記 者 発 表 資 料 平成23年8月19日 お お つ ば し 国道28号大津橋の補修工事を行います。 ~ 架設後58年 更なる長寿命化を目指して ~ ■1級河川旧吉野川に架かる国道28号大津橋において、平成23年 8月22日~9月中旬までの期間、橋梁補修工事を行います。 ■補修内容 ・伸縮装置の取り替え 12カ所(車道部)、24カ所(歩道部) ・排水不良箇所の補修(歩道部) ■工事期間中は、通行規制が伴うため道路を利用される皆様に はご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力のほどよろしく お願いいたします。 ■今後も、計画的に補修工事を実施し、長寿命化を図ることでラ イフサイクルコストの縮減を図ります。 おおつばし ○ 国道28号大津橋は、鳴門市と松茂町を結び1日当たり約18,000台が通行 する重要な橋梁です。 ○ 大津橋は架設後58年(昭和28年架設)経過していることなどから、劣化や 老朽化が進んでいます。 ○ 今回、排水不良箇所と伸縮装置の補修工事を行い、橋梁の長寿命化を図り ます。 ○ 今後とも、地域の皆様方の声を聞きながら、より良い道路管理を行って いきたいと考えていますので、ご意見・ご要望を以下のアドレスまでお寄 せ下さい。 http://www.skr.mlit.go.jp/cgi-bin/tokushima/form.cgi?formid=form001 国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 本施策は、四国圏広域地方計画「No.5圏域の連携による発展に 向けた地域力向上プロジェクト」の取り組みに関連します。 【問い合わせ先】 国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 TEL:088-654-2211(代表) いはら しんじ 副 所 長 庵原 伸二 (内線205) 国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所 徳島国道出張所 TEL:088-699-4511(直通) ◎出張所長 田中 元幸 ◎:主たる問い合わせ先 た な か も と ゆ き ■大津橋の損傷状況 国道28号大津橋では、橋梁点検の結果、伸縮装置の破損及び歩道部 において排水不良箇所があることが判りました。排水不良は橋梁本体に 錆びや損傷を与え、劣化の進行に繋がることから、今回、排水不良箇所 の補修及び伸縮装置の取替工事を行い、橋梁の長寿命化を図ります。 排水不良箇所 伸縮装置の損傷 ■位置図 橋梁本体の錆び・損傷 伸縮装置取り替え(事例) ■大津橋補修工事のスケジュール ※夜間通行規制 上 り 車 線 ( 鳴 門 行 き )、 下 り 車 線 ( 松 茂 行 き ) を 片 側 ず つ 施 工 し 、 施工中はどちらかの車道及び歩道を確保します。 ※天候等により変更となる場合があります。 ■車道部規制図 県道粟津港線 :工事場所 交通 規制 区間 延長 L =250 m 大津 橋延 長 L=14 3.6m 至高松 至徳島 県道粟津港線 至高松 :工事場所 交 通規 制区 間延長 L= 230m 大 津橋 延長 L= 143.6 m 至徳島 ■四国管内 直轄国道における橋梁の現状 これまで橋梁を含む社会資本は戦後の高度経済成長ととともに着実に整備されてきまし た。しかし、これらの社会資本の高齢化が進行し、適切な維持管理を行わなければ安全性 が損なわれる恐れがあります。 四国地方整備局が管理する道路橋は H23.4 現在 2,070 箇所ありますが、1955 年度から 1973 年度にかけての高度成長期に全体の約 44%にあたる 914 箇所が建設されています。 今後これらの高齢化が一斉に進むことから、安全性・信頼性を確保していくために、集中 的に多額の修繕・架替え費用が必要となることが懸念されます。 建設年別の橋梁数分布(四国内) 120 高度経済成長期 1955~1973 15m未満 15m以上 累積率 100 100% 90% 80% 70% 80 大津橋 橋 梁 数 60% 累 50% 積 40% 60 40 30% 20% 20 2009年 2004年 1999年 1994年 1989年 1984年 1979年 1974年 1969年 1964年 1959年 1954年 1948年 1940年 1932年 0 1916年 10% 0% 建設年度 また、四国管内における建設後 50 年以上経過した橋梁数の全管理橋梁箇所数に占める割 合は、現在の 13%から 10 年後には約 3 倍の 45%となり、さらに 20 年後は約 5 倍にあた る 66%まで急激に増加します。 現在 10年後 20年後 13% 45% 66% 建設後50年未満の橋梁 建設後50年以上の橋梁 2011年基準 四国地方整備局作 成 ■橋梁の長寿命化による効果 損傷が軽微な段階で適切な補修を行うことで橋梁の長寿命化が図られ、ライフサイクル コストの縮減に繋がる予防保全型管理を目指しています。 ライフサイクルコストの縮減 長寿命化 累積コスト 架替え 架替え 事後保全型管理 予防保全型管理 年数 予防保全型管理の効果(イメージ) ■橋梁の定期点検 四国管内の直轄国道における橋梁は、5年に1回の定期点検により、損傷状況を把握し ています。 橋梁点検車による定期点検 船による定期点検 目視によるひび割れ点検
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