3D コンポジット 概要 15 3D コンポジット Nuke の 3D ワークスペースを使用することにより、カメラの動きや代替物の設 定、 「現実的な」次元での環境をシュミレーションするのに必要なその他アプリ ケーション用の 3D コンポジットの設定をすることができます。 3D ワークスペースは様々に利用することができますが、最も利用する可能性が 高いのは ( 特に始めのうちは ) パンやティルトのあるシーンの作成でしょう。こ れらは、カーブ上の形に配置された 2D イメージプレーンを使ったシーンで、そ の後アニメーションされたカメラを通してレンダリング出力され、継ぎ目の無 い環境であるかのように見せています。 カード上の 2D 画像 アニメーション されたカメラ sample 図 15.1: 単純なパンとティルトのシーン 概要 本章では Nuke での 3D シーンの設定方法や、 3D ワークスペースにけるオブジェ クトやカメラの追加方法について説明します。また、オブジェクトにテクスチャ を貼る方法や、オブジェクトやカメラの変形、スクリプトの他の部分で使用す る為のシーンのレンダリング出力について学びます。 3D イメージプレーン のテクスチャとして 使用された 2D 画像 2D の背景としてスクリプト にレンダリングされた 3D シーンの出力 図 15.2: 2D と 3D オペレータを含むスクリプト Nuke での 3D オブジェクトは丸みを帯びていて、2D 演算を行うオブジェクトと 区別しています。上の図で示したように、2D と 3D オブジェクトをノードツリー 内で混在させることができます。例えば、3D オブジェクトに 2D 画像をテクス チャとして使うことができます。また、3D シーンからのレンダリング出力を取 り出して 2D 背景として使用することもできます。 The Foundry Nuke 6.2v1 426
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