2.34M - 東京都住宅バリアフリー推進協議会

会報第 23 号
2008(平成20)年7月
平成 20 年度 通常総会 6 月 2 日 都庁・都民ホール
東京都住宅バリアフリー推進協議会
活動活性化、魅力向上で
「次の5年、10年につなげよう」
■ 6 月 2 日に東京都議会議事堂・都民ホールで通常
めて、次の5年、
総会を開き、平成 19 年度の事業・決算や、20 年度の
10 年 に つ な げ
事業計画・予算を審議決定しました。
ていくことが極
■バリ協の活動は、11 年 3 月の設立から数え本年度
めて重要だ」と
で 10 周年を迎えます。
主張。会員のさ
総会の冒頭、あいさつに立った西村茂一会長は「高
らなる協力を呼
齢者、心身障害者を取り巻く介護・医療制度は施設か
び掛けるととも
ら在宅へとシフトした」と、活動開始から現在までの
に、会の技術力や公的性格などを社会に一層アピール
社会情勢の変化を振り返りつつ「住宅のバリアフリー
して「会員を増やしたい」と訴えました。
化と耐震化は喫緊の課題」との認識を示しました。
■来賓として総会に出席した東京都都市整備局の安藤
また「既存の中層住棟の住戸アクセスは非常に課題
明総務部長は「10 年間存続・活動できたのは会員の
が大きく、住み替えなどソフトを含めて解決に取り組
努力の賜物」と評した上で、本格的な少子高齢化時代
まなくてはならない」ことに加え、「高齢者や障害者
を見据えながら「高齢者が高齢者を介護するような社
にやさしい住宅は、子育てにとってもやさしく、安全・
会では、これまで以上に住宅のバリアフリー化が重要
安心だ。住宅をめぐる地域の環境に気を配る必要があ
になる」と説明。
る」と述べました。
今後のバリ協の活動に期待感を示しながら、引き続
その上で「会のテーマである『住宅』を基盤に、よ
き都の住宅施策に対する協力を求めました。
りよいまちづくりに向けて活動を活性化し、魅力を高
きっきん
第 3 回「住まいのバリアフリーコンペティション」募集
民間住宅における住宅のバリアフリー化の普及促
■公表
進と技術の向上を図るため、住宅のバリアフリーの
10 月 20 日㈪予定
施工事例を募集し、優秀なものを表彰・公表します。
東京都等での作品展
■募集内容・資格
示、協議会ホームペー
「住宅(集合・戸建)における新築又はリフォーム(住
ジ公表ほか
宅改修)のバリアフリー化した施工事例であること」
■提出先および問合
「施主が応募することを承諾していること」等の条件
(写真は総会風景と西村茂一会長)
(9 月 5 日締切り)
せ先
を満たし、応募する住宅に携わった方ならどなたで
東京都住宅バリアフ
も応募できます。
リー推進協議会事務
■各賞:新築部門、リフォーム部門
局
新築部門、リフォーム部門:最優秀賞各 1 作品、賞
電話 03–5466–2635
金各 5 万円。 部門問わず優秀賞 4 作品、賞金各 3 万
FAX 03–5466–2476
円ほか。
詳細は、バリ協ホームページ(http://www.barikyou.
■応募期間
org)をご覧ください。
6 月 2 日㈪から 9 月 5 日㈮必着
通常総会 記念講演
人口減少時代の住宅・地域づくり —「地域力」を活かす—
6月2日
都市整備局
総会に引き続いて、ニッセイ基礎研究所 土堤内昭
雄氏を講師としてお招きし、「人口減少時代の住宅・
地域づくり -
「地域力」を活かす-」というテーマで
の記念講演を行いました。
少子高齢化の進展、ライフコースの
変化、家族形態の変容など、われわれ
の暮らしがどうなっているか?今後ど
うなっていくか?を統計のデータなど
を元にご紹介いただきました。将来の
もなるとのことでした。
暮らし方、将来の地域のあり様などを考えることが、
また、今後到来する人口減少時代においては、子供
これからの住宅を考えるためには必要であるとのお話
を育み高齢者を守るのは家庭から社会に移っていき、
しでした。
その地域づくりは「官」から「民」へ、多様な「公共」の担
そして、このような長寿社会の新しい暮らし方とし
い手が行っていかなければならない。地域の問題・課
て、住まいをコンパクトにリフォームする「減築」を提
題は、地域自らが発見し、解決する力「地域力」を育み、
案されました。住宅と世帯のミスマッチの解消、家計
これを活かした地域づくりが必要とのお話しでした。
の効率化、エネルギー消費の削減などからも、これか
非常に示唆に富んだご講演であり、仕事のみならず
らの住まい方として重要な視点であり、この「減築」は
今後の生き方にも大いに役に立つお話だったと感じま
建物のリフォームにとどまらず、社会のリフォームに
した。
(広報・事業委員会 松本俊哉)
東京都住宅バリアフリー推進協議会 平成 20 年度 事業計画
東 京 都
項 目
事 業 内 容
だより
東京都におけるマンション耐震化に向けた
最近の取組み
東京都内の分譲マンションは、平成 19 年末時点で
■東京都マンション耐震化促進協議会の設立
約 141 万戸(着工ベース)に上り、都内の住宅の約 4
分譲マンションの耐震化に当たっては、管理組合内
分の 1 を占めるまでになる一方で、建築後 30 年以上
での合意形成が不可欠であり、個々の区分所有者で取
経つマンションが既に 20 万戸を超える状況にありま
り組めるものではありません。管理組合では理事が中
す。これらは、現行の耐震基準(昭和 56 年6月改正)
心となって耐震化の必要性を周知し、耐震診断や改修
以前につくられており、耐震性の把握や耐震改修等の
工事の実施に係る資金計画や工法を提案するなど、合
課題が残されています。
意形成に向けた多方面の取組みを行う必要がありま
平成 19 年3月に策定された東京都耐震改修促進計
す。しかも、マンションの耐震診断や耐震設計・改修
画においては、平成 27 年度までに住宅の耐震化率を
は専門性が高く、管理組合が単独で、こうした取組み
90%以上とすることが目標とされており、耐震化の促
を成功させるのは非常に困難です。
進に強力に取り組む必要があることから、都は、マン
マンション耐震化を促進するには、耐震化について
ションについても啓発活動や支援等に努めております。
知識や実績を備えた団体によるサポートが不可欠で
■見学会・講演会の実施
す。東京都は、マンションの耐震化に必要な、構造・
本年3月8日(土)から三日間に亘り開催された「住
設備、改修計画、工法や管理組合運営などに係る多面
まいの耐震フェア」の初日、耐震改修を実施したマン
的な課題に対応するため、㈳日本建築構造技術者協会、
ションの見学会及びマンション耐震化をテーマとした
㈳建築設備技術者協会、NPO 耐震総合安全機構、㈳
講演会を開催し、見学会 75 名、講演会 158 名の方が
東京建築士会、㈳東京都建築士事務所協会 、㈳日本
参加されました。
建築家協会関東甲信越支部メンテナンス部会、㈳東京
見学会では、東京都庁から2台のチャーターバスで、
建設業協会、有限責任中間法人首都圏マンション管理
目的地「東建マンション学芸大」へご案内しました。
士会、東京都マンション管理士会の 9 団体と協定を締
現地で3班に分かれ、このマンションにお住まいの青
結し、「東京都マンション耐震化促進協議会」を設立
山一郎氏(元修繕委員長)と改修設計と工事を請け負
しました。各団体に相談窓口を設置し、相互の連携を
広報・事業委員会
調査研究委員会
会報を企画編集、発行(年 2 回:7 月、12 月予定)
協議会のホームページ運営
情報発信ツールとして、また会員向けのニュース、コミュニケーションの場
として運用
った㈱西松建設の御担当者 2 名に案内して頂き、ベラ
図りながら運営していくとともに、各種啓発活動の実
ンダ側・廊下側の両面外構フレームなどを見学させて
施など耐震化促進に資する有益な事業を実施し、都内
情報収集・発信
会員向けに情報収集・発信(12 回)
、イベントなどの際の情報発信、他団体
との意見交換
頂きました。見学中、多くの方から、管理組合での合
のマンション管理組合による取組みを支援して参りま
意の取り方、施工方法に関する詳細など様々な質問が
す。全国でも、まだまだマンション耐震化実施事例は
展示会の企画・実施
協議会・会員の情報発信を兼ねた展示会(21 年1月予定)を開催
活発に寄せられ、各案内者も質問への対応に大忙しで
多くはありませんが、都は、協議会を始めとして、民
講演会等の企画・実施
記念講演会、シンポジウムの実施(6 月、10 月予定、計 2 回)
した。
間団体や区市との連携を強め、住宅耐震化の気運の醸
都庁へ戻り、さらに約 80 名が加わって、
「東建マン
成を図って参ります。
住まいのバリアフリーコンペティション
の企画・実施
バリアフリーの普及・啓蒙のため
第 3 回住まいのバリアフリーコンペティションを実施
ション学芸大の取組み」と題し、現地を案内してくだ
バリアフリー推進協議会におかれましても、こうし
さった青山一郎氏、㈱西松建設の後藤教夫氏、一色賢
た都の耐震化に向けた取組みにご理解頂き、今後とも
バリアフリー施設等見学会の企画・実施
各種バリアフリー施設等の見学(6 回程度実施予定)
、報告書の作成
氏から体験談を交えたご講演を頂き、さらに、「マン
ご協力を賜れれば幸いです。
住宅改修助成金資料作成
高齢社会対策区市町村包括補助事業(住宅のバリアフリー化)の区市町村別
事業一覧等の作成
住宅改修事例研究の実施
住宅改修事例等の高齢者の住まいについての研究・紹介、高齢者の住まいの
ハンドブック作成
相談員スキルアップ研修の企画・実施
住宅改修相談員のスキルアップ研修(年 6 回開催予定)
都民向け住宅相談会の実施
常設相談室による相談(毎月曜)の実施及び各種団体との連携による相談会
(延べ7日)の実施
全体
自治体等との連携
住生活月間行事をはじめとする自治体等が開催するイベントへの参加
及び協力
その他
この会が目的を達するために必要な事業
ション耐震化の必要性と事例」と題し、梅野岳氏(NPO
東京都マンション耐震化促進協議会
法人耐震総合安全機構理事・㈱久米設計構造設計統括
部長)により、耐震診断・改修の基礎知識から設計施
工の現場での対応まで幅広くご講演頂きました。特に、
青山氏の熱の籠もった講演は、「説得力がある」など
【 事 務 局 】東京都都市整備局 民間住宅課
建築構造・設備分野
NPO 耐震総合安全機構
㈳日本建築構造技術者協会
㈳建築設備技術者協会
建築意匠等設計分野
㈳日本建築家協会 メンテナンス部会
㈳東京都建築士事務所協会
㈳東京建築士会
建築工事工法分野
㈳東京建設業協会
管理分野(合意手続き等)
(中)首都圏マンション管理士会
東京都マンション管理士会
問い合わせ先
相談委員会
会報の作成
参加者からご好評を頂きました。
今回の見学会開催では、募集人員 50 名に対し、そ
の約 3 倍、150 名の応募を頂き、参加者からはこうし
た見学会・講演会を再度開催して欲しいという要望が
多く寄せられるなど、都民のマンション耐震化への関
心の高さを再認識することもできました。
03-5320-5004
03-3438-3567
03-3262-8498
03-5408-0063 03-3408-8291 03-5339-8288 03-3536-7711 03-3552-5656 03-3256-6433
03-6413-8727
東 京 都
福祉保健局
だより
「東京都地域ケア体制整備構想」の概要
平成 19 年 12 月に策定しました「東京都地域ケア
る」、「健康寿命延伸を目指した介護予防活動に継続し
体制整備構想」について紹介します。
て参加している」としています。
また、将来像の実現に向けた課題は、①住まい方、
●背景
②介護保険サービス、③地域における見守り、④在宅
医療構造改革の一環として、長期にわたって療養を
医療、⑤介護人材、の 5 つの分野で明らかにしていま
必要とする患者が入院する療養病床は、入院患者の医
す。ここでは、「住まい方」について紹介します。
療の必要性の観点から再編成されることとなりまし
●住まい方の現状と課題
た。
高齢者の住まいは、従来からの高齢者向け住宅であ
国は、医療の必要性の低い方に相応しいサービスが
る高齢者向け優良賃貸住宅、シルバーピア等があり、
提供されるよう、医療機関の介護施設等へ転換を進め
民間賃貸住宅市場では緊急通報などの見守り機能を持
ることとしています。
つ住宅や、バリアフリー化された住宅などが増えるな
●東京都の考え方
ど、高齢者向け住まいは多様化してきています。
東京都の療養病床は現状でも全国第 41 番目の整備
地域ケアは「暮らしの場」を中心に必要なサービス
状況で、急激な高齢化も予想されていることから、東
が提供され、地域生活が継続できることが大切です。
京都は医療の必要性の高い方の療養の場として、必要
高齢者が住まい方を選択するにあたっての課題とし
な療養病床数を確保するとしており、削減する方針で
て、「高齢者向け住まいにおける介護や見守り等のサ
はないことを明らかにしています。
ービスの質の担保」、「高齢者が多数住んでいる共同住
しかし療養病床の再編成とは別に、急激な少子高齢
宅における見守り機能の充実」、「多様な住まい方と住
社会の到来による高齢者数の増加に備えるため、地域
み替えに関する普及啓発」を挙げ、今年度は検討会を
ケア体制の整備は必要です。
実施し取組を進める予定です。
●構想の理念と視点
●地域ケア体制の実現に向けて
〔理念〕
本構想の実現に向けて、東京都では新たに「東京の
・
「高齢者の自立と尊厳を支える社会」の実現
地域ケアを推進する会議」を設置し、引き続き具体的
・確かな「安心」を次世代に継承
な方策を検討していきます。
(東京都高齢者保健福祉計画(平成 18 年度~平成 20
相 談 委 員 会
か ら の 報 告
バリ協相談員がさまざまな相談に対応
●実例としてのノウハウ /5W・1H
を求めている方々が多
昨年度の相談室は恒例の「シニアライフ・エキスポ
い の か な、 と い う 感 じ
2008」への参加で締め括りましたが、一年間で 20 件
がしています。
の相談に応じることができました。「シニアライフ・
●常設相談室での事例
エキスポ 2008」ではブース壁面に展示した協議会主
(1)あるホテルで障害
催のコンペ作品に興味をもった方々が多かったのが印
者を多数受け入れる必
象的でした。また、バリ協の活動がどのようなものか、
要 が あ り、 急 遽 対 応 策
会員になるためにはなど、相談室の主旨とはほど遠い
と予算を決めたが話し
内容の質問も多かったようです。
を聞いてほしいということがありました。予算が先行
バリアフリーという言葉は浸透しているが、情報を
しており、当方の提案はすべてといってよい程に却下
得るために何処に、どのように聞いたらよいのか、言
された例がありました。どのような障害者を迎えるの
い方を変えると「実例としてのノウハウ /5W・1H」
かを訊ねましたが、特に調査はしていないという、常
識外の相談がありました。
(2)M市に在住するAさん、浴室の拡張と浴槽交換
の相談でした。協議会の HP からダウンロードした各
区市町村の助成金の一覧表を用意して待っていまし
た。事前に勉強して自分の障害を熟知されていたので、
話がスムーズに進みました。
いつものことながら “行政のどの部署に行ったら自
分の知りたいことが聞けるのか” 利用者にとって最も
大切なことのひとつですが、相談員もそれに対応でき
るよう、常に用意が必要です。
(飯田 旭)
(福祉保健局高齢社会対策部)
年度 ) と同一)
常設相談室が
〔視点〕
◦開催日時
毎週月曜日
㈶東京都防災・建築まちづくりセンターへ
・大都市東京の特性を活かす
13:00 ~ 16:00 /月 4 回
移転しました。
・地域生活の継続
◦ご相談は予約制です。
・元気な高齢者を中心として地域力で支援
下記協議会事務局へ事前にご連絡ください。
●東京都の高齢化の状況
東京都の総人口は、平成 32 年をピークに減少に転
じる見通しですが、高齢者人口は増加し続けます。高
東京都住宅バリアフリー推進協議会
齢者の世帯構成にも変化が現れ、親・子・孫で暮らす「三
新事務局のご案内
世代世帯」の割合が大きく減少し、高齢者のみの世帯
に著しい伸びが見込まれます。
平成 20 年 4 月 1 日からの事務局です。
●地域ケア体制の将来像
㈶東京都防災・建築まちづくりセンター内
〒 150–8503
構想では 10 年後の東京における高齢者の望ましい
将来像を描いています。
高齢者の望ましい将来像は、「自らの意思で暮らし
※「東京都地域ケア体制整備構想」は福祉保健局の
の場を選択している」、「福祉・保健・医療が連携した
ホームページでご覧いただけます。
仕組みにより地域での生活が継続できている」、「高齢
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2007/
者自身がサービスの担い手として地域で活躍してい
12/70hc3100.htm
東京都渋谷区渋谷 1–15–9 美竹ビル 1 階
TEL 03(5466)2635
FAX 03(5466)2476
東京メトロ副都心線が開通し便利になりました。
「渋谷駅」11 番出口より徒歩 2 分です。
東京都住宅バリアフリー推進協議会
ウェル
エイジングハウス
研究会 21
平成 20 年度
役 員 名 簿
他団体等におけるバリアフリー等
の普及・啓発への取り組み
「おせっかいでつなげるコミュニティ」
報告会風景
11
●●設立まで
種��
別
�
区 分
会 長
個 人
西村茂一
行 政
東京都都市整備局(松村光庸)
団 体
㈶東京都防災・建築まちづくりセンター(瀧永 登)
個 人
川上正夫
副会長
せっかいの輪協議会」を据えました。誰もが、ほんの
ウェイ
氏 名
ウェルエイジングハウス研究会 21(略称:WAI・
ちょっと積極的に人と関わりを持てるようになる事業
行 政
足立区(高橋 茂)★
21)は、高齢社会を目前にした 1993 年、住み慣れた
を提案しています。
行 政
武蔵野市(樋口住夫)★
住環境から高齢社会を考えることを目的に、建築、医
建物のバリアフリー化と住み替えに関する提案、廃
団 体
㈳東京建設業協会(井出勝也)
療、福祉等の専門家が協働して活動する任意の団体と
校を利用してつくる高齢者と若者が共生する住まいや
団 体
住宅金融支援機構(本庄博之)★
して発足しました。高齢社会を迎えるにあたって、健
働く場の提案など、既存建物を利用してハードにコス
団 体
㈳東京建築士会(黒田清行)
康で豊かな生活を築くためにはまず何をすべきなのか
トをかけない考え方も強調しています。今回の提案で
団 体
㈳東京都不動産関連業協会(川口 貢)
をテーマにしたセミナーやシンポジウムの開催といっ
は団地をモデルにしていますが、住宅地においてもサ
団 体
㈶住宅リフォ-ム・紛争処理支援センター(小川陵介)
た活動を地道に続け、1999 年特定非営利活動法人の
ービス施設に既存民家をサテライト利用する方法に展
団 体
全建総連東京都連合会(清水謙一)
認証を得ました。
開できるものと考えています。
団 体
東京都住宅供給公社������
(吉田 聡)★
●●活動
企 業
東京ガス㈱(山本健司)★
●●今後の活動
セミナー・シンポジウム開催による啓蒙活動に加え、
2007 年度は提言をまとめることで終わりましたが、
企 業
㈱ SD 建築企画研究所(�����
清水修司�
)
独立行政法人福祉医療機構の長寿社会福祉基金助成金
今後は私たちの提案する事業をひとつでも実現化する
企 業
東京電力㈱(原本 渉)
事業として、1995 年度に「高齢者、障害者のための住
ための働きかけを行うことと、提案事業をさらに具体
企 業
㈱竹中工務店(野々瀬暁)
宅設計資料の集成及びリフォームヘルパーの啓蒙育成
性のある提案に熟成させていくことが重要だと考えて
個 人
石川彌榮子
事業」
、さらに 2002 年度には「高齢者住宅のキケンに
います。また、私たちの考えを共有してくださる他の
行 政
多摩市(進藤充宏)★ 関する調査研究事業」を行っています。また、新しい
NPO 法人との輪も広げていけるよう、声をあげてい
福 祉
㈶東京都高齢者研究・福祉振興財団(伊藤和彦)
高齢期の住まい方を実践している方々のお話を伺った
きたいと思っています。
福 祉
東京都心身障害者福祉センター(小林 敏)★
り、現地見学会を実施することも積極的に行っており
建築に関わる会員が多い特長を生かし、ここ数年か
団 体
㈳東京都老人クラブ連合会(蒲生七郎)
ます。
けて取り組んできましたシニア世代に向けた高齢期の
個 人
野村 歡
15 年に及ぶこのような
住宅に関するメッセージを、多くの方の目に触れてい
活動を通して、私たちは住
ただけるような形にする準備も進めています。
み慣れた地域で暮らしてい
WAI・21 が設立された当時とは比べものにならな
くことの大切さ、コミュニ
いくらい、人々の高齢社会への認識や関心は高くなり
ティの担う役割の大きさを
ました。しかし、まだまだ誰もが安心して健康に暮ら
実感し、2007 年度は、「集
しているとはいえません。住み慣れた地域で高齢者も
まって住む」かたちのひと
若者も子供たちも、全ての世代が生き生きと暮らせる
つとして、
「高齢化」と「人
社会の実現を目指して、常に発信し続ける WAI・21
口減少」を抱えた、東京郊
でありたいと願っております。
外の団地をモデルに WAI・
21 の考える団地再生を提言としてまとめ、3 月に報告
[連絡先]
会を開かせていただきました。
特定非営利活動法人 「おせっかいでつなげるコミュニティ」が掲げるテー
ウェルエイジングハウス研究会 21
マです。誰もが安心して生きられる地域コミュニティ
理事長 渡会有子
をつくるには、そこに住む全ての人々がつながること
〒 164-0011
が最も重要だと考えます。つながることで安心居住が
中野区中央 1–33–10–201
可能になり、その核に住民で組織するネットワーク「お
TEL / FAX:03(3360)0385
理 事
監 事
顧 問
★印:新規就任
委 員 会
役 職
区分
氏 名
企画運営会議議長
個 人
川上正夫
副議長
行 政
東京都(越 秀幸)
広報・事業委員会委員長
団 体
マスラー㈱(細木信重)★
副委員長 団 体
藤原建設㈱(藤原 修)
副委員長
行 政
東京都(越 秀幸)
副委員長
行 政
東京都(齋藤 誠)
調査研究委員会委員長
個 人
石川彌榮子
副委員長
個 人
小池和子
副委員長
行 政
東京都(下村常雄)
相談委員会委員長
個 人
飯田 旭
副委員長
団 体
東京ガス㈱(小太刀一光)
★印:新規就任
東京都住宅バリアフリー推進協議会
平成 20 年度
会 員 名 簿
会 員 名
代表者又は
担当者
TEL
代表者又は
担当者
TEL
FAX
松村 光庸
5320-4967
5388-1476
千代田区役所����������
(���������
まちづくり推進部�
)
諸橋 正浩
3264-2111
内 2826
3264-4792
中央区役所�������
(������
都市整備部�
)
高橋 伸子
3546-5466
3546-9551
品川区役所���������
(��������
福祉高齢事業部�
)
永尾 文子
5742-6735
5742-6881
足立区役所�����
(建築部)
高橋 茂�
3880-5111
内 2710
3880-5615
会 員 名
行政
東京都��������������
(�������������
都市整備局住宅政策推進部�
)
FAX
建築事務所
㈱アイ・エー・シー / アイ設計企画室 山本 誠
3406-4552
3498-3245
㈱森京介建築事務所
森 実
3379-3736
3374-5901
武蔵野市�������
(������
都市整備部�
)
樋口 住夫
0422-60-1905
0422-51-9250
㈱ SD 建築企画研究所
清水 修司
3485-1111
3485-5016
多摩市役所�������
(都市環境部)
進藤 充宏
042-338-6856
042-339-7754
団体・その他
総合建設業・リフォーム業・建築業
イー・ライフ・グループ㈱
富岡 直人
5986-2700
5986-2760
㈱建通新聞社 首都圏本部
山地 忠雄
3504-3551
3504-3555
㈱大林組
田口 淳
5769-1090
5769-1931
首都圏建設産業ユニオン
太����
田 康晴
3462-5331
3462-5334
㈱小野建設工業
小野 進一
042-585-1321
042-585-1323
㈶住宅リフォーム・紛争処理支援センター
小川 陵介
3261-4568
3261-9357
㈱カイトウ工務店
海藤 茂
042-361-9341
042-361-1037
住宅金融支援機構 首都圏支店
本庄 博之
5800-9327
5800-9369
菊池建設㈱
菊池 清一
042-422-6116
042-422-4552
JSC(�����������
ジュニアスタークラブ�
)
松下 岳�
土
042-381-3443
042-381-1766
㈱キッスビー三興建設
黒田 信昭
3221-6401
3221-6403
㈱審調社
近藤 公一
3767-0510
3767-1621
清本建設㈱
清本 国男
0422-51-1841
0422-54-8751
生活協同組合・消費者住宅����
センター
小野 清
5340-0620
5340-0621
五洋建設㈱
高賀茂 洋史
3817-7543
3817-7695
NPO 法人 生活・福祉環境づくり 21
浅地 正一
3283-7946
3283-7984
㈱三栄建築インテリア
石井 親男
3997-3166
3996-6323
全建総連東京都連合会
清水 謙一
3200-7911
3209-4087
㈱三和住建
志水 裕之
042-794-3030
042-792-9088
東京ガス㈱
小太刀 一光 5322-7157
5322-7625
清水建設㈱
中島 亨
5441-0446
5441-0365
㈳東京建設業協会
井出 勝也
3552-5656
3555-2170
大成建設㈱
香村隆太郎
5381-5105
5381-5542
㈳東京建設職能組合連合会
渡辺 喜重
3268-6343
3260-1045
大日本土木㈱
櫻井 俊介
5326-3811
5326-3820
㈳東京建築士会
黒田 清行
3536-7711
3536-7712
高柳建設㈱
渡辺 利親
042-575-0532
042-577-0050
東京電力㈱
泉田 かおり 4216-6402
4216-3479
立花建設㈱
立花 祐一
3998-8753
3970-3994
東京土建一般労働組合
松井 民人
5332-3971
5332-3972
㈱竹中工務店
久行 正俊
6810-5426
6660-6075
東京都住宅供給公社
吉田 聡
5467-8197
5467-3410
㈱東勝建設
大杉 直人
3395-5551
3395-6661
㈶東京都高齢者研究・福祉振興財団
伊藤 和彦
5206-8732
5206-8742
㈱トーヨー建設 高野 洋二
5694-1321
5694-2324
㈳東京都中小建設業協会
渡辺 忠司
3356-7711
3354-7271
㈱日東防火
若野 睦美
3354-6333
3354-6334
東京都木造住宅・建築物振興関係団体協議会 曽根喜四郎
3822-2261
3822-2264
㈱ネットプラン
武田 幸雄
3685-0361
3685-0369
㈳東京都不動産関連業協会
岡村 三生
3222-3808
3222-3640
林建設㈱
西川 一幸
042-486-1111
042-486-1120
㈶東京都防災・建築まちづくりセンター
瀧永 登
5466-2004
5466-2476
藤原建設㈱
藤原 修
3903-2311
3907-7674
㈶ベターリビング
岡崎 敦夫
5211-0560
5211-0548
扶桑建設㈱
山田 優美子
042-541-1131
042-542-8031
㈳日本建築家協会関東甲信越支部
菊地 良一
3408-8291
3408-8294
日本住宅���������
パネル������
工業協同組合
村上 政行
3947-7614
3947-7617
輸入住宅産業協議会
橋本 道明
3980-7311
3980-7312
福祉用具製造・福祉機器・住宅設備機器・販売
アイホン㈱
和田 守福
5684-3415
5684-3537
㈱岡村製作所
中村 卓治
6743-4506
6743-4507
個人
㈱クマリフトコーポレーション
齋藤 小百合
3839-1518
3839-1611
阿部 克己
浅見 早苗
飯田 旭
石川 彌榮子
伊藤 伍朗
三和シャッター工業㈱
藤島 徹
5998-5247
3939-8516
伊東和香子
上野 可乃
川上 正夫
菊地 啓子
小池 和子
㈱大起エンゼルヘルプ
國田 和宏
3892-1331
3892-1387
児玉 三男
木間 精一
小森谷幸子
近藤 徳彌
佐々木 康雄
TOTO ㈱東京支社
匹田 勝憲
5269-5866
5269-5754
佐藤 英夫
末延 豊子
田中 義夫
千葉 和夫
西村 茂一
㈱ビオス
小野 健二
5479-1501
5479-1520
野村 歡
則武 幾作
濱 正司
日比野 正晴
本郷 えり子
ピンチブロック㈱
伊弉末 俊夫
3456-0531
3451-1705
満田 恭子
宮澤 由利子
矢代 捷
山本 等晨
渡邊 裕之
マスラー㈱
細木 信重
5957-3105
5958-0371
渡邉 恵美子
バリ協ホームページへ施工事例を掲載!
協議会会員が施工したバリアフリー施工事例集をバリ協ホームページ
に掲載しています。ぜひご利用ください。 ………協議会会員からの施工事例も、随時募集中です。………
他7名
『住まいのバリアフリー推進展示会(仮称)』開催予定!
平成 21 年 1 月 22 日㈭、23 日㈮、新宿駅西口イベントコーナーで展示
会を予定しています。
後日、協議会会員の出展を募集します。
[訂正]前号 p.7「他団体等におけるバリアフリー等の普及・啓発への取り組み」の回数に誤りがありました。 誤)⓫ 正)⓾ お詫びして訂正いたします。
編 集 後 記
本格的な夏をむかえて、とかく悪者扱いされる太陽の紫外線ですが、太陽からの
贈り物、ビタミン D についての興味深い番組が放映されていました。食べ物から
摂取したカルシウムを腸から吸収するために欠かせない物質とか。必要なビタミ
ン D の 90 パーセントは、太陽の紫外線のエネルギーを皮膚が吸収することで生
成されるそうです。数年前、目の治療で半年ほど入院していた私の父親が、目は
どんどん回復していくのに、昔から頑丈だった骨格がひとまわり小さくなり、や
がて歩行がおぼつかなくなり、病室で転んであっけなく骨折したことを思い出し
ました。街中はともかく室内にもバリアの多い現代。怖がらずに、太陽の光を浴
びて乗り越えていくのも一策です。
(藤島 徹)
編集責任者
編集員
藤原 修
糸川 哲雄 太田 康晴 加藤 明身 清本 国男 黒田 泰地
越 秀幸 齋藤 誠 齋藤小百合 志水 裕之 城田 徹
千葉 和夫 橋本 道明 匹田 勝憲 藤島 徹 細木 信重
松本 俊哉 村上 政行 山田優美子 渡辺 利親
会員協力者 芳賀ひで子 事務局
岡村登志男 柳瀬佐代子 編集事務所 南風舎(小川 格・平野 薫)
再生紙を使用しています
東京都住宅バリアフリー推進協議会会報
第 23 号
●発行日●
2008(平成 20)年7 月 20 日
●編集●
東京都住宅バリアフリー推進協議会
広報・事業委員会
●発行●
東京都住宅バリアフリー推進協議会
●事務局●
〒 150-8503
東京都 渋谷区渋谷 1-15-9 美竹ビル
㈶東京都防災・建築まちづくりセンター内
Tel 03-5466-2635
E-mail:[email protected]
http://www.barikyou.org