一薬会報 一薬会報 - 第一薬科大学

一薬会報
2010
CONTENTS
36
号
I C H I Y A K U K A I
平成22年10月1日
創立50周年を誇りと強みにして・・・・2
第一薬科大学講座紹介 ・・・・・・8
50周年記念講演会・祝賀会のお知らせ ・・・・2
第1回 講座めぐり ・・・・・・・・・・・・9
創立50周年によせて ・・・・・3〜6
リカレントセミナーin沖縄 ・・・・10
第一薬科大学のあゆみ ・・・・・7
平成19年度〜22年度活動方針・・・・・11
N E W S
【一薬会報第36号】 編 集/松本 秀喜
発行者/猪立山正史
D
aiichi Universit,
College of Pharmaceutical Sciences
an alumni association
第一薬科大学
創立50周年に思うこと
開学当時は、
4階建ての本館1棟のみからのスタートで
した。
その後、増改築を重ね、昭和42年(1967年)
に現在
の本館の姿が完成しました。
この年、薬剤学科(120名)
と
製薬学科(60名)の分科が認可されました。昭和50年
(1975年)
に都築賴助記念体育館が建設されバスケット、
都築学園 総長
バレー、卓球などの部活に使われていました。昭和53年
第一薬科大学 学長
(1978年)
に鉄筋8階建ての研究実習棟が完成し、
1年か
都築 仁子
ら3年生までの学生実習が広々とした環境の中で実施され
るようになりました。昭和61年(1986年)
に都築学園記念厚
第一薬科大学開学50周年にあたり、同窓会の会員の
生会館が東館や部室などを取り壊して建設され、現在に
皆様方には、卒業後も本学の発展のために、陰に陽に支
至っています。平成13年(2001年)
に本館1階の元薬品合
えて頂きましたことに対し、心より厚く御礼を申し上げます。
成化学教室の跡に第2厚生会館(グリーンハウス)が作ら
御存知の通り、本学園は、学園創始者・故都築賴助と学
れ、学生の学習の場所となっています。薬用植物園も大学
園創立者・故都築貞枝の両先生が「個性の伸展」
を建学
北側の近くに新設されました。平成15年(2003年)
に旧岩
の精神として、昭和31年(1956年)学校法人高宮学園を設
田屋新館に実務実習施設として第一薬科大学附属ハッ
立し、福岡第一高等学校を開校したことに始まります。
そし
チェリー薬局を開局しました。平成18年(2006年)からは、
て4年後の昭和35年(1960年)
に第一薬科大学を開学し、 薬学6年制の移行に伴い、6年制の薬学部薬学科(173
同年4月には初代学長藤田穆先生のもとで、第1回入学式
名)
として新しい出発をいたしました。
そのための教育施設
が挙行されました。
当時は薬剤学科定員80名でした。
として、研究実習棟の2∼4階部分を改修して、平成18年に
薬学部の設立には、賴助先生自身がジフテリアに罹り、 は情報処理演習室を、平成20年(2008年)
には、模擬薬局
北里柴三郎先生の血清により一命を救われたこと、
ご長
などを含む、実務実習教育センターを完備しました。現在
女が米国で開発されたばかりの抗生剤が日本では入手
は、5年生が5ヶ月間の実務実習に出かけ、病院を初め、本
困難で夭折されたことに端を発しています。建学の碑にも
学出身者の経営する薬局あるいは指導薬剤師のもと等で
ありますように、
「 天寿を全うせしめるものは薬の力である
実習の指導を受けている真最中です。
生命の根元に培うものは薬学の使命である 教育は
多くの卒業生には懐かしい伝統の
「薬大祭」
も、平成21
社会進化の源泉である ここに第一薬科大学を開き、人
年(2009年)から学内の要望で復活いたしました。
これを
類の福祉と学術の深化、文化の向上を祈念する」
とありま
機に卒業生の皆様方も、かつて所属していた教室を尋ね
す。
まさに薬学教育を通して、
「薬のプロ」
として個性即ち
て見られたり、
クラブの模擬店に立ち寄られたり、是非、母
専門性の高い薬剤師を養成することこそ、本学の使命と
校に足を運んで頂ければと思います。
されました。開学以来50年間に、13,000名を越える薬剤師
これからも、活力があり専門性の高い薬剤師を、世の中
が誕生しています。
九州を中心に、北は北海道から南は沖
に多数送り出し続けられるように努力してまいります。
その
縄まで卒業生が「薬」に関わる職場で中心的な役割を
ためにも、50年間の歴史に支えられた卒業生の皆様方と
担って活躍している様子をお聞きする度に嬉しく思います
の絆を大切にしてまいりたいと思っております。今後とも何
とともに、時代を超えた本学の教育理念が真理であること
卒宜しくお願い申し上げます。
を改めて確信する次第でございます。
第 一 薬 科 大 学 創 立 5 0周年 記 念 行 事 開 催( 次 ページ案 内 )
1
一薬会報
36
平成22年10月1日
創立 5 0周年を誇りと強みにして
一薬会会長 猪立山 正史 (1期生)
会員の皆さんには、
ますます元気で活躍のことと思います。
創立50周年を記念して、下欄にご
今年、母校第一薬科大学は創立50周年を迎えました。
案内の通り来たる10月30日
(土)
に
「記
薬系では比較的新しい大学が多いことから、
このことは母校
念講演会」
と
「懇親会 −大学と同窓生
と同窓会にとっての強みであり、誇りでもあるといえましょう。
の集い」
がもたれます。懐かしい学び舎で催されるのは何とも
皆さんとともに心からお祝いを申し上げたく存じます。
素晴らしいことです。
半世紀を経て1 4 , 0 0 0 名を越える私達卒業生の今日がある
講演会では、卒業生お二人の演者から、活躍ぶりをうかがう
のは、育んでいただいた母校そして恩師の方々のお陰であり
事が出来るでしょう。懇親会では、恩師の方々、大学の先生
ます。
方と親しくお話できるのが楽しみです。会員の皆さんには多
これに報いていくためにも、会員の皆さんそれぞれが社会のい
数出席下さるようお願いします。
ろいろな分野で活躍し、母校の名声を高めるよう努力せねば
創立50周年記念号の本紙発行に際しまして学長の都築
なりません。更に同窓会としては、今後とも会員が心を一つにし
仁子先生、恩師の岩
て母校の発展のために力を尽くしていくことが肝要です。
先生、高館明先生にご執筆をお願いしましたところ、先生方
この記念すべき創立50周年を新たな基点にして、大学と
にはお忙しいにもかかわらずご快諾くださり、
ご寄稿いただき
同窓会の協調とたゆまぬ努力によって第一薬科大学がます
ました。お陰様で充実した紙面づくりができました。心から感
ます充実し、発展を続けるよう期待するものであります。
謝申し上げ、厚くお礼申しあげます。
正武先生、松本康裕先生、増田義人
創立50周年記念講演会 懇親祝賀会のご案内
平成22年10月30日
(土)
に、第一薬科大学創立50周年記念講演会と懇親祝賀会が開催されます。
卒業生をはじめ関係各位のご出席をお願い申し上げます。
Program
1
第一薬科大学
創立50周年記念講演会
講演1
日時:平成22年10月30日
(土)
13:30∼
場所:第一薬科大学
厚生会館(2階)大講堂
「遺伝子情報を活用した
医薬品適正使用の現状と展望」
座長:湯川 栄二 先生(第一薬科大学 教授)
講師:家入 一郎 先生(18期生)
(九州大学大学院薬学研究院 薬物動態学分野 教授)
講演2 「私の履歴書」
座長:蒲池 保子 先生(第一薬科大学 教授)
講師:大久保 征雄 先生(7期生)
(日田市市議会議員)
Program
2
懇 親 祝賀会
「第一薬科大学創立50周年を祝う
大学と同窓生の集い」
日時:平成22年10月30日
(土)
17:30∼
場所:第一薬科大学厚生会館(3階)体育館
会費:6,000円(当日受付可)
尚、
御参加の方は別紙案内状の参加申込書にてご連絡ください。
2
一薬会報
創 立 5 0 周 年に寄 せて
平成22年10月1日
36
第一薬科大学
創立50周年に思う
都築学園在職中の思い出
橋本 尚(1期生)
岩﨑 正武
(元教授 薬品分析化学教室)
日本薬品(株)
第一薬科大学の創立50周年記念を、心よりお祝い申し上げます。
私は、第一薬科大学創立二年目の昭和36年4月に、九州大学
医学部薬学科より、薬品分析化学教室に赴任し、平成10年3月ま
で37年間勤務致しました。
当初は、大橋まで静かな田園風景が広がって居ましたが、現在
では多くのビルが立ち並び、隔世の感があります。
在職時を回顧し、思い出を綴ります。
に初参加
昭 和 3 7 年 5月 九薬連(九州薬学生連盟総合大会)
し、野球優勝
私は鳥栖在住だったので 、鳥栖から竹下まで汽車通学 、竹下
から学校まで約20分間、雨の日も猛暑の日も4年間通いました。
当時は、途中の道は 田んぼ有り 、畑有り 、今みたいに街並みが
とぎれないのは、
当時では考えられませんでした 。実習で遅くなると
明かりがとぎれた道をとぼとぼと歩いていました。
だから 、病気にも
ならず 、元気で過ごせたのでしょう 。竹下駅前の道を歩くと
「アサヒ
ビール 」
の工場だけが、
で−んと構えてありました 。
駅裏の道へ回ると、那珂川の畔を魚影を眺めながら歩いていま
昭 和 4 8 年 1月 労働省技能検定委員として、職業訓練行政へ
の延べ10年に亘る協力寄与により、亀井福岡
県知事より感謝状を授与される
した 。
当初は4∼5人一緒でしたが、歩くのがイヤになったのか 、博
昭和53年11月 念願の研究実習棟新館が落成
なりましたが 、体力を鍛えながら自然を大いに満喫出来ました 。
多回りのバス通学を選ばれ 、一人減り、二人減り、
とうとう私一人に
昭 和 5 8 年 9月 日中分析化学合同討論会(長春)へ出張、学会発表
父が創業した製薬会社を継いでいますが 、当時の体力のお陰
昭和62年12月 日米合同薬学大会(ハワイ)へ出張、学会発表
でしょうか、年々厳しくなる薬事法のため小さい製薬企業は生き残
昭 和 6 3 年 5月 日中分析化学合同討論会(合肥)へ出張、学会発表
れるかどうかの瀬戸際の中で 、
どうにか踏ん張っています。皆様の
昭 和 6 3 年 7月 日本分析化学会九州支部の分析化学講習会
開催(支部長として参画)
応援をよろしくお願いいたします。 昭 和 6 3 年 8月 70回全国高校野球選手権大会(第一高等学
校が準優勝)へ出張応援
平 成 1 0 年 3月 第一薬科大学を定年退職し第一経済大学へ転任
あっという間の40年
平成10年11月 私立学校教育への37年間に亘る寄与により、
麻生福岡県知事より私立学校教育功労者とし
て、表彰状を授与される
平 成 1 1 年 5月 第一幼児教育短期大学へ転任
木納 輝代(5期生)
平成12年10月 近畿福祉大学へ転任
鳴門調剤薬局
平 成 1 7 年 9月 日本分析化学会第54年会で、功労賞を授与される
祝大学創立50周年。卒業して40年余りたつのですね。卒業以
平成18年11月 都築学園創立50周年記念に、学園総長賞を授
与される
来薬剤師としてなんとかがんばっています。結婚、子育て、開局
平 成 1 9 年 3月 近畿福祉大学退任
等々あっという間に過ぎてしまいました。
46年間に亘り、大過なく職責を果たし得た事は、偏に学園の皆
様のご厚情ご支援の賜と、感謝致し有難く厚く御礼申し上げます。
今は亡き、学園創始者 都築 賴助先生、創立者 都築 貞枝先
生はじめ、藤田 穆学長、江口 虎三郎学長、松野 俊雄学長、河野
喜美彦学長、都築 脩三副学長、
中川 満夫教授、渡辺 恭男教授、
福井 義雄教授、丸橋 寿郎教授、川崎宏教授並びに山浦 守雄
理事、橋本 友美氏、岡部 三刀氏、細山田 房良氏、高橋 昂、薬
大卒業生の物故者の方々のご冥福をお祈りいたします。
都築 泰壽先生、都築 仁子学園総長、吉武 毅人副学長、渡辺
繁紀学長代理、黒木 広明薬学部長はじめ全職員の方々及び、在
学生全員と、第一薬科大学同窓会諸氏の、
ご健勝ご活躍を祈念
いたしますと共に、第一薬科大学の益々の発展隆昌を、心より念願
致して居ります。
5期生なので大学も寮も新しく、希望いっぱいで薬剤師をめざし
ました。大学祭に阿波踊りや模擬店を出した事。
ストの想い出。野間
や高宮辺りの風景もなつかしく思い出されます。昔のたたずまいは
残っているのでしょうか?
今丁度、
6年制初めての実習生を受け入れています。結構大変
で認定薬剤師がはりついています。
しかし自分達の研修にもなって
いるようです。私達もこれから卒業してくる志の高い薬剤師につい
ていくのは相当な体力と気力が必要なのかと思います。研修認定
薬剤師、漢方生薬認定薬剤師、学校薬剤師等々老体に鞭打って
日々がんばっていますが、
引き時も考えている今日この頃です。
薬剤師として人生の多くの時間を過ごしてこられたのも大学時
代の先生や友人達のおかげだと感謝しています。
4年時の薬理学
教室では教授のお宅に何度も集まったり、教室で夜遅くまで実習を
したり又学会に参加させて頂いたりと充実した学生生活でした。
今でも教室の友人達や同窓生とはかけがえのないお付き合いを
させて頂いています。最後に一つ、薬科大生の国家試験の合格率
が悪いのはどうして?心配しています。思いつくままに書きましたが、
最後まで読んでくださりありがとうございました。
3
一薬会報
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平成22年10月1日
創 立 5 0 周 年に寄 せて
第一薬大と薬剤師の50年
栄光ある第一薬科大学
金岡 正蔵(9期生)
松本 康裕
金岡薬局
福岡県薬剤師会副会長
(元教授 薬剤学教室)
栄光ある第一薬科大学も、早や創立50周年を迎えたことは誠に
1960年(昭和35年)第一薬科大学(本学)
が創設されました。
草創期の1∼3期生の先輩方を始め、当時の教職員並びに創
立・創設者の方々の大学の存亡を賭けた、想像を絶するご辛苦は、
私も入学以来、
ことあるごとに聞き及んでいました。
本学が創設されて以来10数年(昭和50年代前半まで)
の薬学
教育は
「創薬」
に偏重していたようです。男性卒業生の就職先の
大半は製薬メーカー、女性は病院勤務が多数だったようです。 昭和52∼53年頃、医薬分業が声高にさけばれるようになり、薬
局は一般用医薬品小売販売から処方箋調剤(保険薬局)
にシフト
してきており、今や分業率60%を超えるに至っています。処方箋調
剤を行う薬局は
「医療提供施設」、薬剤師は
「医療人」
となっていま
す。
この頃以降の卒業生の就職先が男女とも病院勤務と保険薬
局勤務が大幅に増えてきたようです。
これ以降、薬学教育は
「育
薬」
にシフトしてきました。平成14∼15年頃より薬学部設置基準が
緩和され多くの薬学部が新設され、今では、入学定員割れを起こ
している薬学部もあります。
また、平成18年より
「薬学6年制」が施行され、本年(平成22年)
長期薬学生実務実習がはじまりました。
本学を始め全ての薬学部は入学してきた学生全てを
「薬剤師」
として育成する社会的責任が今まで以上に強く求められています。
私たち卒業生は、大学と連帯・連携をより深め、薬学生の
「早期
体験学習」
や
「長期実務実習」
をしっかり受け入れて、後継薬剤師
育成をおおいに支援していきたいと思っています。
慶賀に存じます。
創立者の教育理念に従って学園を巣立った幾多の人材が、各
界で大いに活躍されていることは何よりとお慶び申し上げます。
改めて50年間を振り返って見ますと、充実した楽しくも懐かしき良
き青春時代を過ごした想い出の人も多かろう。年度により多少の違
いはあったであろうが、思い出すままに書き連ねると、新入生の歓迎
遠足、
あるときはフレッシュマンキャンプと称して先生方との一泊旅行。
活発なクラブ活動、サークル等の勧誘。運動会そして花火も揚がる
学園祭、学生による学内の出店。楽しいコンパ。教室独自のゼミ旅行。
また三・四年生にもなると夜遅くまで実験をし、勉強に頑張った成果
の卒業論文発表で集大成を終えた喜び。
そして盛装して謝恩会に
臨み日頃馴染みの薄い先生方とも楽しく歓談。感激した卒業式等々
想い起せば走馬灯の様に湧き出て尽きることはなかろう。
閑話休題
大学評価の一つとして避けて通れない問題、
それは国試の合
格率である。以前は90%台が続いた時期もあった事を思うと、忸怩
たる思いを禁じ得ない。
かつては、青雲の志を抱き西日本で唯一の単科の薬科大学の
本学を第一希望として入学してきた学生の意欲は、大いに活気に
満ちたものであった。
卒業後は、各界に雄飛していることは既存の通りである。
近年の大学の精気はとみに低迷しているようにも思われる。伝
統ある母校の栄誉の為に、亦良き先輩の活躍を思うにつけ若き卒
ワンゲル部の皆さん
お元気ですか
業生、在学生の奮起を促し、
かつての精気あふれる学風を取り戻
して欲しいと願うものです。
〔エピローグ〕
橋本郁子(13期生)
週一回の講義(経済大教養)
と無駄な抵抗と知りながらも
天洋堂薬局
気力と体力を保持するため、居合(5段)
とスキー
(昔、国
先日、久し振りに大宰府の宝満山に夫婦で登りました。福岡近郊
の山だけあって、山頂は多くの老若男女で賑わっていました。山頂
直下にあるキャンプ場の山小屋はロッジ風、
トイレはバイオにと変わ
り、時の流れを感じます。私は高校時代は山岳部、薬大在学中は
ワンゲル部に所属し、以来色々な山と付き合ってきました。特にこの
宝満山、在学中はワンゲル仲間と共にボッカの練習場所として、
ま
た卒業してからは単独行、
さらに結婚後は家族登山とずっと身近
で思い出深い山のひとつです。在学当時、
ワンゲルの部室は学食
から見える長屋の一角にあり
(狭くて暗くて臭い)部員の憩いの場
でした。毎夕の練習は、化学反応が長い実習の時は相棒に頼んで
実習棟の周りを走ったり、
また他大学との合ワンに参加した時は実
習開始ぎりぎりに帰ってきて、そのまま白衣を着て
(足元登山靴)
セーフということもありました。懐かしい夜間歩行、合宿、薬大祭(花
火は豪華だったですよネ)等、
そして一緒に部活の練習・山行で汗
を流した仲間に恵まれたことが学生時代一番の思い出です。
ワン
ゲル部だった皆さん、
お元気ですか。
あっ、忘れてました。私の連れ
合いも大事な仲間の一人でした。
体の監督・準指導員)
を続けている。平成9年11月
私立学校教育功者として表彰状を授与された。
4
一薬会報
平成22年10月1日
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創 立 5 0 周 年に寄 せて
メタボリックシンドローム
対策の重要性
増田 義人
(元教授 機器分析学教室)
高齢者にはメタボリックシンドローム対策が重要だといわれてい
ます。私も6年ほど前から食事、運動、体重、体脂肪率、血糖値、血
清中性脂肪のデータを記録しながら元気に生活していました。
昨年4月突然心筋梗塞に襲われ九大病院に救急車で運ばれ
入院しました。発作が始ってから5時間以内にステントを入れる手
術をしましたので、
その後の体調も順調に回復しています。九大病
院に入院している間に医師の検診のほかに薬剤師や栄養士が今
後の食生活など丁寧に説明がありました。
これは今までの病気を
治すだけの入院とは違って病後の健康を保つために薬剤師の能
力も必要になってきたためと思います。
今までの健診データを見直してみると、血清LDLコレステロール
の値が基準値を少し超えているぐらいで、体調には異常ありません
でした。かかりつけの医師からもこの値は少し高いが健康には問
題ないだろうといわれていました。循環器の専門医の説明によると、
少し高いLDLコレステロール値が続くことは心筋梗塞の原因にな
りうるということでした。高脂肪食を30年ぐらい続けていたのでLDL
コレステロールがだんだんと高くなり、血管壁が固くなり、
そのうちに
塊が破れて血管が詰まる病気、
すなはち心筋梗塞になったのであ
ろうということでした。私の年齢から計算すると45歳ごろからメタボ
リックシンドローム対策を十分にやっていなかったのが原因のように
考えられます。皆さんも食事、運動などをしっかり調整しておかない
と脳梗塞、心筋梗塞など血管が詰まる病気になるかもしれません。
くれぐれもご用心ください。
健康維持のために家庭園芸を続けております。今年の春にはパ
ンジー、
チューリップ等が庭一面に咲きました。夏には種から育てた
キューリ、
トマト、枝豆、小玉スイカが良くできました。数年間に撮影
した花、野菜等のデジタル写真15,000枚以上はコンピュータのアル
バムに整理保存していますので、必要なものはいつでも取り出せる
ようになっています。今年は第30回国際ダイオキシン会議がアメリカ、
テキサス州サンアントニオで行われます。今までに研究してきた油
症事件40年の経過をとりまとめましたので発表する予定です。
油症は1968年に北九州で発生した環境汚染物質PCB
による中毒事件です。体内のPCB等は40年経過した
現在まで残留しております。体内のPCB等による
健康に悪い影響は患者さんだけでなく一般の
人にも観察されています。
母校の創立50周年に
思うこと
川野 愛(27期生)
合名会社 川野薬館
創立50周年、
もうそんなになるのかと思うのですが、冷静に考え
れば、私が大学を卒業して20年経っており、それは当然なことで、
お気楽独身ライフを満喫している私だけが、過ぎた月日の長さを実
感出来ていないのかも知れません。
さて、私が入学したのは昭和61年、両親が1期生なのですが、
卒業生の子供が入学しはじめた頃で、私以外にも同じ境遇の者
が数名おり、薬品分析学の岩 教授が
「ようやくこの学校にも
『2世
部隊』が入って来るようになった。」
とおっしゃっていたことを覚えて
います。
5
あれから20数年、そろそろ同級生の子供が大学生になり、私達の後輩に
なったりしているのでしょうか?もしかしたら、
「3世部隊」
もいるのでしょうか?
ところで、50周年を迎えた母校に願うことは、
4世代目、
5世代目
の卒業生(薬剤師)
をこれからも送り出し続けて欲しいということで
す。
また、母校が存在し続けるためには、薬剤師が社会から必要と
される職業であり続けることだと思います。従って私達卒業生も頑
張らないといけませんね。
そろそろ制限字数が近づいてきました。最後に母校と同窓会の
今後益々の発展を祈念し、結びといたします。
研究人生の原点
神田 泰寿(33期生)
メルシャン(株)生物資源研究所
第一薬科大学創立50周年おめでとうございます。
私は現在、
メルシャン
(株)生物資源研究所主任研究員として、
日々医薬品の開発に携わっております。
これまで私は有機合成化学研究一筋に、薬化学第2教室(薬
化Ⅱ:工藤忠宏先生・蒲地保子先生主宰)
を皮切りとして、大学院
(修士・博士)、化学メーカー研究員、
そして化学研究所講師と、
5
つの研究機関を渡り歩いてきました。
その原点ともいうべき薬化Ⅱ
では酒(現職はお酒のメーカーに在職中)
と山
(写真の通り)
と有機
化学の基本を叩き込まれました。特に薬化Ⅱのゼミは有機合成の
過程を電子の視点から解明してゆくという内容で、私が所属した
他の研究機関には比類のない、丁寧で真剣に先生方とディスカッ
ションをする、すばらしいゼミでした。私はまだまだ若輩の研究者で
すが、先生方の熱意を少しでも引き継げればと思っております。
いつの間にか私も研究開発を指揮する立場になってしまいまし
た。薬化Ⅱのスローガン
「One for All, All for One」
の精神を胸に、
後進の指導と研究開発に努めて参ります。
そして第一薬科大学の益々のご発展と、今後も有能な人材の
輩出に期待いたします。
私の薬学の原点
毎熊 隆誉(38期生)
就実大学 薬学部
創立50周年、誠におめでとうございます。早いもので第一薬科
大学を卒業して9年が経ち、
この執筆を機に、久しぶりに当時を振り
返りました。
その中で、私に薬学を一から教えて下さった多くの先
生方の事がとても印象深く思い出されます。
「九大の学生に追いつけ追い越せ」
と熱心に有機化学の面白さ
を教えて頂きました工藤先生。
口調がとても丁寧で、
わかりやすい
資料を用いて講義して下さいました櫻田先生。悩んでいた私を大
学院進学へ導いて頂きました米満先生。初めての細胞実験にお
いて懇切なご指導を頂きました村山先生。
自由な発想で研究する
方法とその面白さについて御指導頂きました三嶋先生。その他、
語り尽くせない程、多くの先生方が思い出されます。
そして、今は
亡き都築修三先生に、研究室配属の初めにお話し頂いた
「友は
一生の財産です」
との言葉通り、今でも一薬時代の友人は掛替え
の無い存在です。
病院薬剤師を経て、現在、私も岡山にて薬学部の教員として精
進しております。学生の指導、講義のやり方、
および研究に対する
考え方など、今の私があるのも第一薬科大学の諸先生方のお陰
です。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
一薬会報
36
平成22年10月1日
創 立 5 0 周 年に寄 せて
第一薬科大学
創立50周年に思う
薬大での二十三年間を
顧みて
福田 早紀子(41期生)
高舘 明
八代総合病院 薬剤部
(元教授 薬化学第一教室)
第一薬科大学の創立50周年、心よりお祝い申し上げます。同じ節
早いもので、第一薬科大学卒業から約7年。大学新生活から今
現在までの道のりを思い出します。
背が低く目が悪い私は、学務課にお願いして1列目の座席で講
義を受けていました。同様に座席変更を希望して私の隣に座る女
性が一人。彼女は、
とても勉強熱心で勉強を教え合い仲良くなりま
した。彼女こそが学生時代から今現在まで刺激し合える永遠の親
友かつ良きライバルです。
また、大学4年当時は薬剤設計学教室所属。毎日動物実験をし
ながら朝早くから夜遅くまで机を独占。実験の合間に国家試験勉
強、先生を捕まえては家庭教師のように親切に教えて頂いた記憶
があります。
アットホームな研究室は居心地が良かったのでしょう。
進路で悩み相談をした時は、希望の大学院紹介から卒業生との
つながりまで作っていただきました。大学院進学後は、研究で四苦
八苦しましたが、今思えば大学生活が大学院での基礎となり、調
剤薬局での臨床研究や論文投稿や学会や講演発表、書籍等の
活動や現在の病院薬剤師の臨床に生かせているのだと思います。
そんな貴重な出会いとつながりを与えてくださった第一薬科大
学が50周年お祝いと合わせて感謝申し上げます。
遠く離れていても、大学時代に出会った親友、先輩、後輩、研究
室仲間、先生に誇れるように、
これからも理想の薬剤師を目指して
いきたいです。
目の年に退職した私の在職23年を振り返ってみました。昭和61年4月、
都築貞枝・泰壽両先生のお招きで第一薬科大学(薬大)
に赴任し、
新設の薬化学第一教室を主宰することになったのがここでの始まり
でした。教室の職員は女性の助手二人と私の三人でしたが、卒論実
験生が20名入室し、俄然賑やかになり、教室員の 和 をモットーに学
生と過ごす初めての1年がスタートしました。
その後3ヶ月は教室整備
に追われ、何とか実験ができるようになったのは夏も盛りの頃でした。
それまで研究中心の生活を送ってきた私にとっては、教育面や学内
行事など戸惑うことが多々ありましたが、素直な学生達に囲まれて本
当に楽しい日々でした。私の担当科目は有機薬化学・有機分析学・
日本薬局方で、講義コマ数が多いのには驚きました。当時、4年次生
の国家試験対策も軌道に乗っており、薬大の国家試験合格率は全
国薬系大学の中でも常にベスト10に入る高成績を誇っていました。
一方で、質の良い受験生を獲得するために、全国の高等学校に向
けての広報活動が大学を挙げて組織的に行われたのも薬大の特徴
でした。
しかしながら、その数年後からは、
日本の薬学教育にも変化
の兆候が現れ始め、
「医療薬学」
なる言葉が出てきました。爾来、医
療の高度化・専門化、医薬品の精密化などが急速に進み、薬剤師
国家試験にも
「医療薬学」が科目として入り、
カリキュラムも改変に次
ぐ改変を余儀なくされました。
その中で、六年制薬学教育を念頭に置
地域薬剤師会の一員として
いた実務実習の強化が重点項目の一つとなり、薬大にも実務実習事
前教育施設や情報教育施設などが完備されました。平成18年度か
市来 辰郎(43期生)
らは、いよいよ6年制薬学がはじまり、その第1回入学生も現在5年次
クローバー薬局
宮崎市東諸県郡薬剤師会 理事
生となり、平成24年の春には6年制教育を受けた新しい薬剤師が誕
生する予定です。
このような薬学教育における質的変化とともに、薬
現在、宮崎市東諸県郡薬剤師会の理事として、主に災害・感染
症対策と広報を担当しております。
2009年度は新型インフルエンザ対策として45万枚のマスクを各
会員を通じて、地域住民や学校へ無料配布をしながら予防の重
要性を告知いたしました。
マスクの購入は、
おそらく1週間遅ければ
不可能だったと思います。初動がいかに重要かを考えさせられた
事態でした。
2010年度は、
口蹄疫被害に対して義援金を送りました。
また、被
害地域のために、今後も支援を継続して参ります。
もうひとつのテーマとして、薬薬連携の推進を継続的にすすめ
ております。患者さまが入院されるとき、
また退院して在宅へと移ら
れるときに、病院の薬剤師や看護師(医師はもちろん)
との連携を
いかに密にしていくかを日々議論しております。
できれば地域薬剤
師会としてエリアごとに細かく連絡名簿を作成できればと考えてお
ります。
最後に、薬学生実務実習が始まりましたが、手探りの部分も多い
ため少しでも多くの情報が欲しいところです。大学や一薬会と今後
なお一層情報交換ができればと考えております。
学部も他の学部と同様に理系学部の一つとの考えで薬学部新設が
同時多発的に起こり、現在では私立薬科大学・薬学部の数は以前
の2倍の58大学に増えています。
ちなみに、薬大と同系列である日本
薬科大学や横浜薬科大学も同時期に新設されました。
このように、
私の薬大での23年間は、行政の変化に伴い、
これまでの
「くすり」
とい
う物質を対象としてきた薬学の学問体系が変わる大きなうねりの真っ
ただ中にあったと思われます。研究面では、以前からの継続で、
「蛍
光試薬開発」
に関する研究を細々と行ってきました。
クマリン
(2-H-1・
Benzopyan-2-one)誘導体の蛍光特性の解明と応用に関する研究
で、ある程度の成果をあげることができました。
これも恩師をはじめ、
諸先輩、研究室職員、卒論生のご指導、
ご支援、
ご協力の賜物
と感謝申し上げる次第です。最後になりましたが、薬化学教
室の同門会である
「蛍会」
の皆さんと歩んだ23年間の
想い出は私にとって何物にも勝る財産であること
を申し添えて本稿を閉じます。
6
一薬会報
平成22年10月1日
36
沿 革
本学は故学園理事長 都築 貞枝(元 福岡県立西福岡高等学校長、
および筑紫中央高等学校長)
と、故 学園総長 都築 賴助(元 福岡教
育大学教授)
が理想的学園を創立し、終生教育に殉ぜんことを誓い、昭和31年、学校法人高宮学園を設立、福岡第一高等学校等を設置したこ
とに始まる。
その後、第一薬科大学は総合学園の構想の下に、昭和35年薬学部薬学科として発足したものであります。以来、昭和42年には薬剤
学科、製薬学科の二学科制となり、
昭和51年度から定員増加が文部省から認められ、平成18年には6年制移行に伴い薬学部薬学科に移行し現
在に至っています。
名実ともに西日本唯一の薬系単科大学として薬業界、薬学会等の期待と注目を集めております。
本学は、福岡市の中央部に近い南地域にあって、交通の便極めてよく、周囲の環境も静かで脊振・宝満の連山、玄海灘の眺望は雄大、理想的
教育環境に恵まれています。
本学は開学以来、50年の歴史を有し、
すでに建学碑(写真)
に銘記される精神は開化しつつあります。
この建学の精神は単科大学であるが故
に密度の高い教育研究の場となっており、家庭的親密度が深く、責任感が強く、従って穏健かつ協調性と調和に富んだ人格が形成され、薬学の
将来を担う人材を育成するにふさわしい大学となっています。
年
譜
年
昭和55年 1月
4月
昭和55年 11月
昭和56年 8月
9月
昭和57年 5月
9月
11月
昭和59年 3月
昭和60年 5月
昭和60年 10月
昭和31年 4月
昭和33年
昭和34年
昭和35年
昭和35年
昭和35年
昭和36年
昭和38年
昭和39年
昭和41年
昭和42年
昭和44年
昭和45年
昭和46年
昭和47年
昭和49年
昭和50年
昭和50年
昭和51年
昭和53年
学校法人高宮学園設立認可
福岡第一高等学校設置認可(福岡県)
8月 第一薬科大学設置決議(九州・山口薬剤師協会)
4月 校舎建設開始
9月 設置認可申請(文部省)
12月 大学設置審議会、私学審議会設置認可決定(文部省)
1月 第一薬科大学設置認可書受領(文部省)
4月 初代学長に藤田穆 就任
4月 第1回入学式挙行
8月 建学碑の竣工成る
10月 学歌制定 学生集会所竣工
開学記念式典挙行
1月 第1回公開学術講演会開催
3月 入学定員増認可
4月 金剛寮(男子寮)竣工
10月 学旗制定
3月 清心寮(女子寮鉄筋4階建)竣工
を本学において施行
4月 薬剤師国家試験(西日本地区)
(以後毎年)
3月 第1回卒業式挙行
4月 清心寮増築竣工(鉄筋4階)
図書館造営竣工
8月 第2代学長 江口虎三郎 就任
1月 第2回公開学術講演会開催
4月 学生食堂及び学生ホール竣工(鉄筋2階)
12月 学科増設認可(薬剤学科120名、製薬学科60名)
3月 鉄筋4階建(新館)増築竣工
8月 旧本館増改築
10月 第3代学長 松野俊雄 就任
7月 教授、学生欧州研修旅行団巡航
理事長、学園総長渡欧、翌年渡米、東南アジア文化視察
10月 創立10周年記念式典挙行
1月 第一薬科大学開学10周年記念式典および記念講演
7月 危険物薬品庫完成
9月 重金属排水処理場完成
10月 学園総長都築賴助逝去、正四位勲三等旭日中綬章叙勲
4月 理事長都築貞枝勲三等宝冠章叙勲
6月 薬用植物園新宮分園開設
11月 高宮学園創立20周年記念式典挙行
都築賴助記念体育館竣工
11月 創立者都築賴助、都築貞枝銅像建立
3月 入学定員増認可(薬剤学科160名、製薬学科100名)
4月 東館竣工
3月 研究実習棟竣工(鉄筋8階)
昭和61年 1月
11月
昭和62年 10月
11月
平 成 2 年 10月
平 成 5 年 10月
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成13年
平成13年
平成19年
平成20年
10月
4月
4月
4月
10月
3月
4月
11月
3月
3月
10月
8月
9月
3月
4月
7月
11月
12月
3月
平成21年
平成21年
平成22年
平成22年
4月
1月
12月
1月
3月
平成14年
平成15年
平成17年
平成18年
譜
第4代学長 河野喜美彦 就任
学校法人都築高宮学園と改称
創立20周年記念式典挙行
本館改装(講義室・各研究室改修、管理事務部門の総合)
コンピュータ導入
図書館拡張整備、薬用植物園温室完成
視聴覚教育器材拡充
推薦入学制実施
都築学園創立者記念館竣工
都築高宮学園大宰府総合グランド竣工
学校法人 都築学園 に改称
都築学園創立記念館竣工
第5代学長 都築泰壽 就任
都築学園記念厚生会館竣工、正門と東門近くに学歌碑を建立
理事長都築貞枝逝去、従四位に叙せられ銀杯を賜る
故都築貞枝理事長の合同学園葬実施
第一薬科大学創立30周年記念式典挙行
学園創立者「遺徳を偲ぶ会」実施
創立者記念日
(10月20日)制定
都築総合学園創立40周年記念式典挙行
都築総合学園合同入学式(福岡ドーム)
都築総合学園合同入学式(福岡ドーム)
創立者生誕百年記念合同入学式(福岡ドーム)
学園創立者遺徳を偲ぶ会・物故者慰霊祭
薬品合成学研究室移設
第2厚生会館・実習棟エレベーター竣工
薬用植物園新設
S22講義室新設
第一薬科大学附属ハッチェリー薬局開局
中国医薬大学と学術交流調印
第一薬科大学薬学部薬学科設置届出
入学定員
(173名)
情報処理演習室完成
薬学教育六年制移行開始
第一ハウス
(薬院)
の整備・充実
都築総合学園創立50周年記念式典挙行
第6代学長 都築仁子 就任
学生教育改革検討実施(カリキュラム変更、進級基準変
更、共用試験、国試対策)
OSCE関連施設完成
学校法人の統合
第1回共用試験(CBT)受験
第1回共用試験(OSCE)受験
学生教育改革実施(カリキュラム変更、研究室の名称変更等)
(資料提供:第一薬科大学)
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一薬会報
36
平成22年10月1日
講座紹介
第一薬科大学
や新薬剤師国家試験に向けての6年間の教育の組織的な構築
に向けて第一歩を歩み始めました。
大講座の名称とこれらに属する研究室名は、医薬品化学・物
理学講座(薬品化学分野、生薬学分野、薬物解析学分野)、生命
薬学講座(分子生物学分野、免疫薬品学分野、薬品作用学分
野、薬物治療学分野)、健康・環境衛生学講座(衛生化学分野、
分析化学分野、社会薬学分野)、臨床薬学講座(薬剤設計学分
野、臨床薬剤学分野、処方解析学分野)
です。
大講座制導入の背景
薬学教育6年制への移行に伴い、
「臨床能力の高い薬剤師養
成」のための学生教育の充実を図る一環として、関連分野の研
究室間の相互協力の円滑化を目的に、本年度から大講座制に
移行しました。
これにより、本学学生が直面する薬学共用試験
薬品化学研究室
(一研)
薬品作用学研究室
スタッフ 増田 寿伸
(教授)
・蒲地 保子
(教授)
・横山 さゆり
(准教授)
スタッフ 櫻田 司
(教授)
・小松 生明
(准教授)
薬学は化学を中心として他の科目が同心円状に取り巻いて成り立って
おります。
したがって、薬学の全分野において最も重要な基礎となる科目で
す。分子とは何か、反応とは何か…、
といった基礎から学び、化学の面白さ
に目を開かせてくれます。
薬理学は、生体と薬の相互作用を解析することにより、疾病の予防や治
療、新しい薬物の開発に大きく貢献しています。私たちは、基礎実験によっ
て「痛み」の発生と抑制機構を追求しながら、新規鎮痛薬の開発や、
より適
切な鎮痛薬の適用方法を研究しています。
薬品化学研究室
(二研)
分子生物学研究室
スタッフ 長 普子
(教授)
・白谷 智宣
(准教授)
スタッフ 荒牧 弘範
(教授)
・竹田 修三
(講師)
・岡本 美子
(助教)
医薬品の開発や研究には、各薬品の反応・成分についての知識とともに、
合成するための技術と知識を要します。
この学問では、医薬品の合成法や
製造法を修得させ、新しい医薬品の開発に必要な応用能力を育てます。
分子生物学は生命現象を分子レベルで理解することを目指した学問です。
当研究室では”天然に存在する成分から医薬品をつくる!”を目標に研究を
行っています。最近、国民病の一つである動脈硬化を防ぐことが出来る成分
を植物から発見し、薬を創る研究をしています。
生薬学研究室
免疫薬品学研究室
スタッフ 福田 直道
(教授)
スタッフ 松原 大
(准教授)
漢方や日本の伝統的民間薬など、人々が拓き伝えてきた健康への英知を
科学的に説き明かし、自然の力を学びます。生薬を含めた植物成分の分離、
化学構造の解明並びに漢方処方薬の分析、更には植物バイオテクノロジー
まで展開していきます。
細菌や真菌、
ウイルスなどによって引き起こされる感染症には、近年日
常生活のみならず全世界の脅威となっているものもあります。生態の防御
反応としての免疫学を学びながら、
より有効な治療法・予防法の開発のた
めの、
基礎的、
応用的研究を進めていきます。
薬物解析学研究室
薬物治療学研究室
スタッフ 小川 建志
(教授)
・田中 諒
(助手)
薬は両刃の剣です。薬剤師は、薬の薬効だけでなく、生体に与えるそのさ
まざまな影響を理解して、医療チームの一員として薬のスペシャリストとし
て活躍しなければなりません。本教室では、
ストレス性疾患、特にうつ病の
発症に係ると予測される機能性蛋白の発見に努めており、
これに基づく新
しい抗うつ薬の開発を行っています。
薬が作用を発揮するには薬を構成する分子が細胞内に吸収される必要
があります。
しかし吸収されるには細胞の周囲にある「界面」
という特殊な
境界を通過しなければなりません。
この界面での分子の動きを光や力、電
流等を用いて解析し、薬の作用と物理的性質について研究しています。
衛生化学研究室
スタッフ 原 千高
(教授)
・清水 典史
(講師)
薬剤設計学研究室
スタッフ 繪柳 玲子(教授)
・戸田 晶久(教授)
井本 真澄(助教)
衛生化学は、
“生命を衛ための化学”で、人の健康と健全な環境を目指す学問分野
です。生活習慣病を始めとする種々の疾病の予防策として、食物からの栄養素の摂取、
食の安全としての食品衛生・保健衛生について学びます。また、人の健康にとってより
良い環境の維持と向上に貢献できるように、人が生きていくために必須の水や大気
などの生活環境について理解を深め、毒物を含む化学物質の健康に及ぼす影響とそ
の健康被害の予防法について学びます。
スタッフ 三嶋 基弘
(教授)
・村山 惠子
(准教授)
錠剤・坐剤・貼付剤等の製剤は患者の薬物治療が有効かつ安全にそして
利便性があるように設計されたものです。薬学で学ぶ化学・物理・生物等
の知識を活かし新しい製剤の開発をし、薬物の体内動態や培養細胞を用
いた併用薬や食品等との相互作用に関する研究をしています。
分析化学研究室
(一研)
臨床薬剤学研究室
スタッフ 黒木 広明
(教授)
・山田 明史
(助教)
スタッフ 湯川 栄二
(教授)
社会的な課題ともなっている環境問題を、化学的な立場から見つめて
いく学問です。温暖化、オゾン層破壊などの地球規模の問題から、川や大気
汚染などの地域的な問題、環境ホルモンなどの細胞レベルでの問題まで、
広く取りあげていきます。
医薬品には様々な剤形(顆粒、錠剤、坐剤など)があり、それぞれの長所・
短所を理解しておくことは薬剤師にとって必須です。さらに投与した後の
体内動態(吸収、分布、代謝、排泄)を学び、個人の投与計画を立案するため
の基礎知識を修得します。
分析化学研究室
(二研)
処方解析学研究室
スタッフ 原口 浩一
(教授)
・西村 恵理
(助手)
スタッフ 森山 峰博
(教授)
・城戸 克己
(講師)
社会的な課題ともなっている環境問題を、化学的な立場から見つめて
いく学問です。温暖化、オゾン層破壊などの地球規模の問題から、川や大気
汚染などの地域的な問題、環境ホルモンなどの細胞レベルでの問題まで、
広く取りあげていきます。
処方解析とは処方された薬や事前に得られた患者情報から、薬剤師が
持つ知識や情報を利用して患者の病状を予測し、その処方が最適なものか
を検討し、服薬指導を組み立てることを言います。
この時に必要な知識や情
報を収集し、
処方解析に役立てる方法を研究しています。
社会薬学研究室
実務実習教育センター
スタッフ 吉武 毅人(教授)
・小武家 優子(講師)
日本の医療制度は、少子高齢化の進展や制度改革の中で、従来の病院等の施
設内だけの「施設完結型」から、地域の保健医療福祉サービスが連携した「地域完
結型」へとシフトし、これに伴い「医療専門職としての薬剤師」に期待される役割
は、非常に拡大しています。社会薬学教室では、薬剤師を取巻く、社会的な環境や
ニーズの変化を調査し、今後の薬剤師職能のあり方について研究しています。ま
た、それらを通して「地域医療を理解できる薬剤師」の養成を目指しています。
スタッフ 森田 桂子
(教授)
・前田 共秀(教授)
飯盛 惠美子(准教授)
・大光 正男(講師)
城戸 克己(講師)
〈兼任〉
・岩下 淳二(講師)
医療現場のような模擬保険薬局・病院薬局・病棟、薬物血中濃度解析室、医薬
品情報室・服薬指導実習室、無菌製剤実習室(安全キャビネット・クリーンベンチ
装備)等を活用して臨場感のある実習を行います。実務実習教育では調剤、薬歴
管理、患者応対、服薬指導、注射薬混合、服薬ロールプレイなどの実践的な知識・
技能を学ぶことで、臨床現場において活躍できる薬剤師養成を目指しています。
8
一薬会報
平成22年10月1日
生命薬学講座分子生物学分野
主任教授 荒牧 弘範
第一薬科大学同窓会の皆様にご
挨拶申し上げます。
第一薬科大学薬学科生命薬学講座分子生物学分野
の前身は、1965年に生物学教室という名称で小島均先生を初
代教授として開講された教室であり、現在で教室開講46年目を
迎えます。1973年、細川隆英先生、1978年、丸橋寿郎先生と引
き継がれ、1991年に生物学教室に代り、分子生命化学教室が開
設され、山下正先生が教授に就任されました。2009年より私が
本教室を担当することになり、分子生物学教室と改め、本年から、
大講座制への移行に伴い、生命薬学講座分子生物学分野として
再スタートしたばかりです。
私と第一薬科大学との関わりは、当時、微生物学教室の細井正
春教授と私の恩師である堀内忠郎九州大学名誉教授とが旧国立
予防衛生研究所に勤務されていた頃のお知り合いであったことが
縁で、微生物学教室の助手として採用していただいたことから始
まります。その後、分子生命化学教室の講師、助教授、准教授を経
て現在に至っています。現在、本研究室は竹田修三講師および岡
36
本美子助教の計3名で教育・研究に携わっています。今後とも、多
くの同窓のお力添えの下、研究室の更なる発展に邁進したいと思
います。
研究内容など特徴
本研究室は、天然物の成分を用いて、分子生物学や構造生物学
的な側面から創薬への基盤の確立を目指しています。
まず、植物
中に含まれる生理活性成分の単離ならびにスクリーニングを行っ
た結果、複数の作用機序により細胞増殖を止め、
これに続き細胞
死を来すキサンタチン(オナモミ科植物、ひっつき虫中の成分)を
見出しました。
この化合物をベースに、多機能性分子として、未だ
例のない単剤で有効な抗がん剤の創製・開発の基盤づくりを九州
大学・先導物質化学研究所・新藤充研究室と共同で行っています。
次に、竹田講師が本学着任前、2009年に大麻の成分であるカ
ンナビジオール(CBD)がリポキシゲナーゼ(LOX) の阻害成分で
あることを見出し、
さらに、動脈硬化発症の引き金となる15-LOX
阻害選択性を示すCBDのジメチル化体(CBDD) を世界で初め
て見出しました
(北陸大・薬学部・渡辺和人研究室にて)。本研究室
では、15-LOXをターゲットとした新規の動脈硬化治療薬の創製・
開発を目指すため、15-LOXとCBDDとのドッキングスタディを
産業技術総合研究所・バイオメディシナル情報研究センター・福
西快文主任研究員と共同で開始しています。
講座
tuor of laboratory
第 1 回
実務実習教育センター長
免疫薬品学研究室
教 授 森田 桂子
主任准教授 松原 大
平成20年5月に設立された
実務実習教育センターには、
前田共秀教授、飯盛惠美子准
教授、大光正男講師、岩下淳二講師、城
戸克己講師(処方解析学研究室兼務)の6名が所属し
ています。実務実習教育センターには、模擬保険薬
局、模擬病院薬局、模擬病棟、薬物血中濃度解析室、
医薬品情報室・服薬指導実習室、無菌製剤実習室、製
剤実習室、調剤実習室を備え、薬学共用試験OSCE
(客観的臨床能力試験)にも対応できる施設となって
います。実務実習教育センターでは、早期体験実習、
実務実習事前学習、病院実務実習、薬局実務実習など
を担当し、大学と臨床現場を結ぶ役割を担っていま
す。実務実習事前学習では、調剤、薬歴管理、患者応
対、服薬指導、高カロリー輸液などの注射薬混合調
製、ロールプレイ臨床実習などの実践的な知識、技
能、態度を学ぶことで、臨床現場で活躍できる薬剤師
養成を目指しています。実務実習事前学習に多く取り
入れている、少人数対話型学習や問題解決型学習で
は、協力研究室(臨床薬剤学・薬剤設計学研究室)の
教員をはじめ、全教員が携わり、薬剤師としての実践
力、医療に貢献できる倫理観、使命感、責任感、判断力
を養うことを目的としています。
免疫薬品学研究室では、
2年生の微生物学、免疫学
の講義と生物系実習を担当しています。以前、製薬会
社で、経管栄養剤や食物繊維・スポーツ飲料、特定保
健用食品などの製品開発研究、Helicobacter pylori
の疫学研究、ストレスや疲労に関する基礎的研究など
学際領域を超えて幅広く取り組んでいた経験から、興
味を持った、疑問に思ったことは、可能な限り自分で調
べてみたいと思っています。学生からの興味・意欲に
対しても可能な範囲で取り組んでいます。
現在、海洋生物である海綿からの抗菌活性物質の
スクリーニングと、海洋微生物の16SrRNAを解析し、
遺伝子レベルでの抗菌活性物質のスクリーニングに
取り組んでいます。そして、新規抗菌薬ができるのを
夢見ています。その他、耐性菌の台頭など抗菌薬の乱
用などが問題となっており、いろいろな病態における
抗菌薬の動態をTDMで把握して、投与量やタイミン
グなどについて、
まずは動物レベルで検討しています。
小学6年生までは、
「太」でしたが、中学入学時戸籍
を見てみると点がない、それ以降「大」
となっています。
ちなみに姓名判断の画数的には
「大」の方がよいのだ
とかで、出生届けを間違えてくれた近所のおじさんに
感謝するのがいいのでしょうか!?
9
一薬会報
36
平成22年10月1日
平成22年度
リカレントセミナー
第一薬科大学卒後教育講座
in 沖縄
○今年の卒後教育を目的とした一般公開のセミナーは沖縄で開催されました。
日時:平成 22 年
9 月 11 日(土)17:00∼19:30
場所:沖縄県薬剤師会館(沖縄県島尻郡南風原町)
主催:第一薬科大学
共催:第一薬科大学同窓会、
日本薬剤師研修センター
協賛:日本薬学会
後援:沖縄県薬剤師会、
沖縄県病院薬剤師会、那覇地区薬剤師会
大麻乱用の現状から研究の最先端まで:大麻成分で動脈硬化が予防できるか?
研究を行っておりましたところ、偶然にも、繊維型大麻草中より、
メタボリックシンドローム・動脈硬化で注目されている超悪玉コ
竹田 修三 先生(38 期生)
レステロール(酸化LDL)生成に関与する酵素の阻害成分を見出
しました。すなわち、タイトルにもありますように大麻成分で動
去る9月11日卒後教育講座が沖縄において開催されました。 脈硬化が予防できる可能性(夢)が示されたのです。LDLを低下
させる医薬品はたくさんありますが、動脈硬化の主犯格である
薬剤師会館を会場に、薬大OBによるセミナーが行われ、糸嶺達
酸化LDLのみを低下させる薬は存在しません。大麻草由来成分
先生(24期生)、そして若輩者ながら私(38期生)が講演いたしま
を化学修飾し、最終的にカンナビジオール-2’,6’-ジメチルエー
した。本セミナーでは、大麻を中心とする薬物乱用の現状報告
テル(CBDD)を見出しました。現在、本学の衛生化学研究室との
と、現在、第一薬科大学にて進めております大麻研究についてお
共同研究を開始し、動脈硬化モデル動物にCBDDを投与し、その
話ししました。近年、高校生・大学生といった若年層の大麻乱用
効き目を調査しているところです。第一薬科大学発の医薬品の登
者が急増しており、大学近辺、大橋駅周辺においても大麻草の売
場をご期待下さい。最後に、会場には、多くの卒業生ならびに一
買が行われていると聞きます。
このような背景の裏には、大麻草
般の方の参加もあり、盛会となりました。講演終了後は、まるで
を葉っぱ、草、チョコなどと隠語で呼ぶことで、罪悪感をうすれさ
であるかのように、大変鋭い質問も飛び交うなど、私もつ
せていることも原因と考えられています。大麻草には乱用の対 “学会”
いついアタフタしてしまいました。
今回は第2回目の地方での卒
象となる薬物型と伝統工芸品等にも使用される繊維型の二種
後教育講座でありましたが、
この機会を契機に、
第3回、第4回と
があります。私は、本学に勤務する前に、北陸大学薬学部の渡辺
その輪が広がっていくことでしょう。
和人先生研究室に所属しておりました。渡辺先生は、本学10期
今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
生であり、大麻研究の第一人者です。
このような背景もあり、大麻
第一薬科大学
緩和医療と薬剤師
地方独立行政法人 那覇市立病院
医療支援部 薬剤室
糸嶺 達 先生(24 期生)
緩和ケアの普及が始まった20年前に比べ、オピオイドの種
「緩和医療」あるいは「緩和ケア」
と聞くと、病気を治すための
類、鎮痛法が発展し、地域の緩和ケアも緩和ケア病棟、地域の在
治療手段がなくなった終末期の患者さんに対するケア(=終末
期医療、ホスピス)を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、 宅医療、一般病院との連携により行われるようになりましたが、
十分に患者様の痛みを取り除く事はできていません。
緩和ケアの考え方は世界的に見直され、WHOは2002年に緩
チーム医療の中で薬物療法に対する情報をチームに提供し、
和ケアの定義を
「がんによる身体的問題や精神的問題を抱えて
いる患者さんやその家族に、
より早期の段階から考慮すべきも 「緩和ケア」に積極的に貢献できるよう日々研鑽していくが今後
の課題になると思います。
の」
と改めています。
10
一薬会報
36
平成22年10月1日
● 会 費 納 入 の お 願 い ●
一薬会報の作成と発送料をはじめ、支部活動への支援(生涯教育への助成、通信事務費用への支援)等々、
一薬会活動のための運営費はすべて、皆さんの会費によって充当されています。
今回は、第一薬科大学 創立50周年記念号という事で、会費を納入されていない会員の方にもお届けしまし
た。今後も続けて会報をお届けできます様に、会費納入につきましては、ぜひともお願い申し上げます。
入会金と卒後10年会費納入について
10年会費(10年間の会費:1万円)
について
平成8年に10年会費を導入して15年が経過しました。
今回26期生の皆さんは、2回目の10年会費(平成22
年から31年まで)の納入の年です。
新たに36期生の方は10年会費1回目の納入の年に
なりました。
第一薬科大学を卒業されますと、一薬会(同窓会)の
会員となります。
会費は、3万円(入会金:2万円+10年会費:1万円)
です。
※会費納入に際しては、別紙の振込用紙をご利用ください。
第一薬科大学同窓会総会のご案内
〔博多駅より徒歩で6分程度〕
島
本
線
至
小
倉
地下鉄
JR
住吉通
り
国体道路
児
大博通り
TEL (092)451-1151
中洲
那
珂
川
住友ビル
長崎物語
駅
会 場: 博多パークホテル (博多区博多駅前4-11-18)
西
鉄
大
牟
田
線
11:00 公開セミナー
12:30 同窓会総会
13:00 懇親会
呉服町ランプ
明治通り
鹿
天神
西鉄福岡駅
至空港
多
7月10日(日)
博
日 時: 平成23年
博多パークホテル
代々木
ゼミナール
◎具体的な内容は決まり次第、同窓会ホームページに掲載します。
至筑紫通り
【一薬会 支部連絡先】
支部名
支部長名
期生
電 話 番 号
支部名
支部長名
期生
電 話 番 号
北海道
皆川 直孝
小井手 忠士
鵜生 賢司
岩田 要一
住谷 正祥
重 安 衛
松 尾 健
寶迫 邦幸
田中 松市郎
中島 健司
鴻海 俊平
岡村 幸憲
11
3
12
20
2
13
12
4
10
16
20
4
(0138)52-2106
(03)5392-9052
(0565)45-7612
(0550)76-1692
(072)877-2517
(0863)31-4467
(082)229-0686
(0834)21-2623
(0857)52-6681
(088)654-3593
(089)941-2915
(088)872-1952
香 川
佐藤 宣幸
下瀬 和俊
五反田仁一郎
土田 由美子
橋本 和樹
宇土 昭彦
太田 充穂
大塚 俊朗
安東 哲也
長 友 繁
迫田 喜久男
新垣 友二
12
16
16
22
13
5
11
13
15
10
12
25
(087)851-2366
(092)712-5707
(0930)25-1344
(0948)21-1270
(0944)51-0698
(0952)29-6490
(095)845-5861
(096)242-0226
(097)541-0043
(0985)86-0024
(099)227-4986
(098)855-1003
関 東
東 海
静 岡
近 畿
岡 山
広 島
山 口
山 陰
徳 島
愛 媛
高 知
福 岡
北九州
筑 豊
筑 後
佐 賀
長 崎
熊 本
大 分
宮 崎
鹿児島
沖 縄
住所変更等のご連絡は郵便またはFAXでお願いします。
〒812−0033 福岡市博多区大博町3番3号
昭和製薬株式会社内 第一薬科大学同窓会事務局
幹事長 林 巌 まで
FAXをご利用の場合 (092)291−7610
会報36号は第一薬科大学創立50周
年記念号として発行いたしました。巻頭
には都築仁子学長に
「創立50周年に思うこと」
と題してご寄
稿戴きました。本号にても紹介していますが、10月30日(土)
に大学にて、記念講演会と祝賀会を大学、同窓会との共催で
行います。近年の大学・高宮近辺の変貌にはびっくりするば
かりです。是非、一度この機を利用して、同期・クラブ・ゼミの
仲間と連絡を取り合い、ご参加いただきますようお願い申し
上げます。
また、恩師として、永く、教職を務められました岩
先生・松本先生・増田先生・高館先生にご寄稿いただき、1期
12
生から43期生まで9名の方々からのお便りも寄せていただき
ました。薬学教育6年制による卒業生もまもなく、
「医療人と
しての薬剤師」として位置づけられ、仲間に加わってきます。
薬の情報のみならず、医療行為の一翼を担い、人間性を加味
した薬剤師として専門性を発揮することが求められます。
最後に、一薬会の同志に送ります。西鉄ライオンズの黄金
時代の主力選手として活躍、
その後、
オリックスでイチローを
見出し、清原選手の引退まで考えた男、仰木彬監督の座右の
銘「信汗不乱」
:信じて汗を流せば心乱れず。
松本秀喜(5期生)