JA8236(767)で「不正修理」が発覚!

羽田
成田
TEL
FAX
TEL
FAX
03-6423-2461
03-5757-0279
0476-34-3932
0476-34-6684
2008. 6. 20
54-288
HOMEPAGE http://www.jalcrew.jp/jfu/
E-MAIL [email protected]
JA8236(767)で「不正修理」が発覚!
2008 年 6 月 17 日
≪
概
要
第5回
夏闘団体交渉『安全』
≫
・JA8236(767) HND/JALTAM で 2008 年 5 月 24 日~6 月 13 日まで重整備(C 整備)。
・6 月 8 日に L1 ドア上側の外板(スキン)外側に 2 個の小さな Dent(凹み)を発見。
・詳細検査の為、機内から「内張り」を剥したところ、1 個(下側)の Dent にアルミ板が接着さ
れアルミテープで覆われていた。
・一連の作業は整備規定を無視した「不正修理」で、整備記録が見当らないため現在調査中。
・当該機の直前の重整備(M 整備& C 整備)は 2006 年 10 月~11 月に SASCO で実施された。
・「不正修理」発見後、JALTAM で正規の整備処置を実施して 6 月 13 日に C 整備完了。
【運航技術部】現在、整備記録を調査中です
【会社】(SASCO の) 可能性はあると思います
『組合』2003 年にも SASCO で「747 不正修理疑惑」が発覚
し、整備記録も発見されなかった。会社は「SASCO と限定
出来なかった」と、ウヤムヤにしてしまった。このままでは
今回も「SASCO と断定できなかった事にしようとしてい
る!」と職場は受け取りますよ!5 年間で同様のケースが 2
回あって、2 回共 SASCO の整備委託後に「不正修理」が発
覚した。
「SASCO で隠蔽された!」と思うのが自然では?
【運航本部長】運航本部としては、今調査中なので断定は出来
ない。整備の調査を待つという姿勢だ・・・。
『組合』本来凹みを発見したら、それなりの処置をして記録に
残せば良いわけです。隠蔽するのは委託されて「自分の会社
の飛行機!」という認識が無いのが原因ではないですか?運
航本部として問題が無いとは言えないのではないですか?
【運航本部長】
「問題ない」とは言ってない。整備には「整
備品質を上げる努力はして貰いたい」と言っています。
『組合』2007 年度の海外委託不具合件数も 17 件と倍増してい
ます。件数の多さ、トラブルの深刻さ、更に新たに発覚した
「767 不正修理」これでは乗員は安心して乗務できません!
海外整備の安全性については最近の新聞にも掲載され、社会
的不安も高まっています。「安全を脅かす海外整備委託」を
見直し、自社整備体制を再構築することを要求します。その
他安全に関する諸要求に対する再回答を要求します。
大「合理化」を撤回し「絶対安全」の確立を!
大「合理化」を撤回し「絶対安全」の確立を!
『組合』もっとも至近の重整備は何処で実施したのですか?
【OE】2006 年に SASCO で実施しています。
『組合』ということは、前回の重整備を実施した SASCO で「不
正修理」がされたという可能性が最も高いと考えられるので
はないですか?
【OE】可能性としてはあると思います。
『組合』日航労組の交渉では整備本部が「SASCO であろうと
思う」と答えていますが?
【豊島労務部長】可能性としてあると・・・・。
『組合』さきほど「日常運航のなかで不具合があって内張りを
剥がすことがある」と説明されましたが、JAL の運航であれ
ば、当然整備記録は残るはずです。それが残ってないのであ
れば SASCO の重整備が推定原因なのではないですか?
【OE】それも含めて現在調査中です・・・
『組合』認定整備工場である SASCO に整備委託した機材が
「不正修理」されて戻ってきた可能性は否定できない!もし
SASCO だったら、
過去に委託した飛行機を全部調べないと、
同様な処置をされた機材が他にもあるかも知れない。
「全機点検する必要があるのではないか」と言う認識が経営
にありますか?安中取締役の認識は如何ですか?
SASCO では 5 年前も「不正修理疑惑」が!
大「合理化」を撤回し「絶対安全」の確立を!
大「合理化」を撤回し「絶対安全」の確立を!
『組合』先日、羽田で C 整備作業中の 767 で「不正修理」が
発見されたと聞いています。整備記録には、どのように記載
されていたのですか?
【運航技術部:OE】整備記録は詳細調査中です。当該部所の
過去の作業経歴を探っています。この作業が何処で実施され
たのかは整備本部から詳しい説明が未だありません。
『組合』今回の処置は適切な整備処置では無かったのですね!
【OE】はい・・・・。
『組合』通常のライン運航のなかで内張りを剥がすような作業
はありますか?
【OE】ありません。
『組合』では、どの様な時に内張りが剥がされるのですか?
【OE】当該部所の不具合があった時、もしくは重整備・・・。
【安中取締役】「SASCO の可能性がある」という事は申し上
げた。従って事実関係をしっかりと確認した上で適切な対応
をとっていくのが・・・・・・。
『組合』日航労組の団交のビラには「海外整備をこれ以上拡大
しようとは思っていない」という整備本部の発言もあります。
この発言は会社の方針として受け取って宜しいのですね?
【原藤運航本部長】整備本部がそう言ったのであれば、そうな
のでしょう。運航本部としては聞いていないが・・・・。
『組合』では整備本部に直接聞ける場を我々にも与えてくださ
い。海外整備委託、特に今回の「767 不正修理問題」は詳細
が判りしだい安全推進本部長、整備本部長が出席して説明す
る場が必要です。このままでは JAL の機材、整備に対する乗
員の不安感、不信感は払拭できません!
大「合理化」を撤回し「絶対安全」の確立を!
大「合理化」を撤回し「絶対安全」の確立を!
SASCO(シンガポール)への重整備委託が原因か?