第8号 - 東京都立しいの木特別支援学校

平成 25年 12月25日 発行
東京都立しいの木特別支援学校
℡.0436-66-2790
第8号
(学校便り)
平成25年が終わります~一年を振り返って
副校長 中村 裕
12月も半ばを過ぎ、いよいよ年の瀬も押しせまってまいりました。先週には千葉県では雨でしたが、都内では初
雪が降り、いよいよ冬本番という厳しい寒さになってきました。先日、京都の清水寺で、今年の世相を表す漢字が発
表されました。今年の漢字は、
『輪』でした。2020 年の東京オリンピック(五輪の『輪』
)の開催決定、サッカーワー
ルドカップの本大会出場決定や、プロ野球の楽天イーグルスの初優勝などスポーツにおける歓喜の『輪』
、度重なる自
然災害の被害への支援の『輪』が広がったことなどから、この漢字になったようです。
さて、今年一年を振り返って、学校にあてはめて考えてみるとどうでしょうか。全校行事の「運動会」では、
「絆
を深めるのはいつ?今でしょ!団結するのはいつ?今でしょ!エイエイオー!」というスローガンのもと、各学部の
演技や全員リレーで盛り上がりました。そして「しいの木祭」では、
「みんなで協力、みんなで祭りだ!エイエイオー!」
というスローガンのもと、みんなで協力し、心をひとつにしての舞台発表も大成功。まさにしいの木の児童・生徒全
員の協力の『輪』
。11月末には中学部、12月初めには高等部が、それぞれ修学旅行に出かけました。普段の学習で
はグループが違う、のびろの友達と福祉園の友達が、一緒に活動し寝食を共にして親交を深めた、友情の『輪』
。また、
清掃活動で姉ヶ崎駅周辺や高石山公園に出かけたり、リサイクル活動で幼稚園に出向いたりして、それぞれの場面で、
地域の方から「ありがとう」と声をかけられてできた、地域の人たちとの『輪』
、近隣の小中学校、特別支援学校との
交流活動でできた、友達の『輪』
。日頃からお世話になっている施設や関係諸機関の職員の方々、学校の教職員、児童・
生徒にかかわるすべての人たちの『輪』
。そのすべての『輪』が幾重にも重なり合い、より大きく太い『輪』になりま
した。その『輪』が、今後ますます児童・生徒の成長の支えになればと願っています。
結びに、今年一年、本校の教育活動にご理解ご協力をいただきましたことを、厚く御礼申し上げます。
11月27日(水)から29日(金)まで、中学部本校生徒3名と中学部訪問学級生徒1名で横浜方面に修学旅行
に行ってきました。1日目は、電車で横浜へ移動。みなとみらいのカップヌードルミュージアムでそれぞれがオリジ
ナルのカップヌードルを作りました。2日目は、一日中八景島シーパラダイスを満喫。水族館や海の動物たちのショ
ーを見学したり、ペンギンや白イルカに触ったり、お土産を選んだりして楽しみました。残念なことに強風のため終
日運休のアトラクションが多く、楽しみだったものを我慢する場面もありましたが、限られたアトラクションの中で
楽しむことができました。みんなでメリーゴーランドに乗って、良い思い出になりました。3日目は、横浜中華街を
散策。横浜大世界のトリックアートミュージアムで不思議な絵や展示物を見て楽しんだ後、本格的な中華料理を堪能。
みんな「おいしい」と満足そうな笑みを浮かべていました。目標に掲げていた「みんなで協力して最高の思い出を作
る」のとおり、充実した3日間になりました。
(中学部:上川貴大)
12月4日(水)、5日(木)、6日(金)、天気にも恵まれて本当によかったです。行きは、品川駅から新幹線に乗り、
いざ!大阪へ。始めに海遊館に行きました。まるで海の中にいるような情景に、
・・魚かと思ったらなんと!サンタが
いてみんなびっくりしていました。
2日目は、いざ!USJ へ。いろいろなアトラク
ションに乗りました。スパイダーマンやジョーズ
などは、怖くて泣いてしまったり、楽しくてテン
ションが上がったり、みんなそれぞれ楽しんでい
ました。同学年の友達同士が協力して、たくさん
の思い出ができた修学旅行になりました。
(高等部:山田裕美)
12月~1月の予定
防災教室
14 火 計測(高男)
12月19日(木)帝京平成大学地域医療部医療スポ
ーツ学科 救急救命コース 大橋教良教授をお迎えして
防災教室を実施しました。第一部では、各学部学級等に
分かれて地震が起きた場合の身の守り方や担架の使い方
を実技形式で学びました。訪問学級では、地震の時の身
の守り方について音楽の授業の場面を想定して学習しま
したが、避難の時にピアノの下に入る児童・生徒は一人
も居ませんでした。日ごろの訓練の成果が出ていたこと
で、大橋教授からも「よくできました」と褒められてい
ました。担架の実技指導では、4人で運ぶ通常用いる担
架や2人で座った状態の人を運ぶことができる座位型担
架そして、ストレッチャーを使った実技学習を行いまし
た。生徒たちは、声を掛け合いタイミングを合わせてバ
ランスに気をつけながら慎重に担架を持ち上げて運搬し
ていました。真剣さが伝わる実技学習でした。第二部で
は、
「急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう」というテーマ
で DVD を観ながら大橋教授から注意することや身の守り
方について、質問形式で生徒たちとやりとりしながら学
びました。2時間の授業でしたが、いつでも身近に起き
る災害として各自が実感をもって取り組んでいたのが伝
わる防災教室になりました。
(生活保健部:今野昌人)
15 水 計測(訪)、公開授業研究会、短縮授業
16 木 計測(中男・全女)、避難訓練
中学部 社会見学
日
26
27
28
29
30
31
曜
予
定
木 冬季休業日(始)、部活動、余暇活動
金 余暇活動、ICT 活用講座
土
日
月
火
1/1 水 元日
2 木
3 金
4 土
5 日
6 月
7 火 冬季休業日(終)
8 水 3学期始業式、現場実習Ⅲ期(始)
9 木 しいの木集会・安全指導日、給食(始)
10 金
11 土 造形美術部門展(1/11~15)
12 日
13 月 成人の日
17 金
12月20日(金)に社会見学で、姉崎郵便局に年賀
はがきを買いに行きました。今回の社会見学では、事前
学習でこれまでの社会見学を振り返り、個々に自分の課
20 月 中・高校内実習(始)
題を振り返り、それを踏まえた上で目標を設定して取り
21 火
組みました。当日は、経験を重ねてきたこともあってバ
22 水
スでのマナーや料金の支払いなど、とてもスムーズに行
23 木
うことができました。特に今回は、愛の手帳を提示した
24 金
中・高校内実習(終)、保護者通信
上で料金の支払いを行うことを確認して取り組みまし
た。経験を重ねて将来の社会生活に生かしてほしいと思
25 土
います。
郵便局では1人1枚年賀はがきを購入しました。
26 日
また、局内の様子を見学し、局員の働く姿や様々な掲示
27 月
物に興味を示していました。生徒は、レジでの支払いな
28 火
どは上手にできていますが、おつりやレシートを受け取
29 水 発達相談③
った際に財布に入れるのに手間取ったり、欲しい商品名
30 木 セーフティ教室
を相手に分かるように伝えることができていなかったり
31 金 有秋南小音楽交流(中)
する様子がみられました。また、バスなどの待ち時間の
☆ 12月10日付で、高等部2年1組に、女子1名が転 過ごし方についても課題が見られました。課題点につい
て次の機会に向けて整理し、改善して取り組むことがで
入しました。
きるようにしていきたいと思います。
(中学部:田中 剛)
★ 学校評価アンケートへのご協力、誠にありがとうござ
いました。集計結果をまとめ、2月の保護者会にて報告
をする予定です。
もし、お手元にまだ、アンケー
ト用紙がございましたら、ご記入
の上、大至急ご返送いただけると
幸いです。
18 土
19 日 青年教室