NHイムノクロマトVT1/2

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Food Analysis
大好評!!
「NHイムノクロマトシリーズ」新製品
大好評!!「
NHイムノクロマトシリーズ」新製品
NHイムノクロマトVT1/2
(製造元:日本ハム株式会社)
大規模な食中毒や死亡例が報告されている腸管出血性大腸菌は、これらが産生するベロ毒素(Verotoxin,VT)により
症状を示します。このベロ毒素は抗原性の異なるベロ毒素1型(VT1)とベロ毒素2型(VT2)に大別され、非常に強力な
毒性を有することが知られています。
日本国内ではO157、O26をはじめとして多数の血清型が検出されており、検査法の通知されているO157及びO26以外
の腸管出血性大腸菌による食中毒を防止するためには、食品中のベロ毒素の確認が有効となります。
また、腸管出血性大腸菌は、ベロ毒素産生性の確認より確定されるため、腸管出血性大腸菌が検出された場合には、
ベロ毒素の検査を行う必要があります。
本品は、イムノクロマト法を用いたベロ毒素検出キットで、簡単な操作で短時間にVT1及びVT2の検出と識別が
可能です。
低コスト
1テスト700円と現在市販されているキットの中で最も安価です。
(2010年3月現在)
簡単な操作と容易な判定
増菌培養液をテストプレートに滴下し、15分後に赤紫色のラインを
確認するだけです。
VT1とVT2の識別が可能
1本のテストストリップでベロ毒素の有無だけでなく、VT1とVT2の
識別が可能です。
大腸菌O157、O26、O111と同時に検査可能
大腸菌O157、O26、O111検査用に増菌した培養液から
検査可能です。
《 検出感度 》
VT1、
2.5ng/mL
VT1、VT2ともに
VT2ともに2.5ng/mL
和光コード
302-93321
品
名
NHイムノクロマト VT1/2
容量
20回用
希望納入価格(円)
14,000
関連製品
《 NHイムノクロマトシリーズ 》
和光コード
品名
容量
希望納入価格(円)
304-31361
NHイムノクロマト O157
10,000
304-34421
NHイムノクロマト O26
10,000
301-34431
NHイムノクロマト O111
300-31581
NHイムノクロマト リステリア
303-31691
NHイムノクロマト サルモネラ
10,000
301-83141
NHイムノクロマト カンピロバクター
14,000
20回用
10,000
14,000
※前培養は必要となります。
※リステリアキットはListeria属全てを検出します。
※サルモネラキットはS.enteritidis特異的に検出します。
《 使用方法 》
試料溶液の調整
【食品から検出する場合】
食品から検出する場合】
【分離コロニーから検出する場合】
分離コロニーから検出する場合】
被検食品25gに対し、ノボビオシン加mEC培地225mLを加え、
1分間ストマッカー処理を行う
被検コロニーを腸管出血性大腸菌分離培地、もしくは
CAYE培地に接種し、37℃で培養を行う
ストマッカー袋ごと、42℃で18~24時間培養
腸管出血性大腸菌分離培地:18~24時間
CAYE培地
: 6~24時間
※培養時間はできるだけ長くすること
培養液1mLを滅菌済み容器に分注
分注した培養液に、終濃度0.5mg/mLとなるように
ポリミキシンB溶液を添加
37℃の恒温水槽中で30分間加温
※5~10分おきに振とうすることを推奨
室温に戻した後、試料溶液とする
※30分の加温後、1,500×g、15分遠心分離を行うことを推奨
<腸管出血性大腸菌分離培地>
培地表面のコロニーを接種し(3分の1~全面)、
0.5mg/mLポリミキシンB溶液1mLに懸濁させる
<CAYE培地の場合>
終濃度0.5mg/mLとなるようにポリミキシンB溶液を添加
37℃の恒温水槽中で30分間加温
※5~10分おきに振とうすることを推奨
室温に戻した後、試料溶液とする
※30分の加温後、1,500×g、15分遠心分離を行うことを推奨
試験操作
①テストストリップをアルミ包装のまま室温に
戻してから、使用直前にアルミ包装から取り
出す。
※吸湿した場合、正しい結果が得られない可能性が
あるため、十分室温に戻してご使用下さい。
※試料滴下部及び展開部に触れないで下さい。
②吸収パッドに油性ペン等で検体名もしくは
検体番号を記入
③試料滴下部へ試料溶液を滴下(右図参照)
④15分後に目視で結果判定
結果判定
①
①陰性
②-1 VT1,VT2陽性
:テストライン出現位置に赤紫色のラインが観察されず、コントロールライン出現
位置にのみ赤紫色 のラインが観察された場合には陰性と判定。
②-1:試験開始後15分後にVT1テストライン出現位置、 VT2テストライン出現位置、
及びコントロールラ イン出現位置に赤紫色のラインが観察された場合 には、
VT1及びVT2陽性と判定。
②-2 VT2陽性
②-2:試験開始後15分後にVT2テストライン出現位置 及びコントロールライン出現位置に
赤紫色のライ ンが観察された場合には、VT2陽性と判定。
②-3 VT1陽性
②-3:試験開始後15分後にVT1テストライン出現位置及びコントロールライン出現位置に
赤紫色のライ ンが観察された場合には、VT1陽性と判定。
③
:コントロールライン出現位置に赤紫色のラインが観 察されない場合には、
テストラインの有無に関わらず再試験を実施。
注1:赤紫色のラインの濃淡に関わらず、ラインが観察された場合には陽性と判定して下さい。
注2:陽性を示した検体については、他の方法(PCR法等)にて必ず確認試験を 実施して下さい。
注3:高濃度のVT1もしくはVT2が試料溶液中に存在する場合、VT1テストライン 及びVT2テストラインともに
観察される可能性があります。
※本パンフレットに記載されている希望納入価格に消費税等は含まれておりません。