平成２２年６月８日 ■ 中国日本からの粉ミルクの持ち込み禁止（在上海日本国総領事館緊急一斉通報より）上海出入境検験検疫局は、5月31日付けで以下の「日本の粉ミルクの持ち込み禁止についての通知」を出しましたので、お知らせいたします。詳細は上海出入境検験検疫局のホームページ（http://www.shciq.gov.cn/templates/detail.jsp?id=12477）をご確認ください。（以下は当館仮訳）「日本の粉ミルクの持ち込み禁止についての通知」 2010年4月7日、日本で口蹄疫が発生しました。我が国への口蹄疫の侵入を防止し、畜産業の安全と人体の健康を保護するため、国家質量検疫総局と農業部は、2010年4月30日に第45号共同公告を公布し、郵送或いは旅行者が携帯して日本の偶蹄類及びその産品を持ち込むことを禁止しました。禁止された産品が発見された場合、日本へ返送するか廃棄処分されます。出入境検験検疫局は国家質検総局の要求に従い、エックス線による検査、検疫犬及び現場での抽出検査等により、日本から入国する旅行者の携帯品、郵送物の検査を実施いたします。粉ミルクは偶蹄類の産品であり、口蹄疫を蔓延させる危険があるため、日本の粉ミルクを携帯或いは郵送で持ち込まないよう注意してください。 ■ 箱根の入込客、4 年ぶり前年割れ箱根町が 6 月 7 日に発表した 09 年の入込観光客数は、前年比 5.0％減の 1964 万 9000 人となり、4 年ぶりに前年実績を下回った。日本人・外国人客ともに減少しており、箱根町では、景気の低迷、新型インフルエンザ、高速道路の休日 1000 円の影響とみている。 09 年の日帰り客は 5.2％減の 1512 万 3843 人。宿泊した観光客数は 4.3％減の 452 万 5157 人で、一般客が 3.8％減の 436 万 3238 人、外国人客が 15.3％減の 12 万 5341 人、修学旅行客は 12.0％減の 3 万 6578 人だった。宿泊施設別では、一般客は旅館・ホテル、民宿、国民宿舎、ペンションの項目でいずれも 10％前後の減少。箱根町観光課によると、景気低迷に加え、高速道路の土曜・日曜・祝日 1000 円化の影響で「箱根町を通過する傾向がみられる」という。高速道路については、6 月中にも一部無料化が始まる見通し。箱根町では箱根新道が対象となっている。この点ついて町内では「伊豆方面へ通過してしまう」という見方と「従来とは異なる観光ルートが実現する」という見方があり、同課では「8 月に実施予定の交通量調査の結果に注目している」という。一方、外国人客の宿泊施設別実績は、旅館・ホテルで 16.6％減となったものの、民宿・国民宿舎・ペンションでは前年を上回った。同課は「外国人の FIT 層は景気にかかわらず低価格の宿泊先を探す傾向にあるため、影響をあまり受けなかったのではないか」とみている。 ■ 春秋航空、茨城／上海間の就航を表明中国の格安航空会社（LCC）、春秋航空（9S）が茨城空港への就航を表明した。9S では、茨城／上海浦東間を 7 月末から 2 ヶ月はプログラムチャーターとして運航し、その後定期便化をめざす。機材は、総座席数 180 席のエアバス A320 型機を使用する計画。便数は週 3 便程度の見込みだが、スケジュールは国土交通省や防衛省、百里基地などとの調整後に決定する。 ■ 香港政観、「サマー・スペクタキュラー」開催、ドラゴンボートの祭典も香港政府観光局（HKTB）は 6 月 11 日から 8 月 31 日かけて、「香港サマー・スペクタキュラー」を開催する。期間中に開催される多数のイベントに焦点をあてて紹介するほか、ホテルやレストラン、ショッピングモールでの限定特典などを提供する。HKTB では 2010 年、「Festive Hong Kong 2010」をテーマにプロモーションを展開しており、サマー・スペクタキュラーもこの一環。イベントでは、「ランカイフォン・ビール＆フード・フェスティバル」や「サマーポップ－ライブ in 香港」、「アジアユースオーケストラコンサート 2010」、「香港インターナショナル・ティー・フェア 2010」、「チャイニーズ・オペラフェスティバル 2010」などが開催される。HKTB では、香港のビジターセンターで、一部のイベントのチケットを先着順で無料配布する。また、初めて「香港ドラゴンボート・カーニバル」も開催。日本からも 3 チームが参加する「香港国際ドラゴンボート・レース」のほか、ビールや軽食、ライブ演奏などが楽しめるという。このほか、特典では 10 ヶ所の主要ショッピングモールで無料ギフトなどを提供。130 軒以上のレストランでも、1 杯注文すると 2 杯目を無料にする特典などを付ける。さらに、65 軒のホテルなどで 2 泊 3 日の特別宿泊パッケージが提供される。 ■ 外務省/海外安全情報 ● 外務省海外安全ホームページ http://www.pubanzen.mofa.go.jp/ でご確認ください。