プライム&ボンドNT

**2008 年 6 月 12 日改訂(第3版)
*2006 年 3 月 17 日改訂(第2版)
医療機器承認番号:21100BZY00481000 号
歯科材料 5 歯科用接着充填材料
管理医療機器 歯科用象牙質接着材 42483002
プライム&ボンドNT
6) 本材には、アセトンが含まれているため、気化した蒸気を
吸入しないこと。
7) 本材の誤飲に注意すること。
8) 他の製品と混用しないこと。
9) 本材は、記載の使用目的以外には使用しないこと。
10) 本材は、歯科医療有資格者以外は使用しないこと。
【禁忌・禁止】
本材又はメタクリレート系モノマーに対して発疹、皮膚炎などの
過敏症の既往歴のある患者には使用しないこと。
【形状・構造及び原理等】
形状:液体(1液性)
成分:メタクリル酸エステル、アセトン、光重合開始剤
【貯蔵・保管方法及び使用期間等】
[貯蔵・保管方法]
本材は、換気の良い場所で、直射日光を避け、10℃~24℃の場
所に保管すること。
本材は、歯科の従事者以外が触れないように適切に保管・管理
すること。
【使用目的、効能又は効果】
本材は、修復(充填)材を窩洞に充填する際、歯質と修復(充填)材
との親和性を高め、接着性向上のために用いる、光重合型の 1 液
性ボンディング材である。
[使用期限]
本材は、容器に記載の使用期限までに使用すること。
(記載の使用期限は製造業者データによる。
)
[使用目的]
Ⅰ~Ⅴ級窩洞、切縁破折窩洞の修復など
【操作方法又は使用方法等】
1. 修復する窩洞内をきれいに清掃し、乾燥させください。
2. 歯髄が露呈に近い場合は、適切な覆髄剤を窩洞内に塗布し、
歯髄の保護を行ないます。
3. 一般のエッチング材によりエッチングを行います。
4. 本材を、ブラシなどを用いて、象牙質及びエナメル質が十分
濡れるまで塗布し、30 秒間放置してから、エアーシリンジで
余剰分を除去してください。
5. 可視光線重合器を用いて、10 秒間光照射し、重合させます。
6. 重合したプライム&ボンド NT の上にコンポジット修復材を
充填します。
【包装】
4.5ml
【製造販売業者及び製造売業者の氏名又は名称及び住所等】
デンツプライ三金株式会社
*製造販売元
栃木県大田原市下石上 1382 番 11
住所
ドイツ
製造国
デンツプライ デトレイ社
製造元
Dentsply DeTrey GmbH
[問い合わせ窓口]
**カスタマー・サービス・センター
電話番号
0120-789-123
FAX 番号
0120-789-129
[使用方法に関連する使用上の注意]
1. プライム&ボンド NT をブラシやアプリケーターチップに滴
下する場合は、汚染の原因となるので、容器の先端に触れな
いこと。
2. 接着性を高めるためには、窩洞及び歯面の清掃が大切な要因
であるため、十分に清掃、洗浄すること。
3. 本材は揮発性があるので、使用後は、すぐに密栓すること。
**【使用上の注意】
1. 使用注意(次の患者には慎重に適用すること)
本材又はメタクリレート系モノマーに対して発疹、皮膚炎など
の過敏症の既往歴のある患者には使用しないこと。また、本材
の使用により過敏症状があらわれた場合には、直ちに使用を中
止して医師の診断を受けさせること。
2. 重要な基本的注意
1) プライム&ボンド NT を歯肉圧排用綿糸などへ付着させな
いこと。(圧排用綿糸が硬くなったり、歯の表面に固着して、
除去しにくくなる。)
2) ユージノール系の材料と接触するような充填は硬化不良の
原因となるので、避けること。
3) 本材は、皮膚に付着させたり、目に入らないように注意す
ること。付着した場合には、すぐにアルコール綿などで拭
った後、流水で洗浄すること。万一目に入った場合には、
すぐに大量の流水で洗浄し、眼科医の診断を受けさせるこ
と。
4) 本材の塗布前には過酸化水素は使用しないこと。
窩洞の洗浄に過酸化水素を使用した場合、濃度の高い過酸
化水素が残っていると硬化が阻害されるため、必ず、十分
に水洗すること。
5) 本材には、可燃性のアセトンが含まれているため、火気の
近くで使用しないこと。また、火気の近くに放置しないこ
と。
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