平成 22 年７月放送とやま情報局「富山ミュージアムバス『ぐるりん』に乗って」富山ミュージアムバス「ぐるりん」は、富山市内の博物館・美術館をまわる無料の巡回シャトルバスです。富山市にはいくつもの美術館・博物館が点在しており、車のない方などでも訪れやすいよう、平成１７年３月にバスの巡回を開始したものです。「ぐるりん」は、第 1 便が毎日（年末年始を除く）（午前１０時に富山駅前の CiC ビル横（エクセル東急ホテル前）を出発し、その後は１時間間隔で一日７便運行されています。運行ルートは２つ。城南ルートは富山駅前を出発したあと、松川べりギャラリー・彫刻公園、富山市科学博物館・富山県立近代美術館、そしてトヤマグラスアートギャラリーのある富山市民プラザ、富山市郷土博（C）KNB 物館・佐藤記念美術館をまわって、駅前に戻るコースです。もうひとつの呉羽山ルートは富山駅前から富山県水墨美術館、そして富山市民俗民芸村をまわるコースです。バスの利用に必要なパンフレットは、CiC ビルインフォメーションコーナーや、それぞれの施設にあり、その日の日付け印を押印したものを運転手さんに見せると、無料で乗ることができます。一巡するとちょうど１時間で周ってくるしくみになっているので、１時間施設を鑑賞してもらうとちょうど次のバスが来ることになります。「ぐるりん」で訪れることのできる施設の一つが、富山市科学博物館です。展示室にはティラノサウルスの動く模型があり、本物と見間違うほど迫力満点です。また 10m もあるクジラの全身骨格、ダイヤモンドダストを作る装置などがあり、富山のさまざまな自然の特徴を科学的な視点から紹介しています。プラネタリウムは、迫力ある映像を投影できる最新のデジタルプラネタリウムになりました。また富山市郷土博物館では、戦国時代の築城から現在にいたるまでの、400 年以上にわたる富山城の歴史が常設展示されています。展示室内では、模型や映像も使いながら、富山城の歴史を分かりやすく展示しています。富山市民俗民芸村には民芸、美術、民俗など７つの展示施設があり、土人形の購入・絵付け体験ができる（C）KNB 「とやま土人形工房」や、お抹茶と和菓子がいただける「茶室円山庵」もあります。共通パスポートを購入いただくと、上記施設を含め、ファミリーパークなど複数の市施設に、有効期間中、何度でも無料で入場できます。「ぐるりん」を使って来館した場合、観覧料が団体割引料金になる「バス割」という制度もあります。富山市には芸術文化、歴史、科学などを堪能できる施設がたくさんありますが、「ぐるりん」を利用すると、無料でそれらの施設を次々とまわることができます。みなさんもぜひ、「ぐるりん」に乗って、遠足気分で施設を巡ってみてはいかがでしょうか。