説明書 - Nippe Show-Biz

Technical Service Data Sheet
工業用塗料事業本部 GIC部
IC部
E-4-1
ユニパックエコ 超速乾 製品説明書
…RoHS(電気、電子機器の特定化学物質使用規制)指令対応の環境配慮型製品です。
□
系
統
□
特
長
□
用
途
□
容量・荷姿
アクリル変性フタル酸樹脂系上塗り塗料(常乾形)
(1)
(2)
(3)
(4)
超速乾性(アクリルラッカーに近い乾燥性)
リコートフリーです。(塗り重ね時間にほとんど制約がありません)
1日2回塗り分け塗装が可能です。
製品検査にて蛍光X線分析による有害重金属(鉛、総クロム、水銀、
カドミウム、臭素)のスクリーニング(RoHS規制の簡易分析)を
実施(毎ロット)しております。
土木建設機械、変圧器、配電盤
16Kg/18L 石油缶
4㎏/4L 丸缶
□ 塗料性状
(ホワイト)
容 器 の 中 で の 状 態
密
度 (23℃)
粘チュウ度 (KU 値/25℃)
加 熱 残 分 (wt%)
引
火
点 (℃)
発
火
点 (℃)
□
表
危
示
険
物
危
□
険
表
等
堅いかたまりがなく良好
1.17±0.05
67~77
55±3
25
482
示
第二石油類合成樹脂エナメル塗料
級
Ⅲ
第二種等有機溶剤含有物
有
機
溶
剤 区
分
有
害
物
質 表
示
キシレン
エチルベンゼン
標準塗装条件
塗装方法
項
目
使 用 シ ンナ ー
エ ア ス プ レ ー塗装
エ ア レ ス ス プ レ ー塗装
ユニパック500シンナー
塗 装 粘 度
(岩田カップ20℃)
15~20秒
18~22秒
希釈率(外割wt%)
30~35
28~33
乾燥条件(23℃)
重 塗 り 時 間
膜
厚
理 論 塗 付 量
指 触 乾 燥:3~5分,
硬 化 乾 燥:1時間以上
フリー
25~30μm
60~80g/㎡/回
2013 年 9 月改訂
Technical Service Data Sheet
工業用塗料事業本部 GIC部
IC部
E-4-2
ユニパックエコ 超速乾 塗装上の注意事項
1. 耐寒性を必要とする被塗物に塗装する場合,-5℃以下になりますとクラックの入る恐れがあり
ますのでご注意ください。
耐寒性を必要とする被塗物に塗装する場合は,ユニパックエコ 標準を使用してください。
2. 速乾形で経済性を要求する被塗物にはユニパックエコ 速乾を使用してください。
3. 耐油性, 耐熱性, ハケ塗り性, 高級仕上げを要求される被塗物にはユニパックエコ 標準を
使用してください。
4. 超速乾とは言え,真の塗膜強度が出る迄には1週間程度必要です。この間は耐ガソリン性,密着
性は必ずしも十分ではありません。ご注意ください。
5. 本品は,標準膜厚を越えた厚塗り(目安として 100μm ぐらい)にすると,ひび割れを起こすこ
とがありますので避けてください。
6.本品の無鉛化色(キャナリーエロー、オレンジエロー、インターオレンジ、モリブデートオレン
ジ)は隠ぺい力が弱いため、共色中塗りを使用することを推奨します。
7.本品は、乾燥が速いため、気温に応じてきめ細やかなシンナー対応が必要です。
8.使用シンナーの目安
標準として、ユニパック500シンナーをご使用ください。気温の高い夏季にはユニパック501
スローシンナーを、気温の低い冬季にはユニパック502クイックシンナーを併用ください。
使い分け目安
使用シンナー
春季・秋季(10~30℃)
ユニパック 500 シンナー
夏季
(25℃以上)
ユニパック 501 スローシンナー
冬季
(15℃未満)
ユニパック 502 クイックシンナー
厳冬期
ユニパック 503 冬用シンナー
静電塗装を行う場合には、静電シンナーをご使用ください。
使い分け目安
使用シンナー
春季・秋季(10~30℃)
ユニパック 511 静電用シンナー
夏季
(25℃以上)
ユニパック 504 静電用シンナー
冬季
(15℃未満)
ユニパック 510 静電用シンナー
9.下塗り塗料の選定
下塗り塗装が必要な場合は、下記の下塗り塗料をご使用ください。
品
名
特
長
ユニグランドEスマイル
ノンサンディング可能
2013 年 9 月改訂
Technical Service Data Sheet
工業用塗料事業本部 GIC部
IC部
E-4-3
ユニパックエコ 超速乾
安全衛生上の注意事項
1.引火性の液体です
2.有機溶剤中毒のおそれがあります
3.健康に有害な物質を含有しています
・通常の塗料に比べて幾分毒性が強く、吸入したり皮膚に触れたりすると中毒やかぶれを
起こすおそれがありますから、取り扱いには下記の注意事項を守ってください
取り扱いおよび
1.火気のない局所排気を設けた場所で使用してください
貯蔵上の注意
2.塗装中、乾燥中とも換気をよくし、溶剤蒸気(ガス)
、塗料ミストなどを吸い込まないように
してください
3.取り扱い中は、皮膚に触れないようにし、必要に応じて、有機ガス用防毒マスク、送気マスク、
頭巾、保護めがね、長袖の作業衣、えり巻きタオル、保護手袋、前掛けなどの保護具を着用
してください
4.取り扱い後は、手洗いおよびうがいを十分に行ってください
5.良くふたをし、40℃以下の屋内かつ直接日光のあたらない危険物倉庫に貯蔵してください
6.塗料ダスト、塗料カスや塗料が付着したゴミは廃棄するまで水につけておいてください
7.子供の手の届かないところに保管してください
8.本来の用途以外に使用しないでください
9.塗料が付着した可燃物(ウエス、ダンボールなど)や塗料カス、スプレーダストなどは自然
発火の恐れがありますので速やかに焼却処分するか、容器に入った水に浸して処理ください
緊急時および
1.火災時には、炭酸ガス、泡、または粉末消火器を用いてください
応 急 処 置
2.目に入ったときには、多量の水で洗い、できるだけ早く医師の診断を受けてください
3.皮膚に付着したときには、多量のせっけん水で洗い落とし、痛みまたは外観に変化が
あるときは、できるだけ早く医師の診察を受けてください
4.溶剤蒸気(ガス)
、塗料ミストなどを吸い込んで気分が悪くなったときは、安静にして容体に
応じてできるだけ早く医師の診断を受けてください
5.誤って飲み込んだときには、できるだけ早く医師の診察を受けてください
6.容器からこぼれたときには、布などで拭き取って拭き取りに使った布などは水を張った容器の
中に保管してください
廃棄上の注意
「廃棄物の処理および清掃に関する法律」などに基づく産業廃棄物として処理するか、
または産業廃棄物処分業者に処理を委託してください
そ
の
他
製品安全に関する詳細な情報が必要な際には、化学物質等安全データシート(MSDS)を
ご参照ください
本商品は日本国内での使用に限定し、輸出される場合は事前にご相談ください
2013 年 9 月改訂
Technical Service Data Sheet
工業用塗料事業本部 GIC部
IC部
E-4-4
ユニパックエコ 超速乾 性能表
試験片作成条件
試
験
片
0.8t× 70 ×150mm
SPCC-SD(ダル鋼板)
表 面 処 理
溶剤脱脂, #320 ペーパー研磨
塗
下塗り(ユニグランドEスマイル)+上塗り
装
系
乾 燥 条 件
塗装後 23℃× 7 日間放置
膜
下塗り 30~40μm,上塗り 25~30μm(電磁式膜厚計)
厚
色相;ホワイト
試
験
項 目
性能・結果
試
JIS K 5600-1-1 4.4 による
塗
膜
の
外 観
異常なし
鏡
面
光
沢 度
90
鉛筆引っかき値
付
着
性
耐 お も り 落 下 性
F
験
方
法
・
条
件
JIS K 5600-4-7 による 60 度鏡面光沢度
JIS K 5600-5-4 による 凝集破壊
100/100
JIS K 5600-5-6 碁盤目テープ法による。2mm 間隔
合
JIS K 5600-5-3 3.3(デュポン式)による。
φ1/2″×500g×15cm
格
性
異常なし
JIS K 5600-6-1 による
水道水 23 ℃×120 時間浸せき
ウォータースポット
水跡なし
60 分間以上放置後/23℃ 純水 1cc 滴下 自然乾燥後評価
耐中性塩水噴霧性
3mm 以内
JIS K 5600-7-1 による
5 %食塩水 35℃×120 時間噴霧
耐
促
水
進
耐
候 性
GR
ΔE
95%
1.5 以下
(片側はく離幅)
JIS K 5400 9.8.1 による
サンシャインウエザーメーター 300 時間
(光沢保持率;GR
色差;△E
)
(注意事項)
本塗膜性能表は代表参考値であり規格値ではありませんので、ご注意ください。
2013 年 9 月改訂
Technical Service Data Sheet
工業用塗料事業本部 GIC部
IC部
E-4-5
ユニパックエコ 超速乾 ホワイト 成分表
顔
料
22.0
アクリル変性アルキド樹脂ワニス
64.0
溶
剤
13.0
剤
1.0
乾
燥
合
剤
・
添
加
計
100.0%(wt)
2013 年 9 月改訂