書誌 XML 作成ツール 操作説明書 システム共通 - J-Stage - 科学技術

書誌 XML 作成ツール
操作説明書
システム共通編
科学技術情報発信・流通総合システム
(J-STAGE3)
書誌 XML 作成ツール 操作説明書
システム共通編
2012 年 3 月
(第1.0版)
独立行政法人 科学技術振興機構
書誌 XML 作成ツール
操作説明書
システム共通編
目次
1. はじめにお読みください ............................................................................................................. 1
1.1. 操作説明書について .............................................................................................................. 1
1.2. 本書の構成 ............................................................................................................................. 1
1.3. システム使用にあたっての注意事項 ..................................................................................... 1
1.4. 用語説明 ................................................................................................................................ 2
2. 本システムについて .................................................................................................................... 3
2.1. 書誌 XML 作成までの流れ .................................................................................................... 4
2.2. システム全体の流れ .............................................................................................................. 6
3. 共通機能 ...................................................................................................................................... 7
3.1. 画面の基本構成...................................................................................................................... 7
3.2. 本システムへのログインについて ........................................................................................ 8
4. 本システムの画面の種類と用途 ................................................................................................ 10
4.1. 管理者用画面の種類と用途 ................................................................................................. 10
4.2. テンプレート作成編用画面の種類と用途 ........................................................................... 11
4.3. 書誌 XML 作成編用画面の種類と用途 ................................................................................ 12
4.3.1. 雑誌情報編集 ................................................................................................................. 12
4.3.2. 記事登録(入力) .......................................................................................................... 12
i
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システム共通編
1. はじめにお読みください
科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE3)書誌 XML 作成ツール(以下、「本システ
ム」)は、論文、短報、総説などの記事 PDF を J-STAGE3 に登載するにあたり、典型的な書式の
テンプレートを用いて、J-STAGE3 に登載可能な書誌 XML に自動で変換するシステムです。
1.1. 操作説明書について
本システムの操作説明書は、「システム共通編(本書)」「テンプレート作成編」「書誌 XML
作成編」「システム管理編」の 4 部構成になっています。
本書ではすべてに共通する基本的な機能について説明を行います。
1.2. 本書の構成
本書は以下の構成となっています。
1
2
3
4
5
6
表題
はじめにお読みくだ
さい
システム使用にあた
っての注意事項
用語説明
本システムについて
共通機能
本システムの画面の
種類と用途
内容
本書の構成、本システムで使用する用語、本システムの解説、システ
ム使用にあたっての注意事項を記載しています。初めてシステムを利
用するときにお読みください。
システム使用にあたっての注意事項をまとめたものです。
初めてシステムを利用するときにお読みください。
本書に出てくる用語について解説します。
本システムの概要を解説します。
本システムの全体像を理解する際にお読みください。
すべてのマニュアルに共通する機能ついて解説したものです。
本システムで使用する主な画面の名称と用途について解説します。
1.3. システム使用にあたっての注意事項
1. インターネットに接続できる、以下の環境のPCをご用意ください。
OS
Windows XP,Vista,windows7
Mac OS X
ブラウザ
Internet Explorer8 以上、Firefox 5 以上
Safari5 以上
2. 以下の条件に合致する、記事PDFをご用意ください。
・PDF のバージョン 1.3~1.5 であること
・PDF のセキュリティ(ページの抽出等)が許可されていること
・フォントの埋め込みがなされていること(サブセット埋め込み可)
※但し、PDF のコアフォント 14 種については、埋め込みを必須としない
・文字情報はアウトライン化・ラスタ画像化されていないこと
1
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1.4. 用語説明
3
4
用語
ユーザーID・パスワー
ド
管理者 ID・パスワー
ド
雑誌
記事 PDF
5
書誌 XML
6
JATS 項目
7
ブロック
8
ブロック範囲
9
テンプレート
1
2
意味
ユーザーが本システムにログインするための ID・パスワード。
J-STAGE3 で使用するものと共通。
システム管理者が本システムにログインするための ID・パスワード。
J-STAGE3 で使用するものと共通。
雑誌、ジャーナル、学会誌のこと。本書では雑誌と統一して表記する。
研究論文、短報、総説などの雑誌上の掲載単位のこと。書誌 XML に変
換することで J-STAGE3 への登録が可能になる。
記事 PDF を J-STAGE3 に登録するために、JATS 仕様に基づく書式に則
って XML 化したもの。
J-STAGE3 書誌 XML で利用するタグセット。本システムでは BIB-J タ
イプを対象とする。
システムが自動的に設定した、もしくは利用者が手動で設定した条件
により、記事を大まかに分割する 1 単位。JATS 項目と対応付けるこ
とで記事 PDF の書誌 XML への自動変換が可能となる。
システムが自動的に設定した、もしくは利用者が手動で設定した条件
にマッチする範囲を PDF プレビュー画面上に青枠で図示したもの。
記事 PDF とブロック、およびブロックと JATS 項目との対応付けの各
条件を設定したもの。記事 PDF の自動変換に用いる。
2
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システム共通編
2. 本システムについて
本システムは典型的な記事を利用して作成したテンプレートを用いて、記事 PDF から書誌 XML
を自動生成するシステムです。
生成した書誌 XML は専用のツールで内容を確認・修正し、個別また一括でダウンロードでき
ます。
ダウンロードした書誌 XML は J-STAGE3 に登載する際に利用することができます。
本システムは以下の機能を持ちます。
1. お持ちの記事 PDF から、変換用テンプレートを用い、J-STAGE3 搭載時に使用する書誌
XML・全文テキストを半自動的に生成することができます。
2. 変換用テンプレートは記事 PDF のレイアウトに合わせて自由にカスタマイズが可能です。
3. 書誌 XML や全文テキストは、ユーザーが自由に編集することが可能です。テンプレート
を作成しなくても、テキストボックスに論文タイトルや抄録などのテキストをコピー&
ペーストするだけで、J-STAGE3 搭載時に使用する書誌 XML・全文テキストを簡単に作成
することができます。
3
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システム共通編
2.1. 書誌 XML 作成までの流れ
記事 PDF から書誌 XML を作成する作業は大きく二つのフェーズに分かれます。
1. テンプレートの作成
典型的な記事 PDF を利用してテンプレートを作成します。本システムは登録された記事
PDF をもとにテンプレートの雛形を作成します。利用者が手動で修正を行うことにより、
テンプレートの変換精度を向上させることができます。
※詳細は「テンプレート作成編」を参照してください。
2. 記事 PDF の XML 変換
作成したテンプレートを利用して記事 PDF を書誌 XML に変換します。変換結果は専用の
ツール(XML 編集画面)で確認することができ、変換が正しく行われなかった箇所を手
動で修正することができます。
※詳細は「書誌 XML 作成編」を参照してください。
4
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システム共通編
1. テンプレートの作成
では、[テンプレート管理画面]が作業の基点となります。
本画面からテンプレートの新規作成をすることができ、作成したテンプレートは一覧表
示でいつでも確認・修正することができます。
2. 記事 PDF の XML 変換
では、[記事一覧画面]が作業の基点となります。
本画面からテンプレートを使用した記事 PDF の変換を行うことができます。書誌 XML へ
の変換の終わった記事は一覧表示でいつでも確認・修正することができます。
修正の終わった記事の書誌 XML は本画面からダウンロードすることができます。
5
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2.2. システム全体の流れ
ログイン画面
ID・パスワード
管理者トップ画面
ユーザー管理・
雑誌管理
システム
操作説明書
「システム管理編」
管理
ユーザー管理画面
雑誌管理画面(管理者)
雑誌管理画面
雑誌情報
管理
雑誌情報編集・
テンプレート作成・
記事登録(自動変換)
構造化
操作説明書
(パターン)
登録
テンプレート管理画面
雑誌情報
管理
雑誌情報詳細画面
記事登録
「テンプレート作成編」
操作説明書
巻号管理画面
XML
編集
XML
出力
記事一覧画面
6
「書誌 XML 作成編」
書誌 XML 作成ツール
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3. 共通機能
「テンプレート作成編」「書誌 XML 作成編」「システム管理編」に共通の機能について解説
します。
3.1. 画面の基本構成
「ユーザー名」
(1)ヘッダー部
ユーザーID が表示されます。
ヘッダー部に「J-STAGE」の
「最終ログイン日時」
ロゴが表示されます。
最終のログイン日時が表示されま
す。
「パンくずリスト」
「ログアウト」リンク
パンくずリストを表示
ログアウトします。
し、現在地を示します。
「マニュアル」リンク
マニュアルを表示します。
(2)メインエリア、フッター部
メインエリアに項目を表示
します。
「ページの先頭へ」リンク
各ページの最後に、ページの
先頭へ戻るアンカーリンク
を表示します。
フッター部にコピーライト
が表示されます。
7
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システム共通編
3.2. 本システムへのログインについて
本システムの ID・パスワードは J-STAGE3 で使用するものをご利用ください。
(1)管理者 ID・パスワードでログインした場合は[管理者画面]が表示されます。
[管理者] 画面 トップメニュー
※[管理者] 画面の使い方については「システム管理編」を参照してください。
8
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システム共通編
(2)ユーザーID・パスワードでログインした場合は[雑誌管理] 画面が表示されます。
[雑誌管理]画面
「雑誌情報修正」画面に進み、
雑誌情報の設定を行います。
⇒「書誌 XML 作成編」参照
「巻号一覧」画面に進み、書
「テンプレート作成」画面に進
誌 XML の作成を行います。
み、テンプレートを作成します。
⇒「書誌 XML 作成編」参照
⇒「テンプレート作成編」参照
※[雑誌管理]画面の使い方については「テンプレート作成編」「書誌 XML 作成編」を参照し
てください。
9
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システム共通編
4. 本システムの画面の種類と用途
本システムで使用する主な画面の名称と用途について解説します。
詳細は各々「テンプレート作成編」
「書誌 XML 作成編」
「システム管理編」を参照してくだ
さい。
4.1. 管理者用画面の種類と用途
1
画面名称
管理者トップ
2
ユーザー管理
3
ユーザー情報詳細
4
雑誌管理画面(管理
者)
5
雑誌情報詳細(管理
者)
6
巻号一覧(管理者)
7
記事一覧(管理者)
用途他
・管理者のスタート画面
・以下の目的に応じリンク先をクリックする
ユーザー情報を確認する(正しく登録されているか、など)
古い記事の削除を行いサーバー容量を節約する
ユーザーに代わってテンプレート作成や記事の変換を行う
・管理者がユーザーを検索する画面
検索したユーザーの詳細情報を「ユーザー情報詳細画面」で確
認する。
・管理者がユーザーの詳細情報を確認する画面
正しく登録されているか、ユーザーID が誤っていないかなど。
(J3 本体からの同期が失敗していないかを確認)
→失敗していたらシステム保守担当に連絡(マニュアルには
記載しなくてよい)
この画面からユーザーが扱える雑誌情報に直接アクセスするこ
とができる
・管理者が雑誌を検索する画面
・以下の作業を行うため、雑誌を特定する
古い記事の削除を行いサーバー容量を節約する
ユーザーに代わってテンプレート作成や記事の変換を行う
・管理者が雑誌の詳細情報(使用容量や登録内容など)を確認す
る画面
・以下の目的に応じリンク先をクリックする
古い記事の削除を行いサーバー容量を節約する
ユーザーに代わってテンプレート作成や記事の変換を行う
・管理者が巻号ごとの詳細情報(使用容量や登録内容など)を確
認したり配下の記事を削除したりする画面
・以下の目的のため該当する巻号をクリックする
古い記事の削除を行いサーバー容量を節約する
・管理者が記事ごとの詳細情報(使用容量や変換内容など)を確
認したり削除したりする画面
10
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4.2. テンプレート作成編用画面の種類と用途
1
画面名称
テンプレート管理
2
サンプル PDF アップロード
3
余白設定
4
ブロック一覧
4-1
テンプレート名変更
ダイアログ
5
ブロック詳細設定
6
7
7-1
用途他
・テンプレート管理のスタート画面
・既存雑誌名で登録されているテンプレート名称とステータス(状
態)を表示
・テンプレートの追加(作成)
、編集、削除を選択して作業開始
・テンプレート追加(作成)時にテンプレート作成用サンプルPD
Fをアップロードする為の画面
・テンプレート名称を設定し、サンプルPDFをアップロードする
か既存テンプレートをコピーするかの選択を指定
・処理中は「処理中画面」を表示
・アップロードしたサンプルPDFの構造化対象範囲を定義する為
に余白サイズを指定する画面
・編集中テンプレートの余白サイズを変更する場合も本画面を使用
・処理中は「処理中画面」を表示
・余白設定で定義された構造解析対象範囲のテキスト内容にブロッ
ク化処理を行う画面
・最初のアップロードしたサンプルPDFの場合は自動解析処理さ
れた結果のブロック特徴情報がブロック化されて表示されるので、
内容確認して必要な構造化処理へ手動で下記5~7へ遷移
・本画面では、複数のブロックの抽出条件が同じ個所に該当する場
合は、順序が前のブロックから割り当てられ、順序が後のブロック
では前の割当済みを除いた該当箇所が抽出されるので、自動化ブロ
ック順序を手動設定で変更できる
・本画面から「テンプレート名変更ダイアログ画面」を呼び出して
テンプレート名を修正できる
利用者がテンプレート名の変更を行うときに使用する。
※テンプレート名は単に識別用に使うのであまり大きな意味は
ない。
・ブロック一覧で自動解析されたブロック内のブロック特徴情報を
手動で修正設定する画面
・設定の完了を確認して手動で「ブロック一覧画面」に遷移
JATS項目割当
・ブロック一覧及びブロック詳細設定で作成されたテキストブロッ
クと書誌情報XML要素紐付けの為に各々の特徴情報項目をJAT
S項目に対応して指定する画面
・設定の完了を確認して手動で「ブロック一覧画面」に遷移
JATS詳細設定
・
「ブロック一覧画面」
「ブロック詳細設定画面」「JATS項目割当
画面」での必要処理が完了した後に、メタ特徴情報を手動で設定し
文言をJATS項目に紐付ける画面
・メタ特徴情報については、システムが準備に準備したプリセット
を「プリセット読み込みダイアログ画面」で設定できる
・設定の完了を確認して手動で「ブロック一覧画面」に遷移
プリセットパターン 利用者が、システム側であらかじめ用意した設定内容のプリセッ
読み込みダイアログ トパターンを選択するダイアログ。
※論文の記述パターンは主要なものとなるため
11
書誌 XML 作成ツール
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4.3. 書誌 XML 作成編用画面の種類と用途
4.3.1. 雑誌情報編集
用途他
・利用者が雑誌情報を確認する
・以下の目的に応じリンク先をクリックする
雑誌情報を編集する(編集した内容は書誌 XML のデフォルト値
となる)
再利用のため、外字・テンプレートの雑誌間コピーを行う
外字の一括登録や外字の代替テキストの編集を行う
2
雑誌情報編集
・利用者が雑誌情報を修正する
3
雑誌情報登録確認
・利用者が修正した雑誌情報を確認し、保存するかどうかの決定
を行う
4
テンプレート・外字 ・利用者が再利用のため、外字・テンプレートの雑誌間コピーを
コピー
行う
(外字やテンプレートは一つの雑誌内でのみ共有できるため)
5
外字管理
・利用者が外字の一括登録や外字の代替テキストの編集を行う
1 点ずつ登録することもできる。
5-1 代替テキスト編集ダ 利用者が、挿入した外字画像をマウスオーバーした時に表示する
イアログ
代替テキストを修正する。
1
画面名称
雑誌情報詳細
4.3.2. 記事登録(入力)
1
画面名称
巻号管理
2
巻号登録
2-1
3
巻追加ダイアログ
記事一覧
4
変換 PDF 登録
用途他
・利用者が巻号一覧を確認し、新しい号を作成するか、既存の号
で作業を行うかを判断しリンクをクリックする
・巻 0、号 0 で設定すると早期公開扱いとなる(通常は本公開)
※早期公開とは雑誌が出来ていない状態で論文を公開するこ
と。
・利用者が新しい巻や号を登録する
・雑誌の新しい号の記事 PDF を書誌 XML 変換する場合、この作業
が必要。
利用者が新しい巻を作成するときに使用する。
・利用者が以下の目的に応じ作業を行う
変換する記事 PDF を登録し、作成したテンプレートを用いて変
換を行う
変換の終わった記事 PDF の書誌 XML を確認し、必要に応じ内容
を修正する。
内容の修正・確認の終わった書誌 XML を一括または個別にダウ
ンロードする
・利用者が変換を行いたい記事 PDF を登録し変換を実行する
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書誌 XML 作成ツール
5
画面名称
XML 編集
5-1
外字挿入パネル
5-2
画像挿入パネル
5-3
6
JaLC 検索ウィンド
ウ
記事履歴
7
XML 確認
8
9
号情報確認
号情報編集画面
10
号情報登録確認画面
操作説明書
システム共通編
用途他
・変換の終わった記事 PDF の書誌 XML を確認し、必要に応じ内容
を修正する。
・変換対象外の項目が存在し、手動で書誌 XML に情報を追加する
ことができる。
・変換の終わった書誌 XML にはデフォルト値として
雑誌情報、号情報が挿入される。雑誌情報と号情報で内容が重
複する場合は号情報が優先される。
利用者が書誌 XML に外字を表示するため、外字画像の登録および
挿入を行う
利用者が書誌 XML に画像・構造式・数式を表示するため、画像の
登録および挿入を行う
利用者が引用文献へのリンクが正しく貼られているかの確認を
行う。必要に応じて修正を行う。
利用者が書誌 XML の過去バージョンの確認や復帰を行う。
誤った修正を行った場合に使用する。
利用者が Web プレビュー画面で書誌 XML の内容を確認できる。
表示できる内容は J3 本体で表示されるものと同じレイアウトで
あるが、
下部に J3 本体では表示できないメタ情報をリスト形式で表示す
る。
利用者が号情報を確認し、号情報を編集するか否かを判断する。
利用者が号情報を編集する。(編集した内容は書誌 XML のデフォ
ルト値となる)
利用者が号情報の編集内容を確認し、決定する。
以上
13