第23期株主通信を掲載しました。

証券コード:3165
株主・投資家のみなさまへ
第23期 株主通信
2009年10月1日∼2010年9月30日
・・・・・
裏表紙のアンケートにご協力ください
株主の皆様へ
To Our Shareholders
ごあいさつ
して高付加価値のサービスを提供し続けてまいります。
当社が属するエレクトロニクス業界は、時代の最先
また、おかげさまをもちまして、当社は、2010年
端を支える技術の進歩に合わせ、急速な変化をして
9月15日、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場いた
おります。
エレクトロニクス分野の企業は、技術の進歩に素早
しました。これは株主、投資家の皆様をはじめ、関係
く対応しながら時代の要請に応えるべく、新たな製品
各位のご支援、ご高配なしには成し得なかったものと
を投入していかなければなりません。
心より感謝しております。これを機に、上場会社とし
当社は、
そのようなお客様企業に対して、
市場のニー
ての社会的責任を自覚し、全社一丸となり企業価値
ズを先取りし、資材調達から生産管理、ロジスティク
の向上に努め、エレクトロニクス業界の発展に寄与し
スまでをトータルに最適化するサプライチェーンマネ
てまいる所存でございます。
ジメント体制において中心的な役割を担い、高度な専
株主の皆様におかれましては、今後ともより一層の
門性と経験の中で築き上げられてきた総合的な組織
ご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げ
力を活かしながら、高品質の製品、最先端の技術、そ
ます。
代表取締役社長
武石 健次
当期の業績について
当社は、既存取引の強化、新規顧客の獲得や取扱
りました。営業外損益は、為替変動に伴い為替差益
製品の拡大に積極的に取り組み、TFTパネル事業や
が2億37百万円発生したため、経常利益は6億30百
電子材料事業では順調に業績を拡大することができ
万円(前年同期比281.2%増)となりました。
以上の結果、当期純利益は3億55百万円(前年同期
ましたが、販売先における携帯電話の生産本格化の
比423.8%増)となりました。
遅れによるLCDモジュールの不振やPCの在庫調整な
どによる光学式ディスクドライブ向け半導体及び光
ピックアップの売上が第4四半期に入り低調となっ
売上高
たことなどにより、売上高は996億75百万円(前年
売上総利益
同期比4.4%減)となりました。売上総利益につき
ましては、円高による影響が前年に比べ小さかった
ことから20億6百万円(前年同期比39.3%増)となり、
営業利益は4億95百万円(前年同期は18百万円)とな
1
996億75百万円(前年同期比
4.4%減)
20億 6百万円(前年同期比
39.3%増)
経常利益
6億30百万円(前年同期比281.2%増)
当期純利益
3億55百万円(前年同期比423.8%増)
Q &A
Q
A
Question and Answer
中長期的な取り組みについて
教えてください。
30.3 %、 イ ン ド2.9 %、 そ の 他 の 国1.0 % と
なっており、初めて中国向けの売上高が最大
となりました。
既存事業の維持・強化については、当社が
なお、インド、インドネシア等をターゲッ
創業以来培ってきた仕入先・販売先との強い
信頼関係をベースに、韓国・中国のみならず、
トとしたシンガポール営業所を開設したこと
新興国の成長市場においても、仕入先・販売
により、さらに新興国への売上拡大を図って
先と連携してビジネスチャンスの獲得を目指
まいります。
してまいります。
国別売上高構成比
具体的には、光学式ディスクドライブ市場
インド
2.9%
におけるブルーレイ関連ビジネスにおいて
その他 1.0%
トップシェア確保を目指すこと、携帯電話向
日本
21.7%
けLCDモ ジ ュ ー ル 市 場 に お い て、 進 境 著 し
いスマートフォン市場の需要をしっかりと
996
億円
キャッチアップすることを当面の目標として
おります。
中国
44.1%
韓国
30.3%
また、新規事業への取り組みとして、TFT
パネルの分野におけるアミューズメント向け
需要の開拓、電子材料分野において、韓国の
コーティングメーカーとの連携による液晶パ
Q
株主還元方針について教えてください。
A
当社は、株主の皆様に対する利益還元の充
ネルのバックライト用フィルムのコーティン
グビジネスの確立などを目指してまいります。
Q
実と事業の成長及び経営基盤強化のための内
部留保の充実を総合的に勘案し、バランス良
海外への売上はどのくらいですか?
く配分することを基本方針としております。
毎事業年度における配当は、期末配当金と
A
当社の売上高996億円のうち海外への売上
して株主の皆様に、年1回、継続的かつ安定的
高は、780億円で、売上比率は、78.3%となっ
に利益配分する方針であり、配当性向の目標
ております。その内訳は、中国44.1%、韓国
をおおむね30%としております。
2
事業ネットワーク
Global Network
企業を、ビジネスを、
すばやい機動力とより深い信頼関係でつなげていく。
当社は、電子部品のグローバル商社として、世界有数の
電子部品・電子材料・電子機器メーカー間の橋渡し的な役割と
マーケティングに注力することで現在の地位を築いてきました。
商品知識・顧客とのコミュニケーションなど「広く浅く」なりがちな
商社の営業スタイルを見直し、より専門的で精緻な
商品知識により、深く確かな信頼関係を築き上げ、
韓国や中国を中心にグローバルなネットワークを展開しています。
CHINA
南京(NANJING)
蘇州
上海
(SUZHOU) (SHANGHAI)
福州
(FUZHOU)
恵州 (HUIZHOU)
香港(HONGKONG)
FRANKFURT
GERMANY
KOREA
坡州(PAJU)
東京(TOKYO)
首爾(SEOUL)
平澤(PYONGTAEK)
亀尾(GUMI)
SINGAPORE
大邱
(DAEGU)
BEKASI
昌原(CHANGWON)
INDONESIA
光州
(GWANGJU)
事業拠点 物流倉庫
主要仕入先
株式会社日立製作所
ルネサス エレクトロニクス株式会社
株式会社ルネサスエスピードライバ
株式会社ルネサス北日本セミコンダクタ
株式会社日立ディスプレイズ
株式会社日立メディアエレクトロニクス
日立化成工業株式会社
LG Displayジャパン株式会社
LG Display株式会社
LG Electronics Japan株式会社
JSR株式会社
三井化学株式会社
日立マクセル株式会社
三井化学東セロ株式会社
ナトコ株式会社
主要販売先
仕入
販売
フーマイスター
エレクトロニクス
3
LG電子株式会社
LG Display株式会社
LGイノテック株式会社
LS産電株式会社
株式会社LG化学
日本電気株式会社
NECディスプレイソリューションズ株式会社
NECパーソナルプロダクツ株式会社
TOVIS Co.,ltd
株式会社 LUSEM
高亜光学株式会社
セイコーインスツル株式会社
パナソニック液晶ディスプレイ株式会社
カテゴリー別概況
Business Overview
電子材料事業
4.2
電子材料事業は、各電子材料メーカー
の電子材料を取り扱っております。ま
た、LG Display株 式 会 社 のTFTセ ル も
た
取り扱っております。
%
23.6
取り扱い商品
液晶バックライト用光学フィルム類 太陽電池モジュール用封止材 偏光板工程用保護フィルム 小型 TFT 用セル 携帯電話用 Li−Ion バッテリーセル
17.8
半導体事業
%
半導体事業は、主にルネサスエレクトロニクス
株式会社のシステムLSI、ディスクリート、LCD
ドライバ、特定用途IC等の半導体を取り扱って
おります。
取り扱い商品
システム LSI マイコン ディスクリート
LCDドライバ 特定用途 IC 専用 IC
汎用 IC メモリ ASIC/SIP
パワー半導体
TFTパネル事業
%
売上高
構成比
TFTパネル事業は、主にLG Display株式会社の
TFTパネルを取り扱っております。
取り扱い商品
TFT パネル PDP パネル
37.4
17.0
%
電子デバイス事業
%
電子デバイス事業は、主に株式会社日立メディ
アエレクトロニクスの光ピックアップ等の映
像、情報メディア関連電子部品を取り扱ってお
ります。
LCDモジュール事業
LCDモジュール事業は、主に株式会社日立ディスプレ
イズの中小型LCDモジュールを取り扱っております。
取り扱い商品
LCD モジュール
取り扱い商品
光ピックアップ チューナー SAW フィルター
4
財務情報
貸借対照表
科 目
損益計算書
(単位:百万円)
前事業年度
当事業年度
2009年9月30日
2010年9月30日
科 目
資産の部
POINT
❶ 流動資産
29,305
固定資産
1,748
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産
資産合計
25,368
1,373
1,367
44
33
331
339
31,054
27,109
25,019
20,330
固定負債
425
458
負債合計
25,444
20,789
株主資本
5,613
6,319
資本金
366
550
資本剰余金
2,198
2,382
利益剰余金
3,047
3,386
△3
0
5,609
6,320
31,054
27,109
負債純資産合計
2009年10月1日から
2010年9月30日まで
売上高
104,254
99,675
売上原価
102,814
97,668
1,440
2,006
1,421
1,511
18
495
営業外収益
323
318
営業外費用
176
183
経常利益
165
630
特別利益
43
12
営業利益
特別損失
52
0
156
642
法人税等
88
287
当期純利益
67
355
税引前当期純利益
純資産の部
❷ 純資産合計
2008年10月1日から
2009年9月30日まで
❸ 売上総利益
販売費及び一般管理費
1,740
流動負債
POINT
当事業年度
POINT
負債の部
評価・換算差額等
(単位:百万円)
前事業年度
キャッシュ・フロー計算書
科 目
POINT
❹ 営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
POINT
❺ 財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の期末残高
POINT❶ 流動資産
第4四半 期の売 上低調に伴う売 掛 金の減 少により、39億36
百万円減少しました。
(単位:百万円)
前事業年度
当事業年度
2008年10月1日から
2009年9月30日まで
2009年10月1日から
2010年9月30日まで
2,080
△5,872
117
△7
△1,675
5,406
1,002
490
POINT❹ 営業活動によるキャッシュ・フロー
使用した資金は58億72百万円(前年同期は20億80百万円の取
得)となりました。これは主に、売上債権の減少(79億45百万
円)等による資金増加要因、仕入債務の減少(90億30百万円)
、
たな卸資産の増加(43億91百万円)等の資金減少要因によるも
のです。
POINT❷ 純資産
上場に伴う増資により、資本金及び資本剰余金が3億67百万円
増加し、当期純利益により、利益剰余金が3億38百万円増加しま
した。
POINT❺ 財務活動によるキャッシュ・フロー
取得した資金は54億6百万円(前年同期は16億75百万円の使
用)となりました。これは主に、短期借入金の純増加(50億61
百万円)、株式発行による収入(3億67百万円)、配当の支払によ
る支出(17百万円)等によるものです。
POINT❸ 売上総利益
売上高は減少しましたが、円高による影響が 前年に比べ小さ
かったことにより、5億66百万円増加しました。
5
Financial Information
売上高
経常利益
(百万円)
(百万円)
150,000
1,500
1,273
118,384
104,254
99,675
98,145
120,000
1,200
90,000
900
816
68,456
60,000
600
30,000
300
630
619
165
0
0
06/9
07/9
08/9
09/9
06/9
10/9
当期純利益
07/9
(百万円)
10/9
■総資産 ■純資産 自己資本比率
50,000
696
20.1
40,000
600
19.2
16.9
450
300
09/9
総資産/純資産/自己資本比率
(百万円)
750
08/9
30,000
396
26,737
355
338
18.1
29,222 31,054
23.3
27,109
(%)
25.0
20.0
15.0
10.0
20,000
14,347
10,000
150
67
2,431
5,387 5,620
5,609 6,320
07/9
09/9
0.0
0
0
06/9
ホームページの
ご案内
07/9
08/9
09/9
10/9
06/9
当社ホームページにおいても各種情報を公開しております。
ぜひ、ご覧ください。
フーマイスターエレクトロニクス
検索
http://www.fuco-ele.co.jp/
6
5.0
08/9
10/9
会社概要(2010年9月30日現在)
会 社 名
本社所在地
設立年月日
資 本 金
従 業 員
役 員(2010年12月22日現在)
株式会社フーマイスターエレクトロニクス
〒101-0047
東京都千代田区内神田2-3-3
千代田トレードセンタービル
1988年3月14日
5億5,045万円
78名
株式の状況(2010年9月30日現在)
発行可能株式総数
発 行 済 株 式 数
株
主
数
単 元 株 式 数
上場証券取引所
株主メモ
8,000,000株
2,529,100株
1,117名
100株
大阪証券取引所 JASDAQ市場
代表取締役社長
武石 健次
取締役副社長
武石 博
FPD営業本部長兼ソウル支店管掌
専 務 取 締 役
廣瀬 義幸
電子営業本部長
常 務 取 締 役
豆田 順一
テクニカルサポートセンター長
常 務 取 締 役
岡田 高彦
電子デバイス営業本部長
常 務 取 締 役
武石 将樹
電子営業本部 統括副本部長
取
締
役
藤田 和弘
管理本部長兼財務部長
取
締
役
新井 英介
常 勤 監 査 役
本間 康雄
(社外監査役)
ディスプレイ営業本部長
監
査
役
吉成 外史
(社外監査役)
監
査
役
佐藤 正男
(社外監査役)
事業年度
毎年10月1日から翌年9月30日まで
定時株主総会
毎年12月
基準日
定時株主総会 毎年9月30日 期末配当 毎年9月30日 中間配当 毎年3月31日
株主名簿管理人
(連絡先)
公告方法
三菱UFJ信託銀行株式会社
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号
フリーダイヤル (0120)232-711
電子公告(http://www.fuco-ele.co.jp)
ただし、やむを得ない事由により電子公告を行うことができない場合は、日本経済
新聞に公告いたします。
株主アンケート
アンケート実施期間
アンケート
ナンバー
3165fm
2011年1月31日まで
■ アンケートサイト(画面)への接続方法
Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンからアンケートサイトを呼び出
してください。
株主ひろば
検索
URL:
www.kabuhiro.jp
▶▶株主の皆さまの声をお聞かせください
当社では、株主の皆さまへの情報開示の充実に努め、当社の経営をより一層ご
理解いただけるIR活動を行っていきたいと考えています。つきましては、ご多忙
のところ誠に恐縮ではございますが、右記アンケートサイトにアクセスしていただ
き、アンケートにご協力いただきますようお願い申し上げます。
このアンケートは、諸費用(郵便
料金など)の削減と集計作業の
迅速化を目的として、株式会社
アイ・アールジャパン(IR支援会
社)が運営するWebアンケートシ
ステム「株主ひろば」を利用して
実施しています。
■ ご回答方法
アンケートサイト(www.kabuhiro.jp)画
面中央の入力ボックスに、アンケートナン
バーを入力して回答画面にお進みください。
ご回答の操作方法等のお問い合わせ先
株式会社アイ・アール ジャパン
株主ひろば事務局
E-mail: [email protected]
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