酪農臨床獣医師に役立つ新たな診断機器 - LAVA-net

2009 年 10 月
酪農臨床獣医師に役立つ新たな診断機器..................... 1
ウィットモア先生のコメント.................................. 4
家畜の痛みの新しい研究法........................................ 5
ウィットモア先生のコメント.................................. 7
DAIRY TOPICS...................................................... 9
現在の米国における
去勢及び除角に対するガイドライン.................. 9
ウィットモア先生のコメント................................ 10
酪農臨床獣医師に役立つ新たな診断機器
臨床獣医師は、すぐに結果のわかる、新たな携帯用検査機器を常に捜し
求めています。過去数年で、検査機器がいくつか開発されてきましたが、現
在使用している臨床獣医師は少数です。今回は、3 種類の新しい機器をご
紹介しますので、どのように使用されているか見ていきましょう。
ケトーシス検査:BHBA 測定器
Ⅰ型糖尿病の患者は、血中β - ヒドロキシ酪酸濃度をモニタリングしなくて
はなりません。人の場合、血中 BHBA 濃度のモニタリングは、尿試験紙に
よる尿中アセト酢酸濃度のモニタリングより正確です。Abbott Laboratories
は非常にコンパクトな携帯用測定器(Precision Xtra ®)を開発しました。
この測定器は全血 BHBA 濃度か全血グルコース濃度のいずれかを測定で
きます。この測定器、Precision Xtra ® を用いることで、人でも牛でも全血
BHBA 濃度を非常に正確に測定できます。ウィスコンシン大学で獣医学部教
授の Dr. Oetzel(以前、私の研究室の院生でもありました)は Precision
Xtra ® を評価し、ここ 3 年間使用しています。Dr. Oetzel によると、血中
BHBA 濃度も図れる唯一の人用グルコメーターだということです。キャリブ
レーションや調整を行わなくても Precision Xtra® を使って牛の血中 BHBA
濃度を正確に測定できるのです。
Precision Xtra® は泌乳牛のケトーシスを正確に診断できる最良の機器で
ある、と Dr. Oetzel は話しています。他の携帯用乳検査機器もしくは尿検査
機器は正確性が乏しいのです。
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Whitmore’s Letter from USA
Dr. Oetzel は Precision Xtra ® を使って個別の牛のケトーシスを診断
したり、分娩前後のペンで牛群単位のケトーシススクリーニングを行った
りしています。牛群のケトーシスを評価するためには、12 頭以上の牛を泌
乳早期に検査します。検査した牛の 10% 以上で血中 BHBA 濃度が 14.4
mg/dl(1.4 mmol/L)以上の場合、
その牛群ではケトーシスが問題になっ
ていると考えられます。
ニューヨーク州で PM 酪農臨床医をしている Dr. Thomas は次のような
方法で牛群単位のケトーシス検査を行っています。まず、泌乳日数 5 ~
20 日の産後の牛の中から、健康な牛を 12 頭選び、採血します。飼料
を与えてから約 4 ~ 5 時間後に血液を採取することが多いです。10% 以
上(12 頭中 2 ~ 3 頭)の濃度がカットオフ値である 1.4 mmol/L を超え
ている場合、この牛群ではケトーシスが問題となっていると判断しています。
血中 BHBA 濃度が高い場合、第四胃変位が起き、繁殖能力が低下する
可能性があります。Dr. Thomas は、酪農家とすぐに話し合えるよう、検
査結果が速やかにわかることが重要だと考えています。結果がわかるまで
に数日~ 1 週間待たなくてはならない研究所での検査とは正反対です。ま
た、Dr. Thomas は個別の牛を検査するためにもこの測定器を使用してい
ます。尿検査では陽性の牛でも、この測定器では陰性になるものもいると
いうことを酪農家に見せるために使用しているそうです。酪農家はそういっ
た牛を治療することなく、落ち着いて仕事に取り組めることになります。
Precision Xtra ® の測定原理は非常に簡単で、化学反応を直接電気
信号に変換するのです。そのため人と牛の両方の血液で上手く検査できる
のだと思います。ケトーシス検査紙には、BHBA をアセト酢酸に酸化する
 - ヒドロキシ酪酸脱水素酵素が含まれています。このため、NAD+ は
NADH に酸化されます。そして、NADH は電子移動メディエーター分子
の働きで、再度 NAD+ に酸化されます。この変換により生み出された電
流をメーターで計測し、BHBA 濃度を直接比例関係から導き出すのです。
検査に必要な血液は 1 滴だけです。Dr. Oetzel は小さなシリンジ(1
~ 3 ml)と細い針(20 ~ 22 G)を使用し、尾静脈から採血しています。
Dr. Thomas はシリンジは使わず、尾静脈に 20 G の針を刺し、血液を採
取しています。測定器にケトーシス検査紙を差込み、少量の血液を垂らすと、
10 秒で血中 BHBA 濃度が表示されます。Dr. Oetzel はラベルに記載さ
れている人での使い方に忠実に従って検査しているそうです。
Abbott 製 Precision Xtra® 測定器はウォルマートストアで、たった 15
ドルで購入できます。BHBA 濃度を検査する血中ケトン検査紙は、10 本
入りが 1 箱で 40 ドルです。測定器と検査紙は温かく乾燥した場所で保管
しなくてはいけません。
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Whitmore’s Letter from USA
体細胞数カウンター
デラバル社が製造する SCC カウンターです。この機械の大きさは、40
㎝ ×60 ㎝× 40 ㎝で、それぞれの牛から SCC を採取するためにカセットを
使用します。価格は約 3,000 ドルです。乳房炎検査室でも使うことができ
ます。また、バッテリーでも動くので、獣医師が酪農場に診療するときに
携行することもできます。この検査機は牛 1 頭、各分房、もしくはバルク乳
の SCC を計測します。検査には 1 分もかからないので、牛を治療するか
淘汰するか、の決断をすぐにすることができます。
Dr. Goodell は過去 2 年間、この SCC を使用してきた獣医師です。Dr.
Goodell によると、上手くいっているが、毎年調整が必要だそうです。Dr.
Coodell はこの検査機を、乳質を上げたいとやる気になっている酪農家で
使用しています。有機酪農家の中には、この検査機を使って、乳房炎を発
見し、淘汰する決断を下しているところもあります。
全ての酪農場でこの機器を使うわけにはいかないかも知れませんが、乳
質を維持する仕事に関わっている獣医師は、自分達の仕事に役立つもの
であるということを知っておくべきです。
赤外線画像診断ツール
Traceback Solutions は現在、Palmer Wahl Thermal Imaging
Camera HSI 3000 AS システムを販売しています。個体識別チップもしく
はタグで牛を識別し、牛の健康状態や既往歴の評価ができるようになって
います。
この機器は、乳房炎、跛行、皮膚状態に関係する炎症をリアルタイムで
診断するために用いられています。画像は保存され、以後の画像と比較して、
治療効果や治癒過程を見ることができます。
カメラや赤外線画像をご覧になるには、tracebacksolutions.com をご
確認ください。
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Whitmore’s Letter from USA
ウィットモア先生のコメント
これらの機器は、私たちの顧客にとって役立つものである、ということを
わかってください。私は何年間も、正確なケトーシス検査の登場を待ってい
ました。昔の尿検査では、尿中濃度が様々に異なったり、腎臓で尿が生
成される際にケトンが濃縮されたりするため、擬陽性が出ることがありました。
私の住んでいる地区のウォルマートで探してみたところ、Abbott の
Precision Xtra® 測定器がたった 14.88 ドルで販売されていました!
この記事の多くは、Bovine Veterinarian の 2009 年 7 ~ 8 月号に掲
載されているものです。もっと詳しい情報は www.BovineVetonline/tools
でご覧いただけます。
2009 年 10 月 - 4
Whitmore’s Letter from USA
家畜の痛みの新しい研究法
世界中の消費者と科学者は、家畜は人道的に育てられることを望んでい
ます。家畜の去勢に伴う痛みを予防するため、特定の条件を設ける法律を
制定している国や州もあります。消費者の信頼を維持するためには、我々は
獣医師や農場所有者は常に家畜の痛みと苦しみを防ぎ、鎮めているという
ことを立証しなくてはいけません。問題は、痛みを抑える承認薬があまりなく、
我々が効果的に痛みに対処しているということを監視し、記録する方法がな
いということです。
カンサス州で研究を行っている獣医師グループ(Dr. Anderson、Dr.
Coetzee、Dr. White)は政府から、動物における痛みの効果を立証する
方法を研究する補助金を受けました。このグループでは、最も一般的な痛
みの原因のひとつである跛行を牛で研究することに決めました。泌乳牛で
跛行は自然発生的に起こり、慢性的な痛みから、時として体重の大幅な減
少や泌乳量の減少につながることを、研究者らはよく知っています。跛行前
後のデータを取るために、跛行モデルが必要でした。跛行モデルを使うこと
で、対照牛群と治療牛群における痛みと鎮痛を実証することができるので
す。研究グループでは現在、遠位外側指関節にアンフォテリシン B を注射
して跛行モデルの開発を進めています。アンフォテリシン B は軽度から中等
度の一時的な関節炎を起こします。圧力マット・加速度計 ・ サーモグラフィー
を使用して、牛の痛みレベルの変化と歩様を数値で表しました
圧力マット
圧 力マットがどのように 跛 行 の 研 究 に 使 用されているか、 を Dr.
Anderson は「牛の各々の足が地面に付いたとき、各々の足にかかってい
る圧力を計測する物である」と表現しました。あらゆる歩幅の体重負荷段
階を通して圧力の分布と方向をマッピングするのです。関節炎の誘導前と
後にデータを取ります。このデータで、足の快適さの変化を追うことができ、
感度の高い痛みと跛行の診断法となります。この研究グループでは以下の
ように評価しています:1)足にかかっている圧力、2)圧力マットと接して
いる蹄表面の面積、3)圧力の方向、4)各足の歩幅、5)蹄が地面に接
している時間。このようにして、圧力マットは経時的に急激な、もしくは段
階的な変化を測定するために使用することができるのです。
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Whitmore’s Letter from USA
加速度計
起立、歩行、横臥時間を計測するために使用される機械です。これは
非侵襲性の装置で、1 日を通して情報を記録します。人が観察する必要は
ありません。つまり、跛行誘発前後の重要な行動データを記録できるので
す。加速度計を使用した以前の研究では、去勢後の子牛は去勢前に比べ
て 1 日当たりの起立時間が長くなるということが実証されています。しかし、
起立時間が最も延長したのは、夜間でした。
今回、研究グループでは、加速度計を使って、関節炎を誘発した子牛
の歩行・横臥時間を測定しました。結果から、牛の行動には統計学的有
意差が認められました。関節炎を誘発した子牛は横臥時間が長くなったの
です。また、横臥していない時は歩き回る時間が長くなりました。これらの
結果から、関節炎誘発前後の個別の牛における歩行・横臥活動を測定す
る客観的な手法だといえます。
サーモグラフィー
この 機 械も傷 みを研 究 するために 使 用されているものです。Dr.
Anderson はサーモグラフィーの使い方に関して、
サーモグラフィーは皮膚・
目・表在性炎症の表面温度を探知する手段である、と述べています。皮
膚の血流量は交感神経系の興奮度合いによって変化します。交感神経は
恐れ、不安、痛みがあると緊張が増します。研究グループでは、牛の痛み
や不快具合の探求における高解像度のサーモグラフィー有用性を調査して
いるのです。
また、血流量の変化を探るために高解像度のサーモグラフィーを使用す
ることで、継続的かつ瞬間的な痛みの閾値の急激な変化を検出できるよう
にしたいとも考えています。
心拍数
心拍数は痛みの研究に使われてきました。カンサスの研究グループは、
去勢・除角後に心拍数が著しく増加したことを確認しています。現在、人
が介在せずに心拍数を測定する遠隔操作心臓モニタリングシステムの有効
性を実証しています。心拍数と痛みの相関関係を支持・否定する証拠をい
くつか掴んでいますが、更なる研究が求められています。
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Whitmore’s Letter from USA
なぜこの研究が必要なのでしょうか?現在、鎮痛剤に痛みの軽減という
効能を記載するためには、対象動物において、有効な手段を用いて痛み
の評価を行う事を、食品医薬品局(FDA)が条件としているからです、と
Dr. Coetzee は説明しています。これが現実的な法律なのかもしれません
が、問題は、痛みを評価する有効な手段が確立されていないということです。
科学的根拠に基づいて痛みを評価したい場合、個別に有効性確認を行わ
なくてはいけません。動物における鎮痛剤を調査する研究資金を得たい科
学者は、研究企画書に有効な手段を記載しなくてはいけません。これが、
この研究が必要な第一の理由です。
ウィットモア先生のコメント
これは良いニュースでもあり、悪いニュースでもあります。
良い点は、牛で痛みを記録できるモデルが確立されるだろう、ということ
です。また、このモデルを使って牛の痛みを取り除く医薬品の承認を得るこ
とが出来るようになるでしょう。牛のストレスや痛みを記録するために血中
コルチゾル濃度を測る昔の方法は、感度があまり良くありません。これはス
タートですが、進むべき道は長く続いているのです。
悪い点は、製薬会社が、畜産動物用医薬品の承認を取るために、未だ
巨額のお金を投資したがらないことです。リスクが大きすぎるのです。犬や
猫などの家畜以外の動物に使用する医薬品の承認を取るほうが簡単でしょ
う。多くの獣医研究家は、家畜以外の動物を使った研究企画書のほうが
予算をもらいやすいことを知っています。こういうわけで、家畜用に鎮痛効
果が明確に記載されている薬がないのです。鎮痛・解熱・抗炎症剤として
販売されているアセチルサリチル酸(アスピリン)のような有名な医薬品で
さえ、FDA の動物用医薬品委員会はこの目的での使用を公的には認めて
いません。最近の研究から、牛ではアスピリンは半減期が 30 ~ 45 分と
非常に短いことがわかりました。これは、鎮痛効果を得るためには、もっと
頻繁に投与しなくてはいけないということです。
フルニキシン・メグルミンはアメリカで牛に使用が認められている唯一
の非ステロイド系抗炎症剤です。ラベル上の効能・効果は牛呼吸器疾
患、エンドトキシン血症、並びに急性乳房炎に伴う発熱のコントロールです。
このグループの医薬品には鎮痛効果があると認められていますが、公的に
は鎮痛剤と認められていないのです。
この研究を読んだとき、興奮しました。この研究により、痛みに関する研
究の道が開け、動物の福祉と健康・安心の研究を立証しやすくなるでしょ
う。これは獣医師が自然とやりたがるタイプの研究です。
麻酔専門獣医師は毎日のように鎮痛剤を取り扱っています。獣医麻酔学
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Whitmore’s Letter from USA
を専攻している以前の同僚に電話し、家畜の鎮痛や痛み予防に巨額の研
究費を使えるようになったのか聞いてみました。帰ってきた返事は「ノー」
でした。同僚によると、やはり家畜以外の動物に対する研究費をもらう方
がずっと簡単だそうです。
もしかすると、いつかは変わるかもしれません。日本では、アメリカよりも、
家畜用の医薬品を選びやすい状況にあることを願います。医薬品を投与す
ることは食肉の安全性に影響がある、これはどこの国においても同じ事実
です。
(もっと詳しく知りたい方は Bovine Veterinarian Feb. 2009 をご覧くだ
さい。
)
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Whitmore’s Letter from USA
DAIRY TOPICS
現在の米国における去勢及び除角に対するガイドライン
米国獣医師会(AVMA)は牛の除角・去勢に伴う痛みを抑制・排除す
る手段を用いる事を勧めています。AVAMA が提案する痛みとストレスを
最小限に抑える方法には、局所麻酔薬の使用、鎮痛剤の投与が含まれま
す。カンサス州立大学が最近行った調査では、184 名の牛の臨床獣医師
のうち、たった 20% しか、去勢に麻酔薬や鎮痛剤を使用していないこと
がわかりました。ヨーロッパには、局所麻酔剤を除角・去勢前に使用する
ことが、法律で定められている国もあります。
アメリカの動物愛護団体は最近、大きな意味のある勝利を収めたと宣言
しました。ニュージャージー州最高裁判所が、
「ニュージャージーでの去
勢手術は痛みや苦しみを防がなければ、人道的とは見なされない」との判
決を下したのです。裁判所は、知識のある人(獣医師免許保持者)によ
る去勢や、痛みを抑制する方法で行われる去勢では、もはや十分でない、
ということを明らかにしたのです。私がニュージャージーで臨床医をしてい
たら、もちろん去勢前に局所麻酔剤を投与するでしょう。
政府が行った肉牛業者の健康モニタリング調査によると、肉牛酪農家を
営業している人の 41% が離乳前の去勢は行っていないことがわかりました。
去勢の手法についての調査では、以下のことがあきらかとなりました:
49% が外科的去勢を行っている
3.5% は鉗子やバルザックを使用している
39.5% は 3 ヶ月齢未満にゴムバンドやチューブを使用している
7.8% は 3 ヶ月齢以上にゴムバンドやチューブを使用している
あらゆる去勢法は成長と効率を低下させます。去勢の痛みによるものな
のか、テストステロンの分泌がなくなるからか、はわかっていません。ホル
モンの移植(訳者注:エストロゲンもしくはアンドロゲンを肉牛に移植す
ることで、増体率・飼料効率を改善し、低脂肪肉の産生につなげるもの)
で効率低下はカバーできます。成長や効率は厳密な痛みの指標ではありま
せん。牛の行動は個体によって大きく異なっており、それゆえ、去勢前後
の行動に関して結論を出すためには、その牛自身を対照にすべきです。
ある研究から、ケトプロフェンを去勢時に投与すると、急性期血漿コル
チゾル反応が抑制されることが明らかとなりました。ケトプロフェンはアメリ
カでは牛用の非ステロイド系抗炎症剤としては認可されていません。局所
麻酔薬を投与し、ケトプロフェンも静注すると、急性期血症コルチゾル反
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Whitmore’s Letter from USA
応はほぼなくなります。しかし、鎮痛効果が薄れていくと、コルチゾル濃度
が上昇する事を明らかとした研究もあります。現在、牛を去勢する際の完
璧な鎮痛剤は複合薬かもしれない、と科学者は考えています。これが、い
くつかの疼痛知覚を攻撃することで痛みを抑える多面的鎮痛の概念です。
我々は、1 日以上に渡って、去勢の疼痛管理を行う必要があるのかもしれ
ません。
ウィットモア先生のコメント
牛の除角・去勢ガイドラインは世界中で変わりつつあります。この問題に
関しては、獣医師はサポートするのではなく、先頭に立つべきです。これは、
大規模酪農家や肉牛繁殖農家とも関わるデリケートな問題です。痛みを防
ぎ、顧客の信用を維持することが、最も重要性の高い仕事の一つでなくて
はならないことを、我々は説明する努力をしなければいけません。
禁 無断転載
翻 訳 : 共立製薬株式会社
監 訳 : 水谷 尚 (日本獣医生命科学大学獣医内科学教室助教)
発 行 :
・営業本部
〒 102-0073 東京都千代田九段北 1-12-4
Tel: 03-3263-2933 Fax : 03-3239-5433
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