imm cologne 2007 - ケルン国際家具見本市 - ケルンメッセ

imm cologne 2007 - ケルン国際家具見本市
2007年1月15日(月)~21日(日)
ドイツ連邦共和国 ケルンメッセ会場
- ファイナル・レポート -
imm cologne ケルン国際家具見本市: 上向き傾向は続く
imm ケルンは輸出ビジネスを促進
キッチンは 2008 年から imm ケルンに復帰
2007年の家具ビジネスは、immケルンで見事なスタートを切りました。世界で最も重要な家具見本市で
あるimmケルンは、他のどこよりも早く、フレッシュに、国際的に、2007年のインテリアのトレンドを展示し
ました。見本市側は、消費トレンドの中で家具が復活したと結論づけています。ケルン・メッセのヴォル
フガング・クランツ副社長はメッセを総括し、「出展企業によるエモーショナルな演出が、インテリアへの
興味を掻き立て、家具ビジネスに持続的な刺激を与えました」と述べています。この点には、ドイツ家具
工業会(VDM)専務理事ディルク・ウーヴェ・クラース氏も同意しています。「受注状況も良く、世界中か
ら専門バイヤーが多数来場したことは、2007年が私共の業界各企業にとって成功の年になると、楽観
的で希望に溢れた気持ちにしてくれました。一般に住まいとインテリアは重要性が増していますが、
immケルンはこの点に関しても貢献しています」とクラース専務理事は述べています。
imm ケルンがグローバルなビジネスの場であることは、今年の見本市が改めて印象的な形で立証しま
した。57 ヵ国から 1301 社の企業が、著名なデザイナー家具からクラシカルな住まいの空間まで、幅広
い内容の展示を行いました。出展者の中で外国企業の割合は 66%で、マーケットのグローバル性を反
映しています。全体で 11 万 5 千人の来場者(最終日の推定数を含む、その内 3 万 4 千人は一般開放
日の 2 日間に訪れた最終消費者)が、家具業界のトレンドやニュースに触れました。このようにして imm
ケルンは、木曜日から台風が吹き荒れ、交通事情が悪化したにもかかわらず、来訪者は昨年レベルを
達成しました。また、国内からの来訪者が少し増加しました。
国内市場の予測は非常に良好ですが、この業界を牽引するのは何といっても輸出ビジネスです。活気
あるこの分野において、imm ケルンの国際性は、戦略上決定的な意味を持っています。2007 年の imm
ケルンの専門ビジターの 40%は、外国からの来場者です。EU 加盟国からの来場者が少し減った一方
で、今回はアメリカ、アジア、ロシア、中東からのバイヤーが増加しました。すなわち、コントラクト・ビジ
ネスの重要性が増している国々からの来訪者が増加したということです。そのようなことからも、今回
の見本市でコントラクト・ビジネスにより強く焦点が当てられたことが、出展者や来訪者から高く評価さ
れました。
ケルンメッセ株式会社
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 5-13-1 虎ノ門 40MT ビル 9F
TEL: 03-5405-2202 FAX: 03-5405-2203 e-mail: [email protected] URL: www.koelnmesse.jp
建築、デザイン、インテリアコンセプトの分野において、imm ケルンは初めて開催した「アーキテクチャ
ー・コード・ケルン」と「アイディアルハウス・ケルン」で、新たにアクセントをつけました。「アーキテクチャ
ー・コード・ケルン」はその個性的で新しい形式によって、初日からデザイナー、建築家、クリエーターの
大きな関心を呼びました。
「建築家と詩人」というタイトルのもとに、スター建築家ザハ・ハディッドとデザインの詩人深澤直人が、
2軒の「アイディアルハウス・ケルン」でクリエーティブな未来の住まいのアイデアを表現しました。新し
い展示場所として全ての展示ホールとつながるメッセ大通りの北部に、「アイディアルハウス・ケルン」
のトレードマークである大きな赤いキューブが会場の南北をつなぐにぎやかな通りに組み込まれ、来場
者やジャーナリストたちの活発な論議を誘っていました。出展企業による住まいのコンセプトの対極とし
て興味を引くのは、「〔d3〕デザイン・タレンツ」で展示される若いデザイナーのアイディアです。ここでは、
「インスピレーション・ケルン」、「フューチャー・ポイント」、「NRG(エナジー)」という3つの限定イベントで、
関心を寄せる来訪者に対して、未来の先進的デザインのソリューションを提示しました。
imm ケルン 2007 のトレンドと傾向
家具業界の 2007 年は全体として、クリアなデザインが注目されています。 丸みのある、オーガニック
なやわらかいフォルムによって構成された、ふかふかと心地良い感じのソファーや椅子、ゆったりしたく
つろぎが再び求められているのです。新傾向のソファーファブリックとしては、織り模様のようなデザイ
ンのある生地が使われることが多くなりました。また高級レザーも重要性を高めました。新世代のソファ
ーセットのトレンドカラーは紫です。暗い色の木材と組み合わせると、非常に高級感のあるソファーとな
ります。また新トレンドの壁は、かろやかさと柔軟さで魅了します。もちろんその壁に、薄型ディスプレイ
は欠かせません。全般にテクノロジーは大きな意味を持っています。普段はサイドボードに隠れていて、
ボタンを押すとせり上ってくるディスプレイも人気があります。全体としては、単に価格の安い製品から、
デザインも内容も優れた家具へと回帰する傾向が見られます。品質は非常に重視されています。
imm ケルン 2008 に向けての質的な成長
2008 年からはハイレベルなキッチンも毎年展示されることとなりました。imm ケルンの中でもデザイン
と建築が特別な役割を担う「pure」に定期的に出展されることになりました。このコンセプトにより imm
ケルンは、キッチンがどんどんリビングに融合されつつある傾向に対応しようとしています。また、テー
ブル、チェア部門にも良いニュースがあります。2004 年に Sittable「シッタブル」の特別展示に参加した
各企業が出展者会議で、ケルンで大規模なプレゼンテーションを行うと表明したのです。さらに、ケルン
ではあまり大規模な展示を行っていなかった寝具業界からも、良い情報がありました。このように様々
な情報から、2008 年の imm ケルンが再び盛大なものになる事はすでに明白です。
次回の imm ケルンは、2008 年 1 月 14 日から 20 日まで開催されます。それに先立ち、2007 年 5 月 9
日から 12 日まで「インターツム」国際家具産業・木材加工専門見本市が開催されます。
ケルンメッセ株式会社
〒105-0001 東京都港区虎ノ門 5-13-1 虎ノ門 40MT ビル 9F
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