ガスケットプレート式 熱交換器

ガスケットプレート式
熱交換器
製品について
熱交換器は二つの液体間で熱を移す
のに使われます。ガスケットプレート
式熱交換器は高性能構成機器であ
り、コンパクトな寸法に結合されて高
いレベルの効率を発揮します。また、
たいへん適応性に富んだ製品でもあ
ります。この製品シリーズは蝋付け
タイプの製品に比べて大容量域の用
途に適しています。
J 6.104.1/07.10
1.
1.1 特徴
ガスケットプレート式熱交換器はス
テンレス鋼製(1.4401, AISI 316)
で、個々に型付加工された多数の熱
交換プレートで構成されています。
プレートは、ニトリルゴム(NBR)ま
たはバイトン (FKM:オプション) 製の
ガスケットによってシールされ液が分
離されます。プレート群は固定板と圧
力板、締付ボルトとサポートで構成さ
れています。
2.
技術仕様
流体:
●
水グライコール(冷却液)
●
HFC 作動液
●
水
●
油
作動温度:
最高 100 ℃
幅広い能力範囲に適用できるよう
に、3つのサイズの製品があり、それ
ぞれがプレートの数を変える事がで
きます。
作動圧力:
最高 10 bar(静圧力)
この熱交換器はネジまたはフランジ
で管路に接続されます。
注記:
圧力サージは避けて下さい。
用途によっては、高級材料(チタン
254 SMO)の製品を利用する事もで
きます。このような用途については
弊社へお問合せ下さい。
1.2 用途
冷却用に下記に示す流体が使用可
能です。
● 水 ● 冷却液 ● HFC 作動油 ●油
その他の流体については、お問合せ
下さい。
代表的使用例
油圧システム
● プレス
● 循環システム
● 試験機
● 内燃機関
J 6.104.1/07.10
●
60
水中に含まれる物質制限:
pH 7 の制限値を示します。
●
遊離塩素
< 0,5 ppm
●
塩化物
< 700 ppm at 20 °
C
< 200 ppm at 50 °
C
●
硫酸塩
< 300 ppm
●
硫化物
< 5 ppm
●
pH 値
7 ‒ 10
汚染状態
懸濁液中の粒子の量 < 10 mg/ℓ
粒子サイズ < 0.6 mm(球状)
糸状の粒子は圧力損失急増の原
因になります。
3.
型式コード
PWT‒BG 14 / 1.0 / xxx (3HG‒14HL) / N / A / 1
サイズ
タイプコード
修正番号
プレート数/コード
ガスケット
N = NBR (ブナ)
V = Viton(バイトン)
接続標準仕様(5.寸法の項参照)
配管から応力を受けることがないように接続して下さい。
配管からの線膨張や振動が熱交換器に伝わらないようにして下さい。
その他の接続仕様の場合はお問合せ下さい。
塗料
1 = RAL3003
その他の塗装仕様については、お問合せ下さい。
性能
サイズ 40
ISO VG 46
Toil
60 °
C
TH O
20 °
C
Voil / VH O
4/1
Δpoil
< 1.6 bar
2
サイズ 31
サイズ 14
油流量 [ℓ/min]
J 6.104.1/07.10
oil
2
熱放散率 [kW/K]
4.
61
5.
寸法
フレーム
プレートの最大枚数
mm
A
mm
B
mm
C
mm
D
mm
E
mm
BG/サイズ 14
200
837
310
590
135
132
1000
BG/サイズ 31
500
1332
480
894
225
184
3000
BG/サイズ 40
500
1579
480
1141
225
184
3000
接続仕様
ネジ接続
オプション:フランジ接続
J 6.104.1/07.10
BG/サイズ 31/40: 成形ゴム部品
金属内張り
フランジ接続
62
250
500
500
6.
N = プレート数
BG/サイズ 14:
L2
mm
PP
接続仕様
N x 2,4
G 2"
N x 3,1
DN 100
N x 3,1
DN 100
注記
ガスケットプレート式熱交換器の選
定は様々な変数の影響を受けます。
最初の選定は 61 ページの性能表
を使って可能となります。この性能表
は記載された変数に対してのみ有効
ですので注意して下さい。
個々に計算されることをお勧めします。
63 ページに示す「計算シート」を使用
して下さい。
本カタログに記載されている値は、記
載されている作動条件下、及び使用目
的に基づきます。上記と異なる目的や
作業条件下にて本製品を使用する場
合は弊社へお問合せ下さい。
尚、技術仕様は変更される場合があり
ますのでご了承下さい。
7.
計算シート
顧客
工事名称
住所
名前
郵便番号
納期
国
日付
電話番号
メールアドレス
1.0
用途
2.0
選定データ
2.1
動力放散
2.2
液体
2.3
組成
2.4
流量
2.5
入口温度
2.6
出口温度 *
2.7
許容圧力損失
2.8
比重
2.9
比熱
計測ユニット
熱側
冷側
2.10 熱伝導率
2.11 粘度
2.12 作動圧力
2.13 設計圧力
2.14 試験圧力
2.15 設計温度
3.0
設計
3.1
構造様式
3.2 材料
プレート
ガスケット
備考
* 動力放散が与えられれば出口温度は計算できます。言い換えれば出口温度は与える必要はありません。
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4.0
63