水産業体質強化総合対策事業費補助金交付要綱 2 0 水 漁 第 2 7 4 5 号 平 成 2 1 年 4 月 1 日 農林水産事務次官依命通知 改正 2 1 水 管 第 4 7 6 号 平成21年5月29日 21水漁第3011号 平成22年3月30日 2 2 水 漁 第 2 4 2 6 号 平成23年3月31日 2 3 水 漁 第 1 7 5 5 号 平 成 2 4 年 2 月 8 日 2 3 水 漁 第 2 1 6 7 号 平成24年3月30日 2 5 水 漁 第 1 8 0 0 号 平成26年3月20日 (通則) 第1 水産業体質強化総合対策事業費補助金(以下「補助金」という。)の交付については、 水産業体質強化総合対策事業実施要綱(平成21年4月1日付け20水漁第2746号農林水産 事務次官依命通知。以下「実施要綱」という。)、補助金等に係る予算の執行の適正化に 関する法律(昭和30年法律第179号。以下「適正化法」という。)、補助金等に係る予算 の執行の適正化に関する法律施行令(昭和30年政令第255号。以下「適正化法施行令」 という。)及び農林畜水産業関係補助金等交付規則(昭和31年農林省令第18号。以下「交 付規則」という。)の定めによるほか、この要綱の定めるところによる。 (交付の目的) 第2 補助金は、水産業の体質強化を図るため、「資源管理計画」等に基づく取組の支援及 び収益性重視の操業・生産体制への転換を推進する漁業改革推進集中プロジェクトの推 進を総合的に行うことにより、効率的に漁業の構造転換を促進し、国際競争力があり、 より厳しい経営環境の下でも操業を継続できる経営体の効率的かつ効果的な育成を図る ために必要な基金を造成することを目的とする。 (交付の対象及び補助率) 第3 農林水産大臣(以下「大臣」という。)は、水産庁長官が別途定める公募要領により 応募した者の中から選定された団体(以下「事業主体」という。)が水産業体質強化総 合対策事業を実施するための基金を造成する補助事業(以下「補助事業」という。)に ついて、予算の範囲内で補助金を交付する。 2 補助事業に係る経費及び補助率は別表のとおりとする。 -1 - (交付申請手続) 第4 事業主体は、補助金の交付を受けようとするときは、適正化法第5条、適正化法施行 令第3条及び交付規則第2条に規定する交付申請書の様式は、別記様式第1号のとおり とし、正副2部を大臣に提出しなければならない。 (交付申請書の提出期限) 第5 交付規則第2条の規定による交付申請書の提出期限は、水産庁長官が別に通知する日 までとする。 (交付決定の通知) 第6 大臣は、第4の規定による交付申請書の提出があったときは、審査の上、補助金を交 付すべきものと認めたときは、速やかに交付決定を行い、事業主体に補助金交付決定の 通知を行うものとする。 (基金事業に係る交付の条件) 第7 水産業体質強化総合対策事業基金(以下「事業基金」という。)は、他の基金とは別 に経理するものとする。 2 事業基金は、善良な管理者の注意をもって管理し、第2の交付の目的に反して、事業 基金を取り崩し、処分し、又は担保に供してはならない。 (交付申請の取下げ) 第8 事業主体は、適正化法第9条第1項及び交付規則第4条の規定により申請を取り下げ ようとするときは、交付決定の通知を受けた日から15日以内にその旨を記載した書面を 大臣に提出しなければならない。 (変更、中止又は廃止の承認) 第9 事業主体は、補助金の交付決定を受けた後の事情変更により申請の内容を変更、中止 又は廃止する場合には、別記様式第2号により大臣の承認を受けなければならない。 2 大臣は、前項の承認をする場合において必要に応じ交付決定の内容を変更し、又は条 件を付することがある。 (軽微な変更) 第10 交付規則第3条第1号イ及びロの規定により大臣が定める軽微な変更は、別表の重要 な変更の欄に掲げる変更以外の変更とする。 (事業遅延の届出) 第11 事業主体は、交付規則第3条第2号の規定により大臣の指示を求める場合には、補助 事業が予定の期間内に完了することができない理由又は補助事業の遂行が困難となった 理由及び補助事業の遂行状況を記載した書類正副2部を大臣に提出しなければならな い。 -2 - (補助金の支払) 第12 事業主体は、補助金の支払を受けようとするときは、別記様式第3号による支払請求 書正副2部を大臣に提出しなければならない。 (実績報告) 第13 事業主体は、補助事業を完了したときは、交付規則第6条第1項の規定に基づき、そ の日から、10日を経過した日又は翌年度の4月10日のいずれか早い日までに、別記様式 第4号による実績報告書正副2部を大臣に提出しなければならない。 (補助金の額の確定等) 第14 大臣は、第13の規定による報告を受けた場合には、報告書等の書類の審査及び必要に 応じて現地調査等を行い、その報告に係る補助事業の実施結果が交付決定の内容及びこ れに付した条件に適合すると認めたときは、補助金の額を確定し、事業主体に通知する。 2 大臣は、事業主体に交付すべき補助金の額を確定した場合において、既にその額を超 える補助金が交付されているときは、その超える部分の補助金の返還を命ずる。 3 前項の補助金の返還期限は、当該命令のなされた日から20日以内とし、期限内に納付がな い場合は、未納に係る金額に対して、その未納に係る期間に応じて年利10.95パーセントの 割合で計算した延滞金を徴するものとする。 (交付決定の取消等) 第15 大臣は、第9の補助事業の変更、中止又は廃止の申請があった場合及び次に掲げる場 合には、第6の交付決定の全部又は一部を取り消し又は変更することができる。 (1) 事業主体が、法令、本要綱又は法令若しくは本要綱に基づく大臣の処分若しくは指 示に違反した場合 (2) 事業主体が、補助金を本事業以外の用途に使用した場合 (3) 事業主体が、補助事業に関して、不正、事務手続の遅延、その他不適当な行為をし た場合 (4) 交付決定を受けた後の事情変更等により、補助事業の全部又は一部を継続する必要 がなくなった場合 2 大臣は、前項の取消しをした場合において、既に当該取消しに係る部分に対する補助 金が交付されているときは、期限を付して当該補助金の全部又は一部の返還を命ずるも のとする。 3 大臣は、第1項(1)から(3)までの取消しをした場合において、前項の返還を命ずると きは、その命令に係る補助金の受領の日から納付の日までの期間に応じて、年利10.95 パーセントの割合で計算した加算金の納付を併せて命ずるものとする。 4 第2項に基づく補助金の返還及び前項の加算金の納付については、第14第3項の規定 を準用する。 (財産処分) 第16 適正化法施行令第13条第4号の規定に基づく大臣の定める財産は、1件当たりの取 得価格が50万円以上の機械及び器具とする -3 - (基金の返還) 第17 事業主体は、実施要綱第10の2の規定により、水産業体質強化総合対策事業基金の 残額を国に返還する場合には、別記様式第5号の国庫納付金承認申請書により大臣の承 認を受けて、国庫に返還しなければならない。 (補助金の経理) 第18 事業主体は、補助事業についての帳簿を備え、他の経理と区分して補助事業の収入及 び支出を記載し、補助金の使途を明らかにしておかなければならない。 2 事業主体は、前項の収入及び支出について、交付規則第3条第4号に基づき、その支 出内容の証拠書類又は証拠物を整備して前項の帳簿とともに補助事業の完了の日の属す る年度の翌年度から起算して5年間整備保管しなければならない。 (報告) 第19 事業主体(一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財 団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成18年 法律第50号)第42条第2項に規定する特例民法法人に限る。)は、この要綱に基づ き補助金の交付を受けた場合には、別記様式第6号により補助金等支出明細書を作成し、 別に作成する「国からの補助金等全体の金額及びその年間収入に対する割合を示す書類」 に添付した上で、計算書類等と併せて事務所に備え付け公開するとともに、補助金の交 付を受けた年度の翌年度の6月30日までに大臣に報告するものとする。 (その他) 第20 交付決定額の下限は、3,500万円とする。 ただし、交付先の公募により行うときはこの限りではない。 附 則(平成21年4月1日20水漁第2745号) この要綱は、平成21年4月1日から施行する。 附 則(平成22年3月30日21水漁第3011号) この要綱は、平成22年4月1日から施行する。ただし、この要綱による改正前の規定にお いて行うこととされている報告等については、なお、従前の例による。 附 則(平成23年3月31日22水漁第2426号) この要綱は、平成23年3月31日から施行する。ただし、この要綱による改正前の規定に おいて行うこととされている報告等については、なお従前の例による。 附 則(平成26年3月20日25水漁第1800号) この要綱は、平成26年4月1日から施行する。ただし、この要綱による改正前の規定にお いて行うこととされている報告等については、なお従前の例による。 -4 - 別表(第3、第10関係) 区 分 漁業構造改革総合 対策事業費 (1)漁業改革集中プ ロジェクト運営事 業費 経 費 補助率 重 要 な 変 更 1 (2)漁業構造改革推 進事業費 2 再編整備等推進支 援事業費 1 中央プロジェクト本部運営事 業費 事業主体が、漁業改革推進 集中プロジェクト本部を設置 し、その運営を行うのに必要 な基金を造成するのに要する 経費 定 額 2 地域プロジェクト運営事業費 事業主体が、地域プロジェ クト運営事業を実施する水産 業協同組合等に対して助成金 を交付するために必要な基金 を造成するのに要する経費 定 額 1 もうかる漁業創設支援事業費 事業主体が、もうかる漁業 創設支援事業を実施する水産 業協同組合等に対して助成金 を交付するために必要な基金 を造成するのに要する経費 定 額 2 漁船漁業再生事業費 事業主体が、漁船漁業再生 事業を実施する水産業協同組 合等に対して助成金を交付す るために必要な基金を造成す るのに要する経費 定 額 事業主体が、再編整備等推進支 援事業を実施する漁業者等に対し て助成金を交付するために必要な 基金を造成するのに要する経費 定 額 -5 - 経費の欄に掲げる1及び2の経 費の相互間における経費の増減 経費の欄に掲げる1及び2の経 費の相互間における経費の増減 事業計画の変更に伴う補助金の 増額となる変更及び事業内容の 変更 別記様式第1号(第4関係) 平成 年度水産業体質強化総合対策事業費補助金交付申請書 番 年 号 日 月 農林水産大臣 殿 住 所 事業主体名及び 代 表 者 氏 名 印 平成 年度において、下記のとおり補助事業を実施したいので水産業体質強化総合対策事 業費補助金交付要綱(平成21年4月1日付け20水漁第2745号農林水産事務次官依命通知)第4 の規定に基づき、補助金 円の交付を申請する。 記 1 基金事業の目的 2 基金事業の内容 (1)漁業構造改革総合対策事業費 (2)再編整備等推進支援事業費 (3)基金造成に係る計画(実績) 基金の保有区分 保管予定額 備考 円 合計額 円 注)1の(1)、(2)のそれぞれについて、基金の保有区分は金融機関への預託等保有形態別に 記載すること。また備考欄には、基金の保有形態別に造成年月日、予定年利利率等を記載する こと。 3 添付書類 事業主体の定款及び事業計画書(当初) -6 - 別記様式第2号(第9関係) 平成 年度水産業体質強化総合対策事業費補助金変更等承認申請書 番 年 号 日 月 農林水産大臣 殿 住 所 事業主体名及び 代 表 者 氏 名 印 平成 年 月 日付け 第 号をもって補助金の交付決定通知のあった水産業体質強 化総合対策事業について、下記のとおり○○(注1)したいので、水産業体質強化総合対策事 業費補助金交付要綱(平成21年4月1日付け20水漁第2745号農林水産事務次官依命通知)第9 第1項の規定に基づき、申請する。 記(注2) (注1) ○○については、変更の場合は、「変更」、中止の場合は「中止」、廃止の場合は「廃 止」とする。 (注2) 記の記載要領は、別記様式第1号の記の様式に準ずるものとする。この場合におい て 、 同 様 式 中 「 基 金 事 業 の 目 的 」 を 「 変 更 の 理 由 」( 中 止 の 場 合 は 「 中 止 の 理 由 」、 廃止の場合は「廃止の理由」)とし、補助金の交付決定により通知された事業の内容 及び経費の配分と変更後(中止の場合は中止後、廃止の場合は廃止後)の事業の内容 及び経費の配分とを容易に比較対照できるように変更部分を二段書きとし、変更前(中 止の場合は中止前、廃止の場合は廃止前)を括弧書で上段に記載すること。 なお、添付書類については、交付申請書に添付したもののうち、変更があったもの に限り添付すること(申請時以降変更のない場合は省略できる)。 -7 - 別記様式第3号(第12関係) 平成 年度水産業体質強化総合対策事業費補助金の支払請求書 番 年 号 日 月 農林水産大臣 殿 官署支出官水産庁長官 殿 住 所 事業主体名及び 代 表 者 氏 名 印 平成 年 月 日付け 号をもって補助金の交付決定通知のあった水産業体質 強化総合対策事業費補助金について、水産業体質強化総合対策事業費補助金交付要綱(平成21 年4月1日付け20水漁第2745号農林水産事務次官依命通知)第12の規定に基づき、下記のとお り請求する。 記 1 支払請求額(算用数字を使用すること。) 2 振込先金融機関名、支店名、預金の種別、口座番号及び預金の名義 -8 - 金 円 別記様式第4号(第13関係) 平成 年度水産業体質強化総合対策事業実績報告書 番 年 号 日 月 農林水産大臣 殿 支出を伴う場合 官署支出官 水産庁長官 殿 住 所 事業主体名及び 代 表 者 氏 名 印 平成 年 月 日付け 号により補助金の交付決定の通知があった水産業体 質強化総合対策事業について、下記のとおり実施したので、水産業体質強化総合対策事業費補 助金交付要綱(平成21年4月1日付け20水漁第2745号農林水産事務次官依命通知)第13の規定 に基づき、報告する。 記 (注) 1.記の記載要領は、別記様式第1号の記の様式に準ずる。 2.添付書類については、各事業費の根拠となる支払経費ごとの内訳を記載した資料又は帳簿 の写しを添付すること。 -9 - 別記様式第5号(第17関係) 国庫納付金承認申請書 番 年 号 日 月 農林水産大臣 殿 住 所 事業主体名及び 代 表 者 氏 名 印 水産業体質強化総合対策事業費補助金交付要綱(平成21年4月1日付け20水漁第2745号農林 水産事務次官依命通知)第17の規定に基づき、下記により申請する。 (なお、併せて事業基金の残額 円を返還する。) 記 1 総括表 事 業 名 水産業体質強化総合対策事 業費補助金 1 漁業構造改革総合対策 事業費 2 円 円 再編整備等推進支援事 業費 合 2 事 業 基 金 運 用 額 事 業 基 金 か ら 水産業協同組合等から の助成金支出額 の助成金返還額 造成額 ① ② ③ ④ 計 添付書類 (1)運用益取りくずし報告書 (2)運用益(預け入れ利息)明細一覧表 - 10 - 円 円 返還額 =①+②-③+④ 円 別記様式第6号(第19関係) 平成○○年度補助金等支出明細書 1.補助金等の名称 2.事業の目的及び内容 (1)目的 (2)具体的な内容 3.交付先の名称 4.交付実績額 5.補助金等における管理費 (1)人件費 (2)一般管理費 (3)その他の管理費 内 容 合 合 千円(A) 千円 千円 金 額 千円 千円 千円 千円 計 計 6.外部への支出 (1)外部に再補助等されているものに関する支出 支出内容 支出先 額 千円 千円 千円 千円 千円(B) 合 計 (2)(1)以外の支出 支出内容 合 金 支出先 金 額 千円 千円 千円 千円 計 7.その他 内 合 容 金 額 千円 千円 千円 千円 %(B/A) 計 8.再補助等の割合 (注) 1 「 5 . 補 助 金 等 に お け る 管 理 費 」 に つ い て 、「( 1 ) 人 件 費 」 に は 、 当 該 補 助 金 等 の 事 業 に 携 わ る 当 該 法 人 の 職 員 等 の 人 件 費 を 、「( 2 ) 一 般 管 理 費 」 に は 、 当 該 補 助 金 等 の 事 業 に ついて見込まれる一般管理費(賃借料、光熱水料費、租税公課等)を記入する。 な お 、 前 二 者 に 該 当 し な い 当 該 補 助 金 等 に 係 る 管 理 費 が あ る 場 合 に は 、「( 3 ) そ の 他 の 管理費」に、内容を明らかにした上で、その金額を記入する。 2 「6.外部への支出」については、当該補助金等の目的たる事業に関し外部に支出される も の に つ い て 、「( 1 ) 外 部 に 再 補 助 等 さ れ て い る も の に 関 す る 支 出 」 及 び 「( 2)( 1 ) 以 外の支出」に分類し、支出内容、支出先を明らかにした上で、その金額を記入する。 「外部に再補助等されているものに関する支出」とは、①当該法人から第三者に交付されて いる補助金、助成金、利子補給金等、②補助金等の交付目的たる事業の主たる部分について、 第三者が業務を担うもの、とする。 なお、「補助金等の交付目的たる事業の主たる部分について、第三者が業務を担うもの」 に該当しないため、「(2)(1)以外の支出」に該当すると考えられる例は以下のとおりで ある。ただし、これらについても、当該業務の発注や手配等を第三者に代行させ、当該法人 から直接支出していない場合、あるいは当該補助金等の交付目的との関係によっては、 「(2)(1)以外の支出」に該当しない場合もある。 <「(2)(1)以外の支出」の具体例> 旅費、郵送費及び通信費、調査委員会委員への謝金、調査研究事業における報告書印刷費、 会場借料、文献収集費、翻訳料/通訳料 3 「6.外部への支出」における「支出先」は、会社等の具体的名称を記入するのではなく、 食品製造会社、建設会社、漁協、都道府県等、当該会社等の所属業界がわかるよう記入する。 4 「7.その他」については、「5.補助金等における管理費」、「6.外部への支出」に 該当しないその他の経費について、内容を明らかにした上で、その金額を記入する。 5 「 8 . 再 補 助 等 の 割 合 」 に つ い て は 、「 4 . 交 付 実 績 額 」 に 対 す る 「 6 .( 1 ) 外 部 に 再補助等されているものに関する支出」の割合により計算する。 - 11 -
© Copyright 2024 ExpyDoc