取扱説明書(523KB) - Pivot

VW ⽤ 3 連メーター ( 52X-VW 2012 年 1 ⽉現在 No.4 )
52X-VW
52X Series
取扱説明 書
PLUG IN GAUGE
EURO SPEC
この度は PIVOT 製品をお買い上げいただきありがとうございます。
この説明書は良くお読みいただき⼤切に保管してください。
警告
注意
下記内容を無視して誤った取り扱いをすると、⼈が死亡または
重傷を負う可能性があります。
●換気の悪い場所で作業しない
●運転中に操作をしない
排気ガス中毒や引⽕等で⼈体への危険があ
ります。
使⽤中に製品が外れブレーキなどに挟まる
と運転操作が⾏えず⼤変危険です。
本製品は DC12V ⾞⽤で、それ以外の電圧には
装着できません。
●装着直後は製品に強い⼒を加えない
●配線はテープなどで収納する
両⾯テープによる製品固定は装着初期ははげ
やすくなっていますのでご注意ください。
配線処理や製品固定は運転の⽀障や接
触不良とならない状態にしてください。
●コードの被ふくを傷付けない
下記内容を無視して誤った取り扱いをすると、
⼈が傷害を負う
可能性と製品その他に物質的損害が発⽣する可能性があります。
●DC12V ⾞で使⽤する
運転中の製品操作や表⽰確認は事故の
原因となりますので、安全に⼗分配慮
してご使⽤ください。
●製品は安全な場所へ確実に固定する
ø52
●薬品類は使⽤しない
ショート・接触不良等による⽕災、通信不
具合による電装部品・エンジン・⾞輛破損
の危険があります。
ゴミ・汚れが付着した場合はアルコール・シン
ナー・ベンジンなどの薬品類は使⽤せず、やわ
らかい布などで丁寧にふき取ってください。
●⾼温となる場所や⽔のかかる
場所へ装着しない
故障の原因となります。
●ネジ・部品は元の状態に戻す
●眩しく感じる場所へ
装着しない
●加⼯・分解および改造を
しない
1. ECU が純正品と異なる場合やサブコンなどをご使⽤の場合、対応⾞でも適正表⽰しないため、対応不可です。
2. 他社の故障診断コネクターを利⽤する製品との併⽤はできません。
3. 故障診断コネクターを利⽤する PIVOT 製品との併⽤については、こちらをご確認ください。⇒ http://pivotjp.com/obd /
4. 取付場所の都合上、純正灰⽫とシガライターが使⽤できなくなりますのでご了承ください。
内容物をご確認ください
ブースト計
⽔温計
油温計
3 連フード
52X-VW の特⻑
3 連式
サーバー
(OBD2 コネクター付)
ヒューズ電源
コード
メーターケーブル
×3
両⾯テープ
×3
クッション
テープ ×3
カット インシュロック
バンド ×3
ギボシ
取扱説明書
52X-VW は故障診断コネクターに差し込むだけで VW 専⽤の CAN 通信を解析し、3 種類を同時表⽰できるメーターです。
(対応⾞以外は不可)
ブースト・⽔温・油温の 3 種類を 3 連にて同時表⽰
LED イルミ コントラストに優れた⾼輝度ホワイト LED イルミネーション
配管不要・簡単装着
故障診断コネクターに簡単装着なので配管作業が不要
ステッピングドライブ
⾼精度ステッピングモーター採⽤で⾼精度表⽰
各表⽰と⽤途
ブースト計(絶対圧表⽰※)
⽔ 温 計
油 温 計
表⽰
-100〜154KPa
表⽰
20℃〜120℃
表⽰
50℃〜150℃
⽤途
● ブーストチェック ● エコ⾛⾏⽤ [ バキューム ]
⽤途
●オーバーヒート
●暖機チェック など
⽤途
●エンジンオイルの
温度チェック など
[ バキューム ]
[ ブースト ]
1
100
1
2
2
BOOST
0
-1
0
70Kpa 表⽰例
60
-1
OIL
TEMP °C
X100KPa
STEPPING
GAUGE
150
110
WATER
BOOST
X100KPa
STEPPING
GAUGE
130
120
80
STEPPING
GAUGE
TEMP °C
90
20
40
-40Kpa 表⽰例
STEPPING
GAUGE
50
70
95℃表⽰例
120℃表⽰例
※ 絶対圧表⽰は気圧を含みますので相対圧(機械式)と多少数値が異なる場合があります。
※ キー ON 時のブースト指針は標⾼に応じて多少マイナスの表⽰となる場合があります。
ブーストリミッターカットをしている場合は正常に表⽰できない場合が
あります。
オープニングデモ
オープニングデモの針の動きはマイナス⽅向に⼩刻みに複数回動き、その後最⼤値を指し、各表⽰項⽬に移⾏します。
1
各部の名称
●メーター
●サーバー
(メーター接続側)
ベゼル
1
2
BOOST
X100KPa
STEPPING
GAUGE
0
-1
(⾞輌接続側)
⽂字板
針
現在の数値を
指します。
1
1 メーター出⼒コネクター
3
2
メーターケーブルを接続
2 OBD2 コネクター
3 1P コネクター
通信信号を得るために接続
サーバー電源コードとヒューズ電源コードを接続
配線接続⽅法と固定⽅法
基本配線図
LOCK
(OFF)
各配線はキーを OFF にし、抜いた状態で⾏ってください。
3 連メーター
メーター
裏側
メーター
裏側
電源接続
故障診断
コネクター
サーバー
⾚
【常時電源は不可】
ヒューズ
予備配線
⿊ (3-drive 装着⽤)
※通常は使⽤しません。
3Pコネクターは
どの位置でも
接続可能です。
5P
コネクター
(IGN=キー ON で 12V)
OBD2
コネクター(※1)
メーター
裏側
3P
コネクター
キーを
抜く
+
1P コネクター
ヒューズ(3A)
※1 差し込む際はコネクターの向きをご確認ください。
IGN
IG
N ヒューズへ
(常時不可)
装着イメージ
⼩物⼊れ奥
上部へ装着
サーバー
ヒューズ
ヒューズ
故障診断
コネクターへ
OBD2
コネクター
3 連メーター
純正灰⽫の位置へ装着
1
メーターとサーバー間の 3 本のケーブルの取り付け (GOLF V の場合)
準 備
① ハンドル下のアンダーカバー(トルクス T20
× 2)を外す。
② サイドブレーキをしっかり引く。
③ ⼀度キーを ON にし(エンジンはかけない)、
シフトを D レンジに⼊れ、その状態でキー
を OFF にする。
(ACC 状態となり、キーは抜けません。)
1
エアコンダイヤル下カバーと
アッシュトレイを外す
① 図 1・A のカバーを下へ外す。
(GOLF VI の場合は、エアコン周りのパネル下側を
少し⼿前に引き出して、A のカバーを下へ外す。)
C
② 図 1・B のカバーを上側へ持ち上げ、シフトブーツ
を裏返すようにシフトノブにかぶせておく。
(シフ
トノブは取り外さずに作業する)
③ 図 1・C のアッシュトレイ⼿前のネジを 2 箇所外す
(トルクス T20 × 2)。
④ 図 1・C の⼿前側を上に持ち上げてからすべてのコ
ネクターを外し、C を完全に取り外す。
2
A
B
図 1:取り外すカバー等の図
2
3
ケーブルを引き回す
① 図 2 のようにメーターとサーバー間の 3
本のケーブルを通す。
ケーブルを通す⽳を開ける
① ブレーキを踏み、シフトレバーを P レンジへ。
② キーを⼀度 ON にし、もう⼀度 OFF 位置へ戻
してからキーを抜く。
・コネクター⼤ ⇒ メーター側
・コネクター⼩ ⇒ サーバー側
ケーブル(3 本)
② ①で通したケーブルのサーバー側をコン
ソール内側を通しアンダーカバーの位置
まで持ってくる。
(図 3 参照)
③ 図 1・B のカバーをもとに戻す。
図 2:図 1 のカバー等を外した状態
④ メーターケーブルを通すため、A のカバーを
切りとる。
(下図参照)
上部
③ サーバーに 3 本のケーブルを差す。
(差す場所はどこでもよい)
助⼿席側
←
④ ハンドル右側の⼩物⼊れを外す。
切りとる
10mm
⑤ 3 本を接続したサーバーを⼩物⼊れ奥上部
の鉄板へ付属の両⾯テープにて固定する。
20mm
コネクター⼤
⑥ 図 1・C のアッシュトレイをもとに戻す。
(ケーブルは図 2 のように右側へ寄せる)
2
1
⑤ ④で切りとりをした A のカバーをもとに戻す。
コネクター⼩
図 3:ケーブルの取り回し図
下記は GOLF V GTI BWA(右ハンドル⾞)でヒューズ BOX へ配線する場合の⼀例です。
電源接続と OBD2 コネクター接続をする
その他の⾞種で不明な場合はディーラー等でご確認ください。
【参考1】指定ヒューズ位置例
電源接続を⾏う
① 運転席右横のカバーを ­ ドライバーなどを使って
外します。
GOLF V GTI BWA
(右ハンドル⾞)の場合
② ヒ ューズ BOX の I G N 供 給 で きる
ヒューズ(キー ON で12V、常時電
源は不 可)を抜き、付属のヒューズ
電源コードをそこへ接続します。
位置=上段 右端
番号=1(SC1)
容量=10A
ヒューズ
(付属)
カバー
※10A の ミ ニ ヒ ュ ー ズ 以
外から電源を取りたい場
合は、市販のヒューズ電
源をご使⽤ください。
(ヒューズ BOX 正⾯)
ヒューズ BOX
【参考 2】カットギボシの使い⽅
1
ヒューズ BOX で 電 源 が 取 れ な い 場 合 は I G N(キ ース
イッチ ON で12V)へ直接配線を⾏ってください。
=カットギボシ
(またはハンダ付け)
※OBD2 コネクターから出ている⾚コードへは接続し
ないでください。
IGN(常時不可)
ヒューズ
1P コネクター
2
4
3
OBD2 コネクターを接続する
サーバーから出ている OBD2 コネクターを故障診断コネクターの根元まで差し
込み、ヒューズ電源コードを 1P コネクターへ接続します。
両⽅の芯線を絡める。
確実にかしめる。
5
※かしめる際は圧着ペンチを
使 ⽤するか、ペンチで 折り
た た み、半 ⽥ 付 け な ど を
⾏ってください。
ビニールテープで絶縁する。
カット
10 mm
接続するコードの被ふくをむく。 製品コード先端の被ふくをむく。
3
3 連メーター
サーバー
2
10 mm
外した部品を元に戻す
配線を傷付けないようにまとめ、運転席右横カバー、ハンドル下アンダーカバー、ハンド
ル右側⼩物⼊れを元に戻します。
【参考 3】OBD2 コネクターの取扱注意
差し込み時・抜き
取り時はこの凸部
を持って⾏う。
凸部が握れない場合
故障診断コネクター
OBD2 コネクター
故障診断コネクター
診断コネクター位置
こんなときは
PIVOT 製 3-drive シリーズと併⽤する場合
3-drive の OBD2 コネクターをカットし、サーバーのコネクターから出ているコード
にギボシ接続します。
OBD2 コネクター
① ⾞ 輛側の故障 診 断コネクターか
ら OBD2 コネクターを抜く。
⾚
3-drive
カット
② OBD2 コネクターから出ている
コードを適当な位置で切断する。
⾞種により、コネクターが
奥 ま で ⼊り、凸 部 が 握 れ
ない場合があります。
インシュロックの
輪 の 部分を持っ
て引き抜く。
【参考 4】ギボシの使い⽅
1
オススリーブ コード
2
10 mm
3
コードにオススリーブを通す。 コードの先端を10mm くらいむく。
先端を折り返す。
4
6
オスギボシ
5
各かしめ位置
⿊
③ ⿊、⾚コードにギボシを付け、確
実に接続する。
OBD2 コネクター
⇒【参考 3】ギボシの使い⽅
⾚
オスギボシにコードをセット
する。
⾚
サーバー
=ギボシ接続
コネクターを抜く際は、コードを
持って引き抜くのは絶対におやめ
ください。断線の恐れがあります。
3-drive
⿊
⿊
内 側 の圧 着 部は芯 線と、外側 の圧
着 部は被ふくの上 からそれぞ れ 圧
着ペンチで確実にかしめる。
オ ス スリ ーブ を 各 か
しめ位置に固定する。
※オス・メスギボシは接続後、オススリーブがメス
スリーブの内側に⼊るようにしっかりねじ込む。
3
3
1
メーターとメーターフードを固定する
2
3 連メーターフードを固定する
① 3 連フード底⾯の両側2箇所に
付属の両⾯テープを貼ります。
② 配線をフードの各メーター⽳より出し、
純正灰⽫の位置へメーターフードを貼り
付けます。
メーターを固定する
① メーターの根元に付属の
クッションテープを3箇
所程度貼ります。
② 各配線をメーターに差し
込み、3連フードへ圧⼊
します。
3 連フード
クッションテープ
(3箇所程度)
3 連フード
両⾯テープ
(2箇所)
POINT
⾒やすい向きに調整も可能です。
基本操作⽅法
1
START
52X-VW の始動から停⽌までのメーターの基本的な動きです。
キースイッチ ON
(エンジン始動)
3
2
オープニングデモ
(3 連同時始動)
4
リアル表⽰
各メーターがリアル表⽰を⾏います。
キースイッチ OFF(エンジン停⽌)
-1
針は OFF 時の位置で⽌まります。
故障と思われるまえに
症 状
原 因
対 策
メーターケーブル、OBD2 コネクター、ヒュー
ズ電源の接続不良。
メーターケーブル、OBD2 コネクター、ヒュー
ズ電源の接続状態を確認する。
電源を直接配線した場合の⾚コードの配線間
違いか接触不良。
⾚コードの接続場所及び接触状態をご確認く
ださい。
対応外の⾞種に取り付けている。
対応⾞表をご確認ください。
電源が常時電源(キー OFF でも12V)に接続
されている。
電源を I GN(キー ON で12V)に切り換える。
エンジン始動で動作しない。
(1つまたは 2 つ)
メーターとサーバー間のケーブルの接続不良。
各ケーブルの接触状態をご確認ください。
表⽰が純正や他のメーターとズレる。
本製品の各表⽰数値はクルマ側の ECU の情報で、⼀部⾞種で純正や他のメーターと誤差が⽣じ
る場合があります。
ブースト圧表⽰が純正や他のメーターとズレる。
本製品のブースト計は絶対圧式で、相対圧式のメーターとは表⽰がズレる場合があります。
キー ON 時ブースト指針がマイナスになる。
絶対圧センサーは気圧分をマイナスして表⽰します。
(例:標⾼ 700m 地点=マイナス 8Kpa)
キー ON 時、油温表⽰が⼀度マイナス側になる。
クルマのデータ上の動作で正常です。
エンジン始動で動作しない。
(3 連すべて)
4
株式会社
〒390-0313 長野県松本市岡田下岡田 87-3 TEL0263-46-5901(代) http://pivotjp.com/