pa又はN/m2
MPa又はN/mm2
1
応 力
kgf
1
kgf/mm2
kgf/cm2
1×10
1.01972×10
6
1
1.01972×10
9.80665×106
9.80665
1
9.80665×104
9.80665×10-2
1×10-2
-6
1×10
1.01972×10-5
-7
1.01972×10
-1
1×102
1
注:1Pa=1N/m2、1MPa=1N/mm2
Pa
圧 力
kPa
MPa
bar
kgf/cm2
atm
mmH2O
mmHg又はTorr
1
1×10
1×10
1×10
1.01972×10
9.86923×10
1.01972×10
7.50062×10-3
1×103
1
1×10-3
1×10-2
1.01972×10-2
9.86923×10-3
1.01972×102
7.50062
1×106
1×103
1
1×10
1.01972×10
9.86923
1.01972×105
7.50062×103
5
1×10
1×10
1×10
1
1.01972
9.86923×10
4
1.01972×10
7.50062×102
9.80665×104
9.80665×10
9.80665×10-2
9.80665×10-1
1×104
7.35559×102
1.01325×105
1.01325×102
1.01325×10-1
1.01325
1.03323×104
7.60000×102
9.80665
9.80665×10
9.80665×10
9.80665×10
1.33322×102
1.33322×10-1
1.33322×10-4
1.33322×10-3
-3
-6
2
-5
-1
-3
-6
-5
-1
9.67841×10-1
1
1
1.03323
1×10
-5
-6
-4
1.35951×10-3
9.67841×10
-5
1.31579×10-3
-1
1
1.35951×10
7.35559×10-2
1
注:1Pa=1N/m2
仕事・
熱量
kW・h
kgf・m
kcal
2.77778×10-7
1.01972×10-1
1
3.67098×105
2.38889×10-4
8.6000 ×102
2.34270×10-3
3.600
×106
9.80665
2.72407×10-6
4.18605×103
1.16279×10-3
1
4.26858×102
8章
エネルギー・
J
1
1
注:1J=1W・s、1J=1N・m
1cal=4.18605J(計量法による)
熱流
kgf・m/s
PS
kcal/h
1
1.01972×10-1
1.35962×10-3
1
1.33333×10-2
8.6000 ×10-1
8.43371
6.32529×102
9.80665
7.355
7.5
×102
1.16279
1
×10
1.18572×10-1
1.58095×10-3
ガラスとJIS
仕事率
(工率・動力)
W
1
注:1W=1J/s、PS:仏馬力
1PS=0.7355kW(計量法施工法による)
1cal=4.18605J(計量法による)
W/
(m・K)
熱伝導率
kcal/
(m・h・℃)
1
8.6000×10
1.16279
1
注:1cal=4.18605J(計量法による)
-1
W/(m2・K)
熱伝達係数
kcal/
(m2・h・℃)
1
8.6000×10-1
1.16279
1
注:1cal=4.18605J
(計量法による)
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