福島県立美術館 コレクション特集: 「ふるさと・祈り・再生」 このたび福島県立美術館は、25年余りの間に収集してきたコレクションを、関根正二、ワイエス、斎藤 清などの作品を中心に、「ふるさと」「祈り」「再生」 という3つのテーマでご覧頂きます。 福島の美しい自然の中に、ふるさとへの思いを求めてやまない画家たち。絶望のなかで、それぞれの神 に、草木に、愛するものたちへ、ささげる祈り。そして閉塞する社会のなかで、現代の作家たちが迷いな がら歩き続ける、再生への道。 私たちは今、かけがえのないものを失い、出口の見えない不安に日々苛まれています。こんな時にこ そ、悲しみや希望を紡いできた美術は、心によりそうはずです。県民一人一人のものである美術作品に よって、少しでも力を持っていただきたい。それが美術館の出来ることのひとつだと考えました。 福島という風土は、豊かな美術を生み、育ててきました。そして、これからも発信し続けます。 コロー《ヴィル・ダヴレー》1873年 酒井三良《左義長》1920年 ○「ふるさとへ帰る」 酒井三良《左義長》《村芝居》 斎藤清《会津の冬》《地の幸》 角田磐谷《福島八景十勝》 のうち、浜通りの風景 小関庄太郎《田舎の風景》 吉井忠《雪の安達太良山》 アンドリュー・ワイエス 《松ぼっくり男爵》 コロー《ヴィル・ダヴレー》 など ○「祈り」 関根正二《信仰》《風景》 村上華岳《菩薩》《早春風 景 》 岸田劉生《地》 版画集《月映》 死によりてあげらるる生 ジョルジュ・ルオー《ミセ レーレ》 ベン・シャーン《マルテの手 記》など ○「再生へ」 上野泰郎《きのう・きょう・あした》 田渕安一《豊穣の樹》 大岩オスカール《トンネルの向こうの 光 》 ヤノベケンジ《ラッキードラゴン構想 模型》など 会期:平成23年4月26日(火) 5月22日(日) ※都合により会期の延長あり 会場:福島県立美術館 常設展示室 開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで) 料金:一般260円(20名以上の団体料金210円)高校生以下無料 同時開催「スタジオジブリ・レイアウト展」(料金別) 連絡先:960-8003 福島市森合字西養山1 福島県立美術館 024-531-5511 会津・漆の芸術祭2011 ~東北へのエール~ 福島県立美術館 「福島県立美術館 コレクション特集: 「ふるさと・祈り・再生」」
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