会報33号(2009.1発行)

KOBE 14
No.33
2009.1.21
発行人
神戸高校14回生東京同窓会
(画

2月例会のご案内

北陸一泊合同旅行の報告

随筆
1
マスク余聞
コンセルトヘボウ

ヴェルディ
北村雅彦)
レクイエム公演に参加して
青木良憲
3
浜田
6
冨士郎
堀之内昭子
7
サークル活動の報告と案内
・ハイク14
9
・俳句14
19
・ゴルフ14
21
・絵画クラブ
23
・サークル活動のご案内(今年の予定等)
24
*ホームページ:http: //www.geocities.jp/k obehighschool/ index.htm l(パスワード編集後記参照 )
2月例会のご案内
皆様
いかがおすごしですか?
昨年末から日比谷公園に開設された「年越し派遣村」に500人の入村者、延べ1700
人のボランティアなどなど阪神大震災時の避難所を思い起こさせられるようなニュースが報
道されました。米国発のサブプライム問題が世界へ伝播し、100年に1度の大不況と言わ
れています。今年は何が起きることでしょう。
さて、今回2月例会は、藤村知子さんに「ベトナムに幼稚園を」と題してお話しいただき
ます。藤村さんは「自由学園」で機織(はたおり)など学ばれ、ご結婚後はご夫君の経営さ
れる会社で経理部長として働いておられるとてもパワフルで大らかな方です。今年1月には、
ベトナムへ「黄色い椿を探す旅」に行かれています。プロジェクターを使いながら、ベトナ
ムの興味深いお話をしてくださると期待しています。
皆様
お誘いあわせの上、是非ご参加下さい。
尚、会計報告、各サークルの活動報告など20分程度の総会を併せて行います。
その前の散策は、早春の「小石川後楽園」を予定しています。
1.
日時
2月21日(土)
集合
2.
12:30
JR 総武線
飯田橋駅東口(水道橋方面出口)
例会
第一部
12:30∼14:00「小石川後楽園」散策
TEL:03-3811-3015
散策後、地下鉄丸の内線後楽園駅または JR 飯田橋駅からお茶の水駅へ
「御茶ノ水クリスチャンセンター」に向かいます。
第二部 14:30∼17:00
藤村知子さんのお話・総会事項
場所:「御茶ノ水クリスチャンセンター」TEL.03-3296-1001
「御茶ノ水駅」(JR 中央線・総武線、東京メトロ丸の内線・千代田線)
より徒歩2∼3分(次ページ地図参照)
* クリスチャンセンターは禁酒・禁煙ですのでよろしくお願いいたしま す 。
* 昼食は各自でお済ませ下さい。お茶などの飲み物も各自でご用意下さ い 。
* 費用
第一部
入場料(一般 300 円、65 歳以上 150 円)
第二部 会場費(数百円程度)
3.
二次会
17:15
居 酒 屋 「 げ ん な い 」 JR 御 茶 ノ 水 駅 よ り 徒 歩 1 分
TEL.03-3295-5707
費用
3,500 円程度
当番幹事:船木・二木・堀之内
-1-
同封の返信用紙で FAX の場合は、銀座通り法律事務所宛、または E-Mail で船木一二宛でお
願いします。
締め切り:2月10日(火)
-2-
北陸一泊合同旅行の報告
(金沢/山代温泉/東尋坊/永平寺)
平成 20 年 10 月 25 日(土)−26 日(日)
報告者
青木良憲
会誌“KOBE14”No.32に記載されている題記案内ご参照願い度きも、2日目のバスにて
移動中の小雨を除き、概ね天候に恵まれ計画通り無事に合同旅行が終了致しました。幹事、
世話役の然るべき方が報告されるのではと考えますが、取敢えず初参加の役割かと思い感想
も含めてご報告致します。
先ずは東西の幹事、世話役の皆様の懸命なるご尽力に参加者の一人として深謝申し上げま
す。大変にご苦労様でした。
(1)参加者
総勢
44名
女性
東
4
名
西
17
名
男性
東
14
名
西
9
名
(2)旅程−10月25日(土)
関西から(大阪発09:42、金沢着12:18)、関東から(東京発07:48、金沢着1
2:00)にて半数以上の参加者が金沢に到着。さらに金沢に別途集合された方々も含めて
36名が金沢市内観光へと出発。
金沢市内観光は12:30から16:00迄個人行動という事ではあったが、浅見さんに
ご案内戴き大多数の方が一回100円の“まちバス”に乗車し、お決まりの兼六園、金沢城
周辺(石川門)、香林坊、長町武家屋敷跡、金沢21世紀美術館等観光。小職は略1ヵ月前に
当該旅行を知らずに既に金沢観光しておりましたので、別行動にて西茶屋街/寺町方面を散策。
また金沢集合が12時過ぎであった為、車中で食事を取らず近江町市場の鮨屋に期待をして
行きましたが、生憎観光シーズンの土曜日の昼という事で何処も長蛇の列で並ぶ気にもなら
ず空いている鮨屋に飛び込んで海鮮丼を食しました。
魚はやはり美味ではありましたが、
時間を掛けてゆったりと食べるべきでしょうね。次回への楽しみ。
16:00
JR金沢駅集合
16:19
金沢発
17:05
加賀温泉着
当日宿泊予定の“かんぽの宿
山代”よりの出迎えバスにて数分で“かんぽの宿”に到着。
18:00の会食開始まで各自三々五々と温泉入浴。
-3-
一方この時点で別途案内のあった“秋の山歩き”組8名が合流。
(医王山山歩き組みは前日24日夜行バスで出発した由)
会食及び 2 次会、3 次会
18:00より全員揃って会食開始し、北陸の秋の味覚加賀料理に舌鼓を打ちながらビール、
日本酒、焼酎等、量も進んだ頃合を見計らい、関東伊関君、関西萩森君の挨拶を皮切りに、
3年時のクラス別に挨拶が開始された。クラスにより1人であった4組の竹岡君から、最大
派閥のクラス2組の12人迄近況や想い出を披露し和やかな内に会食終了。
会食後は外出する者もなく略全員が10畳余りの1室に集合し2次会がオープン。
元、現合唱部の数人をリード役として、校歌を始めとして懐かしい歌を全員で合唱。久し振
りに声を張り上げて昔の思い出に浸った。酒も無くなった頃に解散となったが、さらに数名
が酒を仕入れてきて3次会となり、加賀の夜が更けて行った。
(3)旅程−10月26日(日)
翌26日朝食後9時過ぎに“東尋坊・永平寺めぐり定期観光バス”を貸切バスにして(泉
さんとご家族の懸命なる H ARD
NEGO に拠るところ絶大−一同感謝)39名で東尋坊、
永平寺へ出発。(鞍田、瓜田、野田、青木、西村各氏5名が別行動)
北陸弁を駆使したベテランのバスガイド嬢の東尋坊迄は見る所も話す事も“な∼んもない”
という道を走った訳ではあるが、その何も無い中で、石川県と福井県の県境――家並と家並
の間に線が存在――とか吉崎御坊(京都東西本願寺の原点)を車中から眺め、これまた周囲
25KM の何の観光施設も無い北潟湖を左に見て(但し菖蒲は有名と)1時間余りで東尋坊
着。
どんよりとした曇り空で、風も少しあり観光日和とは行かなかったが、柱状節理の岸壁を
約40分程度見学。バスガイドの説明では、残念乍ら自殺の名所で自殺者は22人/年、自
殺未遂者が70%で特に6月が多いとの由。先日 TV 番組で“命の番人”茂
幸雄さんの話
が出ていたが、警察署副署長から転身し商売をしながらの NPO 法人として救命に当たって
いると。
12時過ぎ東尋坊を後にして一路永平寺へ向かった。また“な∼んもない”バスガイド嬢
の案内で昭和23年の福井地震に依る倒壊前には国宝であった丸岡城本丸(木造建築物)の
再建された城を車中より見学。さらには高速道路建設の為の測量中に発見された福井地震の
震源地の石標を見て、最後の目的地永平寺到着。
門前町の土産屋で昼食を取り、永平寺へ参拝。帰りの時間の関係で余り余裕無く、広大な
境内を十分には見学出来なかったが、修行僧が動き回っている中での見学であり、京都の神
社仏閣とはまた一味違った感あり。
-4-
ここでまた件のバスガイド嬢登場。傘松閣大広間の絵天井の230枚の中から鯉2枚獅子
2枚とリス1枚の5枚全部見つけて願い事をすれば・・・・・とのけし掛けがあり、大の大
人が皆上を向いて必死に捜し回り大声を上げる様は小学生に戻ったのではないかと錯覚する
が如し。特に他の参拝者はそのような行動を取っておらず、我が神高14回生がバスガイド
嬢に楽しまれたかと感じた次第。でも皆で全部見つけて HAPPY!!HAPPY!!。もう一つは大
庫院の巨大なすりこぎ。3回擦って食いっぱぐれがなくなると・・・。
これにて大行事も終了し、一路福井駅へ向かい、関東,関西方面の帰路に着く同期、また
はさらに北陸を旅行する人もあり、楽しかった想い出を持って散会となった。
今回は神高卒業後46年でありましたが、節目の40年、45年を経た現在、今後如何に
進めるかは皆様色々ご意見のある所ではありますが、またの機会を楽しみにしつつ、拙劣な
報告とさせて頂きます。
(記憶違いがあればご容赦願います。)
(画
北村雅彦)
-5-
<随筆>
マスク余聞
浜田冨士郎
ひとから聞かれてもうまくその理由が説明できないのだけれど、小生はなぜか、かなりの
昔から、アフリカのマスクを集めてきた。文字通り面妖なる代物がいまや山をなし、どうし
たものかそろそろ困りはじめていた。そんなとき、ひょんなことから、武村氏がこれを聞き
及び、
「よかったら、マスクの写真を撮ってやってもいいよ」と、はなしが弾んだ。そしてそ
の成果として、
『仮面幻想』という、客観的にはおそらくささやかな、しかし、小生にとって
はそれなりに豪華で、美しい写真集が生まれた。小生のマスクを素材にした、武村氏の、い
わば美術写真集である!
なにかと周旋屋風、世話女房風、やり手婆風の、有能でひとのための労を厭わない萩森氏
がそのお祝い会と称して、去る10月末の一夕、阪急六甲駅近くの中華料理屋で会食をする
機会を設けてくれた。織田、川島、北村、児玉、住吉、武村、谷、林の各氏が、萩森、浜田
以外にわざわざ集まって下さった。われわれがいまだ紅顔の少年であった頃、頼みもしない
のに、鋭く性の現実を知らしめ、容赦ない性教育を施してくれた北村氏とも親しく話ができ、
(数十年ぶりに再会してみると、意外なことに、北村氏は大変な紳士でした)、なかなか楽し
い小宴であった。しかし、いま思うと、小生自身はきっちりと会費を支払わせられていたの
であるから、小宴はやはりもっぱら武村氏を祝するためのものだったようでもある。
ともあれ、同窓会、クラス会はひとのあつまりとしては特別のもののようだ。「同窓会は、
最初の30分間は実に楽しいが、それが終ると、後は家族、健康のことしか共通の話題がな
く、ありあまる時間に当惑し、出席したことを後悔しながら帰途につく」などというのを聞
いたりすることがあるが、やっぱりそれだけのものではないようだ。まったく傷つくことの
ない、安全このうえない人間関係の場で、自分発見の小旅行を手軽に楽しむ、そういう得が
たい、他に代えがたいチャンスを与えてくれるのが同窓会、クラス会だといえば、いいのか
しら。
私にとってのこのささやかな真理の再確認は、アフリカン・マスクがさせてくれたもので
ある。アフリカン・マスクの収集はしばしば、小生を「変態、変質者」「あぶない人」「お近
づきは遠慮したい人」等とする印象を人様に与えてきたようにも思うのであるが、いまやマ
スク万歳!である。
-6-
<随筆>
コンセルトヘボウ
ヴェルディ
レクイエム公演に参加して
堀之内昭子
(演奏会概要)アムステルダム
2007年11月21日
コンセルトヘボウ
20時15分開演
プログラム
ジュゼッペ
ベルディ
アンコール
ナブシコ
指揮
金井
ソプラノ
ナターリア
アルト
アラ・ゴロブチェンコ
テノール
アレックス・ヴェルミューレン
バス
ユリアン・ハルトマン
オーケストラ
ウクライナ国立交響楽団
∼
「レクエイム」
ヘブライの捕虜たちの合唱
敬
クレフスキー
合唱(160人)レジェンド・オブ・ヴェルディ合唱団
(金井先生指導のJCA合唱団員中心に一般公募で集まった人達)
キエフ国立アカデミック・オペラ合唱団
ネーデルランド合唱団
2007年11月21日、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ヴェルディ「レクエイム」
公演に参加した日々は、今となっては夢だったのかしらという思いでいっぱいです。公演、
練習の合間には、国立美術館でレンブラント「夜警」鑑賞、「アンネの家」「ダイヤモンド工
場」見学、念願の「ゴッホ美術館」で初見の絵画と対面!!と楽しい観光をしました。
アムステルダムには、4泊しました。
夜中から朝にかけて霧や雨が降り、朝も曇っているか、時雨れているかでしたが、お昼前
には青空が見えてくるというお天気でした。
世界三大コンサートホールのひとつアムステルダム「コンセルトヘボウ」はゴッホ美術館
から程遠くないところにあり、2006年ニューイヤーコンサートの指揮者マリス・ヤンソ
ン氏率いるロイヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラの本拠地でもあります。
ステージ奥の400席あまりの合唱席もオケの音を聞くため特等席になっているホールで
す。高い天井による独特の音響を持ち、ステージで発信された音が残響とともに高い天井か
ら降り注いでくるような感覚を味わうことができるといわれています。
合唱席の一番前で歌っていた私は柔らかなビロードのような響きと合唱のハーモニーに包
-7-
まれて、一人で歌っているような感覚を覚えましたし、上段で歌っていた友人は会場全体に
天井からキラキラと響きが降り注いでいたといい、もう一人の友人は、指揮者の周辺にオー
ラのような残響が見える時間があったなどなど、これまでの舞台で感じたことのない感覚を
みんなで体験しました。
コーラスマスター、キエフ美人のアンジェラさん(細身で抜群のスタイル、黒い瞳の素敵
な女性)は、言葉の壁を越えて、金井先生の求める音楽を即座に理解、共感して、最後まで
丁寧かつ優しく、厳しく指導してくださいました。音楽の持つすごさの現場をのぞいたとい
う感じでした。
またキリスト教文化の根付いた国々の人の歌う「レクエイム」に感じ入り、観客の反応か
らも、より身近な音楽としてヴェルディを聞いてくださっているのが感じ取られました。
オランダにおいて無名の(オランダの合唱団も一緒ではありましたが)私たちにスタンディ
ングオベーションと鳴り止まぬ拍手には感動ひとしおでありました。生まれた国も違い、性
別も世代も違う人達が、美しいハーモニーを求めて努力することがこんなにもすばらしいこ
とかと改めて感動でした。
言葉は通じなくとも、音楽による共感、打ち上げでは心からの笑顔で交流しました。
海外から帰ると、さあ「ドイツ語」の勉強、英語を、イタリア語を、と決意するのですが、
一週間ももたず、結局しゃべれないのです。最近では日本語もおぼつかないかも・・・。
コンセルトヘボウから一年経過、12月12日(金)杉並公会堂においてJCA合唱団19回
定期公演、ヘンデル「メサイア」は無事感動のうちに終えることができました。JCA合唱
団の演奏会には、高戸様・堀之内からお願いして、いつも同期の皆様にはご協力していただ
いてありがとうございます。紙上をお借りしてお礼申し上げます。
今、米国発の金融危機が、音楽の世界にも影響を及ぼしつつあります。外国の来日公演の
中止のみならず(アイスランド交響楽団)、わが合唱団においても30∼40代の若い女性達
が、リストラや職場の事情、経済事情の悪化で休・退団される方々が増えています。
こういう時、文化・芸術から削らざるを得ず、後退していくのは悲しいことです。一年前
との状況の違いに唖然とするとともに、やりたいことをできるときにやっておくことの大切
さを痛感しています。
やっぱりコンセルトヘボウの公演は夢ではなかったのです。ウクライナのオーケストラの
方々や両国の合唱団員の明るい笑顔がはっきり浮かんできます。
-8-
<ハイク14−92>
柳生街道を辿る
日
時:
参加者:
2008年9月28日(日)
青木、安藤、大杉、勝部、神本、亀山、滝野、丹下、坪田、原田、
渡辺、伊藤(レポーター)
行
程: 近鉄奈良駅
蔵
→
→
滝坂道入口
峠の茶屋
→
(12名)
→
寝仏・夕日観音・朝日観音
→
首切り地
忍辱山バス停
電車が若干遅れたため10時15分にスタート。自己紹介を行い、初参加の方は、同行者
より紹介があった。場所を広場に移し、行程の説明を行う。首切り地蔵の先は下見をしてい
ないので…と、くどくど言い訳をし、準備体操もそこそこに出発。バス利用という案もあっ
たが、奈良の秋を満喫しようということになった。ところがレポーターを決めていない事が
判明。仕方がない、「よっしゃ!よっしゃ!」と、快諾?
10時25分
出発
空は曇り。暑さ寒さも中位の快適な秋。名にし負う奈良の名所、旧
跡をかすめ(興福寺、猿沢の池、元興寺、春日大社、新薬師寺・・・)滝坂の道入口に到着。
鬱蒼とした森が続き、薄暗い石畳の道が始まる。ゴロゴロ石のところも多く、
「柳生が十万石
の大名だったら、もっと良い道になっていたのに。」と、悪態をつきながら(柳生は一万石大
名)、剣豪が闊歩したであろう道を全員が快調に歩を進める。
石畳は湿っぽく滑りやすい。大雨が降ると滝のように雨水が道を流れ落ちるために、 滝坂
の道
と、名づけられたと言うことだ。坂を上るにつれ、寝仏、夕日観音、朝日観音と、つ
ぎつぎ素朴な石仏たちが現れる。案内標識に注意していないと見過ごす恐れがある。鳥の声
のほかは静寂。えながの群れが見られたという。野鳥と植物についてはハイク14は強い。
11時50分
少々疲れ気味の人もいたが、首切り地蔵まで進んで休憩をとった。この地
蔵は荒木又右衛門が試し切りをしたという伝えがある。随分乱暴な男がいたものだ。ここで
はいくつかのパーティが休んでいたが、ハイク14のメンバーは元気だ。地蔵の横の杉は4、
5人抱えもある大木で、女性4人が近寄ったが、周囲に気恥かしいのか確かめるのは中止。
ここからは、40年前に歩いた経験者Aさんが頼り。茶畑が多いという印象だったとおっし
ゃる。
12時20分
峠の茶屋付近の広場で昼食を取る。20人ほどのパーティと出会った。彼
らは山の方にあがって行ったが、4時のバスに乗るということだ。そろそろ帰りのバスの時
間が気になる。時計は12時50分、後の行程は1時間の見込みだ。道は舗装道路が多く石
畳は途切れた。だんだん早足になり最後尾が離れる。木立の間の地道は赤っぽく、赤膚焼の
色だ。
“バス停まで700メートル“の標識を過ぎしばらく行くと、なんと!横木で道が閉鎖
されている。表示も何もない。脇道に進んだが、まるでミステリーウォーク。薮中のぬかる
-9-
む粘土の道で、Aさん「けものみちじゃない?」と、不安がる。道に残った足跡を確かめな
がら進んでいき、やっと道らしい道に出て一安心。バス停には1時50分に到着した。円成
寺は少し遠いし時間がない。今回は見送ろう。
2時6分
バスは5分遅れたがほぼ満席。臨時便でも出せよと、言いたいところだ。車中
で土地の方が語るところでは、大雨で道が崩れたので、脇道を通るようになっている、との
こと・・・納得。バスに揺られて40分、バスが大回りしているせいもあるが、結構歩いた
ものだ。24,000歩、13km。
3時
ちなみに、最高点は490m。
「お茶もビールもいけるわよ。」と、Tさんおすすめの店で反省会を行った。下見不
十分で汗顔の至りだが、全員元気に完歩。
「実は寝不足だったのですけど」と、おっしゃった
方が2∼3名いらしたが、皆さんまずはご満足ということで、乾杯。
次回は、11月。3連休は避けようという事で、8日(土)か15日(土)とし、目的地
は“暗がり峠”、
“六甲山縦走路”、等の意見が出たが、志智さんのプランを待って決める事に
なった。
以上
(画
北村雅彦)
- 10 -
<ハイク14−93>
医王山登山ハイキングレポート
日時:10月25日(土)
関東地区より初参加した渋谷が既参加者の問答無用の仰せ(圧力?)によりレポートさせ
ていただきます。
今回の私の参加理由は9月23日に幹事として行ったゴルフコンペで秋の山代温泉への関
東・関西合同の旅行に参加を誘われ竹岡さんと伴にその場で参加を決めたところ、関さんよ
り楽チンなお手軽ハイキングがオプションとしてあるので参加しないかとの誘いを受けこれ
またその場でその言葉を信じて参加を決めました。
帰って自宅で瓜田さんの案内を頼りにインターネットで行程の詳細を調べたところお手軽
ハイクどころか私にとっては過酷な900m高の医王山(いおうせん)への登山であること
が判明してゲゲゲのゲの鬼太郎状態に陥りましたが、山口幹事に列車の手配をキャンセルし
てもらってこのオプションに参加した経緯もあり今更再キャンセルして通常コースに戻るの
も男:渋谷がスタルと思いつつダラダラと優柔不断に時が経ち参加しました。
前日長く続いた雨がやっと上がり、30年振りに引っ張り出したホーキンスの簡易版の防
水型布製のハイキングシューズを履いて自宅を出て100m位歩いたところで経年劣化して
いた靴裏底がパックリと剥離してしまい慌てて家に帰って軟弱な白色のウサギマークの付い
たPlayboyの運動靴に履き替え、登山途中で剥がれなくて良かった思いつつ再び家を
出ました。
前夜瓜田さんに予約してもらった金沢行きのJRバスに乗るべく東京駅に着き、瓜田さん
に初挨拶をして竹岡さん共々乗りこみ深夜走行して翌日朝6時50分に金沢駅着、アパホテ
ル前に7:30に全員集合しました。
今回の参加メンバーは
関東から:瓜田洋治、関正義、竹岡伸一郎、増田隆介、柴田健一郎、堀之内昭子、渋谷
関西から:原田正之
の関東から7名、関西から1名の合計8名でした。
アパホテル前より医王山スポーツセンターにタクシーで行き、そこで柴田・増田両名は登
山用のタイツ(きっちり筋肉を締め上げるスピード社の水着のようなもの)を装着し準備を
整える。ジーンズズボンで白運動靴の私以外は登山靴もしくはハイキングシューズを着用し、
登山用のズボンも着用していて、ハイキングというより登山スタイルである。大丈夫かなと
若干不安がよぎる。
- 11 -
象のようなしっかりした足を持ち皮の登山靴を着用した瓜田隊長を先頭に、次に隊長ご寵
愛の堀之内嬢が続きスポーツセンターを8:30頃出発する。
途中医王の里キャンプ場を突き切って見通しの利かない濡れ落ち葉が一杯の樹林の山道を
登っていく。所々に熟して落ちたアケビの実がパックリ口を開いて転がっていて不吉である
と感じる一方でアケビダ・アケビダと感嘆の声も聞こえる、樹間から時々木漏れ日がさし、
時折鳥の声がするが姿は見えない。
出だしなので体が持つかどうか不安で吐息のもれる私以外の皆さんは余裕で談笑しながら
1時間半ほど歩いてシガラ首に着く、此処には駐車場があって楽チン登山の起点のようであ
る。
シガラ首からは急な山道が続くようになり、汗もかいてジーンズのズボンが肌に纏わりつ
いて歩き辛いのでズボンを手でまくりつつ手で膝を突きながら険しい山道を登坂して40分
ほどで白兀山(しらはげやま)標高896mに辿り着く、頂上は私の頭のように平らにわり
と広く禿ており見晴らしは良い、5m程の鉄塔に登ると日本海および周りの山々が見通せる
が昨日の雨のせいか水蒸気が立ち上がり若干もやっている。眺望が利くのは今回の登山でこ
こだけであるので、20分ほど休息して談笑する。
休息後山の稜線を辿って夕霧峠を抜ける、この時期は紅葉には未だ早いがところどころ楓
の紅葉が見られ、いろんな種類の楓を見つけては瓜田隊長のご講義が葉っぱを手折りつつ行
われる。寵愛の堀之内隊員からその楓の葉っぱを渡されて必ずこの美しさをレポートするよ
う申し渡されるが、すぐにその楓の名前を忘れてしまいそっと捨てる。
そうこうするうちに台湾ハゲのような小さな医王山(いおうせん)の頂上939mに到着す
るが狭くて先着の連中でベンチ等も占拠されているのでそこから3分ほど下ったところのベ
ンチで待望の昼食となる。
昼食休憩を40分ほど取って午後1時ごろ下山の運びとなる。このころになると隊列はほ
ぼ定まってきており先頭は瓜田隊長、次は堀之内嬢、その次は竹岡&関、その次は何とか遅
れまいとする必死の渋谷、その次はバードウオッチング用の望遠鏡をぶら下げた原田隊員が
仙人のように軽やかな足取りで鳥の声を聞きつけてはあまり隊列には関係なく離脱しては復
帰するというタンゴ調の軽いステップ歩行。しんがりを勤めるのは柴田・増田の両隊員でキ
リキリとタイツで身を固めたせいなのかヒョッコリひょうたん島の出身者のごとくヒョコッ
リ∼、∼と歩いてついてくる。
先頭の瓜田隊長は教材が見つかるとその都度堀之内嬢を待ちつつ講義をしてくれ、それが
そのままの内容で上位下達で下位隊員に“ここの紫式部は美しい等々”伝わってくる。
下山は楽だと思っていたが大間違いで雨が降った後でぬかるんでいる上にその上に濡れ落ち
- 12 -
葉が重なり、しかも下山路が雨水の流れ路になっておりV字溝のように狭く横に踏ん張れな
いところが多くてまるで“ベトコン”の行軍路かくありきの様であった。
それでも先を行く背の低いメタボ腹の竹岡隊員は重心が低く、拾った杖を上手に使って転
ぶ度合いも少なく比較的安定歩行している。四国巡礼で鍛えた関隊員は重心が高いせいかそ
れとも昨夜の焼酎が残っているのか若干動きが緩慢でズデーン&ズルズルと転びその都度枯
葉をなぎ払い粘土質の路面が露出する。
私は比較的スマートで頭が重く重心が上にあるので非常に安定しない、しかも運動靴なの
で足首が固定されなく前後だけでなく左右にも踏ん張らなくてはいけないので足首および側
湾筋が非常に疲れる上にスベッテ・転んでもう大変。
約2時間下山路を歩いて菱池小原町にでる分岐のところで道しるべが不明瞭なので真っ直
ぐ行くか右に折れるか瓜田隊長が地図と羅針盤を取り出して検討しているにもかかわらず、
日和見隊員の関君はお遍路で鍛えたもんねといいながら鼻をくんくんさせながら右に折れて
どんどんと行ってしまう、そのうち調子の良い茶坊主隊員の竹岡君までが関君の後を追って
行ってしまう。瓜田隊長の入念な検討結果は両君が行った右折れ道ではなく、真っ直ぐ行く
という検討結果になり、オーイ、オーイと呼ぶも帰ってこない、そのうち開けているからこ
っちだという関・竹岡の声が聞こえ全員右折れの方向に下りていく。
そのまま廃田になった野良路を通ってしばらくダラダラと歩いて午後3時に菱池小原町に
でる。ここで2方向に登山路を示す道標があり、瓜田隊長が検討していた真っ直ぐな路でも
ここに到達することが判明し、若干落ちかかっていた権威が回復した。結果オーライだった
ので隊律違反を犯した関・竹岡隊員には特に懲罰は与えられなかった。
全6時間半に及ぶ大行程を無事歩ききり、へなへなと最終地点でへたり込んでタクシーを
待って、そのまま山代温泉に直行して温泉にユックリ浸かり無事生還した喜びに浸った。
瓜田隊長は朝登山前に鼻下長の隊員たちから前回沢山来ていたのに今回は一人の女性参加
も関西から無かったと糾弾され、女性から人気がないのではないかという理由でその権威が
落ちつつあり、隊長の座を関隊員に狙われつつある恐れがあるので、宴会後の2次会で一生
懸命関西参加の女性に取 り入り、涙ぐま しい努力をして いた(ただただ女 好きとの世評あ
り?)。この努力は次回の結果に現れるのでしょうか、、?オラシラナイ、オラシラナイ、オ
ラシラナイ!!
以上レポートを終わります、報告者は初参加隊員:渋谷博巳でした。
2日経っても足の筋肉の後ろも横も筋肉痛でイターイヨーン!
以上
- 13 -
<ハイク14−94>
秋の六甲山レポート
1、
日
時:11月15日(土曜日)
2、
行
程:宝塚∼六甲山,一軒茶屋∼魚屋道∼筆屋道∼有馬
18キロメートル、標高差900メートル
天気
晴れ
3、
参加者:(敬称略)池田、伊藤、上田、滝野、丹下、亀山(レポーター)
4、
内
・9時
容
阪急宝塚駅。ここでの集合は4人のみなので、5分前には、顔がそろい出
発!いきなり、急勾配の登り。
30分足らずで塩尾寺(えんぺいじ)の
下の広場に着き準備体躁。いつもラジオ体操のテープを持ってきて下さるK
さんは不参加ですが、Uさんのリードで上手にラジオ体操ができました。
またまた、25分間の登り。今日はなかなかハード。塩尾寺の本堂へ到着して、
ホット一息。
・10時
聖徳太子所縁の古いお寺に神妙にお参りする。
塩尾寺を後にし、気持ちの良い山道をひたすら歩く。
昨夕の予報では、今日は雨との事だったので、昨晩と今朝、電話のやり取りの
末決行したのに、好天気。
時たま曇ることも会ったが、一日中ほぼ晴天。
全員,日ごろの行いが良いので、神様からの御褒美と勝手に解釈。
"山装う”の言葉通り、緑の中に、紅や黄色が散りばめられ、見事な綾錦!
すこうし薄暗い山道を歩いていると、時折、突然金色の世界に迷い込むように、
黄色い落葉樹の林の中に入り込む。
一瞬息を呑むほどの衝撃が走り、思わず
歓声があがる。
小休止一度だけで、おしゃべりしながら快調に歩く。
気がつくと、予定より
30分も早く船坂峠に到着。Uさんは、このあたりで昼食の心積もりだったら
しいが皆元気なので歩き続けることに。
・12時
少し過ぎたころ、山道の途中、少し開けた場所で昼食。
少人数なので、歩く時も、食事もかたまって、一緒で、よくまとまって、楽勝、
楽勝と思っていたのに、食後、私の足が急に重くなり、up down も相当きつく
感じられ、青息吐息。リーダーは、私に合わせてくださり、少し速度を落とす。
それでも、Iさん、Tさんと合流地点の一軒茶屋に2時に着くには、時間がたっ
ぷりあるので。少し手前にある、石宝殿へ、予定外の参拝をする。可愛らしい
- 14 -
石造りの奥殿、その前に、これも小さな拝殿所。
記念写真を撮って、ブラブ
ラ一軒茶屋へ向かう。
・2時20分
全員揃ったところで、写真を撮って、魚屋道を通って有馬へ。
恒例の植物学の講義も始まり,和気あいあいと30分ほど歩くと、新しく出来
た゛筆屋道”の案内板。"行ってみよう”ということになり、林の中の、渓流沿
いの道をゆっくり進む。途中滝もあり、素敵な散策道でした。
展望台で景色を楽しんで25分程で有馬の瑞宝寺公園に。流石、紅葉の名所、
紅葉も見事なら、人手もすごい。
・4時
全員、しっかり下着の替えを持参していたので、゛銀泉”へ。
汗を流し、疲れた足を揉み解し、生き返った様。
・5時
去年(かな?)と同じお店で、反省会。
反省する事もないので。楽しくおし
ゃべり。
・5時40分
有馬在住の I さんと別れて、5人は芦有バスに乗る。
日もすっかり暮れ、
トンネルを過ぎると宝石を散りばめた様な夜景が広がる。又もや、感嘆の声!
奇麗な紅葉、楽しいおしゃべり、程よい疲労感と達成感、おまけに美しい夜景と本当に盛り
だくさんのハイキングでした。
皆様有難うございました。
以上
(画
北村雅彦)
- 15 -
<ハイク
14−95>
忘年登山「大山―ヤビツ峠」レポート
日
時:12月23日(火)曇りのち晴れ
参加者:安野、瓜田、岡田(重)、岡田(忠)、柴田、関、増田、森本(レポーター)
計8名
行
程:小田急伊勢原駅⇒(バス)⇒大山ケーブル下⇒大山寺⇒阿夫利神社
⇒大山(1252m)⇒ヤビツ峠⇒(バス)⇒小田急秦野駅
⇒(タクシー)⇒温泉(湯花楽)⇒(タクシー)⇒小田急渋沢駅前(いろは食堂)
(歩行時間:約3.5時間)
12月に入って、2,3日周期の天候の変化が見られていたが、当時は快晴で、気温はぐ
っと下がるとの予報であった。私事ではあるが、今年は春先から腰痛に悩まされていたが、
徐々に体調も回復していたので、何とか今回の山行きに参加を申し入れた次第である。
集合駅に参加者8名全員が揃い、バス停に向かった。祭日ではあったが、いつもの混み具
合もなく、全員座って出発した。20分ぐらいで終点駅に到着した。ここからはコンクリー
トの階段が続き、両側にみやげもの屋や、階段の奥まったところに旅館の入り口が見えたり
して、なかなか情緒あふれる参道である。しばらく登ったところで、ケーブル乗車口と登山
道との分岐点になり、ここで世話役の岡田(忠)さんから今日のコース説明とレポーターの
ご指名があった。
ここからは下社まで男坂、女坂、ケーブルの3つのコースがある。男坂(45分)、女坂(5
5分)ケーブル(6分)の選択である。私は実はバスに乗る前から、今日はできたらケーブ
ルにしたいなと思っていたが、自分からはとても言い出せない。たまたま、安野さんが「ち
ょっとケーブルの様子を見てくる」といってその場を離れたが、戻ってきて「ケーブルは初
めてなので乗って見たい」と言い出したところ、
「おれも俺も」となって結局、女坂4名、ケ
ーブル4名となった。私はもちろんケーブル組みに入った。レポーターとして女坂組に同行
できず、後髪を引かれる思いであったが、ここは我慢、我慢と自分に言い聞かせた。
ケーブルは待ち時間もほとんどなく、標高差300mを凡そ6分でかけあがった。終点か
らちょっと巻いたところが参道との合流点で階段を上がると阿夫利神社下社(標高700m)
であった。ここからは江ノ島や湘南の海岸線が美しく見渡せた。新しい神殿の改築工事も始
まっており、銅で葺いた屋根が残り雪に輝いていた。職人が広場で焚き火をくべていたため
か、それほど寒さは感じなかった。一足先に御参りを済ませた。
凡そ30分後、女坂組が到着。途中1回休憩したとの事であったが、柴田さんはかなりの
汗をかいており、しばらく社殿前で休憩。下社での記念写真を撮り出発した。下社の左から
- 16 -
細い階段の登りになる。1丁目の石柱があり、大山登山の開始である。途中、直径1mもあ
る樅の木の大木があった。まわりはその落ち葉が雪と重なって実に美しい。
凡そ20分後、山頂と蓑毛への分岐点に到着し、ほどなく休憩した。さらに20分近く歩
いて標高1000m16丁目で再度休憩をとった。頂上まであと500メートルの富士見台
に到着したが、あいにく視界が悪く、富士山は雲間。そのまま通過し、10分後に樹氷がす
ばらしい場所に到達した。雲の晴れ間を待って、樹氷撮影。安野さんの腕やいかに。ちょっ
と寄り道したが、27丁目の鳥居をくぐり、ようやく山頂に到着(28丁目)。ここには阿夫
利神社の本社である奥の院があるというが、本殿は閉ざされていて何も見えない。気温はか
なり低く、先に昼食をすませた先着隊に寒そうに迎えられた。本殿前の大木の樹氷がひとき
わ目立つのを鑑賞しながら、そそくさと昼食を済ませ、記念写真。およそ20分後出発。
ヤビツへの分岐点まで戻り、尾根(イタツミ尾根)続きが心地よい。丹沢山系の山並みが
見え、遠くは行者ヶ岳、その奥は塔ノ岳だろうか。ヤビツまで2.1キロ当たりでトイレ休
憩。その後ヤビツバス停まですぐのところにある山小屋前で時間つぶしに日向ぼっこし、1
3時51分発のバスで渋沢に向かった。バスの中で知ったが、関さんはすでにヤビツ峠から
蓑毛まで単独歩行とのことであった。
渋沢駅からはタクシーに分乗し温泉施設の湯花楽に直行し、約1時間後、二次会であるい
ろは食堂に向かった。16時半から二次会を開始。今回は世話役のたっての希望で猪なべを
注文したところ、食堂側では初めての試みで、他からいろんな情報を集めていただいたそう
である。二次会からの参加者として、安野夫人、岡田(重)夫人、それに堀ノ内さんの到着
を待つあいだ、とりあえず乾杯。温泉をあがってからずっと我慢していたので、ビールが最
高にうまい。つまみの豆腐や菜の花のおひたしを頬張りながら立て続けにガブ飲み。続いて
出された軽くあげた自然薯は口の中でとろけるおいしさ。まいたけのてんぷらは塩をふりか
けると格別であった。
女性陣が集まったところで再度乾杯。いよいよ猪なべの開始。料理を満喫しながら今年の反
省会を実施。柴田さんから今年の夏の登山での指摘で体重2キロの減量に挑み、見事目標を
達成との報告。これを皮切りに、5キロ、10キロ、20キロの減量作戦に話題が集まった。
誰からか今後の我々の山行き候補地として立山が上がった。瓜田リーダーにその実現の詰め
をお願いした。最後に来年の関東ハイク14の年間スケジュール(実施日と世話役)を決め
た。(編集部注:年間スケジュールは24ページをご覧ください。)
約3時間の二次回もあっという間に過ぎ、午後7時半ごろお開きとなり、来年の再会を期
して解散した。世話役の岡田(忠)さん、全行程を完璧に気配り頂き有難うございました。
お蔭様で非常に楽しい1日を過ごせました。
以上
- 17 -
<ハイク14−96>
おでんパーティーレポート
日時
参加者
行程
:
12月23日(火)
:
:
天皇誕生日
快晴(11度、4度)
池田、伊藤、勝部、川島、亀山、丹下、黒瀬(記録)
計7名
新神戸∼市ヶ原∼新神戸
10:30
新神戸駅出発
11:30
市ケ原着
∼14:00
おでんパーティー
15:00
新神戸解散
各自で身体をほぐして 7 名の少人数で出発。
30分ほど歩いた展望台で小休憩、汗も少し出ていたので軽装に。
何度も来たことのある布引の滝を左手に見ながら、キビタキ、シジューガラなどの小鳥を見
つけ特徴を聞いていたら、リスが大きな尻尾をふくらませて木から木へ軽快に移動している
のを発見、皆珍しそうにリスの動きを追う。
1時間ほどで市ケ原に到着。桜茶屋で薪を2束買い、早速おでんパーティーの段取りに取
りかかる。皆でかまど造り(バーベキューの跡を再利用)伊藤さん、丹下さんが持ってきてく
ださったコッフェルにおでんのネタをドッドッドと投入、川原で風も強かったがすぐにいい
匂いがし始め、各自持参のビール、お酒、ワイン、お茶で乾杯。冷えた身体が急に温まり、2
つの鍋で作ったおでんも瞬く間に食べてしまう。
その後はマキで暖を取りながら団欒する。歳もとったし、たまにはこのような野外食事の
ある山登りもいいのでは。
以上
- 18 -
<俳句14>
「神高俳句14」第56回(9月29日)句会報告
報告者
前田
高行
常連といえども全員が顔を揃えるのはなかなか難しい。今回は天真爛漫な性格そのままに
作品も天衣無縫なHさんが欠席、5人の句会となった(投句者11人)。
漫才コンビよろしく毎回作品の批評でHさんと絶妙のやり取りを披露しているY君も心な
しか元気が出ないようだ。
しかし今回の兼題「鰯雲」については非常に好評で、作りやすく同時に選句に迷ったと言
う声が多かった。力作を前に「自分も本当はこういう句を作りたかったんだけれど---」とい
う賞賛のため息も聞こえてくる。イイものはやはりイイのだ!
句会の後は鹿児島料理のお店へ。NHKドラマ「篤姫」のおかげか、月曜日なのに店内は
満員。さつま揚げをつつきながら芋焼酎をいただき、メインコースは薩摩黒豚のしゃぶしゃ
ぶ。鍋物が恋しくなる季節を感じる一夜でありました。
以上
今回の自選句
沢のぼり終わり知らせるタニウツギ
甲斐
哲
鰯雲深呼吸して旅立ちぬ
原田
正之
難問のついと解(ほど)けてとんぼかな
原
昌代
山寺を包む輪唱法師蝉
比企
博子
九十九里三百六十度鰯雲
坂本
順子
風もなく中天一刷け鱗雲
前田
高行
海湾の青どこまでも鰯雲
西川
盛雄
八カ岳背に広がりて蕎麦の花
橋本
迪子
鬼灯の赤きを残し暮れなずむ
山田
茂徳
駆けていく子のランドセルいわし雲
高出
かよ子
人もまた胸に火ともす蛍の夜
八木
素子
- 19 -
<俳句14>
「神高俳句14」第57回(11月25日)句会報告
報告者
原
昌代
11月25日第57回銀座句会が開かれた。出席者6名、投句者6名により36句が寄せ
られた。同窓会金沢旅行の句も含まれている。
今回の兼題コスモスは秩序、宇宙、世界をも表すスケールの大きな言葉。それに反してそ
の花はかすかな風にもそよぐ繊細なやさしい花。そのイメージからかコスモスと風の取り合
わせが目立った。また、われわれ共通の昔の思い出も大いに共感を得ている。八木さんの「学
び舎に、、、」の句について、みんなで銀木犀の在処をあれこれ。結局、特別な時以外には使う
ことがなかった表玄関脇に金銀両木犀があったことに意見が一致。中には二階の教室まで漂
ってきたあの甘い香りの思い出までも蘇らせた人も。同窓生の句会ならではの話題。坂本さ
んは何かにつけてご主人を思い出しておられるようです。
コスモスは時にはひらがな表示でも、三段切れは、中七の字余りは、固有名詞の使い方、
などなど話題はつきない。なかでも何よりも面白いのは各自がそれぞれの句の作者をかなり
の確信を持って推量していることである。大方は当っているのだが、時には男性の句を女性
のそれと思いこんでいたりして、そんな時にはどっと大笑い。銀座通り法律事務所をお借り
していることをすっかり忘れている。
ようやく句会を終え、今年のしめくくりにと食事会に向かう。ここ銀座のクリスマスのイ
ルミネーションは年々洗練されていくようである。その下ではきっと成熟した大人のさまざ
まなクリスマスが繰り広げられるのであろう。
こんな楽しい句会にぜひご参加ください。次回は2月16日(月)午後5時より銀座通り
法律事務所にて。兼題は「春隣」(高出さんにいただきました)。2月9日までに兼題1句を
含む3句を前田さんまで。
以上
今回の自選句
秋の寺一陣の風墨衣
堀之内
コスモスを挿してやさしき仏間かな
坂本
順子
駅頭に花打ち寄せる秋桜
西川
盛雄
冬ぬくし大き乳鋲の石川門
比企
博子
敷物を入れ替えコスモス活けにけり
原田
正之
コスモスの咲く単純に明快に
原
昌代
時戻し逢うすべありや彼岸花
八木
素子
秋桜湖畔に遊ぶ風となる
高出
かよ子
コスモスを揺らす糸より細き雨
山田
茂徳
七五三いたずらっ子も豆紳士
橋本
迪子
信濃路の風待ち咲くや秋桜
甲斐
哲
駆け抜ける高速脇の初紅葉
前田
高行
- 20 -
昭子
<ゴルフ14>
2008 年度
神高ゴルフ 14(第 11 回親睦コンペ)報告
記録
2008/9/22
関
正義
雨
台風一過の好天とはいかず、雨降りのもと第 11 回の神高ゴルフ 14 大会が湘南カントリー
で開催されました。何時も早めにしっかりコースを確保して頂いている橋本さんには深く感
謝申し上げます。当日朝は大雨のため一部電車が遅れ、船木さんが 2 組目から最後の 4 組目
に回る事態が発生しましたが雨の中全員無事スタートしました。
初めての参加は青木良憲さん
野田健さん
熊沢正博さん(15 回生)の 3 人でした。今回は
15 回生の白井さん(女性)の他男性の熊沢さんも参加され、懇親会でも快気炎を上げられ、今
後は 14・15 回生合同のコンペもやろうとの話も出てきました。
さて肝心のゴルフは雨のため芝がぬれ、ただでさえ距離のあるコースが私(関)には一段と
長く感じられ、他人様のゴルフを見る余裕も無く懸命にクラブを振り回していましたが、ま
たまた湘南カントリーに打ち負かされた思いが強いラウンドでした。
さて風呂から上がり、もう一つ気分も変わらぬままクラブバスにて辻堂駅近くの食彩空間
「堂:DOH」に着き、ビールで乾杯し、冷酒、焼酎を次々とオーダーしていたところで早くも
表彰式。
先ず優勝者発表!
私(関)とのこと、まさかという思いで呆然とし、出て来た第 1 声が「そ
れはおかしい!そんな筈は無い!こんなスコアで優勝なんて・・・」と、優勝商品はしっかり手
にしたのに、パートナーへのお礼の言葉も出ず、ダブルぺリアへの不信感とか文句ばっかり
言っていた感じです。皆様には本当に失礼致しました(不徳のいたすところです)
飛距離が年々落ちてき、湘南カントリーはやはりきつい、パーオンが 1 回も無いゴルフで
優勝なんてと・・・疑問が一杯有ったものですから思わず出たのだと思います(深く反省)
こういう風にめげていたのは私 1 人なのか、ベストグロスは辻さんがまたまた確保され、ド
ラコンはいつもながらの竹岡さんと女性の白井さんが初めて、ニアピンはテクニシャンの船
木さんと山口さんが取られ、皆さんタフなコースにもめげずしっかりラウンドされていたよ
うでした。
2次会にはいつも通り茅ヶ崎にお住まいの堀之内さんも駆けつけて来られ、おいしい冷酒
のビンが 2 本、焼酎が 1 本と順調に空き、声高にそこここで笑いが起き、1 年ぶりの懇親会
も楽しく終えることが出来ました。
- 21 -
さてコースに打ち負かされた私(関)の今の思いは“来年はもうちょっとやさしい、気楽に
まわれるコースでやっってみたいなあ・・・”と感じている次第です。
来年は私(関)と準優勝の青木さんが幹事です。皆様のご意見等拝聴したく存じます。よろ
しくお願いします。
スコア関係等は次の通りでした。
順位
OUT
IN
グロス
ハンデイ
ネット
正義
51
51
102
26.4
75.6
2
青木良憲
51
49
100
24
76
3
竹岡伸一郎
54
49
103
26.4
76.6
ドラコン
4
山口哲夫
53
43
96
18
78
ニヤピン
5
鈴木俊夫
50
51
101
22.8
78.2
6
熊沢正博
49
51
100
21.6
78.4
7
船木一二
51
47
98
19.2
78.8
8
橋本迪子
50
52
102
22.8
79.2
9
辻
勝成
49
46
95
15.6
79.4
増田隆介
54
53
107
27.6
79.4
11
白井涼子
56
60
116
34.8
81.2
12
渋谷博巳
57
50
107
25.2
81.8
13
野田
健
61
57
118
36
82
14
岡田
駿
63
57
120
36
84
優勝
関
ニヤピン
ベスグロ
ドラコン
以上
- 22 -
<絵画クラブ>
絵画クラブ活動
*2008 年 8 月 9 日(土)13:00∼17:00
場所:銀座通り法理湯事務所
参加者:船木
テーマ:静物(夏の野菜)
前年(07 年)11 月に開催以来の久しぶりの開催であったが、あまりにも永く活動が無か
った(私事都合の為)からか、参加者は僅か、1名のみ。夏野菜はきゅうり、トマト、ミニ
かぼちゃ等でした。ひとりでじっくりと描きました。早めに絵は終了したので、事務所の小
野さんが話し相手になってくれまして、思わぬ人生勉強となりました。小野さんに感謝です。
*2008 年 11 月 8 日(土)10:30∼14:00
場所:東京・佃島
参加者:田村洋子、関
正義、船木
テーマ:佃島公園他
佃島はメンバーの中でリクエストがあり、2 回目の開催となりました。この日は
生憎の小雨で場所探しに苦労しましたが、幸いにも公園に休憩所があって、四方がオープン
で結構、対象は選ぶことができました。また、好みの対象を見つけて、うまく雨を避けて描
いていました。少し、寒かったのですが、描いたあと昼食に今回もまた、もんじゃ、お好み
焼きを頂きました。「どうも関西人にはもんじゃは頼りなくて・・・」の話になりましたが、
おいしく頂きました。
*2008 年 12 月 7 日(日)10:00∼15:00
場所:上野・東京都美術館と上野公園
参加者:田村洋子、二木裕子、原
昌代、山田茂徳、船木
例年の通り、勤労者美術展を見に行きました。油絵のみならず、水彩画も沢山、出品され
ていて、ゆっくり時間を掛けて、見て回りました。そのあと、食事をしてから、銀杏の黄色
が鮮やかで、傍には紅葉が赤く、また常緑樹の緑とそれぞれ、澄み切った青空から降り注ぐ
強い日光に映えて、まばゆい景色をスケッチしました。
(船木)
- 23 -
<サークル活動のご案内>
「ハイク14」 (平成21年
関東ハイク14
3月28日(土)
世話役
柴田
5月23日(土)
〃
増田
7月、8月
〃
瓜田
9月26日(土)
〃
関
年間スケジュール)
11月28日(土)
〃
安野
12月23日(祝)
〃
岡田(重)
「俳句14」
第58回句会
2月16日(月)、場所:銀座通り法律事務所
サークルのホームページご案内
ハイク14:
h ttp://h ike14.cocolog-nifty.com/
俳句14:
h ttp://www.geocities.jp/kobehaiku14/
(編集担当:前田高行、八木素子)
(前田)
E-mail: [email protected]
〒183-0027 東京都府中市本町 2-31-13-601
Tel/Fax:042-360-1284
ホームページのアドレス(URL)は下記の通りです。
http://www.geocities.jp/kobehighschool/index.html
・
最初の画面の右下にある青字の「パスワード記入」をクリックすると、「パスワードを
入力してください」と言う小さな窓が現われます。
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パスワード「 kobe14」(英小文字)と打ち込んでOKボタンを押せば本文に入ることが
できます。
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