会 議 名 開催日時 開催場所 会議次第 平成 25 年度第 2 回思春期保健ネットワーク会議 平成 25 年 8 月 27 日(火)18:00~21:00 八千代市保健センター 1 開会 2 議題 3 4 (1) 作業部会の進捗状況報告 (2) 今後の取り組み内容と方法論の検討 (3) 思春期保健ネットワーク会議シンポジウムの検討 事務連絡 閉会 出席者名 (委員)栁堀厚・釜野聖子・飯島伸行・平山明美・小澤厚子・永井成子・髙橋かん奈 (その他)作業部会員より 2 名・JASH 日本性の健康協会 山口巌氏 (事務局)母子保健課 石橋雅子・笠井幸恵・池谷友寿季 欠席者 大谷理恵委員・設楽憲一委員 公開非公開の別 公開 傍聴人 なし 1 開会 前回の作業部会に会長が出席し、学校現場の声を活動に活かしていきたいので、作業部会員にも 本会議に参加してもらいたいとの話をした。今回は 2 名の作業部会員が参加してくださっている。 また、会長の認めるものとして、八千代市で活動している JASH 日本性の健康協会代表である山口 巌氏にも今回の会議に参加してもらっている。 2 (1) 議題 作業部会の進捗状況報告 委員:第 1 回作業部会を 8 月 1 日に開催した。作業部会長は会長の指名により加藤英昭氏になった。初 めに今後の取り組みの目的や流れの確認をした。また、オリジナル教育教材について共通理解を した上で、周知方法やより良いものにするための評価の方法について話し合いを行った。 委員:授業の前後で子ども達へアンケートをとり、教材の評価をしていくこととなった。 事務局:アンケートの指標は作業部会員で検討していき、授業研後に作業部会を開催し、アンケート結 果を分析していく予定。本日、指標案を用意したので、現時点で意見があれば教えて欲しい。 (会議資料 2‐2) 委員:実施した単元ごとに異なる項目に回答してもらう形式だが、性感染症とエイズの単元はどちらも 実施することになっているので、全ての問いに回答してもらって良いと思う。また、授業者に使 用した教材を問うことで、オリジナル教育教材の使用の有無での効果の比較ができる。 事務局:教材を利用してもらうということが目的なので、アンケート実施は強制ではなく可能な学校に のみ協力してもらおうと考えている。 委員:初めから全学校に協力してもらえるように依頼し、どうしても協力が難しい学校には今後の参考 になるよう理由を教えてもらうという形が良いのではないか。 事務局:体育部会での教材周知の際、アンケートの趣旨や必要性をきちんと説明し、なるべく協力して いただきたいことを伝えるようにする。また、ワークシートの自由記載欄からも評価に繋がる 意見は出てくると思われる。 (2) 今後の取り組み内容と方法論の検討 事務局:前回の会議で出た意見を整理した表(会議資料 2-1)に新たな意見を追加していきたい。 1 委員:子ども達が集まる場所での相談活動の実施、山口氏の NPO と一緒に夫婦のコミュニケーション に関するイベントを開催すること、子ども達へのニーズ調査、携帯電話で簡単に得られるメッセ ージや情報の発信、教員へのニーズ調査、ケーブルテレビを通じての親へ向けた 5 分間メッセー ジ、セクシャルマイノリティの子にそのままで良いのだというメッセージを届けること、DV や 虐待で傷ついた自己肯定感のケアをすることを挙げた。 委員:シンポジウムで高校生に登壇してもらうこと、小さい子どもの保護者向けのイベントや講座の開 催、成人に向けた冊子等で子どもを産むタイミングや卵子の老化についての知識を発信すること、 自己肯定感という部分では他者を容認出来る子どもが増えるような働きかけをすることを挙げた。 委員:小さい子どもを対象に親子で学べる講座の開催。また、思春期に関する授業を受けたことを親子 で話す機会が持てると良い。 委員:子育ての先輩から子育ての体験談やアドバイスを聞けるような親同士の交流の機会を作ること、 子育て世代の知識や意識について実態把握をすることを挙げた。また、自己肯定感に繋がる部分 では、子ども達や親に実際に体感してもらうようなグループワークが効果的だと思う。 山口氏:メール相談が出来たら良いと考えている。また、映画の上映会と講演会を抱き合わせ、映画上 映で参加者の意識が高まっている所で講演会を行うことで、効果的にメッセージを伝えること が出来ると思う。SNS を利用した情報発信という部分では、FACEBOOK ページを作成し情 報や知識を発信することも良い。 委員:情報発信の前にどの様な情報を子ども達に提供する必要があるのか検討が必要である。子ども達 はどの様な問題を抱えているのか、どこで情報を得ているのかという実態を知らない限り発信す るべきことも見えてこない。 会長:子ども達への情報発信の方法については現状把握の方法を含めて今後の検討課題である。 委員:親が相談出来る場として、スーパーの片隅などで気軽に相談に立ち寄れる、「まちの保健室」が あるとよい。講演等をやっても参加しない人へのフォローという部分が重要である。 委員:どこに相談すれば良いのかわからない場合の受け皿の意味でも必要である。 事務局:子どもへの情報提供という部分では、昨年意見として出ていた安心なサイトや相談窓口を紹介 する子ども向けニュースレターの発行はすぐに取り組めると思われる。 会長:子ども達はなかなか私達の所には来ないので、子ども達の受け皿についても検討が必要である。 事務局:子ども相談センターでは、学生が相談を受ける「兄さんお姉さん電話相談」を行っている。 会長:大学生は思春期に近いので意見を聞いてみるのも面白いし、こちらの持っている知識で、電話相 談の際に役立ててもらえるような情報を提供することも出来る。大学の担当教員と連絡をとって その子達と交流をもつことで何かが広がる可能性もある。 委員:今後も教員の研修会等で思春期ネットと関わる機会があると、思春期保健について考えるきっか けになり、教員の意識付けが促進されると思う。 会長:市内2校の中学校で WYSH 教育を進めるということなので、思春期保健ネットワーク会議で協 力できることがあれば言って欲しい。出来ることがあれば思春期保健ネットワーク会議の今後の 活動の中にも取り入れていきたい。 会長:幼児期や低学年の子どもに向けたアプローチも必要だと思う。 事務局:虐待防止プログラムである CSP を利用して、子どもを叩かずに育てる方法を保護者に提供す るための事業を地域子育て支援センターと母子保健課で検討している。また、作業部会でも、 2 中学校でオリジナル教育教材を使った授業がしっかりと響くための下支えとして、小学校では 何が出来るかという話題が出ており、考えていかなければいけない所だと思う。その点に関し て、助産師会が小学校で命の授業を実施するなど既に良い活動をしているので、その活動を広 げるという所にアプローチしていくのも良いのではないかと思う。助産師会への依頼は費用が かかってしまうが、PTA の力を借りるのも 1 つだと思う。 委員:今年は幼児期の親に向けた助産師会の講演を行った。とても好評で毎年開催したいが予算の関係 で難しい。親に向けた講座も良いが、実際に親が子どもに実施しないと子ども達へは届かないの で、直接子ども達にアプローチ出来るのも良い機会である。 委員:PTA をもっと活用して欲しい。費用がネックになってやりたいことが出来ない時に協力出来るこ ともある。学校で保護者の方も呼んだ授業をやるといったら平日になるので参加できる親は限ら れてしまう。PTA が実施すれば土日に行えるという利点がある。また、PTA では、バレーボール 大会等多くの保護者が参加するイベント等も企画している。そういう場を利用してポスターを掲 示すれば多くの人への呼び掛けの機会に出来る。 委員:推奨講師リストを作成すれば、PTA の方も研修を企画しやすくなるのではないか。 会長:PTA の資金力やマンパワーを借りる等 PTA との連携についても今後検討していきましょう。 委員:学校側の先生の考えている問題意識と PTA の保護者の要望とがうまく合致しない時もあり難し いので、まずは親への働きかけという部分での連携が良いと思う。その上で、親の要望と学校側 の問題意識が合致し、子どもへの働きかけの実施をするという流れが良い。 (3) 思春期保健ネットワーク会議シンポジウムの検討 会長:シンポジウムは継続することに意味があるので、今年も開催する方向で良いか。昨年度と同様に 参加型の研修会が良いと思う。 委員:賛同 会長:例年シンポジウムは母親の参加が多いが、今年は視点を母親から父親へ変えてみるのも良い。男 子の性は具体的な知識を教えることだけではいけないと思う。専門的立場からの意見を聞いたり、 他の父親はどう考えているのかを話し合ったりする機会を設けるのも良い。講師を男性の性に関 して取り組んでいる村瀬幸浩先生に依頼し、村瀬先生の講演の後、先生や父親、大学生等に登壇 してもらいグループディスカッションを行うのはどうか。登壇者を男性だけにするのも面白い。 委員:父親が子どもに性に関する話の伝え方を知らないと、子どもも父親に聞いても仕方がないと思い ホームページ等の情報に頼るのだと思う。子どもが自分から相談することはないと思うので、変 だと思った時に親から声をかけることが必要である。ホームページ等の情報発信の充実も大切だ が、まずは家庭教育の徹底が大切である。そのためにもお父さんにも性に関する話を聞いて欲し い。 委員:女子の性は母親になっていく性として教育されるが、男子の性は二次性徴の所で止まっていて、 父親になっていく性としては語られない。また、父親になることについて男性同士で話す機会も 少ないだろう。父親になるのだというしっかりした教育が必要であると思う。 山口氏:父親は自分自身も性のことを話してもらった経験がないので、子どもに性のことを伝えるのは 難しい。村瀬先生の講演を聞いたことがあるが、大人側の意識を変えるという部分では先生の 話は効果的だと思う。 会長:家庭で必ず性の話をしなければいけない訳ではないが、性の話を絶対に口にしてはいけないと子 3 どもに思わせないようにしたい。 委員:父親がメインの会だとアピールすることで父親が参加しやすくなると思う。母親の参加も可能だ と言えば母親は必ず参加してくれるだろう。父親の参加が増えるようなアプローチ方法を検討す ると良い。 事務局:健康まちづくりプランの委員に商工会議所の青年部や青年会議所、農協の青年部の代表の方が 入っているので声をかけることが出来る。若い父親世代にどの様な人材がいるかをキャッチす る一歩としても積極的に男性に声をかけていきたい。 委員:集めようと思うから集まらないのであって、商工会議所等の既に集まっている所に私達が出向い ていけば良い。色々な場に出向いて行き、活動を広げる努力も必要である。 委員:学校には PTA の中に親父の会があるのでそこで呼びかけることは出来ると思う。 委員:半数以上の学校が PTA の中に親父の会を持っている。話し合いの日程なども教えてもらうこと は出来る。 委員:大学生には、登壇は難しいかもしれないが、グループワークへの参加はしてもらえるだろう。 会長:日程はいつぐらいが良いか。 委員:講師の予定もあるので、会場が空いている日を全て提示し、講師の都合で選ぶのはどうか。 委員:賛同 3 事務連絡 ・熊本から大学院生が本取り組みについて、研究のためのヒアリングに来た。前作業部会長の種村氏に もインタビューに協力してもらった。 ・松陰中学校へのオリジナル教育教材をいただきたいと依頼があったので提供したいと思う。他の私立 中学校へは依頼があれば渡していく。 4 閉会 決定事項 ・次回会議 10 月 22 日 ・シンポジウムは男子の性に焦点を当てた内容にし、村瀬幸浩先生に講師依頼をする。 4
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