2012年 夏号 - 福知山成美高等学校

WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
Piggy’s News
WOMEN´S
2012
夏 号
9月 15 日
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
暑い、そして熱かった夏が終わりました。夏の高校
選手権、松山での全日本選手権、また里コーチの女
子野球ワールドカップ3連覇などなど!今回の
Piggy’s News では福知山成美高校女子硬式野球部
3期生の最後の夏を報告したいと思います。
第16回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 ベスト4!
埼玉栄に春に続き惜敗!
【予選リーグ第1試合】
日南学園 003 000 0
成 美 003 000 1×
3
4
投手:川口
③岡村
予選リーグ第1試合は開会式後のオープニングゲーム
で日南学園(宮崎)と対戦。ソフトボール部として活動
しながら九州女子硬式リーグにも参戦しているチームに
3点を先制され思わぬ苦戦となるが、最終回二死1・2
塁から川口のライト前に落ちる安打で2塁ランナーの赤
井が生還しサヨナラ勝ち!
【予選リーグ第2試合】
蒲田女子 000 000 0
成 美 002 000 ×
0
2
投手:川口-古谷
予選リーグ第2試合は蒲田女子(東京)と対戦。3回二
死満塁から赤井のレフト前安打で2点を先制、川口が6
回を1安打に抑える好投!最終回1年生古谷がマウンド
に立ち最後の打者を見送りの三振に抑えゲームセット。
見事な完封リレーで春に続き決勝トーナメント進出を決
める。
【決勝トーナメント準決勝】
埼玉栄 002 001 0
成 美 000 000 0
3
0
投手:川口
②赤井
昨年の夏の選手権、ジャパンカップ、今春の選抜と連敗
中の埼玉栄と準決勝で対戦。3回3安打にスクイズを決
められ2点を先制される。スコアリングポジションに走
者を進めるも春に完封を許した相手2年生左腕笹沼に要
所を抑えられ、またも完封を喫する。
7月 27 日から兵庫県丹波市スポーツピア市島で開催された第 16 回全国高等学校女子硬式野球選
手権大会。今回は春の選抜大会出場の7チームに4月創部した京都両洋高校(京都)、同じく4月
創部の至学館高校を母体とした愛知連合(愛知)、九州女子硬式リーグに参戦している日南学園高
校(宮崎)のソフトボール部を加えた 10 チームで熱い戦いが展開されました。春の雪辱を晴らし、
打倒埼玉栄!初優勝を狙った今大会でしたが、7月に入り不調だった打撃を復調することができ
ず、決勝トーナメント準決勝でまたも埼玉栄に完封負けを喫しました。
実力伯仲で1点差やタイブレイクとなる試合も多くどちらが勝ってもおかしくない試合が続き盛
り上がった今大会、決勝は昨年と同じ花咲徳栄と埼玉栄の対戦となりました。チャンスに強いバッ
ティングと堅い守りで優勝したのは花咲徳栄!5対2で埼玉栄に競り勝ちました。
この大会に出場するのは、今の3年生が入学し初出場してから3度目の参加となります。たった
3年で福知山成美高校を優勝候補として他校にマークされるチームに成長させたのは君たちです。
本当によくやってくれました。ありがとう!
里 綾実 コーチ JAPAN入り!
この春、埼玉県の女子野球の名門 尚美学園大学を卒業
し、新たに本校の女子硬式野球部のコーチに就任し、生徒
を指導しながら自らも日本代表入りを目指して共に練習
し汗を流していた里 綾実コーチが、この夏カナダで行わ
れた第5回IBAF 女子ワールドカップの代表に入り、見
事優勝しW杯3連覇を成し遂げる原動力として活躍され
ました。
里コーチは大学生だった2年前のW杯ベネズエラ大会
で初の代表入り、最優秀勝率投手としてベストナインに選
ばれ、日本のエースとして活躍されました。今回は実戦を
離れ代表に選ばれるか不安の中、見事エースナンバー『1
8』を2大会連続で獲得、大会では予選リーグ第2戦のア
メリカ戦で2番手として登板、第5戦のベネズエラ戦は先
発し完封勝利!第7戦は地元カナダの猛追を4番手でマ
ウンドに上がり、きっちり抑え今大会の最優秀救援投手と
して2大会連続でベストナインに選ばれました。
日本は決勝トーナメントに進出、オーストラリアに5-
1 予選で敗れたアメリカとの決勝は3-0で勝利し3
連覇を達成したのです。
日本女子野球協会提供
IBAF女子野球ワールドカップ3連覇
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
伊予銀行杯 第8回全日本女子硬式野球選手権大会
8月25日~29日 女子野球の聖地 松山マドンナスタジアムと坊ちゃんスタジアムにて女子硬式野球最大の大会、全日本女子硬式野球選手権大会が開催されました。
例年、市島の高校選手権前の7月下旬に行われていましたが、今年は女子野球W杯が8月10日から19日までカナダで行われたため8月の終わりに開催されることになっ
たのです。 毎年この時期には埼玉で行われる全日本ユース大会に出場していました。 日程が重なったため1チームはユース大会に出場しようか迷いましたが,3年生にとっ
てはこれが最後の大会、全員で松山に行こうと本校から『福知山成美高校』と1・2年生を中心とした『Seibi Piggies』と、3年生部員と成美大学生にW杯帰りの里コーチを
入れたクラブチームの『オール成美』の3チームをエントリー、全部員でこの大会に臨みました。今年は全国から高校、大学、クラブチームなど計32チームがエントリー、昨年
の優勝チーム尚美学園大学、準優勝の尚美CROSS は決勝リーグからのシードとなり30チームが10ブロックにわかれて予選リーグをおかないました。
8/25 マドンナスタジアム第3試合
福知山成美 vs ホーネッツ・レディース(北海道)
ホーネッツ
成 美
000 00
105 01×
8/25 坊ちゃんスタジアム第5試合
オール成美 vs 山口きららマウント Girl(山口)
山口きらら
オール成美
0
7
000
316×
0
10
本 光田 ③大槻 ②谷山、大槻
投手:川口-木下 ○
投手:谷 ②廣谷、西
初戦は北海道を拠点に活動するクラブチーム、ホー
ネッツレディースと対戦。全日本メンバーの金選手を
中心とした女子野球界では名門のまとまりのあるチ
ームである。
初回、先頭の光田が右中間を抜く先頭打者本塁打で
開会式前のリラックスした様子
先制、3回には四球の走者を犠打でおくり、4連打のあ
と満塁で谷山が走者一掃の左翼越え二塁打を放ちこ 8/26 マドンナスタジアム第1試合
の回5点を追加、試合を決めた。
Seibi Piggies vs アサヒトラスト(東京)
緊張感のある初戦を川口-木下の完封5回コールド
ピギーズ 000 000 0
0
で突破した。
オール成美は初戦、山口県の山口きららマウント Girl
と対戦。試合開始が 18 時をまわり、今年プロ野球オー
ルスター戦を行った坊ちゃんスタジアムでのナイター
ゲームとなる。先発谷が危なげなく3回を無失点に抑
え、打っては 10 安打 10 得点で3回 10 点差としコール
ド勝ちを収める。
トラスト
400 000 ×
4
投手:西田-荒木-田中アキノ ②田中アリサ
1・2年生チームピギーズはW杯全日本主将の志村
選手や全日本の主砲西選手をはじめ、女子野球界
のスター選手を揃える社会人のトップチームアサヒ
トラストと対戦。
初回、いきなり5長短打に犠飛の猛攻で4点を奪
われる。しかし2回からマウンドに上がった荒木が3
回を零封、3番手田中アキノも2回を無安打3奪三振の
好投をみせ反撃を待つが得点することができず完
封負けを喫する。
福知山成美高校
8/26 マドンナスタジアム第 5 試合
オール成美 vs オール京急ライダーズ(神奈川)
8/27 坊ちゃんスタジアム第1試合
Seibi Piggies vs 至学館大学(愛知)
ピギーズ
至学館
000 000 0
000 000 0
オール成美
オール京急
0
0
予選リーグ第2戦 オール成美は中学生を中心とした
神奈川のクラブチームオール京急のライダースと対
戦。序盤、走塁ミスやスクイズ失敗などもたつくが3回
に3点、4回に名河内の三塁打、代打高橋ナギサの3塁打
で3点、5回に代打中村カリンの三塁打から5点を奪い11
得点しコールドで決勝トーナメント進出を決めた。
Seibi Piggies
8/27 マドンナスタジアム第3試合
福知山成美 vs 南九州短期大学(宮崎)
南九州短大
成 美
000 00
320 2×
投手:古谷-木下
坊ちゃんスタジアム
11
0
投手:中村カナエ-南-細見-里 ③名河内、高橋ナギサ、中村カリン
投手:田中アキノ ②深海
前日、アサヒトラストが連勝し決勝トーナメント進出を
決めたため消化試合となったが、昨年のキャプテン油
谷先輩が4番を打ち、いつも練習試合の相手になって
いただいている至学館大学さんと最高の球場での試
合。何とか1勝しようと臨んだが、深海の二塁打1本と
打線が沈黙・・・ピギーズは今大会1勝どころか1点も取
ることができなかった。それでも先発1年生田中アキノは
8四死球の乱丁ながら6回まで無安打、7回に1本打た
れたがアサヒトラスト戦から失点なしの1安打ピッチン
グにネット裏の全日本スタッフから絶賛された。
003 35
000 00
0
7
③山川 ②大槻
第2戦は前日ホーネッツを破り勢いにのる南九州短
期大学と決勝トーナメント進出をかけた戦いとな
る。苦手左腕対策の練習を積んだ甲斐あって初回、
金山、山川、赤井の3連打で先制し大槻の二塁打で
3点を先取すると2回に2点、4回に山川の特大右翼
越え三塁打で2点を加え7得点、守っては先発一年
古谷が危なげなく4回を零封、木下が締めて5回コ
ールドで決勝トーナメント進出を決めた。
オ ー ル 成 美
成美高校、オール成美 予選突破!
3日間の予選リーグが終了!残念ながら Seibi Piggies は勝ち点が取れず予選敗
退となりましたが、福知山成美高校とオール成美は共に予選リーグを全勝で勝
ち上がり決勝トーナメントに進出を決めました。しかも予選順位(得失点差)か
ら1回戦シードで2回戦からの登場となりました。
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
マドンナスタジアム
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
伊予銀行杯 第8回全日本女子硬式野球選手権大会
決勝トーナメント!
8/28 マドンナスタジアム第3試合
オール成美 vs 尚美学園大学(埼玉)
オール成美は予選リーグ得失点差+21 点で 30 チー
ム中2位の成績となり決勝トーナメント1回戦はシード
となりました。・・・が、2回戦の対戦相手は昨年の覇者、
尚美学園大学!昨年の優勝チーム!!予選リーグ免
除で決勝トーナメントからの登場で1回戦は地元松山
マドンナを 10-2のコールドで破り勝ち上がってきまし
た。W杯代表選手が4名所属しており、まさに日本のト
ップチームと対戦です。
オール成美 000 000 0
尚美学園 000 320 ×
8/28 坊ちゃんスタジアム第 4 試合
福知山成美 vs ハマンジ(埼玉)
福知山成美は予選リーグ得失点差+14 で 30 チーム
中3位で、オール成美と同様決勝トーナメントは2回戦
からの登場となりました。元全日本バッテリー小林選
手と高島選手を中心とした埼玉のクラブチーム ハマ
ンジと対戦です。
ハマンジ
成 美
0
5
0
1
投手:古谷
投手:里
オール成美 里コーチ、尚美大学 磯崎選手のW杯ベ
ストナイン同士の先発で始まった試合は3回まで両チ
ーム 1 人の走者も出さないパーフェクトゲームに緊張
感がビシビシ伝わり球場内は異様な雰囲気に・・・4回
四球で初めての走者を出すと2ストライクと追い込み
ながら全日本代表 大山選手に左中間を抜かれ先制
される。その後、三塁打、二塁打と続けられこの回3失
点。5回にも3長短打で2点を失う。予選リーグ活発だ
った打線は全日本エースW杯MVPの磯崎選手に完全
に抑えられ、7回 1 人の走者も出すことができず完全
試合で敗れた。この屈辱的な敗戦にも世界最高の投
手戦に参加できたことは一生忘れることはないでし
ょう。記憶にも記録にも残る敗戦。
000 000 0
100 000 ×
8/29 坊ちゃんスタジアム 準決勝
福知山成美 vs 侍(埼玉)
勝っても負けてもいよいよ最終日。決勝進出をかけ
て埼玉のクラブチーム侍と対戦しました。第1回大会
から8年連続出場、2006、2007と優勝、中島選手をは
じめ六角選手、直井選手、3名の全日本代表選手を揃
えた優勝候補No1の強豪です。
侍
成 美
001 111 2
003 001 0
初回、二死1塁から4番赤井が右翼前に放った打球に
右翼手が飛び込むが後逸し1塁ランナー山川がホー
ムインし先制。先発1年生古谷が安定したピッチングで
この1点を守り完封で準決勝進出を決める。
6
4
投手:川口-古谷
成美 川口、侍 中島選手のエース対決となった準決
勝、3回二死から六角選手に左翼線に二塁打を打たれ
続く直井選手に中堅前にしぶとく落とされ先制を許
すが、その裏、安打で出塁した谷山を岡本が送り、伊
藤、光田、金山の3連打で3点を取り逆転!しかし、4回
に1点、5回より古谷を投入するも同点に追いつかれ
る。6回に二死2塁から女子野球の先駆者、茨城ゴール
デンゴールズの片岡選手に追い込みながら二塁打さ
れ3-4とリードを許すがその裏、安打で出塁の赤井
を2塁に置いて代打山川が中堅前に落とし同点に・・・
行き詰まるシーソーゲームを展開するも最終回2点を
リードされゲームセット!勝てる試合だっただけに悔
しい敗戦・・・しかし
わざわざ応援に駆けつけていただいた初代主
将、芝 絢加 先輩と至学館大学で大会に参加して
いる二代目主将の油谷 深幸 先輩です。先輩たち
がいたからここまでチームが成長できました。
全国第3位!
胸を張りましょう!!
【編集部より】
第8回全日本女子硬式野球選手権大会、松山で
の5日間32チームによる41試合の熱戦は尚美
学園大学の2連覇で幕を下ろしました。これで3
年生の部員は引退となります。それぞれの目標
に向かって頑張ってください。3年間ご苦労さま
でした。
そして・・・ありがとう!
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL
WOMEN´S
BASEBALL