(参考3)特定一般廃棄物・特定産業廃棄物の放射能濃度について [PDF

参考3
特定一般廃棄物・特定産業廃棄物の放射能濃度について
以下の図のうち、図1~図 11 は、特措法施行後に特措法第 16 条に基づき報告された放射能濃度の調
査結果をもとに集計したものである。
なお、複数の炉や複数の乾燥床を設置している施設については、それぞれの炉や乾燥床を 1 施設とし
て集計を行っており、また、排出される廃棄物の直近3ヶ月以上の期間における3回以上の放射能濃度
の測定結果がすべて 6,400Bq/kg 以下である又は直近の結果が 800Bq/kg 以下であるため調査義務が免除
された施設や、稼働を停止している施設、数年に一度しか廃棄物を排出しない施設があるため、各図の
施設数の合計は、特措法第 16 条に基づく調査対象施設の総数とは一致しない。
1
水道施設から生ずる汚泥の放射能濃度
(施設数)
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
宮城県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
新潟県
(Bq/kg)
図1
水道施設(乾燥汚泥・脱水汚泥)
(天日乾燥の実施有無による乾燥汚泥の放射能濃度の違い)
(施設数)
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
天日乾燥以外
天日乾燥
≦1600
1600~3200 3200~4800 4800~6400 6400~8000
図2
宮城県の水道施設の乾燥汚泥
1
8000< (Bq/kg)
(施設数)
5
天日乾燥以外
4
天日乾燥
3
2
1
0
≦1600
1600~3200 3200~4800 4800~6400 6400~8000
図3
8000< (Bq/kg)
栃木県の水道施設の乾燥汚泥
(施設数)
8
7
天日乾燥以外
6
天日乾燥
5
4
3
2
1
0
≦1600
1600~3200 3200~4800 4800~6400 6400~8000
図4
2
8000< (Bq/kg)
群馬県の水道施設の乾燥汚泥
公共下水道及び流域下水道から生ずる汚泥等の放射能濃度
(施設数)
12
福島県
茨城県
10
栃木県
8
群馬県
6
埼玉県
4
千葉県
2
東京都
神奈川県
0
図5
公共下水道及び流域下水道(焼却設備を用いて焼却したもの)
2
(施設数)
25
20
福島県
15
栃木県
10
5
0
(Bq/kg)
図6
公共下水道及び流域下水道(脱水汚泥)
(合流式下水道由来・分流式下水道由来による廃棄物の放射能濃度の違い)
(施設数)
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
分流
合流
(Bq/kg)
図7
福島県の下水汚泥を焼却したもの及び脱水したもの
3
3
工業用水道施設から生ずる汚泥の放射能濃度
(施設数)
6
宮城県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
新潟県
5
4
3
2
1
0
(Bq/kg)
図8
4
工業用水道施設(乾燥汚泥・脱水汚泥)
廃棄物処理施設である焼却施設から生ずる焼却灰の放射能濃度
(施設数)
300
岩手県
宮城県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
250
200
150
100
50
0
(Bq/kg)
図9
廃棄物処理施設である焼却施設(ばいじん)
4
岩手県
宮城県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
(施設数)
350
300
250
200
150
100
50
0
(Bq/kg)
図 10
5
廃棄物処理施設である焼却施設(焼却灰その他の燃え殻)
農業集落排水施設から生ずる焼却灰の放射能濃度
(施設数)
2
1
福島県
0
(Bq/kg)
図 11
農業集落排水施設(脱水汚泥・乾燥汚泥)
5
6
廃稲わらの放射能濃度
(測定件数)
200
174
180
160
140
120
岩手県、宮城県、栃
木県
100
80
60
上記3県及び福島県
以外の3都道府県
61
40
30
20
20
17
12
3
0
≦1600
1600~3200 3200~4800 4800~6400 6400~8000
図 12
8000<
(Bq/kg)
廃稲わら
※1 福島県では、廃稲わらの放射能濃度が確認できなかったため、データを反映できなかった。
※2 図 12 でデータを示している計6都道府県及び福島県以外の都道府県においては、事故由来放射性
物質により汚染されたため利用できなくなった結果として廃棄物となった稲わらは生じていないこと
が確認されている。
※3
岩手県、宮城県、福島県及び栃木県の4県以外の3都道府県において、稲わらを保管している農
家や農協等を対象とした稲わらの汚染状況に関する調査結果によれば、8,000 ㏃/kg 超の廃稲わらが3
件あり、そのうち2件は、岩手県、宮城県、福島県及び栃木県の4県内で発生した稲わらが流通した
ものであった。
残り1件が保管されている都道府県では、8,000 ㏃/kg 超の廃稲わらのみが保管されており、この他
の稲わらについては、放射能濃度が極めて低いことが確認されている。また、今後も高濃度に汚染さ
れた廃稲わらが発生するおそれはない。
よって、岩手県、宮城県、福島県及び栃木県の4県以外の3都道府県は、特定一般廃棄物の対象地
域としていない。
6
7
廃堆肥の放射能濃度
(測定件数)
6000
5000
4111
4000
3000
岩手県、宮城県、
福島県、栃木県
2000
上記以外の15都道
府県
1000
1055
529
3
0
≦1600
202
1
99
57
1600~3200 3200~4800 4800~6400 6400~8000
図 13
89
8000< (Bq/kg)
廃堆肥
※ 図 13 では、
汚染された堆肥の放射能濃度が確認されている都道府県についてデータを反映している。
7