スポーツウェアの購買に対する意識相違からのアプローチ 内海 沙織 (競技スポーツ学科 スポーツビジネスコース) 指導教官 吉倉 秀和 キーワード:スポーツウェア 購買 意識相違 1. 緒言 Part2. 先行研究をもとに設定した購入経験 スポーツ用品国内出荷市場規模は、矢野経 のある主要商品に関する項目 9 項目(下記詳 済研究所(2011)によると 2011 年の東日 細)9 項目:店員の説明/試着/有名人が使用/ 本大震災の影響で 10%下がる結果となっ 店内の陳列/有名メーカー/ファッション性/ た。しかしその中で、前年を上回る結果と 機能性/話題性/エコ なったのは、健康志向に合致したパーソナ Part.3 新人類(山ガール)に関する項目2項 ルスポーツ用途の商品群であり、それらを 目・自由記述 牽引したのが女性の活発な活動である。そ のため、女性を取り込むことが現代のマー ケットの成長の必須条件となっている。こ 3. 分析方法 統計解析ソフト SPSS12.OJ を用いて各項目 の背景を受け、スポーツウェアを購入する 別でt検定を行った。 消費者は何を考えているのか、またどのよ 4. 結果 うな要素が彼らの考えに影響を与え、購入 明らかになったのは以下の通りである。①R という行為に至らせたのかを、最寄り品と 大学より B 大学の方がスポーツウェアに対し しての意識と買回り品としての意識の相 最寄り品としての意識が強い②年間購入価格 違を比較し、明らかにしたいと考えたのが、 のグループ間の差は金銭的な障害を取り除く 本研究を行った理由である。 と購買動機に差がない③主要商品の購入価格 2. 研究方法 では、高価格の者のほうが、商品の外部情報 表 1 調査対象 大学 を重視し購入にいたっている④使用シーンが 競技用以外の者の方がスポーツウェアの購入 性別 合計 男性 女性 R 大学 79 44 123 B 大学 87 81 168 合計 166 125 291 に対し慎重である⑤男女別での購買動機には、 差がない⑥山ガールを意識している者は「エ コ」の意識が高い、以上 6 点であった。 5. 引用参考文献 【調査方法】 質問紙によるアンケート調査 直田佑策 スポーツ用品における消費所購買 行動の研究 早稲田大学 【調査項目】 佐野裕樹(2009)ファストファッションの購入 Part1. 人口統計的特性及び購買行動の概要 動機-流行意識とブランドの選好関係- を問う項目4項目
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