ニッポンコムジェスト・エマージング マーケッツ・ファンド - ありがとう投信

ニッポンコムジェスト・エマージング
マーケッツ・ファンドSA(適格機関投資家限定)
※弊社が組入れているファンドの中で、マーケットコメント等の提供があるものについて、直近の内容を掲載しております。
運用:日本コムジェスト株式会社 http://www.comgest.co.jp/
基準日:2009年7月31日
マザーファンド株 式組入上位10銘柄
銘 柄
国
1 TAIWAN SEMICONDUCTOR-ADR 台 湾
2 MTN GROUP LTD
南 アフリカ
3 JBS SA
ブラジル
4 EMPRESAS COPEC SA
チリ
5 CHINA MOBILE LTD
中国
6 MOBILE TELESYSTEMS
ロシア
7 GOLD FIELDS LTD
南 アフリカ
8 CHINA LIFE INSURANCE
中国
9 TIM PARTICIPACOES SA
ブラジル
イスラエ ル
10 AMDOCS LTD
MSCI業 種分類
情報技術
電気通信 サービス
生活必需 品
資 本財・サービス
電気通信 サービス
電気通信 サービス
素材
金融
電気通信 サービス
情報技術
比率
5.5%
4.1%
4.0%
3.2%
3.1%
3.1%
3.0%
3.0%
2.8%
2.8%
※ 比率 は、マザーファンドにおける純 資産総額に占める割合で す。
<運用概況>
2009年7月はマクロ経済やミクロの経済状況の良好な、もしくは幾分よい情報を受けて、株式市場
の驚異的な上昇が続きました。ただ、直近数か月からみたファンダメンタルズに基づく理由によって、
この市場の楽観論を共有することは難しいです。エマージング市場の最近の極端に強いパフォーマ
ンスに魅了されて、今後も夏休みを終えた投資家がエマージング市場の資産を買いに殺到する可
能性を除外することはできません。このことは、ファンド資産のバリュエーションを過大なレベルまで押
し上げるかもしれません。一般にコムジェストは運用がより難しい時期に受益者の資産を守るために、
熱狂的に急上昇する相場の中で相対的にパフォーマンスが若干劣ることは容認しております。
最近発表されたファンドの組入れ銘柄の決算報告はよい結果となりました。インドの医薬品業の
Ciplaの第1四半期の売上げは輸出の一時的な落ち込みにより予想よりも若干弱い結果だったのもの
の、14%上昇しました。その結果、営業利益が35%増加し、利益率も著しく向上しました。エマージング
市場の医薬品セクターの中では、Ciplaは依然として我々の有望銘柄です。ただし、エマージング諸
国の健康関連の支出は潜在的に増加余地が大きいものの、残念ながらミクロでみた医薬品市場の
魅力は若干小さいのです。ラテンアメリカにおいて、Coca-Cola Femsaは前回同様に堅調な決算内
容を発表しました。売り上げは16%上昇し、成長のペースは異なるものの、すべての国で事業は堅調
です。厳しいマクロ経済環境にもかかわらず、グループの収益性を維持したことから営業利益および
純利益もそれぞれ16%、17%上昇しました。また、Coca-Cola Femsaは負債を削減する戦略を継続して
います。それによって負債コストは将来の利益において、よりウェイトが小さくなるでしょう。グループ
の負債は、ラテンアメリカにおいてCoca-Colaの生産でトップメーカーであったPanamcoを2005年に見
事に買収したことから生じています。
以上
このレポートはありがとうファンドの運用状況等を開示するための情報提供を目的として、ありがとう投信株式会社が作成した
レポートです。信頼性が高いと判断した情報等に基づいて作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありま
せん。投資信託の取得を希望される方は必ず目論見書の内容をご確認の上ご自身の判断でお申込ください。