ペミロックヘパリンロック用10単位/mLシリンジ5mLのpH変動 - テバ製薬

平成 24 年 4 月社名変更(平成 15 年 10 月作成)
テバ製薬株式会社
研究開発本部
ペミロックヘパリンロック用10単位/mLシリンジ5mLのpH変動試験
1. 試験材料
ペミロックヘパリンロック用10単位/mLシリンジ5mL
Lot.No.ONO1-1
テバ製薬株式会社(旧 大洋薬品工業株式会社)
ヘパリンNaロック10シリンジ(5mL)
Lot.No.K072P
三菱ウェルファーマ
2.測定方法
pH変動試験は,幸保の方法1)に基づき,0.1 mol/L塩酸または0.1 mol/L水酸化ナトリウム溶液を滴下
し,持続的な外観変化が認められるpH(変化点pH)を測定した.なお,外観変化が認められない場合は,
10mLの滴下時のpH(最終pH)を測定した.
3.試験結果
ペミロックヘパリンロック用10単位/mLシリンジ5mLのpH変動試験結果
試験材料
(含量)
ペミロックヘパリンロック用
10単位/mLシリンジ5mL
試料
pH
6.87
最終pH
または
変化点pH
移動
指数
変化所見
10mL
1.14
5.73
な し
(B) 10mL
12.60
5.73
な し
最終pH
または
変化点pH
移動
指数
変化所見
10mL
1.15
5.58
な し
(B) 10mL
12.60
5.87
な し
(A)0.1mol/L HCl
(B)0.1mol/L NaOH
(A)
ヘパリンNaロック10シリンジのpH変動試験結果
試験材料
(含量)
ヘパリンNaロック10
シリンジ
試料
pH
6.73
(A)0.1mol/L HCl
(B)0.1mol/L NaOH
(A)
4.結論
ペミロックヘパリンロック用 10 単位/mL シリンジ 5mL は,ヘパリン Na ロック 10 シリンジと同様に外観変化
がなく,両製剤は pH 依存性の配合変化に大きな差が認められないと判断した.
5.参考文献
1) 幸保 文治,注射薬便覧-注射薬配合変化の基礎- p32(1976), 南山堂