「リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業」に係る公募要領

「リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業」に係る公募要領
【ご注意】
本事業への応募は、NEDOへの書類提出に加え、府省共通研究管理シ
ステム(e-Rad)への研究機関及び研究者の登録、応募基本情報の入
力が必要です。
※e-Radによる登録手続きを行わないと本事業への応募ができませ
んので、十分留意ください。所属機関の登録手続きに日数を要する場合が
ありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。
平成24年4月
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
スマートコミュニティ部
「リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業」に係る公募について
(平成 24 年 4 月 27 日)
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、リチウムイオン電池応用・実
用化先端技術開発事業を課題設定型の助成事業として実施します。これに伴い、本事業に参加する事業者を、民
間企業等から以下の要領で募集します。
なお、本プロジェクトは、平成 24 年度の政府予算に基づき実施するため、予算案等の審議状況や政府方針の変
更等により、公募の内容や採択後の実施計画、概算払の時期等が変更されることがあります。
記
1. 事業概要
(1)背景と目的
運輸部門における石油依存を脱却し、CO2 排出量を低減させるためには、電気自動車(EV)、プラグイ
ンハイブリッド自動車(PHEV)など、動力を電動化した次世代自動車の早期普及が重要であり、そのため
の課題としてこれら次世代自動車の電動走行距離を延伸させるための蓄電技術の開発が求められていま
す。
我が国は、蓄電技術分野においてトップランナーの地位を築いてきましたが、今日、民生用リチウムイ
オン電池の市場シェアは韓国や中国の電池メーカーに奪われ、国際競争が激化しており、世界各国で国を
挙げた開発支援が行われています。特に、東アジア諸国の技術力向上と電池の低価格化は著しく、蓄電技
術分野における我が国のトップランナーとしての地位を脅かしています。
本事業では、このように国際的な競争環境が激化する蓄電分野について、我が国の優位性を確保するた
め、当面の主戦場となるリチウムイオン電池の技術開発を促進することを狙いとします。
このため、特に 2020 年頃の主力次世代自動車と目される、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)
や電気自動車(EV)に搭載されるリチウムイオン電池について、求められる性能のうち重要視されるエ
ネルギー密度の向上に主眼を置きつつ、各種性能バランスの取れた電池の実用化技術開発に取り組むと共
に、更に先(2025 年頃の車載)を狙い、現行リチウムイオン電池と比較して安全性の面で優位にある全
固体リチウムイオン電池について、車載用途として世界に先駆けて実用化を図ります。
また、現行のリチウムイオン電池について、量産化によるコスト削減効果を狙うため、自動車以外の用
途拡大のための技術開発を行います。
これら取り組みを通じて、将来において切れ間無く、我が国の蓄電分野の競争力を強化することを目的
とします。
(2)募集の内容
以下①及び②それぞれの研究開発項目について研究開発テーマの募集を行います。研究開発項目全体又
は部分応募が可能です。
① 高性能リチウムイオン電池技術開発
電気自動車等の主要動力となり得る次世代の高性能リチウムイオン電池の性能実現の見
通しを得る目的で、エネルギー密度、出力密度、安全性、コスト等の諸性能を向上・追求
する開発を、以下の2つの領域で行います。
1. 高性能材料電池化技術開発
高性能を実現する電池材料等及びそのセル化技術を開発し、得られた実用小型電池
により次世代のリチウムイオン電池に求められる性能や実用性を検証します。また、
高い安全性を実現する全固体リチウムイオン電池を対象に、固体電解質のイオン伝導
度向上、電極/電解質間の界面安定形成等の技術開発を行います。
2. 製造プロセス技術開発
高性能材料電池の実現とコスト低減を目的とし、高性能材料の製造技術、セル製造
の高度化技術等の製造プロセス開発を行います。また全固体リチウムイオン電池を対
象に、同電池に適した製造プロセス技術を開発します。
2
<最終目標>(平成 28 年度)
・高性能材料電池化技術開発では、2020 年~2025 年頃に車載用電池パックとして EV 用途
性能目標と PHEV 用途性能目標のいずれかとコスト目標の達成を見込める技術を確立し、
その技術で小型実用電池を試作・評価する。
・製造プロセス技術開発については、EV 用途性能目標、PHEV 用途性能目標、コスト目標の
のいずれかの実現に資する電池製造技術確立の目処を得る。
EV 用途性能目標
質量エネルギー密度:250Wh/kg
質量出力密度:1500W/kg
PHEV 用途性能目標
質量エネルギー密度:200Wh/kg
質量出力密度:2500W/kg
コスト目標
2 万円/kWh
②
リチウムイオン電池応用技術開発
車載用電池等の産業用動力や大型移動体用動力等への転用を念頭に、リチウムイオン電
池の応用技術開発を行います。具体的には、従来とは異なる使用環境に耐えるための耐環
境性能向上パック技術や、新たな用途に求められる性能を満たすための電池セル技術の開
発を行います。それらにより以下の目標を達成します。
<最終目標>
・開発した電池パックを実環境下で使用した場合の効果をフィールドテスト等によって実証
する。
・想定するアプリケーションにおける要求性能を満足する電池セルまたは電池パック実用化
の目処を得る。
(3)交付規程について
本助成事業は「課題設定型産業技術開発費助成金交付規程」(別添2-4)に沿って実施します。
(4)助成要件
a.助成対象事業者
助成事業者は、課題設定型産業技術開発費助成金交付規程第 5 条の要件を満たす、単独ないし複数で助
成を希望する、本邦の企業、大学等の研究機関であることが必要です。
b.助成対象事業
助成事業として次の要件を満たすことが必要です。
i.
助成事業が、基本計画(別添2-1)に定める研究開発項目①「高性能リチウムイオン電池技術開
発」、②「リチウムイオン電池応用技術開発」を行うものであること。
ii.
助成事業終了後実用化を目指す上での開発計画、投資計画、実用化能力を有していること。
(提案書の本文 3「企業化計画書」中に記載してください。
)
iii. 助成事業終了後、本事業の実施により、国内生産・雇用、輸出、内外ライセンス収入、国内生産波
及・誘発効果、国民の利便性向上等、様々な形態を通じ、我が国の経済再生に如何に貢献するかに
ついて、バックデータ※も含め、具体的に説明すること。(提案書の本文 1「助成事業内容等説明
書」の「7.期待される効果」中に記載してください。)(我が国産業の競争力強化及び新規産業創
出・新規企業促進への波及効果の大きな提案を優先的に採択します。
)
※バックデータ:上記の基礎となる主要な事項(背景、数値等)
iv. なお、当該助成事業終了後、追跡調査や特許等の取得状況及び事業化状況調査(バイドールフォロ
ーアップ調査)にご協力頂きます。
(別添3-2「追跡調査・評価の概要」参照)
3
c.助成対象費用
助成の対象となる費用は、課題設定型産業技術開発費助成金交付規程(別添2-4)第 6 条に示すとお
りです。
d.助成率
助成率は、研究開発項目により以下のとおりです。
① 高性能リチウムイオン電池技術開発(助成対象費用の 3 分の 2 以内)
② リチウムイオン電池応用技術開発(助成対象費用の 2 分の 1 以内)
e.助成事業期間
事業期間は、
平成 24 年度から平成 28 年度の 5 年以内で提案者が希望する期間を提案してください。
ただし、提案内容を勘案して NEDO が別途期間を指定することがあります。プロジェクトの中間年度
で評価を実施し、その結果を踏まえて、NEDO がその後の継続の可否を判断します。
基本計画(別添2-1)及び平成 24 年度実施方針(別添2-2)に本事業の趣旨、本年度の実施方針
をそれぞれ示していますので、提案に際しては必ずご一読下さい。
2. 予算
(1)事業規模
平成 24 年度の事業規模
合計:1,960 百万円 (NEDO 負担総額)
事業規模は変動がありえます。採択件数及び個別テーマの予算額に上限は設けません。
3. 実施方法
(1)事業の公募について
a. 公募期間
募集の期間は、平成 24 年 4 月 27 日(金)から平成 24 年 5 月 28 日(月)までとします。
(郵送、持参いずれの場合も、締め切り日 17 時 00 分までに必着のこと。)
期限までに着かなかった提案書は、いかなる理由であろうとも無効とします。また、書類に不備等があ
る場合は審査対象となりませんので、別添1-1提案書の様式「提案書作成上の注意」を熟読の上、注意
して記入してください(提案書のフォーマットは変更しないでください)。
※電子証明発行遅れ及び電子証明インストール不具合等外的要因によるやむを得ない事情により e-Rad
への電子申請が期限に間に合わない場合、必ず事前に NEDO 担当部に相談してください。 なお、電子
申請以外の申請書類の提出は必ず期限前に行う必要があります。
b.
提出先
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
スマートコミュニティ部 木村、松村、田中
〒212-8554 川崎市幸区大宮町 1310 ミューザ川崎セントラルタワー 18 階
※郵送の場合は封筒に『「リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業」に係る提案書在中』
と朱書きのこと。
※来構の場合はミューザ川崎 16 階「総合案内」で受付を行い受付の指示に従ってください。
c.
公募説明会の実施
i.
この助成事業の内容、応募に当たっての具体的な手続き、提出いただく書類の記載方法等の説明
会を次のとおり実施します。応募に当たっては公募説明会への出席は義務ではありません。説明
会への参加には事前登録が必要です。出席を希望する方は HP に掲載されている申し込みフォー
ムより事前登録してください。
登録期限:5 月 9 日(水)17:00(期限厳守)
なお、会場の都合上、応募者多数の場合は 1 法人 2 名までに限る等の人数調整を行う場合があ
ります。
ii.
公募説明会の日時および場所
4
<大阪会場>
日時:平成 24 年 5 月 10 日(木)14 時 00 分~15 時 30 分
場所:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 関西支部
住所:〒530-0001 大阪市北区梅田 3 丁目 3 番 10 号 梅田ダイビル 16 階
電話:(06)7670-2200
<東京会場>
日時:平成 24 年 5 月 11 日(金)14 時 00 分~15 時 30 分
場所:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 分室
住所:〒100-0013 東京都千代田区霞が関 1-4-2 大同生命霞が関ビル 12 階
電話:(03)5510-2211
公募説明会に関わる連絡先:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
スマートコミュニティ部
木村、松村、田中
TEL: 044-520-5264
FAX: 044-520-5263
(2)提案について
a.
提出書類について
助成金を希望する事業者は、日本語で作成した提案書(別添1-1提案書様式の表紙、要約版、本文 1
~4、会社案内(添付資料1)、損益計算書およびキャッシュフロー等の直近のバランスシート等経営状況
を示す書類(添付資料2))1 式(正 1 部及びその写し 3 部)、受理票 1 部(別添1-3)及び NEDO プロ
ジェクトの実績調査票(別添3-1)を上記提出先まで提出してください。なお、提案書は添付書類を含
めすべて A4 サイズとし、各部ごとに左上をクリップ等で止めてください(ステープラー留め、製本は行
わないでください)。
提出された提案書を受理した場合は、受理票を提案者にお渡ししますので受理票に必要事項を記載の上
送付(持参)ください。
提案に必要な様式は、NEDO ホームページ<http://www.nedo.go.jp/>の公募情報からダウンロードでき
ます。
なお、提出された提案書類、添付資料等は返却致しません。
b.
提案に関する注意
2 法人以上による共同の提案も本助成事業では認めています。その場合、提案書において助成期間内及
び企業化におけるそれぞれの役割分担等を明確に記述してください。
c.
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)への登録
応募に際し、あらかじめ e-Rad へ応募基本情報を申請することが必要です。連名の場合には、それぞれ
の機関での登録が必要です。詳細は、e-Rad ポータルサイトをご確認ください。
e-Rad ポータルサイト<http://www.e-rad.go.jp>
手続きの概略を以下の i.~v.に示します。
i. 所属研究機関の登録とログイン ID の取得
申請に当たっては、まず応募時までに研究代表者(主要研究員)の所属する研究機関(所属研
究機関)が e-Rad に登録されていることが必要となります。所属研究機関で 1 名、e-Rad に関
する事務代表者を決めていただき、事務代表者は e-Rad ポータルサイトより研究機関登録様式を
ダウンロードして、登録申請を(事務分担者を設ける場合は、事務分担者申請も併せて)行って
ください。登録手続きに 2 週間以上かかる場合がありますので、余裕をもって行ってください。
登録されると、ログイン用 ID(11 桁)、所属研究機関用 ID(10 桁)、パスワード及び電子証明
が発行されます。詳細は e-Rad ポータルサイトの「システム利用に当たっての事前準備」 を参
照してください。
e-Rad システム利用に当たっての事前準備
<http://www.e-rad.go.jp/shozoku/system/index.html>
ii. 研究代表者(主要研究員)のログイン用 ID(11 桁)、申請用は研究者番号(8 桁)の取得
前記 i.で登録した所属研究機関の事務代表者が、電子証明の格納された PC を用いてログイン
し、研究代表者を e-Rad に登録しログイン用 ID(11 桁)及び申請用研究者番号(8 桁)、パスワ
ードを取得します。詳細は e-Rad の所属研究機関向け操作マニュアルを参照してください
5
所属研究機関用マニュアル(共通)
<http://www.e-rad.go.jp/shozoku/manual/index.html>
iii. 公募要領ならびに提案様式のダウンロードと提案書の作成
e-Rad 上で、受付中の公募の一覧を確認して、公募要領と提案書様式をダウンロードします。
(NEDO の公募ホームページからダウンロードが可能です。)提案書類等を作成・準備します
iv. 応募基本情報の入力と申請
e-Rad のポータルサイトへログインし、研究代表者(業務管理者)が公募件名に対する応募基
本情報を入力し、申請します。e-Rad 応募基本情報の詳細内容については、研究者用マニュアル
を参照してください。
e-Rad ポータルサイトの研究者向けページ
<http://www.e-rad.go.jp/kenkyu/index.html>
研究者用マニュアル(共通)
<http://www.e-rad.go.jp/kenkyu/manual/index.html>
v. 応募方法
前記 iv で作成した e-Rad 応募基本情報は pdf ファイルでダウンロードできますので、該当フ
ァイルを全ページプリントアウトし、提案書(正)とともに NEDO へ提出してください。詳細
は、e-Rad ポータルサイトの研究者向けページ及び操作マニュアルを参照してください。
■e-Rad への研究機関登録に関するヘルプデスク
電話番号: 0120-066-877
受付時間: 午前 9 時 30 分~午後 5 時 30 分
土曜日、日曜日、国民の祝日及び年末年始(12 月 29 日~1 月 3 日)を除く
(3)採択の決定・交付申請書の提出について
a.
採択の決定方法
提出された提案書は、下記「4.審査について」に記載の審査方法により審査を行い、助成金交付予定先
を選定します。このとき、提案に係る事項に附帯条件を附して交付予定先を選定する場合があります。
採択結果の通知
採択された事業については、NEDO から提案者に書面をもって通知します。不採択の場合も、評価結
果を添えてその旨を通知します。なお、通知の時期は、平成 24 年 7 月を予定しています。
b.
c.
交付申請書の提出
採択された提案者は、提案した内容をもって(採択時に附帯条件が附された提案者は、その条件を反映
した内容をもって)助成金交付申請書1式を作成し、NEDO 事務局(スマートコミュニティ部)まで提
出してください。
(4)助成事業開始までの手続きについて
決定された助成事業者に対しては、助成金交付に先立ち事業説明会を開催しますので、参加してくださ
い。
(5)プレスリリース等について
採択された事業に関しては、申請者の氏名、助成事業の名称及び助成事業の概要を NEDO のホームペー
ジに公表します。また下記の審査委員(評価者)の所属、氏名について、採択決定後に NEDO のホームペ
ージに公表します。また、必要に応じてプレスリリースを行う場合があります。
4. 審査について
(1)審査方法
審査は、外部の有識者からなる事前審査とNEDO内に設置する契約・助成審査委員会で行ないます。事前
審査では、提案書の内容について審査し、本事業の目的の達成に有効と認められる提案者を選定し、その
結果を踏まえ、NEDOの定める基準等により審査を行い助成金の交付予定先を決定します。交付予定先の選
定は非公開で行われ、審査の経過に関するお問い合わせには応じられませんので御了承ください。また、
提案者に対して、必要に応じて資料の追加やヒアリング等をお願いする場合があります。
6
(2)審査事項
a.
事前審査の基準
事前審査に際しては、次の視点から審査します。
i. 提案内容の評価
提案された技術開発テーマについて、技術課題との整合性及び技術開発のレベル、助成事業計画
の妥当性を技術的な観点から審査します。
ii. 提案者の評価
提案者の技術、財務、事務管理、その他事業遂行に必要な能力があるかを審査します。
iii. 成果の事業化・波及効果
当該事業の新規性、市場創出効果、社会的目標への有効性、産業界への波及効果、企業化計画の
妥当性等を審査します。
b.
契約・助成審査委員会の選考基準
助成金の交付予定先は、次の基準により選考します。
i. 提案書の内容が次の各号に適合していること。
1. 助成事業の目標が機構の意図と合致していること。
2. 助成事業の方法、内容等が優れていること。
3. 助成事業の経済性が優れていること。
ii. 助成事業における助成事業者の遂行能力が次の各号に適合していること。
1. 関連分野における事業の実績を有していること。
2. 助成事業を行う人員、体制が整っていること。当該開発等に必要な設備を有していること。
3. 助成事業の実施に必要な設備を有していること。
4. 経営基盤が確立していること。
5. 助成事業の実施に関して機構の必要とする措置を適切に遂行できる体制を有していること。
5. 公募関連スケジュール
平成 24 年
公募期間: 4 月 27 日~5 月 28 日
公募説明会: 5 月 10 日、11 日(「3.(1)c. 公募説明会の実施」参照)
審査期間: 5 月末~7 月中旬
採択決定: 7 月中旬
6. 秘密の保持
提出された提案書は、助成金の交付予定先の選定のみに使用します。評価者には守秘義務がありますが、提
案者が提案書の一部について非公開の扱いを希望する場合は、該当する部分を別添1-1「提案書の様式」の
本文 4「非公開とする提案内容」に明示ください。NEDO はその部分については評価者に開示しません。ただ
し、この場合、評価者の判断材料が不足するために評価が低くなるおそれがありますので、ご注意ください。
取得した個人情報については、研究開発等実施体制の審査のために利用します。また、特定の個人を識別し
ない状態に加工した統計資料等に利用することがあります。ご提供いただいた個人情報は、上記の利用目的以
外で利用することはありません。(ただし、法令等により提供を求められた場合を除きます。
)
なお、e-Rad に登録された各情報(プロジェクト名、応募件名、研究者名、所属研究機関名、予算額及び実
施期間)及びこれらを集約した情報は、「独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律」(平成 13 年法
律第 140 号)第 5 条第 1 号イに定める「公にすることが予定されている情報」として取り扱われます。
7. 留意事項
(1)交付規程
提案者は、NEDO が提示する「課題設定型産業技術開発費助成金交付規程」の記載内容に合意す
ることが助成先として選定されることの要件となります。
課題設定型産業技術開発費助成金交付規程一式
<http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/hojo_josei/index.html#2>
(2)企業化報告書の提出等
交付決定された事業にあっては、助成事業完了後に企業化に努めていただくとともに、5 年後までの企
業化報告書を毎年度提出していただきます。
7
(3)収益納付について
当該助成事業の企業化等により、収益が生じたと認められたときは交付した助成金の全部又は一部に相
当する金額を納付していただくことがあります。
(4)NEDO 研究開発プロジェクトの実績調査票の記入について
過去に実施した NEDO の研究開発プロジェクトの成果について調査票に記載して頂きます。詳細につき
ましては「NEDO プロジェクトの実績調査票」(別添3-1)をご覧ください。
(5)追跡調査・評価について
助成事業終了後、追跡調査・評価に御協力をお願いします。追跡調査・評価については、
「追跡調査・評
価の概要」(別添3-2)をご覧下さい。
また、特許等の取得状況及び事業化状況調査(バイドールフォローアップ調査)についても、御協力を
お願いします。
(6)「国民との科学・技術対話」への対応について
本事業に参加する事業者は、研究活動の内容や成果を社会・国民に対して分かりやすく説明する活動(以
下、「国民との科学・技術対話」という)に関する直接経費の計上が可能です。本事業において「国民と
の科学・技術の対話」の活動を行う場合は、その活動の内容及び必要な経費を提案書に記載して提出して
ください。本活動に係る支出の可否の判断については、研究活動自体への影響等も勘案して行います。
また、本活動を行った場合は、年度末の実績報告書等に活動実績を盛り込んで報告してください。本活
動は中間評価・事後評価の対象となります。
なお、本事業以外で自主的に本活動に取り組むことは妨げませんが、間接経費を活用して本活動を行っ
た場合は実績報告書への記載等(本活動に係る事項のみで結構です)により当機構に報告してください。
(7)交付決定の取り消しについて
申請内容の虚偽、助成金の重複受給等が判明した場合、交付決定後であっても交付決定を取り消し、助
成金の返還を求めることがあります。
(8)公的研究費の不正な使用及び不正な受給への対応
公的研究費の不正な使用及び不正な受給(以下「不正使用等」という。)については、「公的研究費の不
正な使用等の対応に関する指針」(平成 20 年 12 月 3 日経済産業省策定。以下「不正使用等指針」という。
※1)及び「補助金交付等の停止及び契約に係る指名停止等の措置に関する機構達」(平成 16 年 4 月 1 日
16 年度機構達第 1 号。NEDO 策定。以下「補助金停止等機構達」という。※2)に基づき、当機構は資金
配分機関として必要な措置を講じることとします。あわせて本事業の事業実施者も研究機関として必要な
対応を行ってください。
本事業及び府省等の事業を含む他の研究資金において、公的研究費の不正使用等があると認められた場
合、以下の措置を講じます。
※1.「不正使用等指針」についてはこちらをご参照ください:経済産業省ホームページ
<http://www.meti.go.jp/policy/economy/gijutsu_kakushin/innovation_policy/kenkyu-hotline.htm>
※2.「補助金停止等機構達」についてはこちらをご覧ください: NEDO ホームページ
<http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/kokuhatu_index.html>
a.
i.
ii.
iii.
本事業において公的研究費の不正使用等があると認められた場合
当該研究費について、不正の重大性などを考慮しつつ、全部又は一部を返還していただくことがあ
ります。
「不正な使用」を行った研究者及びそれに共謀した研究者に対し、当機構の事業への応募を制限し
ます。
(不正使用等指針に基づき、不正の程度などにより、原則、当該研究費を返還した年度の翌年度以
降 2~5 年間の応募を制限します。また、補助金停止等機構達に基づき、不正があったと認定した日
から最大 6 年間の補助金交付等の停止の措置を行います。
)
「不正な受給」を行った研究者及びそれに共謀した研究者に対し、当機構の事業への応募を制限し
ます。
8
iv.
v.
b.
(不正使用等指針に基づき、原則、当該研究費を返還した年度の翌年度以降 5 年間の応募を制限し
ます。また、補助金停止等機構達に基づき、不正があったと認定した日から最大 6 年間の補助金交
付等の停止の措置を行います。)
府省等他の資金配分機関に対し、当該不正使用等に関する措置及び措置の対象者等について情報提
供します。このことにより、不正使用等を行った者及びそれに共謀した研究者に対し、府省等他の
資金配分機関の研究資金への応募が制限される場合があります。また、府省等他の資金配分機関か
ら NEDO に情報提供があった場合も同様の措置を講じることがあります。
他府省の研究資金において不正使用等があった場合にも i~iii の措置を講じることがあります。
「公的研究費の不正な使用等の対応に関する指針」(平成 20 年 12 月 3 日経済産業省策定)に基づく
体制整備等の実施状況報告等について
本事業への参加に当たり、各研究機関では標記指針に基づく研究費の管理・監査体制の整備が必要で
す。
体制整備等の実施状況については、報告を求める場合がありますので、求めた場合、直ちに報告する
ようにしてください。なお、当該年度において、既に、府省等を含め別途の研究資金への応募等に際し
て同旨の報告書を提出している場合は、この報告書の写しの提出をもって代えることができます。
また、当機構では、標記指針に基づく体制整備等の実施状況について、現地調査を行う場合がありま
す。
(9)研究活動の不正行為への対応
研究活動の不正行為(ねつ造、改ざん、盗用)については「研究活動の不正行為への対応に関する指針」
(平成 19 年 12 月 26 日経済産業省策定。以下「研究不正指針」という。※3)及び「研究活動の不正行為
への対応に関する機構達」(平成 20 年 2 月 1 日 19 年度機構達第 17 号。NEDO 策定。以下「研究不正機
構達」という。※4)に基づき、当機構は資金配分機関として、本事業の事業実施者は研究機関として必要
な措置を講じることとします。そのため、告発窓口の設置や本事業及び府省等他の研究事業による研究活
動に係る研究論文等において、研究活動の不正行為があると認められた場合、以下の措置を講じます。
※3.研究不正指針についてはこちらをご参照ください: 経済産業省ホームページ
<http://www.meti.go.jp/policy/economy/gijutsu_kakushin/innovation_policy/kenkyu-hotline.htm>
※4.研究不正機構達についてはこちらをご参照ください: NEDO ホームページ
<http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/kokuhatu_index.html >
a.
i.
ii.
iii.
iv.
v.
b.
本事業において不正行為があると認められた場合
当該研究費について、不正行為の重大性などを考慮しつつ、全部又は一部を返還していただくこと
があります。
不正行為に関与した者に対し、当機構の事業への翌年度以降の応募を制限します。
(応募制限期間:不正行為の程度などにより、原則、不正があったと認定された年度の翌年度以降 2
~10 年間)
不正行為に関与したとまでは認定されなかったものの、当該論文等の責任者としての注意義務を怠
ったことなどにより、一定の責任があるとされた者に対し、当機構の事業への翌年度以降の応募を
制限します。
(応募制限期間:責任の程度等により、原則、不正行為があったと認定された年度の翌年度以降 1~3
年間)
府省等他の資金配分機関に当該不正行為に関する措置及び措置の対象者等について情報提供します。
このことにより、不正行為に関与した者及び上記 iii により一定の責任があるとされた者に対し、府
省等他の資金配分機関の研究資金による事業への応募が制限される場合があります。また、府省等
他の資金配分機関から NEDO に情報提供があった場合も同様の措置を講じることがあります。
NEDO は不正行為に対する措置を決定したときは、原則として、措置の対象となった者の氏名・所
属、措置の内容、不正行為が行われた研究資金の名称、当該研究費の金額、研究内容、不正行為の
内容及び不正の認定に係る調査結果報告書などについて公表します。
過去に国の研究資金において不正行為があったと認められた場合
国の研究資金において、研究活動における不正行為があったと認定された者(当該不正行為があった
と認定された研究の論文等の内容について責任を負う者として認定された場合を含む。)については、研
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究不正指針に基づき、本事業への参加が制限されることがあります。
なお、本事業の事業実施者は、研究不正指針に基づき研究機関として規定の整備や受付窓口の設置に
努めてください。
(10)NEDO における研究不正等の告発受付窓口
NEDO における公的研究費の不正使用等及び研究活動の不正行為に関する告発・相談及び通知先の窓口
は以下のとおりです。
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 検査・業務管理部
〒212-8554 神奈川県川崎市幸区大宮町 1310
電話番号: 044-520-5131
FAX 番号: 044-520-5133
電子メール:[email protected]
ホームページ: 研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等に関する告発受付窓口
<http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/kokuhatu_index.html>
(電話による受付時間は、平日:9 時 30 分~12 時 00 分、13 時 00 分~18 時 00 分)
8. その他
メール配信サービス(http://www.nedo.go.jp/nedmail/index.html)にご登録いただきますと、ウェブサ
イトに掲載された最新の公募情報に関するお知らせを随時メールにてお送りいたします。
ぜひご登録いただき、ご活用下さい。
9. 問い合わせ先
本事業の内容及び提案・申請に係る手続きに関する質問等は説明会で受け付けます。それ以降のお問い合わ
せは、5 月 11 日から 5 月 24 日 17 時までの間に限り下記あてに FAX にて受け付けます。ただし審査の経過等
に関するお問い合わせには応じられません。
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
スマートコミュニティ部 木村、松村、田中
FAX:044-520-5263
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