富士通におけるEAIの活用 2003年10月9日 富士通株式会社 1 本日ご紹介する内容 ■ EAIの活用シーン ■ 富士通における導入事例 ■ 現状のEAIに対する考察 All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 2 EAIの機能から見た利用シーン データレベルの統合 プロセス︵ビジネス︶レベルの統合 4. プロセス分析 ● プロセスのモニタリング ● プロセスのボトルネックの発見 ● プロセスのコンポーネント化 3. プロセスの 統合と自動化 ● ノンプログラミングによるアプリケーション間、 企業間のプロセスをモデリング ● フロー技術によるプロセスの実行・管理 2. コンテンツ制御 ● 幅広いアプリケーション間でのデータ交換 ● 各種取引ルールの制御(EDI、B2Bなど) 1. 接続/通信 データマッピング ● 標準通信プロトコル、ミドルウェアを介した 迅速かつ高信頼なコミュニケーション ● アプリケーション間での情報共有 (相手システムに合わせたデータ項目の 対応付け、コード変換など) All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 3 主な情報化要件とEAIの利用シーン 全社ワークフローサーバ としての利用 新対外系サーバ としての利用 TCP/IP化 B2Bへの対応など 現行システム 業務 業務 対外系サーバ 業務改革 (データ電子化など) DB 業務 業務 基幹情報の 利用拡大 ERPなど パッケージ活用 公開サーバとしての利用 ETL、Webサービスなど インタフェースサーバ としての利用 All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 Webフロントシステム 4 富士通におけるEAIの活用 ■ 社内システムの多くで導入 ・ インタフェースサーバとしての利用 ・ ワークフローサーバとしての利用 ・ 対外系(調達)サーバとしての利用など ■ 殆ど01年/末∼02年/中に稼動 ■ 使用製品は、富士通製ビジネス統合ツールである Interstage CollaborationRing All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 5 Interstage CollaborationRing ■ 企業内から企業間、そしてヒューマンフローまでをカバー A2A ERP yyy HTTP SWAP WF(BPM) Webサービス連携 Webサービス連携 取引シナリオ制御 取引シナリオ制御 連携構築用 連携構築用 テンプレート テンプレート 集配信サービス 集配信サービス 標準アダプタ・SDK 標準アダプタ・SDK フォーマット変換 フォーマット変換 プロセス制御基盤 プロセス制御基盤 HA/負荷分散 データ保証 性能管理 リソース管理 All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 6 RosettaNet ebXML XML SOAP/UDDI HTTP/S SMTP 全銀/JCA CII EDIFACT yyy ヒューマンフロー システム CollaborationRing サプライヤ バイヤ カスタマ マーケットプレイス B2B yyy 現行業務 システム CORBA EJB FTP Linkexpress HULFT MQD(ACM) MQSeries SQL(DB) ERP 現行取引先 外部企業 EDI インタフェースサーバとしての利用 ■ 国内・海外販社をリアルタイムに直結し グローバルベースでの顧客とのパートナーシップを強化 ドイツ販社 R/3 (HP-UX) 北米販社 国内販社 R/3 (WinNT) GS8400 CollaborationRing CollaborationRing 生産管理 販売管理 シンガポール販社 DWH CollaborationRing CollaborationRing R/3 (Solaris) CollaborationRing CollaborationRing システム導入のねらい ① マスタデータ統合 ② 注文データのリアルタイム連携 ③ 在庫情報の一元管理 CollaborationRing CollaborationRing 品目マスタ、得意先マスタ、 注文、注文請、納品回答、出荷通知、 入庫、在庫情報など All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 7 インタフェースサーバとしての利用 国内販社 海外販社 GS8400 生産計画 システム 非同期メッセージングにより連携 CollaborationRing CollaborationRing フォーマット 変換 アダプタ MQD アダプタ ACM フォーマット 変換 アダプタ MQD フォーマット 変換 アダプタ MQD 振り分け 販売管理 システム CollaborationRing CollaborationRing R/3アダプタ (BAPI、CA-ALE) CollaborationRing CollaborationRing R/3 北米 R/3 ドイツ CollaborationRing CollaborationRing R/3 シンガポール ● 初期の成果 ・ 所要情報収集サイクル ・ 見積価格回答手番短縮 ・ 納期回答手番短縮 ・ 請納期遵守率向上 ・ 棚卸資産削減 (週 Ö 日) (海外2週/日本2日Ö 2日) (海外2日/日本1日Ö 8時間) (87% Ö 95%) (20%) All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 RosettaNet 取引先システム ACM: メインフレーム用非同期メッセージングプロトコル MQD: 富士通の非同期メッセージング機能 8 ワークフローサーバとしての利用 ■ 届出/伝票処理システム(愛称:マイオフィス) ■ 富士通+関係会社の従業員約10万人が利用 人事・総務 サービスセンター 職場 伝票申請/承認 情報照会 イントラネット 各種サブシステム マイオフィス サーバ インターネット 社外 yyy CollaborationRing CollaborationRing 連携 海外拠点 FJ-WAN All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 9 ワークフローサーバとしての利用 ■ Webによる利用環境の拡大と利便性の向上 ■ システムレベルアップ時の職場での対応コストの削減(TCO削減) ■ 各種サブシステムとの連携、大規模システムを支える基盤として EAIツールのフロー技術を活用 同時利用ユーザ数: 平均して2,000∼3,000人 業務アプリ ブラウザ Interstage Traffic Direvtor Interstage Application Server 各種サブシステム Interstage Interstage CollaborationRing CollaborationRing 負荷分散 プロセス定義 稼動履歴/ステータス All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 10 対外系サーバとしての利用 ■ ProcureMART(資材調達のASPサービス)への適用 Buyer A社 富士通 生産管理部門 生産管理部門 B社 IDC 所要計画 見積回答 ProcureMART ・・・ 購入依頼 X社 Supplier EIAJ XML 受注処理 EIAJ/FLAT Y社 ROSETTANET 研究開発部門 研究開発部門 EIAJ/FLAT FLAT(ユーザ個別) ・・ ・ 購入依頼 《参加企業数》 2001年9月末現在 Buyer 約40社 Supplier 4,000社 ● ロゼッタネットの対応(2001年12月サービス開始) ● 仕様書、CAD図面データ伝送によるスピーディーな設計、見積り All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 11 XML 見積回答 受注処理 主な取扱品目 電子部品、加工外注品、 装置/ユニット 原料/材料、生産用設備 対外系サーバとしての利用 InB ProcureMART 基幹業務 ERP 取引先 CollaborationRing CollaborationRing RosettaNet Private e-Marketplace(1:n) RosettaNet Web ビジネスプロトコル管理 トランスレーション アプリケーション 業務 業務 データ データ ファイル転送 Internet or Closed Network ブラウザ ファイル転送 Open e-Marketplace(n:m) 他サービスベンダ連携 集配信サーバ 他ベンダ 効果例 ■ スピードアップ − 案件発生から見積送付 7日以上 → 半日 − 調達決定の処理時間 2週間以上 → 2 ∼ 3日 ■ ペーパーレス(2100万枚/年) All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 12 現状のEAIに対する考察 ■ 技術要件が広い ■ システムトータルとして構築手法が未確立 ・ EAI、PKG、レガシー等それぞれのバランスに依存 ・ 製品都合や顧客要件がかなり反映する ・ 手法の違いによるコスト、リスクの差が大きい ■ バックエンドを中心とした連携は殆どが1対1の連携 ■ 可能性を秘めた有効なIT技術であることは確か ■ 幅広い適用検討が期待効果をより具体化 例えば、ヒューマンフロー、電子データ化等との組合せ All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 13 All Right Reserved, (C) Copyright Fujitsu LIMITED 2003 14
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