平成23年度 認定中心市街地活性化基本計画のフォローアップに関する報告 平成24年3月 鶴岡市(山形県) Ⅰ.平成23年度フォローアップ結果のポイント ○計画期間;平成20年7月~平成25年3月(4年9月) 1.概況 計画目標である「交流の拡大」を図るための鶴岡文化学術交流シビックコア地区整備事業(歩 行者誘導空間整備)は平成 21 年度末に完了し、藤沢周平記念館は平成 22 年 4 月 29 日にオー プンした。藤沢周平記念館の入館者は、オープンから1年間で約 10 万人の来場者と当初集客目 標を大きく上回り、周辺の観光施設に波及効果があるなど、事業効果が現れている。 「まちなか居住の環境づくり」を図るための総合保健福祉センターは平成 22 年 4 月 1 日に供 用が開始された。市内に点在していた保健、福祉施設等を集積した施設であり、また、福祉等の 関係団体の活動拠点となることで、健康・福祉サービスの利便性が向上し、多くの市民に利用さ れている。 「中心商店街の活性化」の、行政が山王商店街で進めていた来街者が楽しみながら歩行回遊 できる街路整備事業は、当初計画より遅れたが平成 23 年 12 月末に完成した。街路整備と一体 的な事業であり、商店街が実施する「ふれあい・賑わいゾーン整備事業」のうち、ふれあいゾーン 整備(商業テナント施設)は、平成 23 年 5 月 20 日にオープンし、誘客の促進や近隣の空き店舗 に出店があるなど、事業効果が現れている。また、前年にオープンした山王商店街に近接する 映画館(鶴岡まちなかキネマ)は、映画上映のほか、ミニコンサートや山王商店街と連携したイベ ントを開催し、中心市街地の新たな集客エリアとして賑わいが創出しつつある。 しかし、整備が進んでいない施設整備事業があり、中心商店街全体では通行量が増加してい ないなど、事業効果がまだ現れていない状況である。 基本計画に掲載する 38 事業のうち一部の施設整備で遅れや未着手の状況であるものの、11 の施設整備事業が完了し、20 の全てのソフト事業を実施中である。その結果、2 つの目標が達成 された。しかし、まだ、中心市街地全体の賑わいには至っておらず、自転車歩行者通行量など達 成されていない指標目標がある状況である。 今後、各施設が実施するソフト事業や施設間の連携を推進していくとともに、鶴岡 TMO 等のソ フト事業により、回遊性の向上を図ることで、中心市街地全体の賑いを促進させていく必要があ ると考える。 鶴岡市-1 2.目標達成の見通し 目標 交流の拡大 目標指標 基準値 目標値 最新値 「主要な観光施 設年間観光入 込み客数」 157,100 人 212,100 人 262,900 人 (H18) (H24) (H22) 「自転車歩行者 通行量(休日)」 5,590 人 8,600 人 3,841 人 (H17) (H24) (H23) 56 店舗 48 店舗 54 店舗 (H19) (H24) (H23) 77,002 人 108,900 人 125,374 人 (H18) (H24) (H22) 中心商店街の活性化 「空店舗数」 街なか居住の環境づくり 「健康・子育て・ 福祉施設利用 者数」 前回の 見通し 今回の 見通し ③ ① ③ ③ ③ ③ ③ ① 注)①取組(事業等)の進捗状況が順調であり、目標達成可能であると見込まれる。 ②取組の進捗状況は概ね予定通りだが、このままでは目標達成可能とは見込まれず、今後対策を講じる必要がある。 ③取組の進捗状況は予定通りではないものの、目標達成可能と見込まれ、引き続き最大限努力していく。 ④取組の進捗に支障が生じているなど、このままでは目標達成可能とは見込まれず、今後対策を講じる必要がある。 ⑤取組が実施されていないため、今回は評価対象外。 3.目標達成見通しの理由 1「交流の拡大」 平成 22 年 4 月 29 日に藤沢周平記念館がオープンし、当初集客目標を大きく上回り1年間で約 10万人の来場者があった。周辺の観光施設等も来場者が増加するなど波及効果があり、目標が 達成された。 2「中心商店街の活性化」 中心商店街ではソフト事業を中心に展開しているほか、基本計画に掲載されている施設整備 事業の映画館整備、商業施設整備が完了しオープンした。しかし、一部で集客力あるハード事業 が進んでいないことから、商業地域への誘客力が不足し、通行量の増加につながっていないた め、目標の達成は非常に厳しい状況である。そのため、未着手事業の推進を図っていくほか、増 加している鶴岡公園周辺の観光客を商店街に誘導する取り組みを行い、中心市街地全体の賑わ いを図る必要があると考えられる。 空き店舗は、しばらく横ばいが続いていたが、平成 23 年度は減少に転じており、今後も出店支 援や商店街イベントなどの集客事業を推進し、出店しやすい環境を作ることで、目標の達成は可 能であると見込まれる。 3「まちなか居住の環境づくり」 総合保健福祉センターが平成 22 年 4 月に施設が供用開始され、健康、福祉、子育て等のサー ビスが充実し、利用者が増加したため目標は達成された。 4.前回フォローアップと見通しが変わった場合の理由 事業効果があり目標達成されたものがあることから、見通しを変更したものである。 鶴岡市-2 5.今後の対策 達成した目標については、引き続きソフト事業等を展開し、目標値を維持、増加させていく。 未達成の目標については、一部の施設整備で遅れや未着手の状況であるため、基本計画事 業の確実な実施を推進していく必要があるが、直ぐに効果を出すことは難しいため、現在行われ ているソフト事業のほか、新たな施設を拠点としたソフト事業の展開や施設間連携が重要であると 考えられる。 鶴岡市-3 Ⅱ.目標毎のフォローアップ結果 「交流の拡大」 「主要な観光施設年間観光入込み客数」※目標設定の考え方基本計画 P43~P47 参照 1.調査結果の推移 年 主要観光施設年間観光入込客数 280,000 262,900 260,000 240,000 220,000 212,100 人 200,000 171,800 165,500 157,100 155,000 143,500 147,600 150,200 157,100 160,000 148,400 146,200 144,800 141,600 140,000 180,000 (人) H18 157,100 (基準年値) H19 171,800 H20 165,500 H21 155,000 H22 262,900 H23 H24 212,100 (目標値) 120,000 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 年度 ※調査方法;対象施設への聞取り ※調査月;平成 23 年 4 月実施、5 月取りまとめ ※調査主体;鶴岡市 ※調査対象;大宝館 致道館 致道博物館 宝物殿 丙申堂 藤沢周平記念館 旧エビスヤ薬局 2.目標達成に寄与する主要事業の進捗状況及び事業効果 ①.藤沢周平記念館整備事業(鶴岡市) 事業完了時期 【済】平成 22 年 事業概要 藤沢文学の全てが概観でき、文学性の道案内ができる記念館の整備 事 業 効 果又 は 城址「鶴岡公園」内に、平成 22 年 4 月 29 日にオープンした。藤沢文 進捗状況 学の常設展示や企画展示のほか、交流の場として朗読会等の催しを行 っている。当初予想を上回る来場者(オープンから1年間で約 10 万人) があり、周辺の観光施設への波及効果も出ている。 ②.旧エビスヤ薬局整備事業(㈱まちづくり鶴岡) 事業完了時期 【未】平成 21 年度~ 事業概要 歴史的建築物を活用した商店街の観光集客施設の整備 事 業 効 果又 は 銀座商店街の中心に位置した歴史的建造物である「旧エビスヤ薬 進捗状況 局」を活用し、商店街内の観光集客施設を整備するものであるが、事業 主体のまちづくり鶴岡は映画館事業の安定化に重点を置いているた め、現在は未着手である。 鶴岡市-4 3.目標達成の見通し及び今後の対策 中心市街地のまちなか観光拠点の一つである藤沢周平記念館は、若干の遅れが出たものの、 平成22年4月29日にオープンした。近年、本市の観光客入込み客数は、藤沢周平作品の映画が 公開されると増加する傾向が見られ、記念館が完成することで、映画効果にかかわらず安定的に 年間 29,500 人の観光客を呼び込むことを期待していたが、オープンから1年間で約 10 万人の来 場者と当初集客目標を大きく上回るとともに、中心市街地の既存観光施設への波及効果も現れ、 目標が達成された。 一方、中心商店街の新たな観光拠点の一つである旧エビスヤ薬局整備事業は未着手であるな ど、一部で遅れや整備中の事業があることから、中心商店街での回遊性が高まらず、事業効果は 現れていない状況である。 目標は達成されたものの、今後も中心市街地全体で交流の拡大を図り、目標を維持、増加させ ていくために、引き続き計画事業の推進を図る必要がある。また、藤沢周平記念館の集客効果を、 現在実施中である観光客の利便性・快適性の向上のためのソフト事業(観光ガイド案内、レンタサ イクル、四季の御膳・寿司御膳事業、「鶴岡ぐるっとバス」の運行、市街地観光共通券(致道博物 館、荘内神社宝物殿、丙申堂、釈迦堂)の発行等)や映画館(鶴岡まちなかキネマ)、鶴岡 TMO が 実施しているソフト事業を推進、連携させ、商店街に波及させる必要があると考えている。 鶴岡市-5 「中心商店街の活性化」 「自転車歩行者通行量」※目標設定の考え方基本計画 P47~P53 参照 1-1.調査結果の推移 年 H17 中心商業地区自転車歩行者通行量(休日) 14,000 13,488 12,000 10,000 8,561 8,600 人 8,000 6,993 5,937 6,000 5,590 4,469 4,750 4,342 4,000 3,841 (人) 5,590 (基準年値) H19 - H20 4,469 H21 4,750 H22 4,342 H23 3,841 H24 8,600 (目標値) 2,000 H6 H9 H12 H15 H17 H20 H21 H22 H23 H24 年度 ※調査方法;通行量調査(9 月下旬~10 月上旬実施) ※調査月;平成 23 年 10 月 2 日(日)実施(時間:7 時~19 時) 、10 月取りまとめ ※調査主体;鶴岡 TMO 鶴岡市 ※調査対象;鶴岡市中心市街地の7地点における休日の自転車及び歩行者通行者 (駅前通り 日吉通り 山王通り 銀座通り 南銀座通り みゆき通り 昭和通り) 「空店舗数」※目標設定の考え方基本計画 P53~P55 参照 1-2.調査結果の推移 年 中心商店街の空店舗数の推移 H19 56 (基準年値) H20 57 H21 58 H22 58 30 H23 54 20 H24 10 H24 70 63 60 50 40 店 (店) 45 49 56 53 46 40 57 58 58 54 48 44 0 48 (目標値) H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 年度 ※調査方法;空き店舗調査(毎年 7 月実施) ※調査月;平成 23 年 7 月実施、8 月取りまとめ ※調査主体;鶴岡 TMO 鶴岡市 ※調査対象;鶴岡市中心商店街(鶴岡駅前商店街振興組合 鶴岡日吉町商店街振興組合 鶴岡山王商店街振興組 鶴岡市-6 合 鶴岡銀座商店街振興組合 鶴岡南銀座商店街振興組合 鶴岡川端商店会 鶴岡みゆき通り商店 街振興組合 七日町商店会 十日町商店会 一日市商興会 上肴町商店会) 2.目標達成に寄与する主要事業の進捗状況及び事業効果 ①.山王商店街みち空間再生事業(鶴岡市) 事業完了時期 【済】平成 23 年度 事業概要 山王商店街の道路全体を広場としてとらえ、歩道拡張、段差解消、無電 柱化、無散水融雪機能を整備する事業。 事 業 効 果又 は 当初計画より工期が遅れたものの、歩道は平成 23 年 3 月に供用が開 進捗状況 始され、拡張した歩道を利用し商店街がイベントを開催している。車道 整備は平成23 年12 月末に完成し供用開始され、今後は通行量の増加 とイベントによる集客が期待されている。 ②.山王ふれあい・賑わいゾーン整備事業(鶴岡山王商店街振興組合) 事業完了時期 【未】平成 22 年度~ 事業概要 商店街の未利用地を活用したテナントミックス店舗及び駐車場整備 事 業 効 果又 は 商店街にある空き地・空き店舗を活用し、テナントミックス及び共同駐 進捗状況 車場を総合的に整備し、消費者のみならず商業者にも魅力的な商店街 に再生する事業であり、平成 23 年 5 月 20 日にふれあいゾーン(さんの う夢ほっと)がオープンした。食をテーマに飲食店等が入居した施設 で、新たな集客施設として期待されている。賑わいゾーンの整備は、現 在、事業計画を検討中である。 ③.松文産業工場跡地整備事業(㈱まちづくり鶴岡) 事業完了時期 【済】平成 22 年度 事業概要 中心市街地の工場跡地を利用した集客施設(映画館、駐車場)整備 事 業 効 果又 は 商店街の近接地に映画館を整備することで、商店街への集客の増大 進捗状況 と交流の拡大を図ることを目的とした事業で、平成 22 年 5 月 22 日にオ ープンした。映画上映のほか、コンサートや落語等の催し、商店街との 連携事業を行っている。また、商店街への来街者も利用できる共同駐 車場が整備され、来街の動機付けにもなり、賑わいが創出しつつある。 同敷地内では貸しホール等の文化施設を整備することも検討中であ る。 ④.旧エビスヤ薬局整備事業(㈱まちづくり鶴岡) 事業完了時期 【未】平成 21 年度~ 事業概要 事 業 効 果又 は 進捗状況 「【再掲】P4 参照」 鶴岡市-7 ⑤.銀座クオレハウス・リビング事業(合同会社クオレ) 事業完了時期 【済】平成 21 年度 事業概要 銀座商店街の大規模遊休地を活用した、シニア向けコーポラティブ住 宅と市指定文化財の「蔵座敷」、広場(パティオ)等の整備 事 業 効 果又 は まちなか居住の推進を図るシニア向けコーポラティブ住宅「クオレハ 進捗状況 ウス」の整備と多世代文化交流施設(蔵座敷)や屋外イベント広場を整 備するもので、平成 21 年 4 月にオープンした。 現在、クオレハウスへは 14 戸(22 名)が入居。定期的に銀座リビング (蔵座敷)を活用し、文化イベントや運動と食のプログラム事業を実施し ており、新たな賑わい拠点としてなりつつある。 ⑥.チャレンジショップ事業(鶴岡 TMO) 事業完了時期 【実施中】平成 12 年度~ 事業概要 店舗賃料の補助(1 年間)及び店舗改装費支援 事 業 効 果又 は 中心商店街の空き店舗の解消と合せ、意欲ある商業者の育成や不足 進捗状況 業種のテナント誘致を支援することにより、商店街の魅力向上を図る事 業である。平成 21 年度は 3 店舗、平成 22 年度は 2 店舗、平成 23 年度 は 1 店舗が支援を受け出店した。 3.目標達成の見通し及び今後の対策 山王商店街の街路整備事業は工事が遅れたものの、歩道は平成23 年3 月に、主要街路は平成 23 年 12 月末に完成し供用が開始された。商店街が拡張された歩道を活用し、毎週土曜日にイベ ントを実施するなど、賑わい創出に利用されている。また、山王商店街が実施する、空き地・空き店 舗の未利用地を活用した商業施設整備のふれあい・賑わいゾーン整備のうち、食をテーマとした テナントミックス施設であるふれあいゾーン(さんのう夢ほっと)は平成 23 年 5 月 20 日にオープンし た。誘客効果や近隣に店が出店するなど、賑わいの効果が現れ始めている。賑わいゾーンは事業 計画を検討中で、引き続きオープンに向けて推進していき、中心商店街へ商業機能の集積を図っ ていく予定である。 また、銀座リビングや映画館(鶴岡まちなかキネマ)などの施設に集まる人を、商店街へ回遊させ る仕組み作りや中心市街地での滞留時間を増やす取組みを推進することで、賑わいが創出すると 考えられる。更に、鶴岡 TMO と商店街が協力し、各商店街に不足する業種等を空き店舗へ誘致 するとともに、ソフト事業を展開することで、商店街の魅力向上が図られると考える。 以上のことから事業の進捗状況は予定通りではないものの、空き店舗の解消については目標 達成可能であると見込まれる。 休日の自転車歩行者通行量については、観光ガイド案内や市街地観光共通券、鶴岡 TMO 等 のソフト事業を中心に事業を展開してきたが、集客施設である一部の施設整備事業は完了してい ないため、年々減少傾向にあり、目標達成が困難な状況となっている。 しかし、整備された映画館には毎月千名以上が来館しており、映画館周辺の通行量が増加して 鶴岡市-8 いるとともに、鶴岡公園周辺では、藤沢周平記念館の効果で観光客が増加している。また、通行量 のうち歩行者通行量は増加傾向にあり、商店街や鶴岡 TMO のソフト事業、完了したハード事業の 効果により増加していると推測される。 こうしたことから、未着手事業の推進を図るほか、新たに整備された施設に集まる市民や観光客 を、鶴岡 TMO、まちなか観光関連事業(観光ガイド案内や市街地観光共通券等)等のソフト事業を 展開することで、中心商店街に誘客し自転車歩行者通行量(休日)の増加に結びつける必要があ る。また、平成 23 年度は中心商店街の中心に位置する山王商店街の道路工事を行っており、終 日片側交互通行の期間が長かったため、通行量減少に影響があったと推測され、平成 24 年度調 査で影響の見極めも必要である。 鶴岡市-9 「まちなか居住の環境づくり」 「健康・子育て・福祉施設の利用者数」※目標設定の考え方基本計画 P55~P60 参照 1.調査結果の推移 年 健康・子育て・福祉施設利用者数 120,000 108,900 110,000 100,000 人 90,000 80,000 H18 77,002 (基準年値) H19 78,835 H20 77,450 H21 80,668 125,374 130,000 79,848 (人) H22 80,668 76,068 77,002 78,835 77,450 70,000 H23 60,000 H24 50,000 108,900 (目標値) 40,000 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 年度 ※調査方法;対象施設への聞取り ※調査月;平成 23 年 5 月実施、取りまとめ ※調査主体;鶴岡市 ※調査対象;総合保健福祉センター 地域包括支援センター 銀座リビング 2.目標達成に寄与する主要事業の進捗状況及び事業効果 ①.銀座クオレハウス・リビング事業(合同会社クオレ) 事業完了時期 事業概要 「【再掲】P6 参照」 事 業 効 果又 は 進捗状況 ②.鶴岡市総合保健福祉センター整備事業(鶴岡市) 事業完了時期 【済】平成 21年度 事業概要 保健センター機能、子ども・家庭支援機能、福祉機能、医療サービス機 能、コミュニティ機能を併せ持つ総合保健福祉センターの整備 事 業 効 果又 は 市内に点在する保健福祉機能を集中させ、市民へのサービス提供の 進捗状況 利便性を向上し、まちなか居住を推進するものであり、平成22年4月 1 日に供用開始された。 健康、福祉等の機能を一箇所に集めサービスを提供したことと、関係 団体の活動拠点となったことで、利用の向上につながっている。 鶴岡市-10 ③.鶴岡市地域交流センター整備事業(鶴岡市総合保健福祉センター(仮称)併設) (鶴岡市) 事業完了時期 【済】平成 21年度 事業概要 鶴岡市総合保健福祉センターに併設した地域住民のまちづくり・防災 の拠点施設整備 事 業 効 果又 は 生涯学習、健康・福祉増進事業の実施及び防災ネットワークの構築を 進捗状況 図り、地域住民の安心・安全な暮らしが支えられ市民生活の質の向上 を図るもので、平成 22 年 4 月 1 日に共用開始された。 新たに会議室やホールを増やしたことで、利用者が増加している。 3.目標達成の見通し及び今後の対策 シニア向けコーポラティブ住宅クオレハウスと蔵を活用した銀座リビングは平成 21 年 4 月にオー プンし、総合保健福祉センターと地域交流センターは平成 22 年 4 月1日に供用開始された。 鶴岡市総合保健福祉センターは、市内に点在していた保健、福祉機能を集約させたことと、関 係団体の活動拠点とし、健康、福祉に関する様々な催しが行われるようになったことで、機能連携 や施設の利便性が向上し、施設利用者が増加したと考えられる。 しかし、効果の一つに上げている鶴岡公園周辺と銀座商店街の横断的な繋がりは、通行量増 加として効果が現れていない状況である。 そのため、目標は達成されたものの、各健康、福祉関連施設の提供するサービスの充実を図る とともに、連携したサービス提供を行うことで、まちなかでの多様な世代交流と暮らしを支援する環 境づくりを推進するなど、引き続き計画に取り組んでいく。 鶴岡市-11
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