第2号 - 練馬光が丘病院 - 地域医療振興協会

今月のトピック
当院で初めての赤ちゃんがうまれました
咲子ちゃん 9月21日生まれ
平成24年10月
当院では4月以来、産婦人科病棟の改装を行い、 9月に完成オープン
致しました。この新装となった病棟で、 このほど全職員待望の第1号の
可愛いお姫様が 無事安産で誕生致しました。今後とも入院から出産ま
でを一つの部屋で快適に過ごせるLDRでの分娩や、出産後の母乳中心
の育児を基本に地域の皆さまに快適で安全な分娩の場を提供していく
所存です。
(産婦人科 科長 片山 進)
第2号
ご出産おめでとうございます。健やかなご成長をお祈りいたします。
当日、 産声が上がった時、 よかったと笑みを浮かべみんなが握手。
お疲れ様、元気に生まれてよかったと誰もが思った瞬間でした。産婦
人科を愛するスタッフがいっぱいいます。練馬光が丘病院でお産をし
たいと沢山の方が訪れるよう、少しずつ前進していきたいと思います。
(産婦人科 師長 平野 寿恵)
練馬光が丘病院からの
お知らせ
各種講座開催のご案内
・小児救急ミニ講座「小児救急について」 小児科部長 依田 卓医師
平成24年10月29日(月)13:30~15:00 旭町プレパ広場にて
・区民健康医学講座「新しい創傷治療」 傷の治療センター 夏井 睦医師
平成24年12月15日(土)14:00~15:30 光が丘区民センター
頭頸部外科が始まりました(10月より毎週水曜日午後・予約制)
医師のご紹介
練馬光が丘病院は「公益社団法人地域医療振興協会」の運営施設です。 地域医療振興協会は、地域医療を取り巻くさまざまな問題を解決し、
へき地を中心とした地域保健医療の調査研究および地域医学知識の啓発と普及を行うことを目的に1987年5月に設立され、2009 年 12 月1 日より
公益社団法人として新たにスタートしました。地域医療に対する意欲と実績を持つ医師を中心に、つねに地域保健医療の確保と質の向上など住
民福祉の増進を図り、地域間での医療の不均衡の解消、地域の振興を推進しています。
編集後記
当院が開院して半年が経ちました。季節もすっかり秋へと移り変わり、日々、気温の変化に驚くばかりです。体調管理が難しくなりますが、手洗い・
うがいをきちんとして、元気な毎日を過ごしましょう。(Y.T)
発行元:
〒179-0072 東京都練馬区光が丘2-11-1
TEL:03-3979-3611(代)
部署のご紹介
常勤顧問
常勤顧問
外
科
乳腺外科
吉村
博邦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
溝口
秀昭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
吉田
卓義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
長谷川 俊二・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
「正しく知ろう!!乳がんのこと」開催報告レポート・・・・・・・・2
今月のトピック 当院で初めての赤ちゃんがうまれました ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
病院からのお知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
練馬光が丘病院
練馬光が丘病院
医師のご紹介
部署のご紹介
練馬区の皆さま、こんにちは! 練馬光が丘病院呼吸器科(呼吸器外科
担当)の吉村博邦です。
練馬光が丘病院の呼吸器科では、肺癌をはじめ、喘息、また、肺気腫や
常勤顧問
よしむら
ひろくに
吉村
博邦
呼吸器外科
北里大学名誉教授
前北里大学医学部部長
外科
<当科の紹介>
当院外科は最新の高度医療を提供するために消化器外科(食道・胃外科、
慢性気管支炎(この2つはCOPD 慢性閉塞性肺疾患と呼ばれています)、
大腸肛門外科、肝胆膵外科)、一般外科、腹部救急外科を分科させ各科の
また、肺に穴が開き胸の中に空気が漏れて急に呼吸が苦しくなる気胸とい
専門責任者を中心に外科治療を展開しています。外来は月~土まで毎日、
う病気など、肺あるいは呼吸器に関する全ての疾患に対応して、検査、診
緊急手術は365日24時間対応可能です。
断、治療を行っています。特に肺の手術に際しては、通常は現在のスタッ
◎食道・胃外科
担当 吉田 卓義
フで行いますが、随時、自治医科大学呼吸器外科の遠藤俊輔教授が応援
◎大腸・肛門外科
担当 小西 文雄
にきてくれるなど、万全を期しています。すでに、肺癌をはじめ、気胸の手術
◎肝臓・胆嚢・膵臓外科
担当 米神 裕介
などを定期的に行っており、ほとんど全ての患者さまに対して胸腔鏡手術という、胸に数ヶ所小さな穴を開けて癌を
取り出すなどなどの手術を行っています。入院期間も短く、痛みも軽く、患者さまの負担もとても軽く済みます。
◎一般外科(ヘルニア、虫垂炎など) 担当
<当科の特徴>
李 俊容
◎腹部救急外科(ICU) 担当 光定 誠
小さな傷の手術-からだに優しい腹腔鏡下手術-
私は、初期研修は東大病院で行い、その後、清瀬市の結核予防会結核研究所で肺の手術の研鑽を積み、昭和
腹腔鏡下手術を積極的に行っています。この手術は、傷を小さくして、患者さまの身体的、精神的な負担をなるべ
48年から、北里大学胸部外科で講師、 助教授をへて、平成6年から19年まで教授を務めました。 肺の手術は3
く少なくしようとする方法です。開腹手術と比べると手術後の回復が早く、手術の翌日から歩くことができ、早期に退
千例以上経験しています。また、その間、米国のテキサス大学のM.D.アンダーソン癌センターに1年半、准教授と
院することができます。当院では、腹腔鏡下手術の経験が豊富にある外科スタッフがそろっており、病気の進行程
して留学しました。残りの人生を練馬光が丘病院で練馬区民の皆さまのお役に立てるよう、全力で頑張る所存です。
度や患者さまの全身状態などを考慮して、この治療方法を選択しています。
どうか宜しくお願い致します。
部長:吉田 卓義(よしだ たかよし )
今年の7月に常勤顧問として着任いたしました。また、臨床検査科の部
長も兼務しております。着任後も建物の改修工事が行われ、新しい器械が
次々と運び込まれ、新しい病院がつくられたように感じています。
私はこれまで、東大、自治医大、東京女子医大において40年間、血液内
常勤顧問
みぞぐち
ひであき
溝口
秀昭
血液内科
東京女子医科大学名誉教授
元東京女子医科大学医学部長
埼玉県赤十字血液センター顧問
乳腺外科
年々、乳がんは増加しており、日本人女性の20人に1人が乳がんになるといわれています。
しかし、最近では早期発見と適切な治療により治療成績は向上してきています。
当院の乳腺外科では、乳がんの診断から手術、薬物治療(抗癌剤治療、ホルモン治療)まで一貫して行います。
科の医師として働いてまいりました。主に白血病などの血液難病の患者さ
診断は、マンモグラフィー、超音波エコー、針生検を外来にて迅速に行えるように整備されており、手術は、できる
まの治療にあたってきました。したがって、当院に血液に異常のある患者さ
だけ体に影響の少ない乳房温存療法、センチネルリンパ節生検を取り入れ、入院も短期間です。抗癌剤治療も原
まがおられれば相談を受けることもあるかと思います。
則として、外来通院で行っています。
自治医大には創立期の昭和49年から54年まで6年間働いておりました。
乳がんは、40-50歳台の女性に多く発症します。少しでも気になれば早めに受診することをお勧めします。
30代の前半でまだ若く単身赴任でしたので学生寮に住み、 学生たちと親
しく付き合いました。彼らは卒業後、医師として9年間へき地医療に従事し、この30年間日本のへき地医療・地域
医療を支えてきました。私はこの間、24年間東京女子医大で働いた後、5年間埼玉県赤十字血液センターの所長
として埼玉県の献血事業に携わってきました。今回、かっての教え子たちが中心となってこの病院の運営にかかわ
10月6日(土)練馬区役所東庁舎にて開催されました
乳がんは他のがんに比べ、若年層から発症しやすいが、早期に発見して治療を
行えば、死に直結するものではないこと、そのためには検診を受けることが必要
ることになり、彼らの依頼で着任した次第です。新しくなった当病院において、大勢の若い元気のいい検査技師や
であるということが自然に理解できる講演内容でした。参加者の中には男性の姿
医師と付き合いながら、自治医大の創立期を思い出して働いております。
もあり、講演時間終了後も活発な質問が続き、大盛況でした。
練馬の区民の方々を中心に「有効な医療」を「安全に」「温かく」提供したいと考えております。よろしくお願いいた
します。
(地域連携相談センター
部長:長谷川 俊二(はせがわ しゅんじ)
成田 清美・勝田 美樹)