Catalyst 6500 Supervisor Engine 2 Terabit(2T)を使用 した - Cisco

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Catalyst 6500 Supervisor Engine 2 Terabit(2T)を使用
したサービス プロバイダー展開の実現
ビデオおよび E-Business アプリケーション サービスの需要が高まるにつれ、サービス
プロバイダーは帯域幅の増加とネットワーク サービスの強化の両方を実現する必要に
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迫られています。次世代の Cisco Catalyst 6500 Supervisor Engine 2 Terabit(2T)
は 、 ス ケ ー ラ ビ リ テ ィ が 強 化 さ れ 、 サ ー ビ ス プ ロ バ イ ダ ー の Multiprotocol Label
Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)機能のための WAN(SPA イ
ンターフェイス プロセッサ(SIP-400/SIP-600)または ES+)カードを必要とせずに、追加
のサービスをネイティブに実現します。
Supervisor Engine 2T を搭載した Cisco Catalyst 6500 は、広範囲のアプリケーションをサポート
しますが、異なるサービス プロバイダー環境に展開することはできません (図 1 を参照)。
図1
サービス プロバイダー スペースにおける 6500 の展開
サービス プロバイダーの要件
サービス プロバイダーのサービスとネットワークが統合されていくにつれ、次の要件を満たすネット
ワーク インフラストラクチャが必要となっています。
●
スケーラビリティ:高いスイッチング パフォーマンスと帯域幅の可用性を提供して広帯域を
必要とするアプリケーションをサポートし、運用への影響を及ぼさずに新しいサービスを実
現可能にします。
●
柔軟性:ポート密度の柔軟性と、長距離ファイバを備えたさまざまなコネクタ タイプを提供し
ます。レイヤ 2、IP、および MPLS テクノロジーに基づいた「トリプル プレイ」および TLS
サービスを統合する機能を提供します。
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●
豊富な機能:MPLS、IPv6、およびマルチキャストなどのメトロポリタン サービスを実現する
差別化要因を提供します。
●
セキュリティ:サービス プロバイダー リソースを保護し、加入者のトラフィックの分離と認証
を保証します。
●
ハイ アベイラビリティ:サービスのアップタイムを最大化し、Mean Time To Recovery
(MTTR; 平均修復時間)および Mean Time Between Failure(MTBF; 平均故障間隔)を
短縮します。
●
QoS:同じプラットフォーム上の音声、ビデオ、データを有効にし、ジッター、遅延、およびパ
ケット損失に対する保証を行います。
●
管理性:サービスのプロビジョニングを容易にし、運用効率を向上させ、OpEx コストを削減
します。
図2
Cisco Catalyst 6500 SUP 2T サービス プロバイダーのアーキテクチャ
Cisco Catalyst 6500 シリーズ:基盤
Cisco Catalyst 6500 シリーズは、サービス プロバイダー ネットワークのアクセス、アグリゲーショ
ン、およびコアエッジのためのプレミア Cisco スイッチング プラットフォームであり、次の主な利点を
備えています。
●
Cisco Catalyst 6500 Series Supervisor Engine 2T により、2 Tbps の統合型スイッチ
ファブリック容量
●
分散型フォワーディングにより、60 ~ 720 Mpps を超えるスイッチング パフォーマンスに拡
張可能
●
高密度ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット サポート、および 40 ギガビット イーサ
ネットのサポート
●
Cisco ME 6524、Cisco Catalyst 6500 Supervisor Engine 32、Supervisor Engine 720、
および Supervisor Engine 2T で一貫性のある、エンドツーエンドなアーキテクチャと機能
●
レイヤ 2 プロトコルのコンバージェンスおよび安定性のための高性能 CPU
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●
ハードウェアでの集中型および分散型の MAC ラーニングによる最適化されたスイッチング
機能
●
ジャンボ フレームのサポート、バースト トラフィックを処理するためのディープ パケット バッ
ファ、リアルタイム アプリケーションの応答時間を最小限に抑える低遅延により最適化され
たパフォーマンス
●
レイヤ 2 ネットワークでサービス インスタンスと MAC の数を拡張する革新的なメカニズム
●
10/100、100BASE-X SFP、10/100/1000、ギガビット イーサネット SFP、および 10 ギガ
ビット イーサネット ラインカードの提供により幅広い範囲の接続オプションをサポート
●
アクセスや 802.1Q トランク ポート、ハードウェア対応の 802.1Q トンネル、VLAN 変換、
EVC、およびレイヤ 2 プロトコル トンネリングなどのレイヤ 2 サービスの有効化可能な要
因のサポートにより、同じプラットフォームでさらに拡充されたサービス
●
IEEE 完全準拠、IEEE 802.3ad、802.1w、および 802.1s によるサード パーティとの相互
運用性
●
標準 IEEE 802.1ad 実装での次世代レイヤ 2 ネットワークをサポート
詳細については、SUP2T アーキテクチャに関するホワイト ペーパーを参照してください。
セキュリティ
●
ACL、セキュリティ、QoS 展開のための専用 TCAM によるメモリ保護、障害封じ込め、およ
びスケーラビリティの向上
●
Control Plane Policing(CPP; コントロール プレーン ポリシング)とハードウェア レート リ
ミッタの有効化による、DoS 攻撃に対するサービス プロバイダーのネットワークの保護
●
サービス プロバイダーの MAC テーブルを保護し、MAC 学習を最適化するフレキシブルな
メカニズム
図3
サービス プロバイダー MAC テーブルを保護するセキュリティ メカニズム
●
ハードウェアで有効化されたポート、VLAN、MAC ベースの ACL によるサービス プロバイ
ダーの CPU の保護
●
802.1x、DHCP スヌーピング、ダイナミック ARP インスペクションによる、許可されていな
いエンド ユーザからの保護
●
プライベート VLAN およびプライベート ホストによる、加入者の保護とトラフィックの分離
●
802.1AE ベースの暗号化によるリンク セキュリティ
詳細については、SUP2T の CoPP および 802.1AE に関するガイドを参照してください。
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ハイ アベイラビリティ
●
ノンストップ運用を目的とした、ファン、電源、ファブリック、クロックに対するハードウェア冗
長性
●
コントロール プレーンとデータ プレーンを完全に分離して、復元力を強化
●
IEEE 802.1w(RSTP)および IEEE 802.1s(MSTP)の有効化によるレイヤ 2 高速コン
バージェンスの最適化、およびスパニング ツリーが不要な Flexlink の有効化による、ハブ
アンドスポーク トポロジにおけるレイヤ 2 高速コンバージェンスの向上
●
ハイ アベイラビリティとサービス アップタイムにおけるリーダーシップ。ステートフル スイッ
チオーバー(SSO)により、プライマリ スーパーバイザに障害が発生した際にもトラフィック
の損失を最小限に抑え、瞬時にリカバリ
●
VSS モードでのレイヤ 3、レイヤ 2 MPLS VPN のサポートによるマルチホーミングおよび
PE 冗長性
図4
SP ネットワークにおける N-PE 冗長性を目的とした VSS の活用
●
障害封じ込め、メモリ保護、プロセスの再起動、パッチ フィックスの In-Service Software
®
Upgrade(ISSU; インサービス ソフトウェア アップグレード)を可能にする Cisco IOS ソフ
トウェアのモジュール性
詳細については、SUP2T の SUP2T アーキテクチャおよび VSS アーキテクチャ [英語] に関する
ホワイト ペーパーを参照してください。
QoS およびマルチキャスト
●
同じインフラストラクチャ上でトリプル プレイおよび TLS サービスを有効化する高度な QoS
メカニズム(図 5)
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図5
音声、ビデオ、データを有効にする柔軟な QoS メカニズム
●
ハードウェア対応の PIM-SM、PIM-SSM、IGMP スヌーピング、およびハードウェア対応の
レイヤ 2 マルチキャストなど、シスコの革新的なテクノロジーの有効化によるトリプル プレイ
サービスのサポート
詳細については、SUP2T の QoS およびマルチキャストに関するホワイト ペーパーを参照してくだ
さい。
MPLS および EVC
●
MPLS 機能のサポート:Supervisor Engine 2T でサポートされている標準イーサネット
カードが不要なネイティブな L3VPN、トラフィック エンジニアリング、EoMPLS、VPLS、
VPLSoGRE、および H-VPLS
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図6
Catalyst 6500 SUP2T を使用した VPLS の展開
●
VLAN を拡大する EVC のネイティブ サポート(EVC への L2VPN マッピングはサポートさ
れていません)
詳細については、SUP2T の仮想化および VPLS に関するホワイト ペーパーを参照してください。
IPv6
●
Supervisor Engine 2T による追加の制御とフォワーディングを拡大するスケーラビリティ
●
IPv4 トンネリングでの IPv6 のフル サポート、IPv6 GRE トンネリングでの IPv6 および
IPv4 のサポート、および再循環しない MPLS カプセル化
図7
Catalyst 6500 SUP2T IPv6 の拡張。
詳細については、SUP2T の IPv6 に関するホワイト ペーパーを参照してください。
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管理性
●
E-OAM プロトコルなどの管理および監視機能によるエンドツーエンド サービス運用効率の
向上
●
Policy Feature Card 4(PFC4; ポリシー フィーチャ カード 4)を搭載した Supervisor
Engine 2T が、Flexible Netflow を含むシスコのお客様のニーズをサポートするさまざまな
NetFlow 拡張機能をサポート
●
インターフェイス管理、トラフィック監視、スイッチング プロトコル管理、および機能管理のた
めの SNMP MIB による柔軟で包括的なネットワーク監視機能
詳細については、SUP2T の Netflow に関するホワイト ペーパーを参照してください。
まとめ
Cisco Catalyst 6500 Supervisor Engine 2T は、特定のサービス プロバイダー展開に対してス
ケーラビリティと最適な機能を提供します。この新しいスーパーバイザ エンジンでは、SIP-400、
SIP-600、または ES+ カードなどの WAN カードを必要とせずに MPLS 機能をオンにできるため、
サポートされているすべてのラインカードで高度な MPLS 機能が実現します。
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