こ じ ゅ け い 2013 March 第38号 雛祭り(3月3日) - 社会福祉法人 晋

ゅ
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2.5
け
い
50
皆様 こん にち は。こ
の度、 3階 高山 ・真弓
ユニッ トより 4階鹿 畑・
上町ユ ニッ トに 異動と
なり、 3月1 日より リー
ダーを 務め させ ていた
だくこ とに なり ました
大谷 幸司と 申し ます 。
高山ち どり に異 動とな
り早2 年半 が経 とうと
してい ます 。今 回、4
階 に 異 動 す る に あ た り、
高山ち どり に初 出勤し
た日の 事を 思い 出しま
した。 初心 忘る べから
ずの精 神で 、ま た、4
階の皆 さま と楽 しく過
ごして いき たい と思い
ます 。
北大和 ユニ ット の入居
者様が 満足 して いただ
けるよ う努 めて 参りた
いと思 いま すの で、ど
うぞ、 よろ しく お願い
致し ます。
染 やウ イル ス感 染で ない のに 、 のど の
ため ︵髪 の毛 の太 さの 程 度︶ 、肺 の 腫 れが あっ たり 、黄 色の 鼻水 が 出た り
奥深 くま で入 りや すく 、肺 がん 、呼 吸 し ます 。黄 砂に よっ て粘 膜が 傷 つく こ
系へ の影 響に 加え 、循 環器 系へ の影 響 と で、 鼻を かむ と微 量の 出血 を 確認 し
た り、 ちょ っと した こと で鼻 血 が出 た
が発 生す る
今 回 のコ ラ ム で は、
と 黄砂 に が懸 念さ れて いま す。
り
する こと もあり ます 。
つい て取 り上 げたい と思 いま す。
要因 は、 物を 燃や すと きに 直接 出た も
黄砂 はア ルカ リ粒 子で すの で 、肺 の
今 春、 スギ 花粉 に加 えて 、
とい のと 、ガ ス状 にな った 汚染 物質 が化 学 奥 に大 量に 吸引 され ると 、肺 に 固着 し
う新 しい 名前 の物 質が 大気 中 を飛 んで 反応 を起 こし て粒 子化 した もの があ る て しま いま す。 そう なる と最 近 の黄 砂
に 含ま れて いる 汚染 物質 が長 期 に渡 っ
いる こと が、 日本 では 毎日 話 題に なっ そうで す。
次 に、 黄砂 につ いて お話 しま す。 黄 て 血液 中に 少し づつ 吸収 され る こと に
てい ます 。そ もそ も、
と は大 気中
砂と は、 特に 中国 を中 心と した 東ア ジ な りま す。 この こと によ って 、 呼吸 器
に漂う粒 径
μ︵
μ イコー ル0. ア内 陸部 の砂 漠ま たは 乾燥 地域 の砂 塵 官 の繊 維化 を促 進し 、酸 素摂 取 能力 が
001 ︶以下 の小さな 粒子のこ とで、 が、 強風 を伴 う砂 塵嵐 など によ って 上 低 下す る為 、炎 症反 応を 起こ し やす く
空に 巻き 上げ られ 、春 を中 心に 東ア ジ
従来 から 環境 基準 を定 めて 対 策を 進め
アな どの 広範 囲に 飛散 し、 地上 に降 り なります。黄砂を吸って1ヶ月以上たっ
てき た粒 径
以下 の 粒子 であ る浮 注ぐ 気象 現象 であ り、 この 現象 で飛 散 てか らも、 疲労感、 脳力低下 、耳鳴り、
μ
遊粒 子状 物質 ︵
︶よ り も小 さな した 砂自 体の こと を指 しま す。 黄砂 に ウ イル スに 対す る免 疫力 低下 、 頭痛 、
粒子 です 。
は粒 径が 非常 に小 さい さら され ると 、目 の充 血や 、人 によ っ 筋肉 の性能 低下によ る関節痛 、腱鞘炎、
ては 炎症 熱が 激し く出 るた め、 細菌 感
す くな ります 。
糖 質 を多 く と る 人 ほど 、 ま た ス ポ ー
栄養 素は 、そ れぞ れ単 独で 働い てい ツ や 重労 働 で エ ネ ルギ ー を 必 要 と す
る ので はな く、 サポ ート しあ って 共同 る人 ほど 、欠 乏に 注意が 必要 です 。
で 作業 を行 って いま す。 炭水 化物 、タ
栄 養素 は 、 栄 養 素同 士 が つ な が っ
ン パク 質、 脂質 の3 大栄 養素 もビ タミ て 作 用し て い る の で、 一 つ で も 不 足
﹁用 法、 用量 を守 って ⋮﹂。
これ は 、副 作用 の心 配の ある 薬の 注 ン 、ミ ネラ ルの サポ ート があ って 初め の も のが あ る と 、 他の 栄 養 素 の 足 を
引っ 張る こと にな ります 。
意 書き で すが 、栄 養素 も不 足す れば 欠 て 代謝 がスム ーズ に行 われ ます 。
例え ば、 炭水 化物 ︵糖 質︶ の代 謝に
体に 必 要 な 栄 養素 約 種 を 過 不 足
乏 症が 現 れ、 摂り すぎ ると 肥満 など の
よ って エネ ルギ ーが 作り 出さ れる 時に な く 摂る こ と は 、 一顧 す る に 難 し そ
過 剰症 が現 れま す。
サプ リ メン トに 頼り 過ぎ たり 、食 事 は 、ビ タミ ンB 1が 必要 です 。米 は胚 う で すが 、 で き る だけ 多 種 多 様 な 食
を おろ そ かに した り、 10 00 kc a 乳 の部 分の 炭水 化物 とと もに 胚芽 にビ 材 を 組み 合 わ せ て 食べ れ ば 、 そ う 難
l にも 満 たな い低 エネ ルギ ー食 を続 け タ ミンB 1や Eを豊 富に 含ん でい ます。し い こと で は な い ⋮と は 言 っ て も な
た りす る 極端 な食 生活 は大 変問 題が あ と ころが 、人 間は米 を精 白す るこ とで、か な か毎 日 食 卓 に 多様 な 食 材 を 取 り
こ の栄 養の 宝庫 であ る胚 芽や ぬか 層を 入 れ るこ と は 難 し いで す が 、 毎 食 1
り ます 。
多様 な 食品 を摂 って こそ 、体 に必 要 捨 ててし まい 、皆さ んご 存知 の国 民病、種 か らで も 食 材 を 増や し て 、 バ ラ ン
ビ タミ ンB 1欠 乏症 の脚 気が 広が って スよ く食 事を 摂り ましょ う。
な 約 種 の栄 養素 を摂 るこ とが 満た せ
︵ 管理栄養士 林︶
る ので 、 食べ なか った り、 食品 数が 少 恐 れら れまし た。
エネ ルギ ーが 作ら れる のに 必要 なビ
な かっ た りす ると 、栄 養素 が欠 乏し や
タ ミン B1 は、 主食 や清 涼飲 料水 など
じ
m
アトピー性皮膚 炎︵特に顔面︶の悪
化な どを 引き 起こ しま す。
今回、
と黄砂について取り上
げま し たが 、現 在の 健康 被害 対策 とし
ては 、 自分 で自 分を 守る しか ない のが
現状 で す。 ﹁P M ・黄 砂が 多い 日は
外出 し ない ﹂﹁ 外出 時は ゴー グル ・マ
スク を 装着 する ﹂﹁ 換気 はな るべ く行
わず 、 空気 清浄 機を 活用 する ﹂﹁ 帰宅
PM
2.5
月 川︶
皆様、 今月発行 の小綬鶏は 、
いか かで した でし ょうか ?
今月号 は、今年 から編集部 に
加わった 、わたく し﹁月川﹂ が
担当させ ていただ きました。 今
までユニ ットの活 動報告を何 度
か担当さ せてもら っていたの で
すが、そ の時とは 違う難しさ を
感じなが ら、編集 をさせても ら
いま した 。
今後、 今までに ない記事な ど
を載せる 事を目標 に、発行・ 編
集作 業に 携わっ てい きた いと 思っ
てい ます 。
編集部 では新人 ですが、こ れ
からも頑 張ってい きたいと思 い
ます。ど うぞ、よ ろしくお願 い
いた しま す。
︵編 集部 月 川︶
する しか ない よう です 。
︵ 編集部
時は 手 洗い うが いを 徹底 する ﹂な ど、
気を 付 けれ ば気 を付 ける だけ 、健 康維
持に 役 立つ と考 えて 、自 分な りに 工夫
2.5
(6面)
(1面)
S m
P
M
こ
トで出 掛け てい る時、
ふとし た瞬 間に ﹁ほっ
とする 気持 ちに なる﹂
と いう 事 が 、 ま さに
﹁小さ な幸 せ﹂ を感じ
ている のでは ないで しょ
うか。 最近 、私 が感じ
た小さ な幸 せは 、﹁知
人 が出 産 し た こ と﹂
﹁天気 が良 く、 空の色
が綺麗 であ った こと﹂
など、 ほん とう に些細
なこと に幸 せを 感じて
いま す。
皆様 も、 良か ったら
﹁ 小 さ な 幸 せ ﹂ を 探 し、
感じる こと を始 めてみ
て 下 さ い 。 些 細 な 事 で、
とても 癒さ れる と思い
ます。 もし 良け れば、
その幸 せを 他の 方々に
も話し 、幸 せな 気持ち
をプレ ゼン トし て下さ
い。
それ では 、こ こから
は2階 ・4 階に 着任し
たリー ダー の紹 介をし
たい と思 います 。
月 日 より 2階の
ユニッ トリ ーダ ーをさ
せて頂 く事 にな りまし
た吉田 文和 です 。2階
のあす か野 ユニ ットと
雛祭り(ひなまつり)は女子のすこやかな
成長を祈る節句の年中行事であり、「ひいな
あそび」とも言われます。
一般的に、雛人形(「男雛」と「女雛」を
中心とする人形)を飾り、桃の花を飾りつけ
ます。また、雛あられや菱餅を供え、白酒や
寿司などの飲食を楽しむ節句祭りでもあります。
雛祭りの起源は諸説ありますが、代表的な説
として「古代中国から伝わったもので、日本で
は平安時代から行われていた行事である。もと
もとは人形に災いを託して川に流す儀式であっ
たが、江戸時代ぐらいから雛人形を飾る現在の
ような形になった」と言われています。
雛祭り(3月3日)
発行元
社会福祉法人
晋栄福祉会
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1/30
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2013
March
第38号
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m 2.5
春寒 が次 第に 緩み だし、
過ごし やすい 気候に なっ
てき ました 。梅 の花 が
咲 き 始 め た こ と も あ り、
春の 訪れを 感じ るよ う
にな ってき まし た。 ご
入居 者・ご 利用 者の 皆
様も 、お変 わり ない 様
子で 過して おら れ、 職
員一 同、皆 様の 元気 な
様子 を見て 、明 るい 気
持ち にな ってい ます 。
春 と言え ば、 受験 や
卒 業 、 就 職 や 転 勤 な ど、
1年 におい て心 機一 転
する 時期で もあ り、 新
しい 自分を 見つ ける 事
の出 来る時 期だ と思 っ
てい ます。 私は 、春 を
感じ る時期 に入 って か
ら﹁ 小さな 幸せ ﹂を 探
し、 感じる 事を 始め て
みま した 。
ど のよう にし て﹁ 小
さな 幸せ﹂ を探 しだ す
のか 、と言 う声 が聞 こ
えて きそう です ね。 小
さな 幸せを 探し 、見 つ
ける 事は人 それ ぞれ の
タイ ミング や、 その 時
の気 持ちが 重要 だと 思
いま す。例 えば 普段 の
通勤 中や、 プラ イベ ー
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平成25年3月15日
小綬鶏
高山ちどり
号
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高山ちどり
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号
高山ちどり
小綬鶏
第
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号
高山ちどり
小綬鶏
平成25年3月15日
2階 から の 活動 報 告を さ せ
て いた だき た いと 思 いま す 。
2 月は 節分 が あり 恵 方巻 き を
ユ ニッ トで さ せて い ただ き ま
し た。 本来 、 巻き 寿 司と な っ
て いま すが 、 恵方 巻 きロ ー ル
と いう ロー ル ケー キ で実 施 致
し まし た。 皆 様そ れ ぞれ 、 色
ん な方 向を 向 きな が ら召 し 上
がっておられました。お口いっ
ぱ いに おい し そう に 頬張 っ て
お られ る様 子 がと て も印 象 的
でし た。
次回 は、 い よい よ 春本 番 と
な り、 毎年 恒 例の ﹁ お花 見 ﹂
が あり ます 。 きっ と 皆様 に 喜
んで い ただ ける か と
思 い ます の で ご 期
吉 田︶
待下 さい !!
︵2階
「平成25年1・2月の催し物」写真集
平成25年3月15日
イン。女性職員より男性ご入居者にチョコレートの
プレゼントがありました。チョコレートを受け取ら
れたご入居者は満面の笑みで喜んでおられ、大切に
3 階の活動報告をさせて頂きます。デイフロアに
て、特養ご入居者とデイサービスご利用者との合同
喫茶レクを行いました。普段と違った雰囲気の中で
デイサービスならではの体を使ったゲームに参加し、
皆様楽しまれていました。そして、レク後におやつ
を提供すると、「体を動かした後のおやつは一段と
おいしいわ」と話されていました。また今回の合同
レクを行った事で、皆様にとって良い刺激にもなっ
たと思います。
2月3日は節分という事で、ご入居者の皆様と豆ま
きを行いました。鬼へと変装した職員に向い、皆様
力強く豆をまかれ今年1年の無病息災を職員一同と
味わい一口、一口を噛みしめ召し上がられていまし
た。バレンタインというのは日本中、いや世界中の
男性にとって、とても素晴らしくそして嬉しい1日
なのだと改めてご入居者の笑顔を見て思う事ができ
ました。
これからお花見が楽しみなシーズンに入ります。
ご入居者の皆様へ存分に春の雰囲気を味わって頂け
るような企画を職員一同考えていきたいと思います。
春へと向かい少しづつ暖かくなってきますが、急激
な気候の変化も考えられる為、皆様どうぞ、春雪の
折からくれぐれもお身体ご自愛くださいませ。
(3階
大西)
ともに願いました。節分と言えば恵方巻ですね。も
ちろん昼食には恵方巻きが出て、皆様おいしそうに
召し上がっておられました。また、2月14日はバレ
ンタ
(5面)
(2面)
第
38
号
高山ちどり
小綬鶏
平成25年3月15日
から始めることになしました。雛人形を飾る経
験がないので、職員が四苦八苦していると「雛
人形は、こうやって飾るのよ」とアドバイスし
4階では2月3日に節分の豆まき、3月3日 てくれるご入居者の方がおられ、時間が掛かり
に雛祭りを開催しました。さっそく、2つの行 ながらも立派な雛人形を飾り付けることが出来
ました。
事の様子をお伝えしたいと思います。
雛人形をフロアに飾りつけた後は、当日、ご
節分では、例年通りに職員が鬼に扮して豆ま
きを行う事になりました。「今回は誰が鬼に扮 入居者の皆様と一緒にレクリエーションを行う
するか」を職員で話し合ったのですが、なかな 準備として、約2週間前から折り紙で雛人形を
か役が決まらず、前年度の鬼役が好評だった 製作し始めました。雛人形を折り紙で作ること
「4階の美少年」こと田中介護職員が担当する がなく、「難しいわ」と言いながらご入居者・
職員が協力して作品を作り上げ、オリジナリティ
ことになりました。
溢れる折り紙での雛人形が完成しました。
当日は「今年は、
ついに当日を迎え、雛祭りイベントの始まり
どんな鬼を演じるか」
です。まずは食事レクリエーションとして、雛
ということに迷って
祭り羊羹と抹茶ラテ、雛あられをお出ししまし
いる様子でしたが、
た。羊羹をみたご入居者の皆様は「美味しそう
準備を始めるとスイッ
やわ。食べるのが勿体ないね」と言いながらも、
チが入ったようで、
あっという間に羊羹を召し上がっておられ、皆
全身赤タイツに着替
え、カツラを着用した途端に「4階の美少年」 様の食欲に驚かされました。
雛あられは「懐かしいわ。子どもが小さい時、
の面影はなくなり、とても凛々しい赤鬼に変わっ
よく食べていたのを思い出すね」と、懐かしみ
ていました。
ご入居者がおやつを召し上がっている時に赤 ながら食べるご入居者がおられたり、「雛あら
鬼が登場し、ついに豆まきにの始まりです。皆 れは食べたことないわ」と言われるご入居者が
さん「びっくりするわ」「この赤鬼は誰や」と おり、雛祭りに対しての想い出も人それぞれで
言いながら、職員が準備した豆を手に取り、 あることを感じました。
おやつを食べたあとは、以前から作成してい
「あっちいけ」と言いながら豆を投げたり、
「痛くないかしら」と言いながら豆を投げる方、た雛人形に、顔を書き込んで頂きました。ペン
を手渡すと「どんな顔にしようから」「他のペ
「かわいい鬼やなぁ」
ンの色で顔を書きたいわ」と言い、それぞれ個
と親しげにされてい
性的な雛人形が完成しました。
る方もおられ、皆様
完成した雛人形は、ご入居者の皆様の居室に
それぞれ個性がある
飾っていますので、面会に来られた時にご覧に
豆まきをされておら
なって下さい。
れ、とても盛り上が
今後、暖かくなってきますので、外でおやつ
る催しになりました。
鬼を退治してからは「これで安心やな」「あ を召し上がっていただいたり、お花見に行った
の鬼は誰やったんや」と、入居者同士で会話を りと、様々な企画を考えています。これからも、
楽しまれており、鬼に扮した田中がフロアに戻っ その時々の皆様の様子をお伝えしていきたいと
てからも、興奮が続いた様子で会話されていま 思いますので、ぜひ、活動報告を楽しみにして
頂ければと思います。
した。
(4階 田中 松本)
中には、「来年の鬼は誰が担当する」と言う
話して盛り上がっており、来年こそは女性職員
が扮する「美人な赤鬼」が見れるのを、楽しみ
にされている方がおられました。
続きまして、3月3日の雛祭りの様子をお伝
えします。
雛祭り当日に備え、まずは雛人形の飾り付け
(3面)
桜 の 開花 も 待 ち
遠しい 今日 この 頃
ですが 、今 回は 、
書き初 めや 節分 、
雛飾り 作り の模 様
を中心 に ・ 月
のご報 告を させ て
頂きます。
まず 月ですが、
毎年恒例の初詣に、
ご利用 者の 皆様 と
一緒に杵築神社まで行ってまいり
ました。例年通り、身も縮こまる
ような厳しい寒さの中ではありま
したが、神前に立つと皆様とても
凛としたお顔になられ、寒さなど
意にも介されないご様子で思い思
いに新年のお祈りをされていたの
が印象的でした。何をお願いされ
たかを伺うと、照れ臭そうに笑わ
れてなかなか教えて下さらなかっ
たのも、例年通りでしたが︵笑︶。
この時の写真は、前号の初詣写真
集に特養ご入居者の分と合わせて
掲載させて頂いておりますので、
よろしければご覧下さい。
また、こちらも毎年の恒例行事
として定着した、新
年の書き初めにも取
り組んで頂きました。
お題は基本的に皆様
のご自由にお任せし
ましたが、その多く
がご家族の健康と幸せを願うもの
ばかりで、皆様の心の温かさに職
員もジーンと感動させられた次第
です。中には、世界平和を願うも
のや、﹁宇宙と太陽﹂などスケー
ルの大きい書き初めをされた方も
おられ、書道の先生かと見まがう
ばかりの達筆な方もおられ、人生
の年輪を重ねてこられた方々の人
としての深みが内容や字に滲み出
ているようで、大いに感服いたし
ました。取り組んで頂いている間
には、ご利用者同士で﹁何を書く?﹂
﹁できたの、見せて﹂などお互い
の作品を見せ合って、﹁上手やね
え﹂と称賛の声も随所で聞かれる
など、交流を深められるご様子も
見受けられ、フロア内が温かい空
気に包まれた一時でした。
月には、節分行事として、今
年は 日が日曜日でデイサービス
がお休みのため、一足早い ・
日の 日間にわたって豆まきと、
鬼退治ゲームを催しました。豆ま
きは、職員が鬼に扮して皆様に襲
いかかるところを、手に持って頂
いた豆をぶつけて頂く手筈でした
が⋮緑のアフロに雷パンツをはい
た職員の扮装が珍妙だったのでしょ
う、皆様、苦笑いにも似たお顔で
力を加減して笑いながら優しく豆
をぶつけて下さいました。笑う門
には福来るという格言もあるよう
2
3
2
平成25年3月15日
小綬鶏
高山ちどり
号
38
第
1
1
2
1
2
に、皆様の笑顔と優しさが、きっ
と邪を祓い福を招き入れることと
思います。その後の鬼退治ゲーム
では、皆様一転し て
真剣な表情になられ、
鬼の絵が描かれたボー
ド目掛けて、力強く
ボールを投げておら
れました。
下旬には、桃の節
句に向けて、ご利用者の皆様に作
業レクリエーションの一環として
雛飾り作りに取り組んで頂きまし
た。何種類かご用意させて頂いた
見本の中から、それぞれお好きな
題材を選んで頂き、色とりどりの
台紙や厚紙、色紙、折り紙などを
切ったり折ったり貼り付けたり⋮
書き初めの時と同様に、ご利用者
同士で﹁あなた、どれにする?﹂
﹁これ、可愛らしいね﹂などお互
いに相談しながら熱心に作品作り
に励まれ、ついには職員が用意し
た見本を遥かに上回るほどの素敵
で可愛らしい作品が皆様の手によ
り次々と完成しました。それぞれ
の作品を並べると、とても艶やか
な色合い ばかりで 、
可愛らし くも豪華
絢爛な雰 囲気が漂
い、ご自 身の作品
を手にと られ﹁い
いのがで きたわ﹂
2
︵デイ 石田︶
﹁持って帰って、孫にやるわ﹂な
ど嬉しそうにお話される皆様のお
姿は、本物のお内裏様にも負けな
いほどキラキラと輝いておられま
した。
他にも、 ・ 月には、巨大す
ごろく、ボランティアによるハー
モニカ演奏会、バイオリン演奏会、
屋外での焼き芋、おやつレクリエー
ションの明石焼き・クッキー作り、
リリアン編みなど様々な行事を催
しております。これらの模様につ
いては、写真でその模様をご紹介
させて頂きます。次号は、若葉薫
る頃の 月発行となりますが、梅
や桜のお花見の模様を中心にお届
けさせて頂く予定ですので、お楽
しみに!
5
1
(4面)