UHE 12-30W シリーズ 絶縁型、単出力DC-DCコンバータ

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®
UHE 12-30W
シリーズ
絶縁型、単出力DC-DCコンバータ
特長
・1.2、1.5、1.8、2.5、3.3、5、12、15V 8種類の出力電圧
・2∼10Aまたは12∼30W 出力容量
・9∼18、9∼36、18∼36、18∼75、36∼75V 5種類の
広入力電圧範囲
・50.8x40.64x10.16mmの小型プラスチックパッケージ
・UL/EN60950承認、CEマーク付
・1500Vdc min. 入出力絶縁
・オン/オフ制御、出力調整、出力センス
・入出力保護、過熱遮断回路つき
・91.5%までの高効率
■ ブロック図 (図1)
+出力 (6)
+入力 (1)
10Ω
スイッチ
制御
+センス (5)
*2
−出力 (7)
10Ω
*1
光絶縁
過熱保護
-入力 (2)
−センス (8)
過小/過大
入力電圧保護
*2
*1 コンパレータによる出力過電圧保護も
可.標準は電磁帰還型保護
*2 1.2∼5V出力型はオプションでセンス
ピン付きがあり.
( )の数字はピン番号です.
PWM
制御
基準電圧
誤差アンプ
光絶縁
出力電圧調整 (9)
リモートオン/オフ制御 (4)
■ 個別スペック
断りなき限り、周囲温度 25℃、定格入力電圧、全負荷時の値.
出 力
品
名
電圧
(V)
電流
(A)
入 力
変動率 ( % max.)
入力
負荷 *2
リップル/ノイズ(mVpp)
typ.
max. *1
UHE-1.2/10000-D12
効率
(%)
min. typ.
定格電圧
(V)
電圧範囲
(V)
電流 *3
(mA)
12
9∼18
35/1270
80
82
24
18∼36
35/630
81
83
UHE-1.2/10000-D48
48
36∼75
35/310
81
83
UHE-1.5/10000-D12
12
9∼18
35/1560
81
83
24
18∼36
35/760
84
86
48
36∼75
35/380
82
84
12
9∼18
35/1810
84 85.5
24
18∼36
35/890
85.5 87
48
36∼75
35/460
83.5 85
12
9∼18
35/2480
85
87
24
18∼36
35/1230
86
88
48
36∼75
35/610
86
88
24
9∼36
50/1200
86.5 88
48
18∼75
38/600
87.5 89.5
48
36∼75
35/600
88.5 91
24
9∼36
50/1220
86 87.5
48
18∼75
35/600
87.5 90
89 91.5
UHE-1.2/10000-D24
UHE-1.5/10000-D24
1.2
1.5
10
10
55
55
80
80
±0.1 ±0.15/0.625
±0.1 ±0.15/0.625
UHE-1.5/10000-D48
UHE-1.8/10000-D12
UHE-1.8/10000-D24
1.8
10
UHE-1.8/10000-D48
55
80
50
75
±0.1 ±0.15/0.625
UHE-2.5/10000-D12
UHE-2.5/10000-D24
2.5
10
50
75
±0.1 ±0.15/0.5
UHE-2.5/10000-D48
UHE-3.3/7500-Q12
UHE-3.3/7500-Q48
50
3.3
7.5
UHE-3.3/7500-D48
UHE-5/5000-Q12
UHE-5/5000-Q48
5
UHE-5/6000-D48
5
60
90
50
70
60
90
50
80
±0.1 ±0.15/0.3
±0.1 ±0.15/0.3
48
36∼75
45/730
UHE-12/2500-D12
12
9∼18
145/2970
85
88
UHE-12/2500-D24
24
18∼36
75/1470
86
89
48
18∼75
45/720
88 90.5
UHE-12/2500-D48
48
36∼75
45/720
88
91
UHE-15/2000-D12
12
9∼18
145/2970
85
88
UHE-15/2000-D24
24
18∼36
75/1470
86
89
48
18∼75
45/720
88 90.5
48
36∼75
45/720
88
UHE-12/2500-Q48
UHE-15/2000-Q48
6
70
12
15
2.5
2
100
100
120
±0.5
150
±0.5
UHE-15/2000-D48
*1: 20MHzバンド幅で測定.出力端子間に0.47uFの積層セラミックコン
デンサをつけて測定、仕様化しています.
*2: 無負荷でも安定動作.1.2∼5V出力型はセンスピン付き/無し時の値
-1-
±0.5
±0.5
*3: 定格入力電圧で、無負荷/全負荷時の電流.
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UHE 12-30W
■ 共通スペック
最小
断りなき限り、周囲温度25℃、定格入力電圧、全負荷での値.
最小
標準
*1
最大 単位
18.5
37
20
39.5
−
23
42
V
V
9.4
15.5
33.5
9.6
17
35
10
18
36
V
V
V
7
15
32
8
8.8
V
16.5
17
V
34.5
35.5
V
5
mA
10
mApp
π(0.01uF-2.2uH-2uF)
5
A
13∼Vin
V
0∼0.8
0∼0.8
3.5∼Vin
V
V
V
出力
出力電圧精度 @ R L = 50%
温度係数
極限値 *5
出力電圧調整範囲 *6
リモートセンス補正範囲 *2
絶縁電圧 入力-出力間
絶縁容量
絶縁抵抗
電流制限始動 @ 98%Vout
10A出力型
7.5A出力型
5/6A出力型
2.5A出力型
2A出力型
短絡電流(ヒカップ)
過電圧保護(電磁帰還型
1.2V出力型
1.5V出力型
1.8V出力型
2.5V出力型
3.3V出力型
5V出力型
12V出力型
15V出力型
最大容量負荷
±1.5
±0.02
±3
±5
±5
1500
650
100
%
%/℃
%
%
%
Vdc
pF
MΩ
ダイナミック負荷変動応答時間
50-100%変動、対出力3%以内収束
スタートアップ時間 *8
入力対出力
オン/オフ制御対出力
内部スイッチング周波数
(モデルによる)
周囲条件等
MTBF *9
使用温度範囲(周囲温度)
ディレーティング無し
ディレーティングあり
過熱温度保護始動
保存温度範囲
ケース材質
ピン材質
重量
最大 単位
12
8.2
6.5
2.6
2.1
1.5
15
11.5
8.5
3.75
3
2.3
A
A
A
A
A
A
1.5
1.8
2.2
2.8
4
6.1
12.7
15.8
2.1
2.4
2.8
3.2
4.8
7.5
13.5
16.2
V
V
V
V
V
V
V
V
uF
200
uSec
15
15
150∼350
mSec
mSec
kHz
2,150,000
時間
-40
-40
105
-50
ジアリル フタレート
真鍮、半田メッキ
46.9
55/65
100
125
125
℃
℃
℃
℃
グラム
*1. 0.47uF積層セラミック出力コンデンサを付けた場合の仕様値です.
*2. テクニカルノートを参照してください.
*3. 入力リップル電流は33uFの外付け入力コンデンサと220uF/12uHの
供給電源ソースインピーダンスによるフィルタを構成した等価モデル
により、そして5∼20MHzバンド幅で試験と定義をしています.
*4. オン/オフ制御端子はオープンコレクタ又は適切なレベルの電圧で
も駆動できます.電圧は-入力(ピン2)を基準にします. 本品に電源
を投入していない時にオン/オフ制御端子(ピン4)に電圧を印加す
ると本品は損傷します.
*5. 許容される使用条件下での最悪の出力誤差を意味します.
*6. 出力調整端子(ピン9)を+出力に接続して出力電圧は最小、-出力
に接続して出力電圧は最大になります.
*7. 出力過電流保護の始動点は電流制限回路が当初の出力電圧から
2%低下した点での出力電流値です.
*8. スタートアップ時間は出力電圧が最終値の±1%以内にかつ負荷電
流が少なくとも最終値の80%までに落ち着くまでの時間で定義されま
す.
*9. TELCORDIA SR-332 Method 1 Case、地上固定、周囲温度25℃、
全負荷での規定です.
■ 絶対定格
最小
入力電圧 連続
D12型
D24/Q12型
D48/Q48型
同上、短時間(100mS)
D12型/D24/Q12型
D48/Q48型
オン/オフ制御 (ピン4)
標準品、-入力基準
末尾N付オプション品
入力逆接続保護、短時間
(ヒューズの使用を推奨)
出力電流
ケース温度範囲
保存温度範囲
最大リード温度
(ハンダ付け10秒間)
*7
10,000
標準
ダイナミック特性
入力
過電圧シャットダウン
D12型
Q12/D24型
D48/Q48型
始動スレッシュホールド *2
D12/Q12型
D24/Q48型
D48型
過小電圧シャットダウン
D12/Q12型
D24/Q48型
D48型
待機時入力電流
入力リップル電流 *3
内部入力フィルタタイプ
逆極性接続保護、短時間
オン/オフ制御(ピン4) *4
標準(正論理)型
オン; オープン、オープンコレクタ
又は
@ Iin = 2.6mA max.
オフ;
@ Iin = 2mA max.
負論理型(N型)
オン;
@ Iin= 6mA max.
オフ; オープン、オープンコレクタ
又は @ Iin = 1mA max.
シリーズ
最大
単位
23
42
81
V
V
V
50
100
V
V
+Vin
7
5
V
V
A
電流制限、短絡保護付
100
℃
-50
125
℃
300
℃
これらは過剰定格です.かかる条件下で使用された製品は長期安定
性に耐えられない可能性があります.共通スペック並びに個別スペッ
ク欄に示される以外の条件で使用されることはお勧めできません.
-2-
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UHE 12-30W
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シリーズ
入力リップル電流測定回路図 (図2)
■ テクニカルノート
1. 入力段ヒューズ
回路保護のために次に示す値のヒュ ーズの使用を強くお勧めします.
ヒューズにはスロー ブロー型をお勧めします.
出力電圧 D12型 Q12型 D24型 Q48型 D48型
1.2V
3A
−
2A
−
1A
1.5V
4A
−
2A
−
1A
1.8V
5A
−
2.5A
−
1A
2.5V
5A
−
2.5A
−
1A
3.3V
−
7.5A
−
3A
1.5A
5V
−
6A
−
3A
2A
12V
6A
−
3A
5A
2A
15V
6A
−
3A
5A
2A
2. 入力過小電圧シャットダウンとスタートアップ閾電圧
本品は入力電圧がスタートアップ閾電圧を超えるまで安定化動作を始め
ません.例えば、D48型では入力電圧がランプ状に高くなっていきますが
35Vを超えるまで安定化動作をしません.つぎに一度動作状態に入ると今
度は入力電圧が入力過小電圧の34V以下にならない限り安定化動作を
停止しません.入力電圧に対して1Vのヒステリシス電圧を持っています.
このことにより本品は入力電圧のリップルやノイズによる動作不安定を解消
しています.入力電圧が入力過小電圧以下になると安定化動作は停止し
ます.再び入力電圧がスタートアップ閾電圧を超えると安定化動作を再開
します.
3. スタートアップ時間
本品は先に述べたスタートアップ閾電圧と入力過小電圧機能を備えてい
ますから、入力電圧が印加され出力電圧が規定の電圧レベルに到達す
るまでに多少の時間を要します.出力は全負荷状態での規定です.また
入力電圧源のソースインピーダンスや外付け入力コンデンサの容量に
よってこの時間は変わります.共通スペックに示すスタートアップ時間はそ
の欄の*3に示す条件で規定しています.
オン/オフ制御対出力電圧遅れ時間は定格入力電圧が与えられており、
出力は全負荷で出力オフ状態からオン/オフ制御がオフからオンに変
わって出力電圧が規定の出力精度内に収まるまでの時間で規定していま
す.出力に外付けされたコンデンサの容量によっても変わります.
4. 入力過大電圧シャットダウン
本品の内D12/Q12およびD24型は入力過大電圧シャットダウン機能を備
えています.入力電圧が規定された入力過大電圧を超えると安定化動作
は停止します.内部回路はヒステリシスを持っていますから入力電圧が入
力電圧範囲内に十分収まるまで安定化動作を再開しません.D48/Q48
型はこの機能を備えていません.と言うのもD48/Q48型は絶対定格の欄
に示すように入力電圧サージに対しては100mSecの間100Vまで入力過
電圧に耐えるようになっているためです.もしこれらのモデルについても
入力過大電圧シャットダウン機能が必要な場合はお申し出ください.対処
することができます.
5. 入力ソースインピーダンス
本品の入力供給電源のACインピーダンスは充分に低くなければなりませ
ん.供給電源のACインピーダンスによっては入力バックリップル電流とこ
のインピーダンスによる影響を受け特性の劣化をまねきます.図2はこの
影響に対する考え方とその影響を最小化する方法を示しています.さらに
最大限の特性を得るにはこれら外付け部品のレイアウトが重要になりま
す。互いの部品を本品に近接して装着することが必要です.
6. 入出力フィルタリングと入力バックリップル電流および出力ノイズ
本品全てのモデルは図2、図3に示す試験回路で入力バックリップル電流
および出力ノイズを試験し、特性を規定しています.図2の外付け入力コ
ンデンサC IN は浮遊インピーダンスによる入力電圧変動を防ぎます.この
入力コンデンサは低ESRで充分なRMSリップル電流定格を持つものを使
用します.スイッチング型DC-DCコンバータである本品は入力供給電源
電流
プローブ
オシロスコープ
+入力
LBUS
VIN
CIN
CBUS
(UHE)
−入力
CIN:
33uF、ESR <700m Ω @ 100kHz
CBUS: 220uF、ESR <100m Ω @ 100kHz
LBUS: 12uH
出力リップル/ノイズ測定回路図 (図3)
銅板
+センス
+出力
(UHE)
C1
C2
スコープ
負荷
-出力
-センス
51 ∼ 76mm
C1:
C2:
0.47uF セラミック
なし
に低ACインピーダンス性能のものを要求します.入力供給電源の特性に
よっては更なる考察が必要になるかも知れません.
厳しい用例では出力リップル/ノイズを規定値以下にしたい場合がありま
す.簡単には出力外付けコンデンサを付加してフィルタリングを行えば出
力リップル/ノイスを減らすことができます。ここで考慮すべきことは低ESR
コンデンサを用いることです.またコンデンサには容量の温度係数の大き
いものがあります.使用温度範囲を考慮して選択する必要があります.図
3に示す銅板は実際のPCボードのDC-DCコンバータ出力と負荷との間の
インピーダンスを置き換えています.入出力外付けコンデンサには適切な
電圧定格を有するものを使用することも考慮しなければなりません.
入力リップル電流の測定には電流プローブを用い、同軸コネクタを用いる
ことが適切です.GNDリードを用いる時は長さは約1cm以下にすることが
必須で、直接PCボードにハンダ付けすることが望ましい方法です.
7. 絶縁出力
本品は入出力間が絶縁されていますから、±どちらの出力端子をGNDに
して用いてもかまいません.
8. 最小出力負荷
本品は同期整流方式を用いています.そして無負荷であっても安定化動
作をします.しかし無負荷では出力リップル/ノイス値が多少増加する場
合があります.
9. 過昇温度保護
本品は内部に過昇温度保護機能を備えています.周囲環境によって本
品が温度上昇をきたした時にはこの保護回路が働き動作を停止します.
内部温度が低下した時には自動的に動作を再開します.
10. 出力過電圧保護
本品は電磁帰還型の出力電圧監視機能を備え、出力電圧が過電圧状態
になるとその信号を入力段にフィードバックしてPWM回路の動作を停止さ
せ出力電圧を低下させるようになっています.ある時間後PWM回路は
いったんリセットされ、安定化動作を再開します.このとき依然として出力
過電圧状態が続いていると再びPWM回路は動作を停止します.この動作
再開/停止の繰り返しをヒカップモードと呼んでいます.
コンパレータを用いたより正確な出力過電圧保護をお望みの時はデイテ
ルにお問い合わせください.
-3-
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®
UHE 12-30W
■ テクニカルノート(続き)
電流仕様値を超えたり、過電圧領域に入ってしまうことがあります.定格電
力以下で使用するよう留意してください.
11. 電流制限
出力電流が主要スペックに示す限度を10∼50%超えると電流制限モード
に入ります.この状態に入ると、出力電圧は出力電流の増加具合に反比
例して下がり、消費電力をある程度一定に保つように働きます.これを一
般に電力制限といいます.電流制限始動とは、フルパワーの出力電圧が
仕様書にある許容値以下になるポイントを言います.
12. 短絡状態
コンバータが電流制限モードにあると、出力電流が高まるにつれて出力
電圧は低下します.出力電圧が極度に低くなると、一次側の電圧を制御
するために電磁的にカップリングされた電圧も下がり、結果としてPWMコ
ントローラが遮断されます.
休止時間を置いてPWMは再起動して適応な電圧を出力しようとします.も
し短絡状態が解消されていないと再び遮断サイクルに入ります.これを’
しゃっくり’状態と呼びます.これにより出力電流の平均値は下がり、内部
温度の上昇を防ぎます.本品の短絡状態の時間は制限がありません.
13. オン/オフ制御
オン/オフ制御端子(ピン4)は遠隔場所からのオン/オフ操作に使用されま
す.品名末尾に記号の不要な標準タイプでは、この端子がオープンまた
はハイ(13V∼+V IN )のとき出力オン、ロウ(0∼0.8V)のとき出力オフとなりま
す.電圧はいずれも−入力を基準にしています.
品番末尾に'N'のついたオプション品では、ピン4がオープンまたはハイ
(3.5V∼+V IN )のときオフ、ロウ(0∼0.8V)のときオンとなります.オン/オフ制
御を高速で行うにはメカニカルリレーや光学素子で絶縁されたオープンコ
レクタ/オープンドレインの駆動回路が適しています.
コンバータに電源が投入されていないときにピン4に電圧を印加すると
本品は損傷します.
ポテンショメータでの調節(図5a)
+出力(6)
+センス(5)
負荷
トリム(9)
−センス(8)
−出力(7)
20kΩ, 5∼22ターン
固定抵抗でトリムダウン(図5b)
固定抵抗でトリムアップ(図5c)
+出力(6)
+出力(6)
+センス(5)
+センス(5)
負荷
トリム(9)
−センス(8)
負荷
トリム(9)
R2
R1
−センス(8)
−出力(7)
−出力(7)
電圧調整の等式、Vo = 望みの出力電圧
1.2V出力型
トリムアップ
1.308 (Vo - 0.793)
R1(kΩ)=
Vo - 1.2
トリムダウン
- 1.413
R2(kΩ)=
1.037
1.2 - Vo
- 1.413
ご注意:
1.2V出力型のみは図5bの結線がトリムアップ、図5cの結線が
トリムダウンになります.
正論理オン/オフ制御入力等価回路図 (図4a)
+入力(1)
オン/オフ制御(4)
シリーズ
13V回路
トリムダウン
5V回路
トリムアップ
1.5V出力型
R1(kΩ)=
−入力(2)
0.459 (Vo - 0.7096)
1.5 - Vo
- 3.169
R2(kΩ)=
- 7.596
R2(kΩ)=
- 7.503
R2(kΩ)=
- 22.42
R2(kΩ)=
- 15.52
R2(kΩ)=
- 34.8
R2(kΩ)=
- 43.3
R2(kΩ)=
0.3232
Vo - 1.5
- 3.169
1.8V出力型
負論理オン/オフ制御入力等価回路図 (図4b)
1.027 (Vo - 0.9352)
+入力(1)
R1(kΩ)=
オン/オフ制御(4)
2.5V出力型
R1(kΩ)=
1.8 - Vo
2.226 (Vo - 0.9625)
2.5 - Vo
0.9647
Vo - 1.8
2.142
Vo - 2.5
- 7.596
- 7.503
3.3V出力型
−入力(2)
R1(kΩ)=
14. 出力電圧調整
ピン9を用いて出力電圧を±5%調節することができます.出力調整用トリ
マまたは固定抵抗の接続法は図5a、5b、5cを参照してください.固定抵抗
はできるだけコンバータに近接して取り付け、温度係数は100ppm/℃以
下の良質なものを用いて温度変化による影響が少なくなるように配慮しま
す.この機能を使わない場合はトリムピンはオープンのままとします.±5%
の調節範囲を超える調節は、コンバータの性能に悪影響を及ぼす恐れが
ありますのでお薦めできません.電圧調整に伴って出力電圧とセンス電
圧に差がありすぎると、過電圧保護が働いてしまうことがあります.
出力温度ディレーティング特性はコンバータの出力端子での最大電流と
電圧によって決まります.トリムとセンス機能を使うと出力電圧が上昇して、
3.21(Vo - 1.759)
3.3 - Vo
5.65
Vo - 3.3
- 22.42
5V出力型
R1(kΩ)=
2.15 (Vo - 2.592)
5 - Vo
5.58
Vo - 5
- 15.52
12V出力型
R1(kΩ)=
10 (Vo - 2.5)
12 - Vo
29.5
Vo - 12
- 34.8
15V出力型
R1(kΩ)=
-4-
13.3 (Vo - 2.5)
15 - Vo
37.875
Vo - 15
- 43.3
®
UHE 12-30W
®
シリーズ
リモートセンス補正範囲は次のとおりです.
〔Vout(+) - Vout(-)〕 - 〔センス(+) - センス(-)〕 < Vout x 5%
出力過電圧保護はセンス端子ではなく出力電圧端子でモニタされていま
す.したがって出力電圧の調整時に、出力電圧とセンス電圧に大きな差
が生じると、過電圧保護が起動することがあります.前項「出力電圧調整」
も参照してください.
■ テクニカルノート(続き)
15. リモートセンス(1.2/1.5/1.8/2.5/3.3/5V出力型のみのオプション)
センスラインと電圧出力は10Ωの抵抗を介して内部で接続されています
が、もしセンス機能を使用しない場合には+センスと+出力、−センスと
−出力は本品の端子で接続してください.本品はプリント基板上の配線
でのIRドロップを避けて、実使用ポイントで所要の電圧が得られるようにし
ます.センスラインはきわめて僅かな電流しか流していませんから、配線に
あたっては他の線との交差領域はなるべく小さくします.対応する出力ラ
インとコンデンサ結合されているこれらのセンスラインは、出力整流のため
の帰還ループに使用されています.したがってインピーダンスは低くあり
ませんから、レイアウトには十分注意してください.PC基板上でのセンスラ
インはdc信号、望ましくはグランドに近く配線します.ツイストペアーの使
用も有効です.
リモートセンス回路 (図6)
+出力(6)
Iout
+センス(5)
センス電流
トリム(9)
負荷
センスリターン
−センス(8)
Ioutリターン
−出力(7)
■ 諸特性カーブ
UHE-3.3/7500-D48温度ディレーティングカーブ(図7b)
UHE-5/6000-D48温度ディレーティングカーブ(図7a)
30
30
25
25
20
出力電力(W)
出力電力(W)
36∼75V入力、90m/分空冷
36∼75V入力、45m/分空冷
15
36V入力
10
48V入力
20
36∼75V入力、90m/分空冷
15
36∼75V入力、45m/分空冷
36V入力
10
48V入力
5
75V入力
5
65
0
-40
75V入力
0
-40
0
40
45
50
55
60
70
75
80
85
90
95 100
0
40
45
50
55
周囲温度(℃)
UHE-3.3/7500-D48効率対負荷@25℃(図8a)
100
90
90
36V入力
効率(%)
効率(%)
70
75
80
85
90
95 100
80
80
70
48V入力
18V入力
36V入力
70
48V入力
60
60
75V入力
75V入力
50
50
40
0.75
1.5
2.25
3.0
3.75
4.5
5.25
6
6.75
40
0.75
7.5
1.5
2.25
3.0
出力電流(A)
3.75
4.5
5.25
6
6.75
7.5
4.5
5
出力電流(A)
UHE-5/5000-Q48効率対負荷@25℃(図8d)
UHE-5/6000-D48効率対負荷@25℃(図8c)
100
100
90
90
80
80
効率(%)
効率(%)
65
UHE-3.3/7500-Q48効率対負荷@25℃(図8b)
100
36V入力
70
48V入力
18V入力
70
36V入力
48V入力
60
60
75V入力
75V入力
50
50
40
60
周囲温度(℃)
0.6
1.2
1.8
2.4
3
3.6
4.2
4.8
5.4
40
6
0.5
1
1.5
2
2.5
3
出力電流(A)
出力電流(A)
-5-
3.5
4
®
®
UHE 12-30W シリーズ
外形寸法図(図9) 単位;mm
■
ピン
50.8
プラスチックケース
C32ケース
10.16
スタンドオフ 0.51
5.08 min.
1.016±0.025径
45.72
2.54
5
1
5.08
6
底面
2
10.16
3
4
7
25.4
(5.08等間隔)
機 能
1
+入力
2
−入力
3
ピンなし
4
オン/オフ制御
5
ピンなし*
6
+出力
7
−出力
8
ピンなし*
9
出力電圧調整
40.64
* ピン5と8はオプションでセンス端子をつける
ことができます.ただし1.2/1.5/1.8/2.5/3.3/
5V出力型のみ.品番末尾に'R'をつけます.
8
9
2.54
■ ピン配列
5.08
■ 品番表記法と発注の手引き
UHE-3.3/7500-D48 N R Lx
オプション指定;
L1 : ピン長さを2.79±0.25mmに整形
L2:
ピン長さを3.68±0.25mmに整形
(最低受注数量は100個です.)
オプション指定;
末尾記号
オン/オフ制御
センス端子
なし
正論理 なし
N
負論理
なし
R
正論理
あり
NR
負論理
あり
注:'R'がつけられるのは1.2/1.5/1.8/2.5/3.3/5V
出力型だけです.
定格入力電圧(V): D12、D24、D48、Q12、Q48型
出力電流(mA)
出力電圧(V): 1.2、1.5、1.8、2.5、3.3、5、12、15V型
-6-
®
®
UHE 12-30W シリーズ
-7-
®
®
UHE 12-30W
シリーズ
ISO 9001
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要求には応じ兼ねます.*製品の仕様ならびに性能は予告無しに変更されることがあります.
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DS-0501 9/02
JP 9/2002
PDF02/09/18