最新無線・EMC規制情報 ~ 欧州/北米 - UL | Japan

UL Seminar 2014
最新無線・EMC規制情報
~欧州/北米/日本を中心に~
UL Japan, Inc.
技術サポートグループ
橋本 哲哉
2014年11月25日、11月26日
© 2014 Underwriters Laboratories Inc.
Agenda
1.欧州
2.米国、カナダ
3.日本
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欧州
RE指令発行
2014年5月22日発行 (2014/53/EU)
R&TTE指令(1999/5/EC)に置換わる、Radio Equipment Directive(RE指令)が発行
 2014年3月20日に公表された最終ドラフトからの変更は、EMC指令(2014/30/EU)、
低電圧指令(2014/35/EU)の指令名挿入、各移行期間等の日付の挿入のみ。
 新指令は2016年6月13日施行、2017年6月13日までが移行期間となる(第48条)。
従って、1999/5/ECは2016年6月12日まで有効。
2016年6月12日までは1999/5/ECでの適合宣言は可能であり、
2017年6月12日までは1999/5/ECに適合した製品は新規上市可能。
2016年6月13日以降、1999/5/ECの適合宣言は不可。
問題の機器登録制度は、一部機器に対して、2018年6月12日 開始予定(第5条)
CEマーキングの電子表示は、現時点で可能との判断は出来ない(第47条) (2018年6月
12日までに検討される)
今後、受信機はRE指令のスコープとなるため、放送受信機も含めてETSI(欧州電気通
信標準化機構)としてどのように対処するか懸念事項がある。また、CISPR(国際無線
障害特別委員会)との関係も微妙。
指令の適用は、2016年6月13日から(第49条)となっているため、即時の適用を行う必要
はない。(現時点では整合規格、NBも存在しないため適用は不可)
3
欧州
R&TTE⇒RE指令 移行スケジュール
2014年5月22日
2016年6月13日
R&TTE
指令
宣言可能
指令発行
2016年6月12日まで
1999/5/ECでの適合宣言、上
市が可能
2017年6月13日
2017年6月12日以前に新規上市
された製品の継続販売は可能。
第48条:“the making available
on the market or putting into
service”を許可。製造者、輸入者
などが関与する上市(Placing on
the market)は2017年6月13日
以降は不可(新規上市と見なされ
る)
R&TTE
指令
宣言不可
指令施行
移行期間終了
2017年6月12日まで
1999/5/ECでの適合宣言不可、
上市は可能
RE指令のみ有効
整合規格は2016年
6月13日に発行さ
れる??
上市(Placing on the market)
「特別な法規制がなければ、製造者または製造者のEU域内法定代理人、輸入者が保管している製品」は上市
には該当しない。上市は、製造者から輸入者への段階で生じるものではなく、輸入者が流通業者に出荷した段
階であり、輸入者が製造者や製造者のEU域内法定代理人と同様の位置づけになっている。
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欧州
ニューアプローチからNLFへ
ニューアプローチ(グローバルアプローチ)の要点
 製品分野毎の包括的指令 ⇒ 製造者又はその代理人が適合性を宣言
 EU域内で自由流通を保障 ⇒ セーフガード条項を除き、流通を妨げられない
 「必須要求事項」 ⇒ 指令はやや抽象的な要求のみを規定する
 技術的な基準は欧州整合規格:適合を“推定”する ⇒ 整合規格と矛盾する国内規格
は廃止
 国家特有の認可制度廃止:NBの判断が要求される場合がある ⇒ NBの判断は欧
州全域で有効
 CEマーキング ⇒ 該当する全ての指令の全ての必須要求への適合を示す
 適合性評価の方法 ⇒ モジュール方式を採用
グローバルアプローチに関する決定は
Dec 768/2008/ECによって更新され廃止
★ニューアプローチ
製品の安全性、品質の基準に重点(1985年)
★グローバルアプローチ
製品の適合性評価に重点(ニューアプローチ
の不足を補った)(1989年)
NLF(New Legislative Framework)の要点
 Simplification(簡素化) ⇒ 指令の共通の枠組みを作成
 Think Small First(中小企業の考慮) ⇒ 中小企業の声を反映 (管理要求の削減)
 市場監視 ⇒ CEマーキング乱用の防止、経済担当者の役割明確化
 ニューアプローチの概念は継承
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欧州
指令改正に当たり、NLFとは
NLF=New Legislative Framework(新しい法的枠組み)
• 全てのニューアプローチ指令に適用
• EMC指令、R&TTE指令なども含まれる
• 2つの規則(Regulation)と1つの決定(Decision)がベース
Regulation 764/2008(2009年5月13日強制):勝手な要求を作るな!
他の加盟国で法律に基づき売買される製品への特定国内技術規則の適用の手順を定
めた規則
⇒ このような状況を加盟国は委員会に報告する義務がある
Regulation 765/2008(2010年1月1日強制):市場監査を確実に行う!
製品の売買における認定と市場監査についての要求事項を定めた規則
⇒ 加盟国は市場監査の責任機関を指定し製品に関するリスクについての苦情や報告
の処理手順を定める
Decision 768/2008/EC:指令のフレームワーク
製品の売買のための共通の枠組みに関する決定。モジュールの定義
⇒ フレームワークであり強制の概念ではない。欧州委員会、欧州議会、EU理事会に
対し、政策的に委任することを制定
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欧州
Decision 768/2008/EC:指令のフレームワーク
Annex I
定義、関係者の義務、CEマーキング、DoCの原則、緊急処置、NBについて
Annex II
適合性評価手順(Module)について
Annex III
EC適合宣言について
これを逸脱できるのは、正当性が認められた場合のみ
2014年3月29日に更新(NLF整合)された指令
2014/28/EU 民生用爆薬指令(93/15/EC)
2014/29/EU 単純圧力容器指令(2009/105/EC)
2014/30/EU EMC指令(2004/108/EC)
2014/31/EU 非自動質量計指令(2009/23/EC)
2014/32/EU 計量機指令(2004/22/EC)
2014/33/EU リフト指令(95/16/EC)
2014/34/EU 防爆機器(ATEX)指令(94/9/EC)
2014/35/EU 低電圧指令(2006/95/EC)
NLF整合規格の意味(Reg 765/2008、Dec 768/2008/EC、Reg 1221/2009(エコ、環境)):
製造者はISO 9001に認定された工場で生産を行い、ISO/IEC 17025で認定された試験所
で試験を行い、ISO/IEC 17065で認定された認証機関で認可を受けた製品であれば適合
推定が可能となるという概念 ⇒ 必ずしも強制ではない!
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欧州
RE指令 R&TTE指令 比較-1/3
RE指令
R&TTE指令
通信端末機器は対象外(RE指令)
通信端末機器は対象(R&TTE指令)
情報通信用受信機は放送受信機を含め対象
放送受信機は対象外
(第1条)
無線機器は無線測位(Radiodetermination)を含む 言及なし
(第1条)
専門化が研究等目的で使用するものは対象外(市場 言及なし
入手できないこと)(Annex I)
使用周波数範囲:3000 GHz以下(下限9 kHzの削
使用周波数範囲:9 kHz~3000 GHz
除)(第2条)
経済担当者の定義明確化 (第2条、第10条~第15条) 経済担当者はBule Guide参照(強制力なし)
要求がガイドラインから指令内へ(強制力)
製造者のサンプル試験要求(第10条)
言及なし
無線機器は少なくとも1つの加盟国で動作できること 他国要求のためにNB検証を行い、非EU市場向
(NB検証の不正利用、他国使用防止)(第10条)
けの製品にCEマーキング貼付し適合性を表明??
本質的安全要求は人以外の動物も対象(対象範囲 言及なし
の明確化要)(第3条)
ソフトウエアは無線機器との組み合わせによって認 言及なし
められる(第3条、第4条)報告要求は別途検討。ソフト
←ソフトウエアの対象範囲の明確化要
ウェア記載は全ての機器(第10条、Annex V、VI)
ポータブル機器の共通充電器は必須要求事項に含 言及なし
まれる(マイクロUSB:2018年6月12日までに明確
←充電器の対象範囲の明確化要
化)(第3条、第47条)
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欧州
RE指令 R&TTE指令 比較-2/3
RE指令
R&TTE指令
特定品目の機器登録要求:費用の負担は誰?
言及なし
2018年6月12日開始予定(第5条)
適合性評価手順の簡素化:Module A、B+C、Hの Module A、Aa(特定試験)、Aa+(TCF)、Hであり、
NLFに沿っていない
み(第17条)
適合宣言書の翻訳要求(公用語であれば問題ない 指令の言及はないがガイドラインにおいて公用語
1ヶ国語でよいとされた
と思われる)(第18条、Annex VI)
簡易DoCを許可。正式版のWebアドレス必須
指令での言及はなくガイドラインで許可。
(第18条)
Webアドレス要求は変更なし
一つのDoCとは全てのDoCをまとめたもの(1枚でな 明確な言及はないがBlue Guideにおいて1つの
くとも可)であり、単に複数をまとめたものではない。 DoCとされた
適合推定の宣言を行うのは製造者(第18条)
DoCへ写真要求なし
適合宣言書にはカラー写真を含めることは可能
(Annex VI*機器の識別に必要な場合
CEマーキングは製品と梱包に貼付(マニュアル要 製品/梱包/マニュアルへのCEマーキング要求あり
求は削除)(第20条)
CEマーキングとNB番号の高さは同じ(第20条)
指令での言及はなくガイドラインに記載
管理要求(CEマーキング含む)の電子表示は、2018 言及なし
年6月12日までに検討されるが、現時点では不可
(第47条)
アラートマーク、告知の削除(序文24)
要求あり
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欧州
RE指令 R&TTE指令 比較-3/3
RE指令
R&TTE指令
機器は型式、バッチ又は製造番号又は識別可能な 機器には、型式、製造ロットまたは製造番号、製
他の要素、製造者(輸入者)名、登録商標又は登録 造者、又は市場出荷に責任を有する者の名前を
商標マーク及び問合わせ先を機器上に示す(第10条 表示
←同じであっても製造者(輸入者)名、商標を要求
、第12条)製造者及び輸入者へ要求
機器の大きさや性質により不可能な場合、梱包上又 言及なし
は機器の添付文書内に示す。住所、使用制限情報
等も物理的問題により、梱包、マニュアル上を許可 ←不可能はデザイン的理由は不可(製造者判断)
(第10条、第12条)連絡可能な場所を要求
←コンタクトポイントは一つの加盟国で可
技術文書(TCF)はNBの理解できる言語でよく、翻訳 ガイドラインでは要求があった場合のみ翻訳
不要(第21条)ドラフト過程で翻訳要求をしていた
NBはCertificateを発行、Certificateにレポートを伴う NBはOpinionを発行、4週間以内の要求あり
(第26条、第34条、Annex III)
NB番号表示は完全品質保証(Annex IVのみ可能) Module Aa(III)、Aa+(IV)、H(V) 全てにNB番号の
(第20条、Annex IV)
貼付許可
NBの管理要求の強化(第22条~第38条):規格化活 指令Annex VIに言及されたのみ
動への参加、情報交換
共有、隣接帯域はいかなる場合でもイミュニティを要 言及なし
求(序文10)
ワイヤレス充電は今後(RE指令は通信を意図)
双方に言及なし
欧州委員会主導の規則(EU)No.182/2011(実施権 TCAM(Telecommunication Conformity
限行使を統制する仕組み)に基づくTCAM等の委員 Assessment and Market Surveillance
会による施行法(新コミトロジー)(第44条、第45条) Committee)主導の小委員会方式(旧コミトロジー)
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欧州
R&TTE指令整合規格
■9月12日 2013年10月の更新からほぼ1年ぶりの更新
今回から掲載されている整合規格が最初にいつ掲載されたかのカラムが追加(大幅な誤記)。
電力線通信(PLC)規格のEN 50561-1、適用日などを明確化した、EN 50566及びEN 55032の
AC(Amending Corrigendum)の追加、EN 60950-1/A2、EN 61000-3-3:2013、EN 301 908-2、
EN 301 908-13、UWB規格であるEN 302 065シリーズなどの掲載
■11月14日 初回掲載日の修正(未だに誤っている箇所有り)、誤って削除されたEN 301 48934 V1.3.1の再掲載、EN 302 961-2 V1.2.1のDOC(Date of cessation)記載(2015年4月30日)
これまでNoteにあったEMC指令、低電圧指令の整合規格
の使用に関する文言が削除されたが11月に再掲載?
無線に関わらない部分の自己宣言 (RE指令により明確化)
NB関与は無線規格に関わるものであり、EMC面、人体曝露を含む安全面に関しては、
たとえ整合規格を用いなくとも自己宣言が可能。現行のR&TTE指令も不明確ではあった
が、同様と考えられる。11月に混乱を避ける為に整合規格利用は再掲載
多くの内容が議論される。
RE指令ガイドライン作成ワーキンググループの発足
今後の動向に注目!
• 保護の対象とされるDomestic Animal(家畜)の範囲
• これまで対象外であった電池駆動の放送受信機の安全要求の扱い
• アラートマークが削除されたが、ユーザーへの制限情報の提供の方法
• 適合宣言書に関する他の指令以上の要求など
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欧州
2014年3月29日
新EMC指令
(2014/30/EU)
発行
新EMC指令発行
旧指令廃止
(第45条)
加盟国は適用する
(第43条/ 第44条)
2014年4月20日
加盟国の適用準備開始(第46条)
2016年4月20日
適用開始
移行期間なく発行
2016年4月20日までに新指令で適合宣言せず、新規導入を行う場合、適合宣言(DoC)をその日に書
き換える必要がある。欧州委員会は適用日以前に新指令での適合宣言は好ましくないとし、非公式に
2016年末までは各機関に実際的な運用(旧指令の適合宣言を認める)を指示
※旧EMC指令(2004/108/EC)発行時の例
• 2005年1月20日有効
• 2007年1月20日公表(加盟国は本期日までに自国の法制化)
• 2007年7月20日適用(各加盟国の周知期間)
• 2009年7月20日強制(旧指令適合品の販売不可)
⇒ 整合規格は予定通り2007年7月20日に発行された。
2014年3月20日
Blue Guideも合わせて更新
Reg 765/2008とDec 768/2008
への整合が主
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欧州
新EMC指令発行
適用範囲
新たにEU市場に出荷される製品で、あらゆる販売形態(オンライン販売を含む)に適用
■対象機器
• 「あらゆる装置」又は「固定設備」:エンド・ユーザー向けに意図された機器、及び機器の組み
合わせ(コンポーネント又はサブアセンブリ)、特定の場所において恒久的に使用することが
意図される固定設備(組み込み機器も含む)
• ある範囲の場所の中を移動して動作させることを意図した装置、及び該当する場合、その他
の機器の組み合わせとして定義される「移動設備」
• 対象は市場で入手可能となるもの(making available on the market)
• 電気通信端末機器(R&TTE指令からEMC指令対象へ)
■対象外の機器
• R&TTE指令(1999/5/EC)が適用される機器
• 既に流通されている機器
• 航空用製品、部品及び器具(今後適用範囲に入る可能性がある)
• アマチュア無線家が使用する、市販されない無線機器
• 基本的に、他への電磁妨害を生じず、また他からの電磁妨害を受けない機器(ケーブルなど)
• 研究開発施設内でその目的のみのために使用される特注の専門家向け評価用キット
• 放送受信機(RE指令対象へ):電圧制限なしにRE指令適用のため低電圧指令(LVD)が必要
ただし、2016年6月から2017年6月12日の間はEMC指令を適用可能
• 9 kHz未満で動作する機器(EMC指令からRE指令対象へ)
• “Own Use(製造者工場内での使用等)”はCEマーキングの対象外であるが適合は必要
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欧州
新EMC指令発行
各事業者の責任の明確化と強化
Notified Body(NB)
・NBの責任が重くなった(第4章)
・NB間の協調及び協力の推進:規格化などの情報収集に参加する(第36条)
・旧EMC指令のNBは、ISO/IEC17025のみの認定であるが、ISO/IEC 17065、ISO/IEC
17020の評価の必要性があり、基本的には再評価される。(完全なModule Bへの対応のため)
・最新の技術を監視し、製造者に通知
・型式証明書の停止などの状況を指定調査機関に通知
経済担当者 (製造者・現地代表者・輸入業者・流通業者の4つに分類し、義務を明確化)
【製造者】
・NB適用時、1つのNBを選択、製品の変更はNBに通知必要
・EU域外の製造者:欧州域内の経済担当者に適合性評価を委ねられない。適合性に責任。
・製造者のみEEA(欧州経済領域)外可、必ずしもEEA外の製造者の現地代表は不要
・Single Contact Pointとは一つの加盟国で可。製品毎に異なってよい
【輸入業者】 (インターネット購入は輸入業者ではない!)
・適合宣言書のコピーの保管。要求された場合、技術文書を提出できること(変更なし)
【流通業者】
・本指令の適用日より前に、すでに販売チェーンにある市場へ出荷されている装置、つまり在庫
品を供給することは可能(新規導入とは見做されない)
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欧州
新EMC指令発行
注意点 / その他
新EMC指令の適用にあたっての注意点
• EMC指令は水平指令であるため、RE指令などの垂直指令が優先される
• 新EMC指令のNBサービスは、NANDOに掲載されるまで正式に提供できない
• 指令の均一な実施のため、実施権限を定めているReg 182/2011(各加盟国が欧州委員会の
実施権限の行使を統制する仕組みに関する規定及び一般原則)に従う
その他 要点
• 適合性ルートは変更なし(Module A、 Module B+Cのみ)。機器(Equipment)に含まれる固定
設備には適用不要 ⇒ 優れた工学技術(NB関与は可)。大型機器として扱えばCEマーキング
可能、NB関与も可能
• 定義の増加(新規17を含め合計25)。 NLFへの整合のため。電磁妨害の定義明確化:必要な
信号以外(自然現象又は不要な信号のみを指し、必要な信号を除く)
• 序文には重要事項がある:第9条3項に要求される輸入者の住所が記載できない例として、パ
ッケージを開けなければいけないことが記載。住所だけでなく、Webアドレスの記載推奨(梱包
可)。現地代表者の住所等は不要(製造者と輸入者の住所が必要)
• 複数のDoCの使用は許可 ⇒ パッケージとして製造者が管理。適切な言語に翻訳されること。
サイン者はEEA域外でも可能 ⇒ 継続出荷は新EMC指令対応のために書換えが必要
• CEマーキング:第30条とReg 765/2008のAnnex 2を確認。Reg 765/2008に従い5mm以上
とする必要がある(EMC指令はサイズを指定していない)
• リスク評価は整合規格を適用した場合であっても、考慮する必要があるが手順の言及はない
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欧州
EMC指令、一般製品安全指令整合規格
2月25日 EMC指令の整合規格更新
• R&TTE指令の整合規格としてDoC(適合推定停止日)の記載なく掲載されたEN 55032:2012
がDoC=DoW(本規格に矛盾する国内規格の終了日)として掲載
• PLC(電力線伝送)に対する規格、EN 50561-1:2013の整合
(DoCの掲載はないが、DoP:2014年10月9日/ DoW:2016年10月9日)
• EN 55013:2013、EN 55015:2013、EN 55103-1:2009/A1:2012、EN 61000-3-3:2013が
整合
(EN 50561-1は適用したほうが得!!)
7月11日、10月10日 一般製品安全指令(2001/95/EC) 整合規格発行
ニューアプローチ指令との関係性
一般製品安全指令
• ニューアプローチ指令でカバーされる製品は、ニューアプローチ指令が優先される。
• 製品がニューアプローチ指令又はその他の共同体法でカバーされない
• 全ての安全面及びリスクが、ニューアプローチ指令又はその他の共同体法でカバーされない
製造物責任法(PL法)
• ニューアプローチ指令と製造物責任法は、補完的な要素となる
• ニューアプローチ指令の目的は公益の保護(健康、安全、消費者保護、商取引保護、環境)
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欧州
その他 1/4
CEマーキング関連
★BlueGuide 4.5.1.4項に記載
掘り込み式CEマーキング
★Reg 765/2008に従う
•2012年10月:議論開始
•2013年5月:ADCO(R&TTE指令の管理協力グループ)は認めないという声明を公表
⇒ R&TTE CAはこれを受け入れなかった!
•2013年11月:R&TTE CA会合で、欧州委員会が認める方針を示唆
•2014年1月27日:ADCOは公式に認める声明を公表
一般市場で入手できる機器へのCEマーキング
埋め込み医療機器などであったとしても、一般市場で入手できる機器はCEマーキングが必要で
あるとの見解が、 4月8日 R&TTE CAより正式に公表。(REFDOC12)(CEは通関マーク!)
4月14日 軍事用使用機器 (Q&A)
R&TTE CAは軍事用使用の機器についてのQ&Aを公表。軍事使用の機器はR&TTE指令から
は除外。しかし、EMC指令、低電圧指令(電圧範囲あり)は適用される場合がある。
軍事用ジャーマーであれば、EMC指令には適合できないため、結局CEマーキングは不可
5月8日 安全、市場監視規則案 掲載
・ 消費者製品安全(CPSR)規則案
4月15日 欧州議会によって承認
http://register.consilium.europa.eu/content/out?lang=EN&typ=ENTRY&i=ADV&DOC_ID=ST%208982%202014%20INIT
・ 製品の市場監視(MSR)に関する規則案
http://register.consilium.europa.eu/content/out?lang=EN&typ=ENTRY&i=ADV&DOC_ID=ST%208984%202014%20INIT
順調に進めば2015年中に有効。原産国表示の義務化など懸念事項をさらに議論の可能性。
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欧州
その他 2/4
TGN(Technical Guidance Note)関連
TGN17 (更新:3月18日):人体曝露に関する要求ガイドライン (Ver4.0)
• 新RE指令への対応
• EN 50566(人体SAR 整合規格)などの記載
• 低電圧指令が適用できる場合、NB関与なしで適合性評価が可能であることなどが記載
【問題点】 (10月16日 Ver5.0:RE指令の記述のみ追加で修正は行われなかった)
未だEN 50361が一部EN 62209-1に置き換わっていないなど
R&TTE CA側も
TGN32 (EMC)(新規:4月) :テストレポートの詳細な結果に関する要求 TGN 18更新予定
EMCテストレポートにおいても試験結果のみのレポートは適切ではない。イミュニティ試験なども
結果のみでなく、実際の動作情報などを記載し、そのレポートを使用するNBや製造者の判断を
容易にするために詳細な情報の掲載が望まれる。
TGN33 (EMC)(新規:4月) :小型船舶
小型船舶の試験で、ICOMIA(マリンレジャー産業に関する国際組織である舟艇工業会国際評
議会)が示す、GUIDELINE 49-13に従うべき。このガイドラインには、EN 60945、EN 55012、
IEC 60533などを参照し、適切な規格を選択することが記載されている。
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欧州
その他 3/4
7月 欧州域内におけるClass 1とClass 2のリスト更新
Class 1 (制限なく使用可能)
ライセンスネットワーク下で使用される機器はClass 1と見做せる
Class 2 (現行R&TTE指令では、基本的にアラートマークを要求)
屋内使用制限のある5 GHz帯及びUWB機器など
※新RE指令では、アラートマーク要求が削除されるため、Class1の概念も削除!?
http://ec.europa.eu/enterprise/sectors/rtte/documents/index_en.htm#h2-5
9月1日 700 MHz帯の再配置
将来的に700 MHz帯をブロードバンド機器に対して有効利用するために再配置を計画。
9月3日 特別なイベントなどに使用されるラジオマイクの周波数再配置を決定
800 MHz(821MHz~832 MHz)帯、1800 MHz (1785MHz~1805MHz)へ
・Frequently asked questions: radio spectrum and UHF band
・2014/641/EU
10月8日 新システム(eCompliance system)の検討を開始
製品情報などを登録するシステムであり、以下、現在考えられる5つのオプション。
1. 現行どおり何もしない
2. 欧州委員会として中央登録システムを持つ
3. 1と同様であるが強制力を持つ
4. 経済担当者が個別のシステムを持つ
5. 電子ラベルに特化する
意見提出期間
2014年11月30日まで
(2、3の意見は3を支持)
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欧州
その他 4/4
10月9日 決定 2014/702/EU発行 (2015年2月1日から有効)
決定2007/131/EC
(UWBの周波数要求)の更新
http://www.erodocdb.dk/Docs/doc98/official/pdf/2014702EU.PDF
【更新内容】
• 第2条 EIRP、平均EIRP、ピークEIRP、総放射電力密度の定義修正、最大EIRP定義削除、オンボ
ードエアクラフト、LTI定義追加
• 第3条 加盟国への要求変更
• 列車使用リミットの変更
• センシング機器のリミット追加と変更
【追加内容】
• 一般リミットのLow duty cycle (LDC)、Detect and avoid (DAA)を使用した場合の緩和
• トラッキングシステムの追加
• オンボードエアクラフトのリミット追加
11月6日 携帯電話の共通充電器
携帯電話の共通充電器に関してのファイナルレポートを公表(2014年8月22日付)
http://ec.europa.eu/DocsRoom/documents/7432/attachments/1/translations/en/renditions/native
⇒ http://ec.europa.eu/enterprise/sectors/rtte/documents/index_en.htm#h2-6
共用化によりもたらされる利益、電気廃棄物の削減、その他のポータブル機器への影響を分析
Part I :携帯電話とその充電器の市場における覚書の影響評価。
Part II :覚書がEU市場での他の小型携帯用電子機器にもたらす間接的可能性のある影響の評価
Part III:携帯電話、その他のポータブル充電式機器の充電の更なる調和のための異なった政策
オプションの潜在的影響の事前評価
20
欧州
RAPEX (緊急警告システム)
3月25日 RAPEX (Rapid Alert System for non-food dangerous products)
RAPEXは食品以外の分野における、消費者に危険を与える恐れのある製品に対しての緊急警
報システム。10周年を迎えるに当たり欧州委員会が統計を発表。報告数値は増加傾向。
★件数:2,364、参加国:31(EU28か国+ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)
⇒ http://europa.eu/rapid/press-release_MEMO-14-214_en.htm?locale=en
⇒ http://europa.eu/rapid/press-release_IP-14-311_en.htm?locale=en
⇒ RAPEX Weekly Alerts
被通知国
製品カテゴリ別の通知
化粧品
(106),
自動車
(160), 4%
電化製 7%
品および
機器
(207), 9%
その他,
11%
衣類、
繊維、
ファッショ
ンアイテ
ム(583),
25%
絞殺
(266),
9%
不明,
10%
EU&EEA
, 15%
玩具
(580),
25%
被対象項目
電気
ショック
(329),
12%
中国,
64%
窒息
(398),
14%
負傷
(656),
23%
化学物質
(580),
20%
21
欧州
EMC指令 市場監査
対象製品の生産国と適合性
参加した市場監査当局(MSA):14
対象製品:55 (ソーラーパネルインバーター)
評価期間:2014年1月1日~6月30日
生産国の偏り、対象製品が少ないた
め、統計的に有効な結論ではない。
総合結果
生産国
評価した製品数
適合
中国/台湾
16 (中国16、台湾3)
0 (0%)
EU/スイス
32
5 (16%)
その他の国
3 (イスラエル1、タイ2)
0 (0%)
不明
1
0 (0%)
合計
55
5 (9%)
アドミ関係適合
評価数
全体適合
エミッション
適合
アドミ
CEマーキング
適合宣言(DoC)
55
5(9%)
18(33%)
21(38%)
52(95%)
33(56%)
個別の分析
■DoC 評価:41/55が評価可能。うち33適合(全体の56%)
【詳細】
・EMC指令への参照、装置ID、経済担当者の詳細:100%適合
・規格年号:83%適合
・DoC自体:98%適合
・製造者の代理人:90%適合
・製造者の代理人のサイン:98%適合
■技術文書:対象19のうち17が評価可能
うち12適合(全体の63%)
エミッションの適合性は、
DoC/技術文書に依存する
■150 kHz以下のエミッション調査 (参加MSA: 9)
37のEUTを試験、うち14がEN 55011 表8のリミットへ適合(38%) :電源端子(9 kHz~150 kHz)
■DCポートの調査 (参加MSA: 10)
42のEUTを試験、うち18が適合(43%):DC電源ポート EN 61000-6-3のエミッション要求
22
欧州
R&TTE指令 市場監査
対象製品
参加した市場監査当局(MSA):14
対象製品:47 (携帯電話リピーター:個人使用)
評価期間:2014年1月1日~5月31日
サンプルはインターネット販売などで
各市場監査当局が3~10をサンプリング
総合結果
原産国
極東:83%
広帯域製品
86%
900MHz帯アンプ
83%
ゲイン60dB~69dB
46%
47:42(アドミ)、41(テクニカル)、36(認定試験所)
アドミ関係適合
評価数
同条件
全体
適合
技術基
準適合
全体
CEマーキング
適合宣言
(DoC)
技術文書
マニュアル
31
2(6%)
10(32%)
3(10%)
11/47(24%)
18/42(43%)
9/27(53%)
26%
個別の分析
■アドミ 評価:同一条件での31/47が評価可能
■技術評価:
【詳細】()内は不適合数
・CEマーキング:レイアウト(12)、アラートマーク(17)、
製造者名(8)、バッチ/シリアル(3)の不備など
・適合宣言入手可能:64%
・技術文書入手可能:63%
・マニュアル:出荷国表示(19)、使用方法(6)、使用制限(15)
対象別:広帯域製品(16%)、バンド切替タイプ(100%)、
全体(28%)適合
基準別:伝導(14%)、放射(16%)、相互変調(75%)、
帯域外放射(79%)、周波数エラー(20%)、適合
その他、自動セットアップ、可変ゲイン、自動停止、
可入力保護などとの適合率も低い(20%前後)
■適用規格:EN 300 609-4 V10.2.1(GSM)、EN 301 908-11 V5.2.1(UTRA)、
EN 301 908-12 V4.2.1(CDMA2000)、EN 301 908-15 V5.2.1(E-UTRA)
■来年度は遠隔操縦航空機システムを対象予定:
MSAは、引き続きNLF(Reg 765/2008)に基づき市場監査に協力、遂行する
23
Agenda
1.欧州
2.米国、カナダ
3.日本
24
米国
FCC 14-2(レベルプロービングレーダー)
3月6日 §15.256 レベルプロービングレーダー(官報掲載) * 4月7日有効
• FCC 14-2として1月15日に発行されたもの。§15.256として追加された
• 使用周波数:5.925 GHz~7.250 GHz /24.05 GHz~29.00 GHz /75 GHz~85 GHz開放
併せて、3月6日 47CFR Part 15が改正された
•
•
•
•
最小BW 50 MHz、EIRPは1 MHzと50 MHzで規定。アンテナ指向性要求あり
15.35(b)のパルスリミット、15.35(c)のデューティサイクルAVから除外
固定局のみ、一般ユーザーへの販売は不可
外部ミキサー又はダウンコンバーターが必要
イメージ抑制をしなければ、ミキサーを使用するときにイメージシグナルに注意
※外部ミキサー:変換ロスが大きい
※ダウンコンバーター:変換ロスが少なく、イメージの問題がない
• 放射はボアサイトで1 MHz及び50 MHzで実施。BWが50 MHz以下の場合は、チャンネル
パワー(伝導同様)
• EIRP(dBm)=Field Strength(dBμV/m) - 104.8 + 20LogD (E=(√30PG) /dより計算
【KDB 890966】 レベルプロービングレーダー、タンクレベルプロービングレーダー
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20936&switch=P
■4月4日 (新規) 2014年2月4日分正式発行(大きな変更なし)
■9月10日 FM CWの測定方法の追記
■10月6日 FM CW送信機の技術資料(6月13日発行)が追加
ダウンコンバーターを適切に用いること
25
米国
FCC 14-30 (UNIIバンド) 1/2
■5月1日 FCC 14-30(3月31日発行/ 6月2日有効)を最終ルールとして官報掲載
• ピーク偏位:全ての帯域で削除(Peak対AV比)
• 第三者のソフトウエアによる書き換えを禁止
• DFS動作停止禁止
• 2年以内の移行期間中のClass II変更を許可
• DFS試験手順の更新(99% BWにおいて、検知 80% ⇒ 100%へ変更)
• §15.407(j) :W52のアクセスポイントオペレータの登録要求 (これのみ有効日は別途)
【UNII測定注意点の変更】
• W52:W52内に20 dB帯域幅があればDFS/TPC不要 ⇒26 dB 帯域幅に変更(99%でも可:後述)
• W53:5250 MHzで、-27 dBm/MHzを達成するか、屋内使用とするかの選択を行う ⇒ 不要
■9月24日
§15.407の誤記訂正(計算式の間違い、DFS要求の脱落など)
W52におけるアクセスポイントオペレータの登録要求:調査期間 2017年8月31日まで
⇒ https://www.federalregister.gov/articles/2014/09/24/2014-22610/unlicensed-national-information-infrastructure-u-nii-devicesin-the-5-ghz-band
⇒ http://www.gpo.gov/fdsys/pkg/FR-2014-09-24/pdf/2014-22610.pdf
■9月30日 W52固定局に対して電力密度の記載が抜けていたことを修正
http://transition.fcc.gov/Daily_Releases/Daily_Business/2014/db0930/DOC-329637A1.pdf
26
米国
FCC 14-30(UNIIバンド) 2/2
UNII 1
5150 MHz~5250 MHz
• 屋内使用削除
• 伝導パワー:50 mW ⇒ 250 mW(クライアント)、1 W(マスター)
(バンド幅によるリミットの変更削除)
• 電力密度:4 dBm/MHz ⇒ 11 dBm/MHz(クライアント)、17 dBm/MHz(マスター)
• EIRP:200 mW ⇒ 1 W(クライアント)、4 W(マスター:屋外ではアンテナ放射パタン
制限 ⇒ 仰角が30度を超える場合は125 mW)
• ポイントツーポイント(P-P)動作許可:アンテナゲインは、P-Pは23 dBi未満、それ以
外は6dBi未満
• §15.407(a)(1)(i)の屋外動作固定機器はPBA(Permit But Ask)対象
UNII 2
5250 MHz~5350 MHz / 5470 MHz~5725 MHz
• DFS検知帯域幅増加(80%⇒100%) ⇒ 新DFS試験方法
• TDWRバンド(5.6 GHz~5.65 GHz)における動作を許可
UNII 3
5725 MHz~5825 MHz ⇒ 5725 MHz~5850 MHzに拡大
• §15.247からW58(5.8 GHz DTS)の削除
• 帯域は合わせて100 MHz⇒125 MHzへ変更
• 伝導パワー:1 W(バンド幅によるリミットの変更削除)
• 電力密度:30 dBm/500 kHz
• EIRP:4 W P-Pに関してはEIRPリミットなし
27
米国
KDB 926956 UNII機器に対する許容変更 1/3
【KDB 926956】 UNII機器に対する許容変更
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20281&switch=P
■5月16日 FCC 14-30(3月31日発行)に対する移行に対するQ&A
認可及び販売は、旧ルールで2015年6月2日まで可能。2015年6月3日以降は不可
以前認可されたW52は変更がなければ屋外で使用可能(固定局はPBA)
ただし、2016年6月2日以降、新規販売は不可 (変更申請が必要)
■6月3日 Q15 Note Code更新、Q16追加
Q15のNote Codeの更新:Note Code 38(新ルール)、 Note Code 39(一部新ルール)を明記
Note Code 38:This device has shown compliance, in all grant-listed U-NII sub-bands, with the
new rules for U-NII devices adopted under Docket No. 13-49 and may be marketed,
manufactured, installed or imported after June 2, 2014.
(Note Code 38: この機器は、全てのグラントに記載のUNIIサブバンドにおいて、Docket No. 13-49
に基づき採用されたUNII機器の新規則への適合性を示しており、2014年6月2日以降、市販、製造、
取り付け、又は輸入が可能である。)
Note Code 39:This sub-band complies with the new rules for U-NII devices adopted under
Docket No. 13-49.Unless all grant-listed U-NII sub-bands are approved under the new rules, it
may not be marketed, manufactured, installed or imported after the June 1, 2016 deadline.
(Note Code 39:このサブバンドは、Docket No. 13-49に基づき採用されたUNII機器の新規則に適合
している。全てのグラントに記載されたUNIIサブバンドが、新規則に基づいて認可されている場合を除
き、2016年6月1日の期限以降、市販、製造、取り付け、又は輸入されることは不可である。)
28
米国
KDB 926956 UNII機器に対する許容変更 2/3
■6月3日 KDB 926956(続き) Q16追加(Class 2変更の必要情報)
UNII-1バン a.パワーが増加する全ての機器又は屋外で動作する固定機器はソフトウェアセキュリティ
ドの動作に
の記載(*)を含む、完全な試験レポートの提出
おける変更 b.パワーの増加がない固定機器はソフトウェアセキュリティが記載(*)された証明書を提出
c. パワーの増加がないモバイル及びポータブルクライアント機器について、屋外動作に対
して提出は不要 (*) ソフトウェアセキュリティ要求事項は、KDB 594280 D02に記載
UNII-2A及 a.パワーレベルに変更がある全ての機器について、KDB 905462 B(本文)に記載される
び2Cバンド
EMC、DFS及びソフトウェアセキュリティの記載(*)への適合性を示す完全な試験レポー
トを提供
の動作に
おける変更 b.TDWRバンドで動作する機器について、DFS試験(KDB 905462 D02参照)及びソフト
ウェアセキュリティの記載(*)への適合性を示す完全な試験レポートを提供
UNII-3バン a.パワーに変更がない5725 MHz~5850 MHz帯域において、新規則に基づいて動作する
以前§15.247に基づき認可された機器に対し、以下を含む試験レポートを提供
ドの動作に
おける変更
i. バンドエッジ測定
ii. バンドパワー
iii.高及び低チャンネルエミッション
iv.パワースペクトル密度測定
v. ソフトウェアセキュリティの記載(*)
b.5725 MHz~5850 MHz帯域において、新規則に基づいて動作する、以前§15.407に基
づき認可された機器について、完全なEMC試験レポート及びソフトウェアセキュリティの
記載(*)を提出
29
米国
KDB 926956 UNII機器に対する許容変更 3/3、KDB 443999
KDB 926956 (続き)
■10月17日 Q1、Q7、Q9の修正
• Q1:申請には、新ルールか旧ルールかを明示
新ルールの場合は、Grant Note 38又は39を記載すること
• Q7:UNII-3バンドでの動作、及び250 mW伝導パワー未満での動作について、「旧ルール」に
基づき認可された特定の固定屋外機器のアンテナ要求事項適用に特定条件の明確化
• Q9:TDWRバンドで動作する機器は、旧ルールの場合は暫定手順(KDB 443999)に基づく場
合のみであり、新ルール適用のためには、変更申請が要求されることを明確化
【KDB 443999】 旧ルール用
レーダー検波、DFS機能を有する5470 MHz~5725 MHzのUNII認可に関する暫定的計画
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=41732&switch=P
■6月3日 新UNIIルール(6月2日有効)に基づき更新
Footnote 1に新ルール参照を追記:2015年1月1日までは旧ルールにより認可可能
⇒ これは旧ルール、新ルールに従えば、本手順によらず、TDWRバンドで認可できる
■8月14日 参照KDBの明確化のため、Footnote 2、8を修正し、KDB 905462(UNII機器)、
KDB 388624(PBA)を参照
■9月23日 旧要求事項対応の5 GHz帯要求のKDBの誤記訂正(Footnote 6のUNII機器妨害
アドバイスのためのWebアドレス修正)
30
米国
KDB 905462 UNII / DFS試験手順
【KDB 905462】 §15.401 UNII / DFS試験手順(再構成) D04⇒KDB 594340
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=27155&switch=P
■1 月10日 DFSに対して参照するKDBの明確化、及びチャンネルプランの追加
■6月3日(2日) 新UNIIルール(6月2日有効)に基づき更新。FCC 14-30対応測定方法の追加
■8月14日 D02、D03変更
D02: DFS試験手順
(1) Table 5(Footnote 1)と7.1項の検出帯域幅、チャンネル移動時間、チャンネル閉鎖時間に使用
されるレーダータイプの不一致を訂正
(2) 統計的性能試験に使用される周波数選択基準の明確化
(3) チャンネルローディングの計算に使用される式の追加
(4) 26 dBエミッション帯域幅(47 CFR §15.407(h)(2))に基づくDFS要求定義のFootnote 1を追加
D03: “listen only” クライアント機器のガイダンス追加
■10月17日 添付文書変更なし。本文への旧ルール、新ルールに使用するKDBの記載追加
UNII機器のDFS (TCB Workshop 2014年10月より)
• 帯域幅:80% ⇒ 100%(99% BW)へ
• 均一拡散は要求されない
• チャンネルローディングは通常の機器にロードされるデータで行い、最低チャンネルローディングは17%以
上、ユニキャスト又はマルチキャスト(接続状態)が望まれるが必須ではない
• TDWRバンドの使用許可、新Bin1波形で30回中60%以上検知
• Bin 0はレーダ検知帯域幅、チャンネルムービング、チャンネルクロージング試験に使用(以前のBin 1)
• Bin 5の試験は不要
• 屋内使用はグラントノートに明記。屋外、屋内使用を混合させないこと。しかし、アンテナ対応によるプロフ
ェッショナルインストール使用は可能であるがグラントノートに記載
31
米国
KDB 594340 DFS試験に関する特別動作モード
【KDB 594340】 DFS試験に関する動作モード要求(KDB 905462 D04と同様)
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=34085&switch=P
■6月4日 DFS試験の特別な動作モード
【オススメの機能】
1. 通常のDFS試験下の正常な動作を確認するためにテストモードをオン/オフする機能
2. レーダ検出の表示
3. レーダーが検出されると、テストモードは30分の非占有期間を無効にする必要があり、数秒以
内に元のテスト周波数に機器を戻す。テストモード中に、レーダ検出時のチャンネル移動を無
効にすることは許容可能。この時、試験周波数で機器を固定
4. それらはランダムにテストエンジニアによって選択されるため、テスト周波数は、任意のテスト
モードに固定し、コーディングされるべきではない
5. リセット及び/又は「ブロック」周波数リストを編集する機能
6. 機器が、レーダーが検出されたときに、通常のDFS動作の一部として再起動する必要がある場
合、「チャンネル可用性チェック時間」をオン/オフにする機能
7. ASCII端末インターフェイスやWebベースインタフェースのようなテストモードインターフェース
(これは、テスト時間を遅くしないよう十分な間隔でのWebページの自動リフレッシュが必要)
KDB 905462 D01の7(§7.1試験プロトコル参照)の試験手順は、テストモードの使用に
関するガイダンスを提供
32
米国
KDB 789033、KDB 848637、KDB 178919
【KDB 789033】 Part 15, Subpart E, 試験手順
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=52935&switch=P
■6月6日 FCC 14-30対応
• 5.725 GHz~5.85 GHz帯の測定追加
• アンテナ仰角 30度を越える測定についての記載
• 使用されるアンテナ詳細の記載要求
【KDB 848637】 レーダー検出能力のないUNIIクライアント機器認可追加必要情報(旧)
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=34859&switch=P
■ 1 月10日 WiFi Direct なども含めて§15.202を順守することなどを含める
80 MHzは40 MHzでの試験はOKであるが、80+80 MHz、160 MHzモードはPBAなど以前同様
■ 6月3日 新UNIIルール(6月2日有効)に基づき更新。2014年6月2日以前のPart 15Eに基づ
く、レーダー検波なしのクライアント機器への要求
■ 8月14日 6月3日発行文書を添付文書として発行:内容変更無し(旧手順)
【KDB 178919】 §2.1043 許容変更
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=33013&switch=P
■ 5月16日 アンテナ仰角制限のある機器に対するアンテナ変更のClass 2要求と、KDB
926956(UNII機器に対する許容変更)に基づく、UNII機器の変更申請を許可
33
米国
KDB 644545、KDB 442812 1/2
【KDB 644545】 IEEE 802.11ac
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=56936&switch=P
■8月15日(14日)
• D01(旧ルール) v01r02を置換え
• DTSを削除
• 80+80 MHzモードのPBA削除
• 屋内使用更新
• 他文書との整合(D01が14日に誤って古いものが掲載されていたが15日に差換えられた)
【その他注意点】
• 26 dB BWがUNII 2バンドに入る場合は、DFS、TPCが要求される
• 特殊なケースでは、99% BWがUNII 2バンドに入らない場合は、26 dB BWが入ったとしても
DFSは要求されない
• -27 dBm(=68 dBuV/m)は、§15.209(74 dBuV/m)を満たせば適合と見なされる
【KDB 442812】 ソフトウェア無線(SDR)の§2.944のソフトウェア動作説明提供のためのガイド
ライン
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=41680&switch=P
■7月17日 6月2日に有効となったUNIIに関するセキュリティ要求の記載追加
34
米国
KDB 442812 2/2
§2.944のソフトウェア動作説明提供手順
1
全ての無線に適用
Yes
ソフトウェによる
RF特性変更
2
No
Yes
第三団体のグラント
外ソフトウェアロード、
修正、構成
No
Yes
3
グラント以外の
方法で動作可能
5
No
Part 15.202クラ
イアント機器*
No
No
4.
Yes
Yes
SDRを選択
6
SDRプロセス
SDRでない
レビュープロセス
35
米国
KDB 594280 1/3
【KDB 594280】 IEEE 802.11b/gやUNII機器の国家コード設定(SDR以外)
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=39498&switch=P
■6月3日(2日) D01再構成、D02(セキュリティ要求)追加
• 全ての動作モードでの適合性が要求される(ソフトウエアセキュリティ、構成の説明が必要)
• グランティーは第三者へのアクセスをどのように禁止するかの説明が必要
• WiFiの12、13Chの要求に関して、完全適合を要求
• UNII-1の屋内使用の削除のためガイダンスの更新
• UNII-2A、2Cのピアツーピアの許可。マスター機器として認可必要
• UNII機器のソフトウエアセキュリティに対するガイダンス必要
• WiFi Hotspotはマスター機器であり、DSF要求バンドではDFS必須
• CMRSサブスクライバー機器に関して新しいガイダンス
■7月10日 D02 ソフトウエアコンフィグレーションテーブル Item 3修正,4追加
■8月14日 “listen only” クライアント機器の定義、米国国境におけるモバイル国コード(MCC)
設定条件の追加(他の文書と整合)
セキュリティとSCC(Software Configuration Control) (TCB Workshop 2014年10月より)
• ソフトウエアセキュリティコントロールの明確化:動作説明として提出
• SDRはKDB 442812(SDR ソフトウエア動作説明提供)に加え、KDB 594280 D02に適合すること
• クライアント機器はKDB 594280 D01に従うこと (15.202参照)
• 12ch、13ch要求は2015年1月1日よりKDB 594280 D01に従うこと。パッシブスキャンでは不適
• 国コードなどのSCC設定はPBAが必要
36
米国
一般的な
記載
KDB 594280 2/3
ソフトウェアセキュリティの記載
1. ソフトウェア/ファームウェアの更新:どのように取得、ダウンロード、インストールされるかの記載
2. ハードウェアの変更なしで、ソフトウェア/ファームウェアによって修正された全ての無線周波数パラ
メーターを記載。また、認可されたパラメーターを超えないよう、何らかの方法でこれらのパラメーターを
制限しているか?
3. ソフトウェア/ファームウェアの発生源の合法性を保証するために、適当な場所に認可プロトコルがあ
るか? ある場合:詳細に記載。ない場合:ソフトウェアがどのように修正から保護されるか説明が必要
4. ソフトウェア/ファームウェアの合法性を保証するために、適当な場所に検証プロトコルがあるか?
ある場合は詳細に記載
5. もしあれば、使用した暗号化方法を記載
6. アクティブ又はパッシブスキャンを有するマスター及びクライアントとして構成可能な機器について、
その機器が各モードに対してどのように適合性が保証されるかを説明
特に、その機器が、ある動作帯域でマスターとして動作し、別の帯域でクライアントとして動作する場合
は、各動作帯域でどのように適合性が保証されるかの説明が必要
1. 認可されたソフトウェア/ファームウェアの変更の防止方法を記載
第三者機関
2. 第三者機関は、RFパラメーター、動作する国、又は機器の適合性に影響を及ぼす他のパラメーター
のアクセス
を修正できるデバイスドライバーをロードすることが可能か?
制御
可能な場合は、認可されたドライバーのみがロードされることを保証する手順を記載
3. 第三者機関は、他の規制区域、周波数、又は認証に違反している方法で、米国に販売された機器を
動作させることができる能力を持つかどうかの説明
4. 第三者機関が、非米国バージョンである機器上のソフトウェア/ファームをロードすることを防止する方
法を記載
5. モジュール機器:異なるホストで使用される場合、認証の方法を記載
37
米国
ユーザー
設定
ガイド
KDB 594280 3/3
ソフトウェア構成の説明
1. ユーザーインターフェース(UI)は、誰がアクセス可能か? (専門取付者、エンドユーザー、その他)
a) どのようなパラメーターが、専門取付者/エンドユーザーに表示可能か?
b) どのようなパラメーターが、専門取付者にアクセス又は編集可能か?
i) 取付者が、認可されたものを超えるパラメーターを入力しないよう、何らかの方法でそのパラメーター
を制限しているか?
ii) ユーザーが、認可範囲外の機器を米国で動作できないように、どのような制御が存在するか?
c) 設定オプションは、どのようにエンドユーザーに利用可能か?
i) 取付者が、認可されたものを超えるパラメーターを入力しないよう、何らかの方法でそのパラメーター
を制限しているか?
ii) ユーザーが、認可範囲外の機器を米国で動作できないように、どのような制御が存在するか?
d) 国コードファクトリが設定されているか? UIにおいて変更可能か?
i) 可能な場合、その機器が、米国で認可範囲内でのみ動作できることを保証するために、どのよう
な制御が存在するか?
e) 機器が再起動する際のデフォルトパラメーターは何か?
2. その無線は、ブリッジ又はメッシュモードで設定可能か?
可能な場合、認可が必要かもしれない (詳細はKDB 905462 D02参照)
3. アクティブ又はパッシブスキャンを有するマスター及びクライアントとして構成可能な機器について、
ユーザーが構成可能な場合、各モードに対する適合性を保証するために、UI内にどのような制御が存在
するかを記載する。機器が、一部の帯域でマスターとして、また、別の帯域でクライアントとして機能する
場合、適合性を保証するためにどのように構成されるか説明
4.ポイントツーポイント、又はポイントツーマルチポイントなど、アクセスポイントの異なるタイプとして構成
可能であり、異なるアンテナタイプを使用することが可能な機器について、該当するリミットへの適合性を
保証するために、どのような制御が存在し、どのように適切なアンテナが各動作モードに使用されるかを
記述する。(§15.407(a)参照)
38
米国
KDB 447498
【KDB 447498】モバイル・ポータブル機器のRF曝露要求&機器認可手順
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20676&switch=P
■1 月17日 OET 65削除に伴う参照明記
■2 月7日
• 4.1.(4)項:不確かさに対し、Footnote 8を明確化
• 4.3.2(2)項:Footnotes 24、30修正
• 4.3.4項:エリアスキャンの3 GHzを超える場合の注記(ファーストSARは3 GHz以下に適用)
-
Footnoteの更新:Supplement Cに代わり、KDB 865664参照
サンプル試験等、測定結果を、該当するリミットと比較する際、測定不確かさを考慮
ホットスポットモードとUMPCモードに関して、アンテナの距離が2.5cm(この距離はファントムと
装置表面又はアンテナから)以下の場合(スタンドアロンSARが除外される)、推定SARは同時送
信SAR除外を決定するために不要
4.3.4項に下記を追記し、エリアスキャン推定1g SAR手順(*)を3GHz以下までに限定
『3 GHzを超える測定又は類似又は同等の実装を使用するSARシステムについて、正確なアルゴリズムではないが、
ユーザーは、そのような実装が適用できるかどうかを判断するために、KDB問合せを提出するようSARシステムのメー
カーに連絡すべきである。これは、5GHz WLAN機器のファストSARスキャンの使用に影響を与える。』
(*) SARを推定するために多項式フィットを使用するファストスキャン手順
低デューティファクター除外 (TCB Workshop 2014年4月より)
低Duty
KDB 447498 (低デューティファクタ手順)
• ソース時間平均が適用されないケースバイケースの考慮が必要
• 通常の運用に基づき、ワーストケースの送信デューティ比に制限
このバーストとDutyの同時考慮不可
• KDBの問い合わせやPBAが必要:一般的にSARテスト除外のみに適用
KDB 447498 SARテスト除外条項は、ソースベース及び低デューティファクタ手順の両方に適用
• ソースベースと低デューティ比を混在させない(どちらか一方の適用:両方を適用することは不可)
39
米国
KDB 941225
【KDB 941225】 3G機器に対するSAR試験手順(ルーター、タブレット、LTE、GSM等)
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=26930&switch=P
■2 月7日
LTE Rel. 10 SAR試験要求のQ&A文書追加(Rel.8手順が適用される場合はKDB不要)
■10月16日
※D02、D03、D04(3GPP関連)を削除し、D01に統合、D05はLTE
※D06(ホットスポットモード):他の新規発行KDBと整合(大きな変更はない)
• KDB 941225 Rel.10 LTE:ダウンリンクキャリアアグリゲーションのSAR試験決定手順追加
• ダウンリンクキャリアアグリゲーションが要求される場合はPBAが必要
• VoLTEモードは頭部SARが必要
• D01にEv-Do Rev.B導入(PBAを近いうちに削除予定)
• D05(4G LTE)は統合されず、従来通り別文書として構成
更新情報 (TCB Workshop 2014年10月より)
• LTEキャリアアグリゲーション:ダウンリンクのみ運用、100 MHzまでの対応で5ケースの考慮が必要
• 重複するLTEバンド:SAR測定に要求されるチャンネル決定のためにKDB問合せが必要
• 他のLTE関連:Part 27とPart 90の3W ERP構成、700 MHzバンド高パワー、Band 41は5チャンネルの試
験を要求する等の検討が必要
• HSPAキャリアアグリゲーション:DC-HSUPA(Rel.8以上)はKDB問合せが必要
• 近接動作検出:KDB 616217は情報が不足しているため、KDB問合せが必要
• 小型ホスト(ハンドセット、ミニタブレット等)へのモジュール:KDB 447498 5.1項に基づき認められない可能
性がある。ホストでのSAR試験が必要
40
米国
KDB 865664
【KDB 865664】 100 MHz~6 GHz SAR手順
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=28242&switch=P
■2 月7日 2.8.2項 不確かさ明確化、 3.5項 150 MHz電流ループプローブの明確化
2.8.2項:測定不確かさの扱いに、Supplement C 01-01の情報を含めた
測定不確かさ適切な算出とその適用のため、2.8.2項に文章追記とFootnote 22を追加
3.5項:300 MHz以下のSARシステムバリデーション要求の変更 ⇒ 3.5項で150 MHz電流ルー
ププローブの初期使用時のKDBを要求
SARプローブ校正 (TCB Workshop 2014年4月より)
• 基本的には、KDB 865664に記載(FCCはIEEE 1528-2003に基づく、ICは2013年版要求)
• IEEE 1528-2013は信号に対する校正を記載しているが詳細は記載されていない
• KDB 865664は、SARシステムの検証手順を含んでいる
• IEEE 1528-2003校正及び高ピーク対平均電力比信号要
• 特定の信号プローブ校正を検証するためにPBAが必要
• インテリジェントプローブ校正に関する最近の開発
• プローブモデルは、数値的にシミュレートし、校正パラメータを生成するために検証される
• 校正パラメータは、試験装置からの特別なハードウェアを無線で受信した実際の信号に応
じて、SARシステムによって動的に適用される
• その他の詳細は、この時点で大部分が使用できない
• この方法の使用は、ケースバイケースで検討が必要
41
米国
KDB 357746、KDB 212821
【KDB 357746】 RF曝露(一般要求事項)
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20399&switch=P
■6月13、18日 (6月13日(新規)から変更なし)
FCCは、SAR試験所に対して特別な要求は行っていない
【KDB 212821】 RF曝露(SAR) マニュアルへのSAR値の記載要求
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20559&switch=P
■6月18日 *2012年4月23日から変更はないと思われる
• SARをマニュアル等に記載する場合、情報は正確で、レポートの測定/報告値と完全に一致すること
• SAR値がアクセサリーの使用に基づく場合、動作モードがマニュアル等で明確に開示されること
• SAR適合に必要な最小距離が明確に特定されること
モバイル・ポータブル機器のRF曝露要求&機器認可手順 (TCB Workshop 2014年10月より)
• 1.2 W/kgを超える機器のPBA要求は、2014年4月に削除 ⇒ 手順はKDB問合せを提出
• 1.2 W/kgを超える場合:マニュアルに適合性の記載が必要
• 1.4 W/kg ~1.5 W/kgの場合:ラベル考慮
• 1.5 W/kgを超える場合:ラベルの特定使用条件が必要
• Fast SAR:3 GHz未満(2014年4月の改訂)、5 GHzの制限は解除予定。TCBは適合性を確認
(上記はKDB 447498には明記されていない部分がある! )
42
米国
KDB 248227 (IEEE 802.11 SARドラフト更新 1/2)
【KDB 248227】 10月17日 ドラフト(適用可能、従来の1/4dB削減と選択可能):
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=28238&switch=P
改訂理由:現行KDBはIEEE 802.11a/b/gまで。IEEE 802.11n/acをカバーしていない
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送信モード、チャンネル結合時のSAR測定・削減、同時送信、デューティファクター、プローブ校正更新
最大出力は チューンナップ/製造トレランスを考慮
KDB 447498の削減手順使用可能
MIMOは別途検討が必要(全組合せの考慮)、同時送信はKDB 447498参照
SARのための試験モードを用意し、製品の仕様自体に変更を加えないこと
デューティサイクル:最低85%、報告SARで100%にスケールアップ。ハードウエアの制限がある場合
は最大デューティサイクルの15%以内で行い、その後100%又は最大にスケールする
• プローブ:5 GHz帯において±100 MHzで校正を要求
• チャンネル結合と連続チャンネルの結合と非連続チャンネルの結合は個別に評価必要
• 2.4 GHz DSSS とOFDMは別に考慮:チャンネルは1、6、11chを使用(12、13chはパワー削減の可能
性がある)、又はこれに近いチャンネルの高いパワーで20 MHzモードで試験、6ch又はこれに近いチャ
ンネルの最大パワーで40 MHzモードを試験 (DSSSは単純)
【チャンネル決定の基準】 同じパワーであれば中央。 2つある場合は高い周波数、又はチャンネル数
【イニシャルテストポジション】の定義
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保守的なエリアスキャン又は製造者からのアンテナ実装に基づくアンテナ位置からの決定
イニシャルテストポジションを試験削減のために決定。決定できない場合は全ての構成が必要
試験所は製造者からの情報なしに試験削減はできない
イニシャルテストポジションの報告SAR値:
追加のパワー測定が
−  0.4 W/kg ⇒ 追加試験不要
要求される場合がある
−  0.4 W/kg ⇒ 0.8 W/kg以下の間、又は全テストポジションで試験
−  0.8 W/kg ⇒ 1.2 W/kg以下の間、次に大きな出力チャンネルで測定、又は全て測定
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米国
KDB 248227 (IEEE 802.11 SARドラフト更新 2/2)
【DSSS】報告SARが以下の場合・・・ (固定モード、イニシャルテストポジションの選択可)
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≤ 0.8 W/kg ⇒ 他のチャンネルは不要
 0.8 W/kg ⇒ 次の最大パワーチャンネルで試験
 1.2 W/kg ⇒ 次のチャンネル(この意味は全てのチャンネル:3チャンネル)
【OFDM】報告SARが以下の場合・・・(DSSS判断後、イニシャルテストポジションを適用)
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DSSSに対する報告SAR ≤ 1.2 W/kg ⇒ OFDMの試験は不要(DSSS:50mW、OFDM:100mW、
DSSS SAR 0.5W/kgの時 ⇒ 0.5×100/50=1.0W/kg:OFDMの試験不要?(要検討))
IEEE 802.11g/nにKDB 447498の削減手順の適用可能
5 GHzはUNII-1、UNII-2Aが同じアンテナ、送信機を使用していれば、UNII-2Aバンドを先に試験、異
なるパワーを持つ場合は高いパワーで試験
− UNII-2Aに対する報告SAR≤1.2W/kg ⇒ UNII-1の試験は不要(UNII-1:250mW、UNII2A:200mW、UNII-1 SAR 1.4W/kgの時 ⇒ 1.4×200/250=1.12W/kg:UNII-2Aの試験不要)
− > 1.2 W/kg ⇒ パワー削減、SAR除外が適用できなければ160 MHzバンドでSAR試験必要
− TDWR制限がある場合、5.65 GHzの上下での試験確認が必要
イニシャルテスト構成手順は、固定試験ポジションでのRF評価にのみ適用される:固定ポジションの
報告SAR > 0.8 W/kg ⇒ 報告SARが1.2 W/kg以下であれば、イニシャルテスト構成を用いて次の最
大パワーで試験、又は全てチャンネルで試験
サブシークエントテスト構成は、KDB 447498が適用できるのであれば不要:イニシャルテストポジショ
ン又は固定テストポジションが最大出力、最大許容差を考慮し、調整SAR ≤ 1.2 W/kg ⇒ サブシーク
エントテスト構成は不要
サブシークエントテスト構成のチャンネル帯域幅がイニシャルテストポジションよりも小さ場合は、より
小さい帯域での試験の考慮が必要:報告SAR > 1.2 W/kg ⇒ 次の最大パワーで試験又は全て要求
チャンネルで試験。このようにサブシークエントチャンネルを順に対応する
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米国
KDB 935210
【KDB 935210】 シグナルブースター
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20673&switch=P
■1月22日 D03(測定方法)を追加
■3月6日 ASC C63タスクグループによる修正等
■4月4日 更新 D1(Definitions)、D2(Certification):以前のD01 3、4項 試験レポート、認証に
要求される内容を更新、NPS (Network Protection Standard)関連をAppendix Cに記載。
その他テクニカル要求の明確化記載) の変更
■7月24日 D02、D03更新、ドラフトD04(プロバイダー用消費者シグナルブースター)正式発行
https://apps.fcc.gov/eas/comments/GetPublishedDocument.html?id=380&tn=602406
シグナルブースター (TCB Workshop 2014年4月、10月より)
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2013年5月有効になったルールは消費者用と産業用に分類(Part 22、24、27、90)
広帯域シグナルブースター(WB):§20.21(e)(8)の要求事項において複合ライセンスで稼働(D03)
プロバイダー特定シグナルブースター:§20.21(e)(9)の要求事項により特定ライセンスで動作(D04)
一部産業用を除き、PBAの対象
消費者用と産業用は別々の認証が要求される(2つのFCC IDか、1つのIDにより販売を分ける)
消費者用ブースターに加え、産業用ブースターも§27.50(d)(4)10mへの適合性のため情報を提供
消費者用ブースターは指定された周波数帯域に対して認可可能。AWS-4、AWS-3では認可不可
テストシグナル、帯域外放射(6dB他の規定より低い)に従うこと
Anti-Oscillationは適切なパッドを挿入し、過入力に注意
新規試験方法:FCC 14-138として2014年9月23日に公表。KDB 935210に組み込み予定
最終ガイダンスはKDB 935210 D05として提供予定。それまでは、KDB 935210 D02を使用
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米国
KDB 641163、KDB 920091、KDB 668797、KDB 610077、KDB 974614
【KDB 641163】 TCBプログラムの役割と責任
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=44683&switch=P
■4月4日(更新) ISO/IEC 17065:2012参照、更新監査の個人能力調査緩和(初回監査以外は
リモートでも可)、リンク更新、ANSI C63.19(HAC)監査要求、TIA-969-A参照削除、テストレポー
ト受入れ確認強化(記載された個人によって記載された試験所で試験が行われたか)
※現行の認定スコープ9つ(A1~A4(ライセンス不要)、B1~B4(ライセンス)、C1(Part 68))の削減検討
【KDB 920091】 TCBとは(アドミ手順)
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=21091&switch=P
■4月4日(新規) TCBとは何かの説明(FCCに代わってレビューし、認証発行を行う)
【KDB 668797 】 TCB評価基準(ISO/IEC 17065)
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=59239&switch=P
■4月4日(更新) ISO/IEC 17065参照。発行されたKDBに対する質問追加等
【KDB 610077】 TCBに対する市場監査要求
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20540&switch=P
■4月4日(更新) TCBの報告先の変更、サンプルを受け取らなかった場合のFCCへの報告手順
、ISO/IEC 17065参照
※偽造テストレポートなどの問題があり、市場監視はさらに強化される模様
【KDB 974614】認定試験所の役割
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=44684&switch=P
■4月4日(更新)L-A-B informationの追加、Web更新等
46
米国
KDB 628591、KDB 388624(1/2)
【KDB 628591】 TCB除外リスト
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20247&switch=P
■4月10日
• 全ての除外をPBAへ(検証、DoC可能なものは認可不可)
• 今後の管理目的のために番号は維持
• 検証、DoC、FCCの認可手順でないものを認可しないこと
【KDB 388624】 Permit But Ask TCB認可可能品目
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=28319&switch=P
■4月9日
• 全ての除外をPBAへ。
• 1 mW以下の埋め込み式医療器、ドップラーレーダー(24GHz帯、70GHz帯(Part 90 F))、
CMRS工業用シグナルブースター、LTE Rel.8等のPBA削除
• 3つのカテゴリーに分類(次頁で説明)
■5月16日 UNII-1(W52)バンドにおける固定機器追加
■8月12日
• ダウンリンクキャリアアグリゲーション除外
• EV-DO Rev B追加、CMRS基地局を除外
• 国、地方、又は連邦法執行機関による使用に制限された機器追加
• ピアツーピア通信をサポートする“listen only”モードにおけるUNII-2A及びUNII-2C帯域で動
作しているWi-Fiクライアント機器(KDB 594280 D01)
47
米国
KDB 388624 (2/2)
3つのカテゴリー
①PBAに先立って、FCCに認可手順が認められなければならない特別条件の機器
• RF曝露リミットが完全に確立していない、又は§1.1307(c)又は(d)を適用
• §2.1091(d)(4)が適用され、SARを要求
• 数値シミュレーション又は計算モデリング技術を使用するRF曝露評価
• 100 MHzより低い又は6 GHzを超える周波数で動作する通常RF曝露評価が要求される
ポータブル送信機
• 送信源、時間平均最大出力パワー及びKDB 447498における以下のSAR除外閾値を超え
る分離距離要求事項で動作するポータブル送信機
i) 一般集団曝露要求事項への適合に対して、8倍以上、又は
ii) 職業曝露要求事項への適合に対して、20倍以上
• 発行済みのRF曝露KDB手順がSAR試験に対して確立されていない、又はSARデータが適
合性をサポートするよう提供されない
②PBAプロセスの一環として、事前試験のためにFCCにサンプルを提出
• DFS関連(Part 15 Subpart E)
• TVバンド機器(Part 15 Subpart H)
• UWB機器(Part 15 Subpart F)
③TCB認可の前に、PBAプロセスが必要な機器(一般的なPBAプロセス)
• RF曝露露関係
• 特定条件
48
米国
KDB 553680、KDB 200443、KDB 558074、KDB 617965
【KDB 553680】 Part 80 海上HF無線周波数
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20406&switch=P
■4月4日(新規) Part 80 VHF (156 MHz~162 MHz帯) 船舶無線の国内、国際要求
【KDB 200443】 §15.253、15.255、15.257 ミリ波
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=20677&switch=P
■4月7日 外部高調波ミキサーを利用したミリ波測定ガイドを追加(不要信号を検波しないよう)
【KDB 558074】 デジタル送信システム、測定方法及び手順
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=21124&switch=P
■6月6日(5日) FCC 14-30(3月31日発行)に基づく、W58のDTSからUNIIへ移行のため更新
※11.3項:不要な測定ポイント ≥ スパン/RBWを削除
※9.1.2項、13.3.1項:不正確なピーク測定法を削除
※13項:矛盾のあった統合法へのマーカデルタ法の記載の修正
【KDB 617965】 Part 95 MICS 人体トルソーシミュレーターと試験技術
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=44325&switch=P
■6月11日、18日(同様) *2011年8月11日からの変更もないものと思われる
心臓ペースメーカー及び除細動器医療インプラント送信機の試験に対して、Part 95 MICS規則
で以前指定されたトルソーシミュレーターと組織代替媒体を使用することは受入れられる
49
米国
KDB 634817
【KDB 634817】 グラント上への周波数記載のポリシー
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=29245&switch=P
■6月3日(2日) 新UNIIルール(6月2日有効)に基づく
UNII機器の記載更新、ライセンス機器の明確化、消費者用ブースター更新、Part 2に基づく例
■10月10日
・D01(更新):Part 15に関してIEEE 802.11などのモード、チャンネルによることを追記、シグナ
ルブースター関係更新、LTEなども含めて記載方法の簡略化、Appendix AをD02へ
・D02(追加):Part 90の周波数アサインなどの追記等
ライセンス不要記載要求
1. ライセンス不要機器に対する周波数範囲は、適用される規則Part 15と一致
2. §15.205の制限帯域は記載不可。ただし、§15.205(b)で許容される機器は除く(例えば、UWB機器は制
限帯域で動作してもよい)
3. ワーストケースRF特性となる動作モードに対して、最小チャンネルの中心周波数から最大チャンネルの中
心周波数を記載する
① 最大幅の周波数範囲
② 最大パワー
4. IEEE 802.11等に基づくモード、チャンネルにおける複数の帯域幅で動作する機器は、バンドエッジに最も
近い中心周波数を持つ帯域幅の周波数を記載する。グラント条件は、様々な動作帯域幅を有することを記
載(例:この機器は、20 MHz及び40 MHz帯域幅モードを有する)
5. 新UNIIルール(6月2日有効)に基づく記載
① KDB 926956(UNI機器に対する許容変更)に詳細は記述
② 旧ルールに基づく5470 MHz~5725 MHz帯で動作するUNII機器:KDB 443999(暫定手順)の条項
に従い、TDWRバンド(5600 MHz~5650 MHz)を含む周波数の記載不可。新ルールでは可能。
50
米国
KDB 784748
【KDB 784748】 電子ラベル
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=27980&switch=P
■7月11日 正式発行
• D01:電子ラベルガイドのD02追加に伴う変更
• D02:電子ラベルガイド追加
• D03:ラベリングクイックガイド追加
電子ラベル (TCB Workshop 2014年10月より)
• FCC IDとDoCラベルを全ての機器に対して電子表示することを認める
(それまで、SDR(Software Defined Radio)とモジュールに限り、条件付きで認められていた)
• DoCのみの機器には電子ラベルは適用不可
• 表示のためには画面に3ステップ以内で表示させること(立上げパスワードは、特別なアクセ
スコードと見なさないが、パスワード入力を含め情報画面にアクセス後、ネットワーク接続無
しで3ステップ以内であること:2014年11月21日 FCC訂正)
• 申請資料に、どのようにアクセスするのかの説明が必要
• 認可取得者は、これらの情報が第三者によって書き換えられないようにすること
• 通関輸入時には別のマーキングが必要。これらは通常の輸送中に剥がれないこと。最終的
にはエンドユーザーによって取り除かれること
• リモートディスプレイは認められない
• 電子ラベルは§20.19(HAC)及び§20.21(シグナルブースター)等の個別要求のある各規定
をカバーしていないため、別途表示が必要
51
米国
KDB 640677(ドラフト)
【KDB 640677】 RF照明 (2014年10月2日まで意見募集)
■8月27日(新規ドラフト)
• Part 15照明機器
• 電球、管球に直流(DC)又は9 kHz以下の交流(AC)により電力を供給し、スイッチング
電源技術を利用した照明装置はPart 15の下で認められる
• 例:スイッチング電源からの直流電圧によって給電されるLED照明
• 認可手順は検証
• Part 18照明機器
• ランプ内に封入した気体を利用し、RF信号を使用する電球、管球などに電力を供給す
る照明装置はPart 18の下で認められる
• 例:RF源により給電される、蛍光灯安定器、安定器内蔵ランプ
• 1 GHzまでの放射試験を要求
• 非消費者向けは検証、消費者向けは適合宣言(DoC)
RF照明 (TCB Workshop 2014年10月より)
• LEDの普及により、Part 18が適用可能かという質問が増えたため、ドラフト版として発行
• 背景は、§15.5、§18.111(妨害を与えない)、§15.15、§18.109(良い機器を作る)
• Part 18は意図的放射に適用され、ある意味、許容値緩和であることに注意
52
米国
KDB 937606
【KDB 937606】 30 MHz未満で動作するPart 15及びPart 18機器の試験サイト要求
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=186730&switch=P
■10月10日(新規)
基本的には、オープンサイトの測定を優先。
オープンサイトとの十分な相関が取れるのであれば暗室でも認められる。
この意味は、少なくともオープンサイトでの30 mの値を取得し、実際に測定する3 m又は10 mに
おけるオープンサイトと暗室の相関を確認した後でなければ暗室の使用は認められない。
注意
要求は“Open Filed Site”であることに注意 (ANSI C63.4:2009)
5.3 Radiated emission test facilities (9 kHz to 30 MHz)
For magnetic field strength measurements (see 8.2.1), a site similar to that shown in Figure 5,
should be used, except that a reference ground plane is not required. The site does not have to
meet an NSA requirement at these frequencies because NSA is based on electric fields. If a
reference ground plane is present, the measured level of emissions may be higher than if
measurements were made without a ground plane. The magnetic field strength measurements
made at a site with no reference ground plane shall take precedence. If permitted by the
procuring or regulatory agency, measurements may also be made in a shielded enclosure at
frequencies below its resonant frequency, or in a TEM device (see Annex F).
※EN 300 330-1 はグランドプレーンを要求しているので注意
53
米国
KDB 204515、KDB 249634
【KDB 204515】 グランティコードの修正、移行等(全てのIDの移行)
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=41677&switch=P
■8月12日 新規取得方法、料金支払方法、修正、登録情報忘れ対応の明確化
■10月17日 全てのFCC IDの移行を伴わない場合は、KDB 249634に準拠することを明記
(2.909参照)
【KDB 249634】 機器の識別コード(FCC ID)の変更
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=188453&switch=P
■10月17日 (下記は記載事項と異なっている部分があるが、実績のある方法)
【一部FCC ID変更の手順(§2.933)】
1.
2.
3.
4.
5.
6.
全ての変更は、
KDB 204515参照
新しく認可を取得する会社(B)のFCC ID
オリジナル(A)のFCC ID
(A)のレターヘッドに記載した(B)へ使用を許すレター
これは§2.933に基づくことを記載する
この認可は、 (A)の一部の機器だけに限定することを明記する
(B)は特定機器だけに認可を有し、(A)の権利が委譲することではないことを明記
54
米国
KDB 726920
【KDB 726920】 永久機密、短期機密:§0.457、§0.459
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=41731&switch=P
■10月16日 D02、D03、D04を削除し、全ての文書をD01へ統合
• 永久機密、短期機密は明確に分類
• 以前TCBにより、永久機密が認められたマニュアル、内部写真等は都度FCCに確認が必要
永久機密
短期機密
宣言書
×
×
×
人体曝露情報
×
×
×
○
ブロック図
○
○
内部写真
×
○
回路図
○
○
テストレポート
×
×
パーツリスト/チューンアップ
○
○
テストセットアップ写真
×
○
動作説明
○
○
ユーザーマニュアル
×
○
SDRソフト/セキュリティ情報
○(自動的に機密)
×
提出物
永久機密
短期機密
ID Label/Location
×
×
カバーレター
×
外部写真
提出物
認可システムについての管理要求 (TCB Workshop 2014年10月より)
• 却下要求、文書破棄要求、短期機密を正確に行うこと
• Part 15、Part 18の申請資料は、機器がどのようなものであるかの説明が必要
• 5 GHzのソフトウエア設定は明確に記述
• マニュアルは最終バージョンとすること。プロフェッショナルインストールが必要であればインストレ
ーションマニュアルを含むこと、グラントノートにも含むこと
• 不適格な認可はTCBの責任。グランティーとともに解決すること
55
米国
KDB 980285、KDB 971168、KDB 353028
【KDB 980285】 認証費用
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=41712&switch=P
■10月14日 申請費用の見直し(通常申請 $1265⇒$1365等)。基本は2年毎の見直し
【KDB 971168】 1 MHzを超える帯域幅を持つライセンス機器のパワー測定方法
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=47466&switch=P
■10月17日 D02追加、D01はD02を参照し、参照KDBの記載、トレースアベレージの明
確化、その他誤記修正
7月16日にFCC 14-76(BRS/EBS)が官報掲載(2014年8月15日有効)
Part 27.53(m) BRS/EBSの帯域外放射が緩和。Band 7、Band 41などに影響を与える。
⇒ これらを受けたKDBの改訂
【KDB 353028】 アンテナ変更、アンテナ修正、認可リストにないアンテナ販売
https://apps.fcc.gov/oetcf/kdb/forms/FTSSearchResultPage.cfm?id=39060&switch=P
■10月20日 Part 15において、いくつかの例外(Subpart D、DFS対象、SAR関連)を除き
、認可済みアンテナと同じタイプの低いゲインを持つアンテナは追加確認なしで販売可能
56
米国
TCB Workshop 2014年10月より
【補聴器両立性 (HAC)】
• 現在、VoLTE T-Coilの試験は除外。試験可能となっているためKDB 285076 D02にある
試験除外を検討中(現在はPBAプロセス、除外の選択)
• CMRS(商業移動体無線サービス)としてのWiFi通信:現在、CMRSは対象のため検討要
• これらWiFi及びVoLTE HAC関係はPBAが必要
【SAR測定方法と試験システム】
• ダイナミックアンテナ同調:対応チップセットの考慮が必要(送信帯域の分割、リアルタイ
ムパワー制御など)
• これら新規技術に関しては、ケースバイケースでKDB問合せが必要
• FCCは、センサーアレイSARシステムに関して詳細を得ていない(4月から更新なし)
【医療用人体ネットワークシステム(MBAN)】
• 2014年8月20日:2nd レポート(FCC 14-124) 発行
• MBANに2360 MHz~2400MHzを許可。ただし、現行の割当て機器との協調を図ること
• PBAの対象
• FCC 14-124を最終ルールとして、2014年11月5日有効(一部除外あり)
• 10月6日 FCC 12-54(2012年10月11日有効)を更新
※FCC 12-54:制御装置に様々な患者データを送信する多数の身体着用センサーからなる低出力広帯域ネ
ットワークを可能にする規則
https://www.federalregister.gov/articles/2014/10/06/2014-23519/medical-body-area-network
57
米国 KDB問合せなどFCCやICへの一般的な質問内容
■FCC関連
EMC試験に許容差は不要であるが、最大パワーを保証する必要がある
22MIMO(アンテナ取外しのみ)、33MIMOは電気的に同等と見なされない ⇒ 同じFCC IDは不可
490 kHz以下でリミットより40 dB低い15.201(a)送信機 ⇒ 認可除外。ただし、希望すれば認可可能
無指向性アンテナを使用する機器は、P-P機器と見なされない(IC同様)
認可済みのDTS WLAN機器:ソフトウェアを介してパワーを下げるには、Class 2が必要
Class 1では不可(KDB 178919 D01 4)e)に規定。今後検討される予定)
ライセンス機器に対する固有アンテナコネクタの要求はないが、SARに関連するもの及び認可取得者
が交換すべきものなどの考慮が必要
ライセンス機器のより高いERP、EIRPを持つアンテナ交換は、グラントが伝導パワーで記載されてい
ればClass 2で可能であるが、ERP、EIRPが増加する場合は新規FCC IDが必要
米国で販売されないWLAN、Bluetooth機器が米国で動作及び購入できる場合、また、米国で使用し
ないローミングのできる携帯電話は、FCC認可が必要(CEマーキングは通関マーク!)
DSS擬似ランダムが同じチャンネルで始まることは不可。全てのチャンネルが等しく使用されることの
確認が必要
FCC:シールドのないモジュール(LMA)のスタンドアロン構成での試験は認められず、代表的な
ホストが必要。ただし、スタンドアロンで試験を行い、ホスト毎の確認は、搭載方法の説明があれ
ばClass 2変更なしに認められる場合もある
IC:代表的ホストで試験を要求、スタンドアロン構成での試験は不可
58
米国
その他
7月9日、10月17日 アメリカ食品医薬品局(FDA) 医療電気機器規格
2月に発行されたIEC 60601-1-2 第4.0版を受け入れた。それにより、2016年8月1日以降
(10月17日に2017年4月1日まで猶予)、IEC 60601-1-2 第3.0版(2007年3月発行)、AMI、
ANSI、IEC 60601-1-2:2007/(R)2012の使用を認めないことを通達
http://www.accessdata.fda.gov/scripts/cdrh/cfdocs/cfStandards/detail.cfm?standard__identification_no=32328
★IEC 60601-1-2 第4.0版の要点
• リスクマネジメントなどの導入
• 機器が使用される環境を考慮し、事前に企業が判断すべき内容が多く盛り込まれた
• エミッションはスタンバイモードの考慮が必要であるが大きな変更はない
• イミュニティは要求追加(試験内容の拡大及び判断基準の設定など)
7月11日 クローズドキャプション
「21世紀における通信及び映像アクセシビリティ法 2010年版(CVAA)」に基づき、2012年
から導入されているクローズドキャプションのビデオチップへの追加要求として、2016年か
ら順に要求していくことを公表(ストレートリフクリップ(単一ライン)から複数ライン同期など)
http://www.fcc.gov/document/fcc-requires-closed-captioning-ip-delivered-video-clips
8月14日 Part 15 Subpart D(非免許パーソナル通信サービス用機器)
ANSI C63.17:2006年版に代わり、2013年版を採用することを公表
http://transition.fcc.gov/Daily_Releases/Daily_Business/2014/db0814/DA-14-1189A1.pdf
59
カナダ
TCB Workshop 2014年10月より 1/2
認証関連
• 認証/登録件数:5572件(2013年10月~2014年9月)うち、5286件が無線関係。96%がCB認可
• 無線は増加、端末関係は減少、双方は横ばい。コメント率はCB認可の20%程度
不適合を5つに分類
対応不備の場合は却下
1. 許可していない、FCC KDBの利用などの要求事項との不一致
• 正しく測定されていない(例:誤った測定距離)
• 認められた方法を使用して測定を行っていない(例:認められていないFCC KDBを使用)
• 標準化されたプロトコルに従ってない(例:規格の要求する特定の手順に従っていない、SARの測
定に誤ったサイズのファントムを使用)
• 正しい規格の版を使用していない(例:ANSI C63.4、IEEE1528-2003でIEEE1528-2013でない)
2. 校正データ等を要求するICに対してテストレポートの不備
• 情報の欠落(例:不確かさのバジット)
• 試験結果の不足
• 機器リスト/校正データの欠落、誤り(例:SARシステムチェックに用いたダイポール校正データ)
• 誤った結果/数式/計算
3. 要求された文書の提出の不備
・ RSS-102、RSP-100、DC-01に要求される書類の不足又は誤り
4. 申請時の試験サイトの情報の不備など
• 誤った、REL入力
• 無効なOATS (例:登録された試験所で放射試験が行われていない)
• カナダの現地代表が入力されていない
5. 提出されたテストレポート自体が不適合を示している
60
カナダ
TCB Workshop 2014年10月より 2/2
ICの新データベース
• ターゲット日:2015年3月~4月(2014年11月から変更) *次回Workshopでトレーニング実施
※移行期間に1~2週間シャットダウンを予定
• 遅延公開:現行はCBは、ICへメールを送りフォローアップを要求するが、DBにて対応予定
【製品情報】
•
•
•
•
認証番号
製品販売名
ホスト販売名(モジュールの場合)
ハードウェアのバージョン識別番号
(モデル名からの変更)
• ファームウェアバージョン識別番号
(存在し、RFに関係する場合)
• 機器の説明(自由記載)
SARが関連するモジュールは
搭載されるホスト毎にRELに
掲載される予定
【会社情報】
• 申請会社番号
• エージェント会社番号(該当する場合)
• カナダの代表の会社番号(該当する場合)
• 製造者会社番号(該当する場合)
• 無線試験所会社番号(該当する場合) 例:2973A
• 無線試験所登録番号(該当する場合) 例:2973A-1
• 端末試験所会社番号(該当する場合)
• SAR試験所会社番号(該当する場合)
・申請文書 :40まで
・サイズ:10 MByteまで
61
カナダ
電子ラベル
■10月3日 Notice 2014-DRS1003 電子ラベルを許可
セキュリティに関して明確化が行われた。FCC同様に3ステップ以内の表示や、通関時の梱包表
示などを要求。これにより北米への対応が一元化
■11月13日 緩和内容を追加して更新 (これにより、多くの規格が変更、更新された) *後頁
ディスプレイのない機器は、音声メッセージによる方法、またはディスプレイを持ったホスト機器に
物理的、Bluetooth、WiFiなどを通じて接続し、電子ラベルを表示する場合は、その接続を必須と
すれば認められる。【代替法】 ICに都度確認することで可能となる場合がある
http://www.ic.gc.ca/eic/site/ceb-bhst.nsf/eng/tt00099.html
電子ラベル (TCB Workshop 2014年10月より)
モジュールは、自身の表示器がなく、提供するソフトがない場合は物理的なラベルを要求
・ディスプレイのない人体装着機器
通常動作でスマートフォン/タブレットを要求すれば可能
・USBドングル
ディスプレイのある機器への接続が要求され、電子ラベル
を表示するソフトが供給されるのであれば可能
・認可モジュールを内蔵するホスト機器
表示機能があれば可能
機密、マニュアル (TCB Workshop 2014年10月より)
• 文書公開はしていないが、機密要求していない文書は、要求に応じて公開する
• ICは、ブロック図、動作説明、パーツリスト、チューンナップ手順、SDR(Software Defined
Radio)ソフトウエア及びセキュリティ情報、回路図を機密書類と見なす(RSP-100に明記)
62
カナダ
SAR関連
KDB 248227 (IEEE 802.11 a/b/g 機器を取り扱うSAR測定手順)
• 10月17日に発行されたドラフトの受入れを検討中 (KDB 248227 D01 v01r02は受入れ済み)
• FCCの正式発行後、受入れた場合は、ウェブに掲載
http://www.ic.gc.ca/eic/site/ceb-bhst.nsf/eng/h_tt00080.html
• SAR試験削減手順を作成中
• 機器設計に関する具体的な要件は、試験手順を適用する前に満たされる必要がある
• 試験削減方法は、スタンドアロンと同時送信SAR評価要件をカバーする
• Wi-Fi送信機のワーストケースの報告SAR試験構成に基づき、少なくとも1つのSAR評価
が、 Bluetoothに要求される
• 追加のSAR評価は0.8 W/ kgを閾値として必要となる
• Bluetoothの報告又は推定SAR値が0.8 W/kgより大きい場合、追加のSAR測定が、追
加のチャンネル及び試験構成のために必要となる
5月16日 Safety Code 6(人体曝露防御の指針) ドラフト公表
コメント期間終了(7月15日)。ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)への整合が主である
局所SARに関しては従来通り1gを採用。現行の最新版は2014年2月20日修正版
2012年12月発行の非常に厳しい試験条件(RF曝露)を要求するRSS-102(Issue 5)ドラフトは、
引き続きレビュー中。上記SAR試験削減手順と整合させ、新規発行されるものと思われる
※これらが明確になるまで、RSS-102(Issue 5)は発行されないと思われる。混乱を避けるため、
FCCも現時点では旧手順を使用をしたほうがよい
63
カナダ
規格のアップデート状況 1/5
【2014年発行規格】
3月6日 RSS-287 (Issue 2)
無線ビーコン (EPIRB)/ 位置情報(ELT)/ 個人位置情報(PLB)/ 海上位置情報(MSLD)
•
•
•
•
•
•
•
RSS-Genを参照することを明記
大部分の無線規格の仕様に共通する内容を、RSS-Genへ移行
161.975 MHz及び162.025 MHzで動作するMSLDのための技術要件の追加
121.5 MHz又は243 MHzのみで動作するEPIRB及びPLBの製造、輸入、又は販売の禁止
406 MHzの周波数のないELT機器の認定は不可
PLB機器は121.5 MHzのホーミング周波数を含めることを要求
カナダ運輸省からELT承認のレターを提出する以前の要件は、ELTがCanadian Aviation
Regulations Part VI, Section 605.38, Airworthiness Manual (AWM) 551.104の概説要件に準
拠していることの適合宣言を提出することに置換えられている
4月24日 RSS-195 (Issue 2) 2.3 GHz帯無線通信サービス
•
•
•
•
•
RSS-Genを参照することを明記
大部分の無線規格の仕様に共通する内容をRSS-Genへ移行
機器種類の定義を追加
周波数ベースと、固定局装置の平均電力比(PAPR)のピークが追加されている
2305 MHz~2315 MHz、2350 MHz~2360 MHzの基地局、固定局にピーク対平均電力比
(PAPR)を追加
• 固定加入者装置は、異なった不要輻射リミットを低電力及び高電力装置に適用
• 不要輻射リミット及び電力リミットを変更
• 受信機スプリアスの要件は、2012-DRS0126(FCC同様に受信器は認証不要)により撤回
64
カナダ
規格のアップデート状況 2/5
【2014年発行規格】(続き)
9月4日 RSS-111 (Issue 5) 4.9 GHz帯広帯域公共安全通信
•
•
•
•
送信電力は、ピークではなく、平均値を明記
送信ピーク対平均電力比 13 dBを追加
指向性アンテナをもつ機器のアンテナ利得制限と運用制限を追加
受信機スプリアスの要件は、2012-DRS0126(FCC同様に受信器は認証不要)により撤回
9月4日 RSS-216 (Issue 1) 無線電力伝送 (WPT)
• FCC KDB 680106のMPE除外の機器同様のものをCategory 2として認可対象外とし、それ以外
を認可が必要なCategory 1としている
• カテゴリー毎の伝導、放射リミットは違いはなく、人体曝露評価の要否によって分類
10月9日 RSS-199 (Issue 2)
•
•
•
•
•
2.5 GHz帯広帯域サービス (BRS)
スプリアスマスクの変更
周波数安定性を測定するための方法の追加
複数アンテナシステムの適合要件の追加
受信機スプリアスの要件は、2012-DRS0126(FCC同様に受信器は認証不要)により撤回
技術要求であるSRSP-517は7月17日更新済み
11月21日 RSS-251 (Issue 1) フィールド妨害センサー、自動車レーダー(77GHz)
• ドラフト同様、RSS-210 Annex 13を移行。FCC §15.253と調和
【共通】CB(認証機関)は、1年以内に新規格をスコープに含めることが要求される
65
カナダ
規格のアップデート状況 3/5
11月13日 RSS-Gen (11月22日適用)
http://www.ic.gc.ca/eic/site/smt-gst.nsf/eng/sf08449.html
ドラフトとほぼ同様、認定試験所以外は、2017年からは受け入れない旨が記載
(1) 全体的な項番の変更と再構成
(2) タイトルの変更:General Requirements for Compliance of Radio Apparatudss – Limits
and Method of Measurement
(3) Section 3:参照規格の記載:ANSI C63.4:2014(ただし、6.1項により2009年版は2016年までは許
容される:1 GHz以上の測定に影響) 、ANSI C63.10: 2013、ANSI C63.26
(4) Section 4:除外条件の追加(適合できない理由を明確に記載する等)
(5) Section 5:受信機に対して、NOTICE 2012-DRS0126を組込み(要求事項に変更なし)
(6) Section 8:ライセンス不要機器への要求のまとめ。パルスオペレーションなどはANSIを参照
(7) Section 9:定義を再び掲載
(8) 重複があった、2.4項(ライセンス機器定義)、3項(ラベリング要求、モジュール定義等)、
5項(ラベル、マニュアル等一般要求) は、RSP-100 Issue 10へ移行
11月13日 RSP-100 (11月22日適用)
http://www.ic.gc.ca/eic/site/smt-gst.nsf/eng/sf01130.html
ドラフトとほぼ同様。
(1)RSS-Genから2.7項(ライセンス機器の説明)、3.2項(マニュアル要求)、7項(モジュール認可)
を移行
(2)3項(ラベリング要求):電子ラベルを許可(Notice 2014-DRS1003の発行に伴う)
(3)6.4項:機密書類の明記
(4)7.3項:モジュール認可時のホストに対するRF曝露条件適合の記載
(5)Appendix A、Bの書式変更
66
カナダ
規格のアップデート状況 4/5
11月13日 電子ラベルの許容により、変更された規格(版の更新なし)
•
•
•
•
•
•
•
ICES-001 (Issue 4) ISM機器 ⇒ CISPR 11 Ed.5.1への整合
ICES-002 (Issue 6) Issue 5:2017年1月1日まで使用可。Issue 6:CISPR 12 Ed.6.1に整合
ICES-003 (Issue 5) 名称がITEとなっているがデジタル機器はITEの範疇でなくても含まれる
ICES-006 (Issue 2) AC電源線電流伝送
RSS-216 (Issue 1) 無線電力伝送機器(無線充電器)
RSS-310 (Issue 3) 受信機要求事項
DC-01 (Issue 5) 通信端末の登録要求:8月7日にレポートカバーシートの修正、レポート要求
事項の明確化等
【近日発行予定の規格】
• RSS-102 (Issue 5) SAR要求 ドラフトをレビュー中
• RSS-119 (Issue 12) 陸上移動・固定サービス:コメント期間終了(6月13日)
• RSS-211 (Issue 1)
レベルプーロビングメータ要求(LPR):RSS-210 Annex 11を移行。タンクレーダー等の規格
(注) 米国も2014年1月15日にFCC 14-2を発行しているが、周波数配置、出力が一部異なる
• RSS-213 (Issue 3) 2 GHz帯PCSシステム(LE-PCS)
• RSS-222 (Issue 1) ホワイトスペース要求事項
• RSS-210 (CB Notice) ライセンス不要機器:ワイヤレスカメラ、ワイヤレスマイクなどの低出力機
器の認可要求追加 ⇒ 2014年11月21日発行のRSS-251 のためAnnex 13は無効
• RSS-123 (Issue 3) ライセンス低出力機器
67
カナダ
規格のアップデート状況 5/5
【検討中の規格】
• RSS-131 (Issue 3)
FCCルールに整合させるため、ゾーンエンハンサー仕様と試験方法を提供
コメント期間終了(8月11日)
• RSS-139(Issue 3)
帯域拡張:1710 MHz~1755 MHzから上限1780 MHzへ変更、
2110 MHz~2155 MHzから上限2180 MHzへ変更
• RSS-220 (Issue 2)
UWB規格
• ICES-005 (Issue 4)
CISPR 15(2013年5月発行)に整合、1 GHzまで周波数拡張、
スコープ整合(Dimmerなどを含まない) * 年内に暫定ガイダンス発行予定
【作成中の規格】
• RSS-247 (Issue 1) デジタル送信システム(DTS)と周波数ホッピングスペクトラム拡散(FHSS)
W52の屋内使用許可などFCCとの整合も必要
現時点でTDWR(ターミナルドップラー気象レーダ)バンドの開放は不明
• ICES-008 (Issue 1) ケーブル配線システム
アンテナとして働く可能性のある屋外配線システムなどからの妨害を発生することを避けるため
の技術的要求が提供される予定
68
Agenda
1.欧州
2.米国、カナダ
3.日本
69
日本 ラベリング 要求 1/2
技術基準適合証明
工事設計認証
共通
要求事項
007ABXXXXXXX AB:種別に注意
007-XXXXXX
※2011年12月16日官報掲載
①
大きさは直径3mm以上(2014年9月1日より緩和)
② 材料は容易に損傷しないもの
③ 地色は適宜(ただし、表示を容易に識別できること)
表示は特定無線設備の見やすい箇所に付すこと!
緩和
2014年4月23日:モジュールのホストへの認可番号の表示許可(任意:施行9月1日)
2014年9月1日:製品が小さく貼付できない場合、取扱説明書及び包装又は容器に表示可
ただし、他のロゴ、他国認可番号の表示のためにスペースがないという理由は不可!
表示が困難な場合は、電磁的方法での表示も可能(2010年4月28日)
その旨を記載した書類を添付又は他の適切な方法で明確にすること!
屋内使用限定
5 GHz帯 屋内使用限定の無線設備の送信は、屋内限定である旨を表示すること。
W52(5180 / 5200 / 5220 / 5240, 5190 / 5230, 5210 MHz)
W53(5260 / 5280 / 5300 / 5320, 5270 / 5310, 5290, 5250 MHz)
※電子表示:IEEE 802.11ac開放時に許可(2013年3月27日)
70
日本 ラベリング要求 2/2
軽微な変更や工事を伴わない変更で、次の2つの適用要件を両方満たす場合に限り、同
一認証番号発行可能! Class 2(変更申請)の概念!?
同一認証番号制度の導入 (工事設計認証)
※ガイドライン:
http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/equ/tech/iccj/iccj3/index.htm
(1) 新工事設計が、既に認証を受けている工事設計の全てを包含していること
既工事設計がアンテナAを、新工
事設計がアンテナBのみを有する
ことは受け入れ不可である
新工事設計は、アンテナAとBを有
さなければならない
(2) 新工事設計が、既に認証を受けている工事設計に適用するものであること
⇒ 変更の工事を伴わない場合、種別に係らず同一の工事設計認証番号付与が可能
既工事設計が変更された場合、
既工事設計は、これらの変更を適用
すると見なされなければならない
71
日本 変更申請とは
審査の一部省略
技適 (証第6条第3項)
• 適合表示無線設備の工事設計に基づく特定無線設備 (技適から工事設計への変更)
• 工事設計の変更 (認証番号変更)
• SAR追加 (認証番号は通常変更)
工事設計(証第17条第3項)
• 工事設計(合致の確認の方法含む)の変更 (認証番号変更:合致の確認は変更不要)
• SAR追加 (認証番号は通常変更)
変更申請は提出書類は簡素化されるが、認証番号は変更が基本
ULJ規定(附則書13):外観 W・H・Dの和が10%以内を要求(総務省要求ではない)
同番認証を許可する改訂
• 平成19年 告示第585号(19号、19号の2、19号の3、19号の3の2)
• 平成21年 告示第494号(11号、51号、52号、54号、56号(現在削除))拡大
• 平成23年12月16日 告示第546号:空中線のみの同番認証が認められていたが、
同番認証ガイドライン(平成25年10月16日)に基づく内容が認められるようになった
★2014年4月23日:修理業者を登録制とし、決められた修理に関しては、工事設計の
変更と見なさない(実施方法について、2014年12月25日まで意見募集)
72
日本 モジュール 1/2
日本電波法には
「モジュール」という
概念はない??
?
単体で電波を発射することが可能なもの
モジュール/マザーボード/
最終製品という区別はない
無線設備
の構成
無線設備としての構成を
持つものは認可可能!
• 空中線部
• 高周波部及び変調部
• 制御部(電源装置、制御装置、付属装置)
日本電波法は、工事設計(Design)に対して認可を行う ⇒ そのためモジュール状特定無線
設備ガイドラインが作成された。構造の担保を行った根拠を示す書類(図面)が必要
モジュール認可適用除外
モジュール状工事設計認証の注意点:
容易に開けることができない構造
• 比吸収率(SAR)試験が必要な特定無線設備
• 電波法第38条の2の2第1項第3号(その他)に規定される特定無線設備
半田付けモジュール: WLAN等に関しては容易に識別できるのであればOK
「マザーボード」は、次の構造要件を満たすことにより、証明/認証が可能!
• 空中線部、高周波部、変調部、付属装置及び制御部で構成されていること
• 制御部が決められたインターフェース条件で接続が想定される外部機器を含むこと
• 出荷時点において、全ての部品が装着された完成品であること
• 外部機器に接続又は組み込み使用するものである場合、容易に分離可能な構造であり、特
定無線設備であることの識別が容易にできること
⇒ 取り付け方法要求。製品にどのように搭載されるか、分離されるか
73
日本 モジュール 2/2
工事設計書の取扱い
モジュール状特定無線設備ガイドライン
(1) 「モジュール状の特定無線設備」であることを明記し、付加装置の概要、付加装置への接続
方法を記載
(2) 主要な装置が、1つの集積回路で構成されている場合、詳細な無線設備系統図の記載は
不要。主要な装置の回路構成と基準周波数、入出力の周波数、及び供給電源電圧
(3) 電波の特性に直接影響を与えるものは、主要な装置に有していることを明記
(混信防止機能、キャリアセンス機能など)
(4) 工事設計の範囲の明確化
• 分離型モジュール:形状・寸法が明示されていること
• 基板装着型モジュール:写真又は部品配置図で、モジュール部分が特定できること
(5) 主要な装置と付加装置との接続方法
• 分離型モジュール:汎用なインターフェース
• 基板装着型モジュール:半田付け、ケーブル接続、プラグインコネクター接続又はICソケットタイプ等
分離型モジュール
基板装着型モジュール
74
日本 容易に開けることができない構造1/2
① 一の筐体に収められており、かつ容易に開けることができないこと。給電線及び接地
装置を有しないこと。(空中線を除外しない場合あり)
基本的には、使用する無線設備の部品が全て一体となっている構造を有すること。アンテナ
の外部取り付け、送信器と受信器の分離などが認められる場合がある
②一の筐体に収められており、かつ容易に開けることができないこと(空中線を除外しな
い場合有り)
給電線、接地装置は認められるが、基本的には使用する無線設備の部品が全て一体となっ
ている構造を有する必要がある。アンテナは外部取り付けが認められる場合がある
③筐体は、容易に開けることができないこと(ひとつと言っていない)
例えば、普通のドライバーで開けられない特殊ネジの使用、筐体を接着剤で密閉、RF部の
コーティングなど。
特殊ネジ
専門工具のドライバーを使用しない限り、取り外しが非常に困難なセキュリティネジ
75
日本 容易に開けることができない構造 2/2
④送受信機の筐体は容易に開けることができない構造であること
基本的には、使用する無線設備の部品が全て一体となっていること
アンテナの外部取り付け、送信器と受信器の分離などが認められる場合がある
⑤送信機は、一の筐体に収められており、かつ容易に開けることができないこと
60 GHz帯における特殊な要求。送信機と称される部分は、全て一体となっていること
⑥空中線を除く高周波部及び変調部は、容易に開けることができないこと
シールドケースで覆われれば、容易に開けられないと認められるが、むき出しとなっている部
品の機能が、高周波部、変調部である場合は、実装部品等のピンを樹脂等でコーティングする
などの対応が必要
チップマウント方式などのシュリンクパッケージは、
10ピン以上を持ち、かつ、ピンの間隔が1.5 mm以
下の集積回路が1以上使用されていることを条件
にコーティングが緩和される
証第2条第1項第19号及びUWBに関しては、明確にガイドラインで定義(上記)
その他の種別については、登録証明機関の判断による
76
日本 SAR 1/4
各国
頭部SAR
人体SAR
米国、カナダ、欧州、豪州
○
○
日本
○
○2014年4月
平成14年6月1日(設備規則第14条の2):
人体頭部SARの許容値2 W/kg(10g)を強制規格として適用
平成26年4月1日:人体比吸収率測定(SAR) 導入
 上限周波数を3 GHzから6 GHzまで拡張
 2.4 GHz、5 GHzなどの証明規則第2条第1項第19号単独の機器は非対象
施行日前に認可を受けている機器に対して追加の人体SAR試験は不要、ホストに組
み込んだとしても考慮すべきは頭部SARのみ
 人体SAR許容値:2 W/kg(10g AV)
 四肢SAR許容値:4 W/kg
 平均電力(総和):20 mW以下の無線設備は適用除外
77
日本 SAR 2/4
対象無線設備の条件
次の全ての条件に当てはまる無線設備に要求
① 送信空中線と人体との距離20 cm以内で通常使用する無線設備
② 平均電力が20 mWを超えるもの
使用時間、電波の発射時間は関係ない
③ 広く一般国民が使用するもの
【対象無線設備】
• 携帯電話
• 広帯域移動無線アクセスシステム
• 衛星携帯電話(移動地球局含む)
1つの筐体にこれら無線設備が
複合する機器は、当該筐体に
対して許容値を適用
【同一筐体にある場合対象】
• 小電力データ通信システム
(2.4GHz/5GHz帯無線LAN)
• 5GHz帯無線アクセスシステム
• デジタルコードレス、PHS
試験方法
頭部SAR:IEC 62209-1同様
人体SAR:IEC 62209-2同様
78
日本 SAR 3/4
同一筐体に入った機器(携帯端末、19号等)は合算SAR値で規定
ただし、下記のIEC 62209-2の4つの選択により緩和できる
1. 同時送信各ピークの加算(最も保守的)
2. 十分離れている場合は最大値を用いる
3. 各エリアスキャン、ズームスキャンから取得したデータを加算
4. 全ての送信機に対し全エリアをボリュームスキャンし加算
※モジュールに対しては最終出荷者の概念が必要!
同時送信SAR除外の条件
誰が組み込み製品の
適合性を保証するのか?
携帯電話とBluetoothの2つの無線設備が同一の筐体に搭載された場合:
除外可能な電力レベルPmax,m= 20 mW、携帯電話のSAR1=0.5 W/kg の時、
Pavailable=20 mW×(2.0 W/kg - 0.5 W/kg)/2.0 W/kg = 15 mW
Bluetooth の平均電力が15 mW より小さければ、SAR の測定の必要はない。
79
日本 SAR 4/4
• 人体SAR施行前に認証等を取得したものは、従前のとおりの取扱いが可能
• SAR試験を追加する場合、登録証明機関は適切にどの部分を再試験し、どの部分の再
評価を不要とするかを決定
• モジュールとしてのSAR試験は認められず、USBドングルのような筺体を持つものしか
認められない
人体SAR施行日
(平成26年4月1日)
認証A
経過措置により、人体付
近で使用するものに組
み込む場合でも、SAR
を測る必要は無い
認証Aのモジュールを使用する場合は、人体SARの適用除
外。同番認証が行われると、新たな表示が付されたものと
みなされるが、経過措置により人体SARの適用除外
同番認証の日
同番認証A
新規定により、人体付
近で使用するものに組
み込む場合は、SARを
測る必要がある
SARに係る無線設備として
の認証が必要
80
日本
情報
4月15日 医療用データ伝送システムの技術的条件等
体内の無線装置と体外の無線装置、又は体外の無線装置相互間で電波を利用して行う医療用
に供するデータ伝送システム医療用データ伝送システム(MEDS)について答申
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000189.html
★欧州ではEN 302 537、米国では Part 95のMedsRadioとして分類されている
8月22日 官報掲載 日本では、EN 302 537への準拠を基本とする
周波数帯: 401 MHz~402 MHz、405 MHz~406 MHzを利用
遠隔診断やきめ細かな医療サービスの提供が期待される
4月15日 狭帯域システムの技術的条件答申 (80GHz帯高速無線伝送システムのひとつ)
移動通信システムの高度化等に向けた技術開発や標準化の進展等に伴って、基地局間のネッ
トワーク回線として本システムを利用するニーズが顕在化
※80 GHz帯高速無線伝送システム: 光ケーブルの敷設が困難な地域での高速伝送回線等として利用
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban12_02000040.html
8月6日 官報掲載 (狭帯域システムの技術的条件の導入に係る制度整備)
現在行われている技術基準適合証明の審査は、2015年3月31日まで引続き可能
(参考)⇒ http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban12_02000045.html
81
日本
情報
4月23日 第三者による携帯電話端末の修理に係る規定の整備(官報掲載)
携帯電話端末において、登録されている修理業者が、修理の適切性を自己確認し、技術基準へ
の適合性等を表示可能とする(ただし、電波特性に影響を与えない修理に限定)
⇒ 修理を行った者を明確化し、利用者の安心感に繋げる(実施方法:12月25日まで意見募集中)
8月22日 小電力セキュリティシステム等の高度化に関する技術的条件(官報掲載)
官報 ⇒ http://kanpou.npb.go.jp/20140822/20140822g00188/20140822g001880000f.html
参考 ⇒ http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000195.html
概要 ⇒ http://www.soumu.go.jp/main_content/000270039.pdf
主な変更点
小電力セキュリティシステム 及び400 MHz帯、1200 MHz帯テレメーター、テレコントロール
• 1 Wまで増大(400 MHz帯は、一部0.1 W)
• アンテナゲインは2.14 dBi固定 ⇒ EIRPの考慮が可能
• 一部送信時間制限の緩和
動物検知通報システム
• 一部送信時間制限の緩和
82
日本
無線設備試買テスト (微弱無線局)
7月15日 平成25年度無線設備試買テストの結果概要公表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban17_02000013.html
100機種200台を対象に測定
※1機種につき2台とも基準を超えたもの
無線設備の用途 (25年度:通信局)
測定機種数
FMトランスミッタ
ワイヤレスカメラ
携帯電話抑止装置(携帯ジャマー)
ワイヤレスマイク
トランシーバ
ワイヤレススピーカ
ベビーモニタ
合
計
62
16
7
7
3
3
2
100
無線設備の用途 (26年度:ULJ)
測定機種数
FMトランスミッタ
ワイヤレスカメラ
携帯電話抑止装置(携帯ジャマー)
トランシーバ
その他設備
合
計
36
7
9
11
38
101
うち基準に不適合
な機種数(※)
46
16
7
7
3
3
2
84
うち基準に不適合
な機種数(※)
25
7
9
11
38
90
不適合率(%)
74
100
100
100
100
100
100
84
不適合率(%)
69
100
100
100
100
89
UL Japanは残り99台試験を行います
83
日本
情報
5月23日 電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するため の指針
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban16_03000216.html
(参考) ⇒ http://www.emcc-info.net/info/info260129.html
【背景】過去の調査で、携帯電話端末は、一部の植込み型医療機器が最長で3cmの離隔距離
で影響を受けたため、指針には、植込み型医療機器の装着部位から15cm程度離すと記載
近年、同時に放射する機能を有するスマートホンなどの複合の無線設備を持つ機器が増加
そのため、携帯電話(W-CDMA方式)と無線LAN(IEEE 802.11n方式)の電波が同時にスマー
トフォン等の端末から発射されたときの植込み型医療機器に及ぼす影響を調査
指針改定 http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/ele/medical/H26guide.pdf
スマートフォンなどの複合の無線設備を持つ機器に関しても同様の指針の適用が可能となった
これに合わせて・・・
8月19日 電波環境協議会「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針等」公表
1997年に作成された指針の廃止 (第2世代携帯電話サービスの廃止による携帯電話の電波出
力の低下、医療機器の電磁的耐性に関する性能の向上など、状況が大きく変化したため)
【新指針の内容】
• 医療機関の利用者向けにエリア毎の携帯電話端末等のルールを制定する際の考え方を示す
• 携帯電話端末が使用できる場所では、医用電気機器との離隔距離は1m程度を目安とできる
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban16_02000062.html
84
日本
情報
8月29日 工業、科学及び医療用装置からの妨害波の許容値及び測定法の見直し
超音波洗浄機、超音波加工機、超音波ウェルダー、電子レンジ、電磁誘導加熱式(IH)調理器等
CISPRに整合した許容値の設定などが記載 (2014年10月1日まで意見募集)
30年ぶりの見直し、電波法、電気用品安全法に影響
•
•
•
•
•
電源端子電圧妨害波規定追加
磁界強度規定追加(接地線の問題のため12dB緩和有り)
測定距離の見直し(3m、10mの測定を規定)
グループ区分の明確化
クラスA、Bの規定(商用電源接続はクラスBとなるため注意)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban16_02000065.html
概要 ⇒ http://www.soumu.go.jp/main_content/000309948.pdf
9月10日 地域BWAシステムの高度化に係る制度整備案 / 電波監理審議会からの答申
2575 MHz~2595 MHzの周波数の電波を使用する広帯域移動無線アクセス(地域BWA)システ
ムの高度化等に必要な制度整備案についての意見募集結果を踏まえ、答申
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000202.html
9月26日 3.5 GHz帯への第4世代移動通信システム(LTE-Advanced)の導入(官報掲載)
3.5 GHz帯への第4世代開放のための周波数を開放
従来のLTE(3.9世代移動通信システム)バンド、2 GHz帯LTEバンド、UMB等にも影響を及ぼす
(参考) ⇒ http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000197.html
10月15日 周波数再編アクションプラン(平成26年10月改定版)公表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000144.html
85
日本
電気通信事業法 1/4
3月19日 電気通信事業法の消費者保護ルールに関するガイドラインの改正
公衆無線LANアクセスサービスについて、その定義の見直しを行う「電気通信事業法施行規則
の一部を改正する省令」が制定されたことを踏まえ、本ガイドラインを改正
(無線LANを使用する携帯電話、PHSもサービス提供条件の説明義務の対象とする)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_02000137.html
(参考) ⇒ http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_02000132.html
9月1日 ラベル緩和 (8月14日:官報掲載)
電波法同様、技適マーク
の大きさを一律直径3mm以上
製品が小さく認可番号が貼付できない場合は、取扱説明書及び包装又は容器に表示可
ただし、他のロゴ、他国認可番号の表示のためにスペースがないという理由は不可!
(参考) ⇒ http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban05_02000070.html
表示が困難な場合は、電磁的方法での表示も可能 (電波法同様)
その旨を記載した書類を添付又は他の適切な方法で明確にすること!
86
日本
電気通信事業法 2/4
7月18日 インターネットプロトコル移動電話端末等に関して(官報掲載)
端末設備等規則の規定によることが著しく不合理なインターネットプロトコル移動電話端末等及
びその条件等を定める件の一部改正 (告示第243号) ⇒ http://www.soumu.go.jp/menu_hourei/s_kokuji.html
試験方法 告示
第1号(一)
第1号(二)
第2号
VoLTE端末の緊急通報発信方法
VoLTEによる発信
CSフォールバックによる発信
(VoLTEによる発信も具備)
CSフォールバックによる発信
VoLTEネットワークにおける緊急通報の対応
対応
未対応
【登録認定機関への要求】
VoLTE(IP移動電話)端末について技術基準適合認定等の申込みを受けた際には、申請者から、試験方法を
定める告示の方法のいずれの方法(複数の場合はそのすべて。)による試験に基づく認定等を申請するもの
であるかを確認し、その実施した方法について、技術基準適合認定等に関する証書の備考欄等を通じて、申
請者に明確に伝える。技術基準適合認定等を受けた端末機器が、緊急通報に関し、どの電気通信ネットワー
クに接続できる機能を具備しているかを利用者に伝える必要があることから、技術基準適合認定を受けた者
又は認証取扱業者に対して、端末機器の説明書等にその旨を明記するよう指導する。なお、不特定の携帯
電話事業者向けに製造された、SIMフリー端末については、原則として、全ての携帯電話事業者の緊急通報
方法に対応していることを試験する必要があるため、申請者に明確に伝える
10月31日 SIMロック解除に関するガイドラインの改正案 (2014年12月1日まで意見募集)
モバイルサービスの料金低廉化・サービス多様化による 2015年5月以降発売されるスマホ/タブレット:
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000268.html
検討事項
原則無料でSIMロックの解除を義務づける
SIMロック解除により、全ての試験が行われることが望まれる。
現状、CSフォールバックによる方法(3G)が広く使用されている
87
日本
電気通信事業法 3/4
試験方法 告示 第1号(一) VoLTEによる発信
1. 電気通信番号規則第11条各号に規定する電気通信番号に対応した呼の設定を行うためのメッセージ(以下「緊急通報メッ
セージ」という)を発信する機能を有する端末機器
(一) 緊急通報メッセージを受信する機能を有するインターネットプロトコル移動電話用設備に接続する端末機器
(1) 測定用機器は、LTE設備用シミュレータとする。
(2) 測定回路ブロック図は、右図のとおりとする。
LTE設備用
被検機器
RFカップリング
シミュレータ
又はコネクタ接続
(3) 測定手順は、次のとおりとする。
ア.被検機器から緊急通報メッセージを発信する
イ.緊急通報メッセージに含まれる電気通信番号等が、正しく送出されていることをLTE設備用シミュレータにより確認する。
試験方法 告示 第1号(二) CSフォールバックによる発信(VoLTEによる発信も具備)
(二) 緊急通報メッセージを受信する機能を有しないインターネットプロトコル移動電話用設備に接続する端末機器であって、
移動電話端末と構造上一体となっている端末機器
(1)測定用機器は、移動電話及びLTE設備用シミュレータとする。
(2)測定回路ブロック図は、右図のとおりとする。
移動電話及びLTE
被検機器
RFカップリング
設備用シミュレータ
又はコネクタ接続
(3) 測定手順は、次のとおりとする。
ア.移動電話及びLTE設備用シミュレータからインターネットプロトコル移動電話用設備が緊急通報メッセージを受信する機能を
有しない旨の信号を送出する。
イ.被検機器から接続先をインターネットプロトコル移動電話用設備から移動電話用設備へ切り替える要求を行うためのメッ
セージを発信する。
ウ.電気通信番号規則第11条各号に規定する電気通信番号に対応した発信を要求する信号が、正しく送出されていることを移
動電話及びLTE設備用シミュレータにより確認する。
88
日本
電気通信事業法 4/4
試験方法 告示 第2号 CSフォールバックによる発信
2. 緊急通報メッセージを発信する機能を有しない端末機器であって移動電話端末と構造上一体となっている端末機器
(一) 測定用機器は、移動電話及びLTE設備用シミュレータとする。
(二) 測定回路ブロック図は、右図のとおりとする。
移動電話及びLTE
RFカップリング
被検機器
設備用シミュレータ
又はコネクタ接続
(三) 測定手順は、次のとおりとする。
(1)被検機器から接続先をインターネットプトロコル移動電話用設備から移動電話用設備へ切り替える要求を行うためのメッ
セージを発信する。
(2)電気通信番号規則第11条各号に規定する電気通信番号に対応した発信を要求する信号が、正しく送出されていることを移
動電話及びLTE設備用シミュレータにより確認する。
CSフォールバックによる発信
DoCoMoの技術
Rel8へ!
LTEと3G無線両方の機能をもつデュアル端末でも、LTEと3Gの無線を同時に見ることはできない。音声着信
をLTEに在圏している移動端末に通知するために、LTEの位置登録エリアの位置から重なって存在する3G位
置登録を特定し、当該3G位置登録を収容している交換機に対して位置登録制御を行う。この機能により、着
信要求は、CSドメインの交換機(MSC)からMME(Mobility Management Entity) を経由して、LTEに在圏して
いる移動端末に届けられる。これを受信した移動端末は、利用する無線をLTEから3Gに切り替えることにより
、音声サービスの提供を可能とする
89
THANK YOU.