U-リペアパッチ

コンクリート構造物断面修復用モルタル(汎用タイプ)
U - リペアパッチ
東日本・中日本・西日本高速道路株式会社 :「左官工法による断面修復の性能照査項目」に適合
平成13年国土交通省告示1372号(平成17年6月1日一部改正)のポリマーセメントモルタルに適合
U-リペアパッチは、 コンクリート構造物の耐久性向上、施工性及び早期
接着性に優れた断面修復用ポリマーセメントモルタルです。
特 長
施工性
鏝塗り・吹付けのいずれの工法でも、塗り
厚40mmの施工が可能です。
早期接着性
湿潤状態での下地コンクリートおよび
コンクリート塗装材との早期接着性に
優れています。
耐ひび割れ性
収縮が非常に小さく、寸法変化が安定
しているため、耐ひび割れ性に優れて
います。
用 途
荷姿・性状
橋脚・梁・高欄、床版、
トンネル及び建築物(天井・壁・床)など劣化したコンクリート構造物の
断面修復
鉄筋コンクリートのかぶり部分の補修(ジャンカ補修、不陸調整、増し厚など)
荷姿 18kg/缶
塗布、混練兼用
荷姿 20kg/袋
特殊繊維入
性状
塗り厚
主成分 アクリル系樹脂
外 観 乳白色
固形分 47±1%
pH 8±1
壁 40mm
天井 20mm
標準配合
荷姿 1.7kg/ポリ容器
1袋混練用
配 合
U-リペアパッチ
U-プライマーS
水
練上がり量
標準施工面積
1袋あたり
20kg
1.7kg
約2.0kg
約11L
約1.1m2 (10mm厚)
1m あたり
1800kg (90袋)
155kg (約9缶)
約180kg
約1000L
約100m2 (10mm厚)
3
コンクリート構造物断面修復用モルタル(汎用タイプ)
東日本、中日本、西日本高速道路(株)の断面修復材の品質規格
試験項目
物性例
右表の試験値は、各規格の
試験方法に準じて、
当社試験
室(温度20℃)で測定した
結果です。
試験値
試験方法
フ ロ ー 値 (mm)
165
JIS R 5201 フロー試験
単位容積質量(kg/L)
2.14
硬 化 時 間 ( 時 間−分 )
4−30
圧縮強度 (N/mm2)
59.4
硬化収縮性(%)
0.04
コンクリートとの付着性
(N/mm2)
湿 潤
2.4
耐アルカリ
2.3
温冷繰返し
2.3
JIS R 5201
JIS A 1129
JIS A 6909
平成13年国土交通省告示1372号(平成17年6月1日一部改正)
試験項目
試験値
圧縮強さ (N/mm )
55.7
曲げ強さ (N/mm2)
10.2
接着強さ (N/mm2)
2.4
接着耐久性 (N/mm2)
2.1
2
施工手順
試験方法
JIS A 1171
1 下地処理
腐食および脆弱部分等をはつり取り、健全なコンクリート面を露出させてください。圧縮エアー、高圧水洗などで施工面を清掃してください。
鉄筋が錆びている場合は、防錆処理を行ってください。(当社品「U-ペースト」を推奨)
欠損が大きい場合は、アンカー、
メッシュの取り付け等、剥落防止対策を行ってください。
湿潤状態でない環境の場合は、UプライマーSの3∼5倍希釈液をハケで摺り込むように塗布してください。塗布量は150∼200g/m を目安としてください。
2
2 練り混ぜ
事前に、上水とUプライマーSを用いて混練水を準備してください。
練り混ぜは、ハンドミキサーまたはモルタルミキサー(ダマカットタイプ)を使用してください。
修復材
修用断面
物補
ート構造
コンクリ
ハンドミキサーの場合…練り混ぜ容器に所定の練り混ぜ水を入れてください。
ハンドミキサーを回転させながら、
「U-リペアパッチ」を徐々に投入し、均一に練り混ぜてください。
モルタルミキサーの場合…ミキサーの容量に応じて「U-リペアパッチ」を数袋投入し、30秒
空練りを行った後に、練り混ぜ水を徐々に投入してください。
混練時間は3分間を目安としてください。
3 塗付け
左官工法または吹付工法で施工してください。
下地との密着性を確保するため、5mm程度で下ごすりを行った後、所定厚さに仕上げてください。
なお、2回以上の塗り重ねで所定厚さに仕上げる場合は、下地の硬化具合を見て行ってください。
モルタル温度は、暑中において35℃以下、寒中において10℃以上の範囲とします。
4 養 生
急激な乾燥、降雨、通風、結露・凍結などに注意し、換気、
シート掛け等の適切な養生を行ってください。
養生期間中は、振動や衝撃などを与えないように注意してください。
次工程(塗装など)までの養生期間は最低1日(低温期は最低2日)以上としてください。
使用上の留意事項
安全上の注意事項
保管は、
パレット積み(屋内で床面より10cm以上すき間を確保)とし、雨露のか
からない、湿気の少ない場所に保管してください。
取り扱いの際には目や皮膚などへの付着を防止するための保護具(眼鏡・手袋)を使用して
ください。
製品の使用期限は、製造日より4ケ月以内です。
混練時には、製品を吸い込まないようマスク等を使用してください。
一旦開封した製品は即日使いきってください。
口に入らないよう注意して作業してください。
混練後、30分以内に使用し、練り足し、加水による練り戻しは避けてください。
目に入った場合:清浄な水で15分以上目を洗浄した後、直ちに眼科医の手当てを受けてください。
混練水は上水を使用し、現場でセメント、砂等を追加混合しないでください。
皮膚に付着した場合:汚れた衣服や靴を脱ぎ、付着した部分を水又はぬるま湯で洗い流してください。
酷暑(35℃以上)での施工は製品が急結する恐れがありますので、試し練り等
により、必要な可使時間を確認してください。
可使時間が短いと判断される場合は、混練水に冷水を使用してください。
飲み込んだ場合:水で口の中を洗い、直ちに医者の診断を受けてください。
※詳細につきましては、MSDS(製品安全データシート)をご参照ください。
本カタログの記載内容については、予告無しに変更する場合がありますので、予め御了承願います。
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販売取扱店
2013.5. 3000 E