神戸市観光クラウド・アプリケーションの 開発運営業務に係る公募要領

神戸市観光クラウド・アプリケーションの
開発運営業務に係る公募要領
(プロポーザル説明書)
平成26年 8 月
神戸市産業振興局
目次
第 1 章 総則 ................................................................
................................................................................................
...........................................................................................
........................................................... 1
1-1.本業務の趣旨 .............................................................................................................. 1
1-2.神戸市の課題と現状 .................................................................................................... 1
1-3.本委託業務の概要 ....................................................................................................... 1
1-4.本委託業務の範囲 ....................................................................................................... 2
1-5.契約期間 ..................................................................................................................... 3
1-6.履行場所 ..................................................................................................................... 3
1-7.事業者選定方法 ........................................................................................................... 3
1-8.契約金額 ..................................................................................................................... 3
1-9.契約までのスケジュール ............................................................................................. 3
第2章 参加業者の資格要件................................
参加業者の資格要件................................................................
................................................................................................
....................................................................
.................................... 5
2-1.単体企業の場合 ........................................................................................................... 5
2-2.共同企業体の場合 ....................................................................................................... 5
第3章 審査申請の手続き ................................................................
................................................................................................
.......................................................................
....................................... 7
3-1.参加資格確認の申請 .................................................................................................... 7
3-2.参加資格・仕様書等に関する質問・回答 .................................................................... 7
第4章 提案書等の手続き ................................................................
................................................................................................
.......................................................................
....................................... 9
4-1.審査申請の手続き ....................................................................................................... 9
4-2.提案書作成要領 ........................................................................................................... 9
4-3.事業企画提案書の提出 ................................................................................................ 9
4-4.提案内容説明会(プレゼンテーション及びヒアリング)の実施 ............................... 10
第5章
第5章 審査項目・選定方法................................
審査項目・選定方法................................................................
................................................................................................
..................................................................
.................................. 11
5-1.受託候補事業者の決定方法 ....................................................................................... 11
5-2.評価基準 ................................................................................................................... 11
第6章 契約手続き等 ................................................................
................................................................................................
............................................................................
............................................ 15
6-1.契約手続き ................................................................................................................ 15
第7章
第7章 その他 ................................................................
................................................................................................
......................................................................................
...................................................... 16
7-1.著作権について ......................................................................................................... 16
7-2.その他注意事項 ......................................................................................................... 17
7-3.問い合わせ先 ............................................................................................................ 18
「神戸市観光クラウド・アプリケーションの開発運営業務」の公募型プロポーザルの実施に
あたっては,関係法令に定めるもののほか,この公募要領等によるものとする。
なお,公募要領等とは,次の書類のすべてを指します。
1)神戸市観光クラウド・アプリケーションの開発運営業務公募要領(プロポーザル説明書)
以下,「説明書」という。
2)神戸市観光クラウド・アプリケーションの開発運営業務公募要領(プロポーザル仕様書)
以下,「仕様書」という。
3)神戸市観光クラウド・アプリケーションの開発運営業務公募要領(様式集)以下,「様
式集」という。
4)提案評価基準表件機能実現説明表
第 1 章 総則
1-1.本業務の趣旨
スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末の急速な普及に伴い,観光客の観光情
報の収集方法も大きく変化している。モバイル端末は,いつでも・どこでも利用することが
できるという利用特性等を持ち,特性にあわせた情報提供・発信を行うことで,利便性・回
遊性の向上,滞在延長,消費向上に繋がるツールの構築を目指します。
また,観光情報(観光施設やイベント情報)を一元化して集約する機能を兼ね備えることに
より,今後様々な情報端末(PC・デジタルサイネージ等)でも,観光情報を流通するための
システム基盤としての活用を目指します。
1-2.神戸市の現状と課題
(1)ICT を活用した受入環境整備
観光客の回遊性・滞在性・再来訪意向を向上させるために,ICT を活用した受入環境整
備を行い,観光地間のナビゲーションを行うとともに,観光客の多様な志向に対応する情
報提供を行う必要があると考えています。特に,スマートフォンやタブレット端末の急速
な普及に対応するため,観光アプリケーションによるリアルタイムな情報提供を検討して
います。
そのため,まずは,市の公式観光サイトやインフォメーションの情報を集約できる基盤
を設け,市内の観光関連事業者が情報更新・相互展開できる環境を整え,API 等により連
動する事で,コンテンツの流通を促進していくとともに,今後のオープンデータ化にも対
応する必要があると考えています。
(2)外国人観光客への対応
特に外国人観光客に対しては,公共交通での移動が分かりにくいことなどから,案内機
能に対する多言語化が必要であると考えています。
ICT を活用するためには、まずインターネットに接続できる環境を提供する必要がある
ため,窓口での申込みに応じて接続用の ID を提供し,市内 3,000 アクセスポイント以上
で Wi-Fi を通じてインターネットに接続できるサービス(KOBE Free Wi-Fi カード配布)
を開始しました。今後、アプリ上ではシームレスに接続できるツールとして活用を検討し
1
ています。
今後、こうした ICT を活用した来訪者への「おもてなし」につながる観光アプリケーシ
ョンの制作を進めて行きたいと考えています。
1-3.本委託業務の概要
本委託業務については,本仕様書に基づき ASP/SaaS 型の共用アプリケーションを開発・
運用し,観光に関する情報を端末上のアプリ等で観光客に提供するものです。その構築にあ
たっては,全てを一から開発・構築する必要はなく,既存のパッケージソフトや既に提供し
ているサービスを組み合わせて実現しても構いません。
なお,必須要件を除いてすべての機能を組み込む必要はなく,予算の範囲内で提供可能な
機能を提案してください。
(1)利用者ニーズや利用形態を意識した,“簡単に・わかりやすく”必要とする情報が提
供できる ASP/SaaS 型アプリケーションの開発と運営
(2)情報の連携・相互活用を図り,複合情報として情報の発信・提供を行うための共用デ
ータベースの構築と運営
(3)リアルタイムな情報の充実を図るため,各観光施設等が簡単に情報を登録できるシス
テムの構築と運営
(4)利用状況を分析・解析することによる,利用者ニーズの把握
1-4.本委託業務の範囲
本委託業務の範囲を下記に示します。システム構成は本市が想定するイメージの一例であ
り,具体的なシステム構成については,事業者からの提案によるものとします。
2
数量
単位
観光アプリケーションの開発
1
式
役務
システム開発・保守
1
式
3
役務
システム運⽤・管理
1
式
4
ハードウェア
データセンター使⽤料
1
式
項番
分類
1
役務
2
項目
備考
スマートフォン・タブレット端末対応
地図データや路線検索データ等
他のデータを提供する事業者へ
の使⽤料を含む
5
ハードウェア
サーバ(WEB/DB/ログ等)
必要数
台
6
ソフトウェア
サーバ(WEB/DB/ログ等)
必要数
本
7
ネットワーク
インターネット接続回線
必要数
回線
8
役務
CMS・アップローダの開発
1
式
9
役務
マニュアル作成等
1
式
サーバ群とインターネット間
アップローダは任意
<図表1:本業務の概要>
1-5.契約期間
本業務委託の契約期間は契約締結日から平成 27 年3月 31 日までとします。
1-6.履行場所
受託事業者の事務所及び受託事業者のデーターセンター内。但し,システム運用テスト・
受入テストは神戸市産業振興局観光コンベンション部観光コンベンション課及び当課が指
定する施設から実施するものとし,書類の納品は神戸市産業振興局観光コンベンション課と
します。
1-7.事業者選定方法
高度な知識・技術や創造性,ノウハウや応用力が要求される業務であるため,単体企業又
は共同企業体によるプロポーザル方式とします。
1-8.契約金額(上限額)
本業務委託の契約上限額は,17,000 千円(税込)とします。本契約には、新たに開発す
る開発費および運用管理費を含みます。
なお,平成 27 年 4 月からの運用保守管理は別途契約するため,本委託料には含みません。
1-9.契約までのスケジュール
(1)各書類の配布
:平成 26 年8月8日(金)~平成 26 年8月 18 日(月)
(2)企画競争審査参加申請書・審査用書類の受付 :平成 26 年8月 22 日(金)まで
(3)参加資格・仕様書等の質問受付
:平成 26 年8月 22 日(金)まで
(4)質疑書に対する回答
:平成 26 年8月 28 日(木)予定
(5)資格審査結果(承認書)の送付
:平成 26 年9月8日(月)予定
(6)企画提案書類の提出
:平成 26 年9月 18 日(木)まで
3
(7)提案内容審査会の開催
:平成 26 年9月 26 日(金)予定
(8)受託候補者の決定
:平成 26 年9月末予定
(9)契約締結
:平成 26 年 10 月上旬予定
4
第2章 参加業者の資格要件
2-1.単体企業の場合
(1)代表者及び役員に破産者及び禁固以上の刑に処せられている者がいる企業等でないこと。
(2)会社更生法及び民事再生法等による手続きをしている企業等でないこと。
(3)暴力団員による不当な行為の防止等関する法律第2条第2号に掲げる暴力団及びそれらの
利益となる活動を行う企業等でないこと。
(4)納期が到来している所得税又は法人税,消費税及び地方消費税,県税,市町村税を滞納し
ていないこと。かつ企業等の代表者がこれらの税金を滞納していないこと。
(5)地方自治法施行令第 167 条の4の規定(※)に該当しないこと。
(6)本市から指名停止措置を受けている企業等でないこと。
(7)ASP/SaaS 型の観光アプリケーションを開発・運用をした経験をもつこと,もしくはこれ
と同等の能力を認める実績がある企業等であることが望ましい。
※(関係条文抜粋)
第百六十七条の四 普通地方公共団体は,特別の理由がある場合を除くほか,一般競争入札に
当該入札に係る契約を締結する能力を有しない者及び破産者で復権を得ない者を参加させる
ことができない。
2 普通地方公共団体は,一般競争入札に参加しようとする者が次の各号のいずれかに該当す
ると認められるときは,その者について三年以内の期間を定めて一般競争入札に参加させない
ことができる。その者を代理人,支配人その他の使用人又は入札代理人として使用する者につ
いても,また同様とする。
一 契約の履行に当たり,故意に工事若しくは製造を粗雑にし,又は物件の品質若しくは数量
に関して不正の行為をしたとき。
二 競争入札又はせり売りにおいて,その公正な執行を妨げたとき又は公正な価格の成立を害
し,若しくは不正の利益を得るために連合したとき。
三 落札者が契約を締結すること又は契約者が契約を履行することを妨げたとき。
四 地方自治法第二百三十四条の二第一項 の規定による監督又は検査の実施に当たり職員の
職務の執行を妨げたとき。
五 正当な理由がなくて契約を履行しなかつたとき。
六 この項(この号を除く。)の規定により一般競争入札に参加できないこととされている者
を契約の締結又は契約の履行に当たり代理人,支配人その他の使用人として使用したとき。
2-2.共同企業体の場合
上記2-1.に掲げる要件を全て満たす構成員により結成されたものとし,その結成方法
は,2者又は3者による自主結成とし,共同企業体協定書を締結していなければならない。
また,次に掲げる要件を全て満たしていなければならない。
(1)構成員の出資比率は,次のとおりとすること。(出資比率型でない共同企業体の場合
は,分担業務の比率が下記に準じること。)
ア.
2者の場合 30 パーセント以上
イ.
3者の場合 20 パーセント以上
5
(2)代表構成員の出資比率は,構成員中最大とすること。(出資比率型でない共同企業体
の場合は,分担業務比率が構成員中最大とすること。)
(3)構成員は,他の共同企業体の構成員以外で構成すること,また,当該構成員は,単独
で本業務の提案者として参加していないこと。
6
第3章 審査申請の手続き
3-1.参加資格確認の申請
前述 第2章の要件を満たしている者で,本企画競争に参加を希望する事業者は,次により
参加申込み及び参加資格確認の申請を行ってください。
(1)各書類の配布・提出場所
○神戸市産業振興局観光コンベンション部観光コンベンション課(神戸市役所1号館7階)
○配布期間:平成 26 年8月8日(金)~平成 26 年8月 18 日(月)午後5時まで
(土・日・祝日以外。また,時間は正午から午後1時までを除きます)
なお,応募要領等は神戸市のホームページ内よりダウンロード可能。
○配布方法:CD-R にてデータを配布
(2)「企画競争審査参加申請書」および「審査用書類」の受付【各1部】
○受付期間:平成 26 年8月 22 日(金)午後5時まで
(土・日・祝日以外。また,時間は正午から午後1時までを除く)
○受付方法:「企画競争審査参加申請書(様式1-1)」に必要事項を記入し,資格要件
の審査用書類を添え,持参または郵送してください。e-mail での受付はいたしませんの
でご注意ください。郵送の場合は8月 22 日午後5時必着とします。
①企画競争審査参加申請書(様式1-1)
②法人登記簿謄本(平成 25 年 10 月 1 日以降に発行された正本)
③代表者印鑑登録証明書(平成 25 年 10 月 1 日以降に発行された正本)
④委任状(代表者以外の者が申請する場合のみ)任意様式
⑤事業経歴書(直近事業年度までの経歴・沿革を記載)任意様式
⑥業績報告書 任意様式
⑦都道府県,政令指定都市又は中核市などで SaaS/ASP 型のサービスを導入した経験をも
つこと,もしくはこれと同等の能力を認める実績があることを説明した資料 任意様式
⑧資本関係・人的関係調書(様式2)
⑨国税の納税証明書(同様式に定める「その3」[未納の税額がないことの証明]のうち,
証明書の種類は同「その3の3」[法人税と消費税及び地方消費税]
⑩地方税に関する誓約書兼神戸市税に関する調査に対する承諾書(様式3)
⑪暴力団等の排除に関する誓約書(様式4)
⑫役員等名簿(様式4-1)
※「役員等名簿」については、所定のフォーマットに従った xls 形式で、任意のパスワ
ードを設定し、CD-R にて正本1部、副本1部提出してください。
⑬共同企業体での参加を希望する者は,共同企業体結成届出書(様式5)
⑭共同企業体での参加を希望する者は,共同企業体協定書の写し (要原本証明)任意様式
なお,既に神戸市契約規則第3条の2により有効な資格認定を受けている場合は,②③⑤⑥
⑨⑩の提出を省略することができる。
7
3-2.参加資格・仕様書等に関する質問・回答
(1)参加資格・仕様書等に関する質問
○受付期間:平成 26 年8月 22 日(水)午後5時まで
(土・日・祝日以外。また,時間は正午から午後1時までを除く)
○受付方法:「質疑書(様式1-2)」に質疑趣旨を簡潔にまとめて記入し,電子メール
で送付してください。期間外の提出及び適正な手続きによらない照会(口頭,電話等)は
原則として受付ません。応募に関する質問の受付,回答及び事業企画提案書類の受付は,
応募登録の申込をした事業者に限らせていただきます。
電子メールのタイトル:「神戸市観光クラウド・アプリケーションの開発運営業務(資
格・説明書)【事業者名】」
質問の提出先:[email protected]
(2)質問の到着確認に関する問い合わせ先
○提案書等提出先・問い合わせ先
〒650-8570 神戸市中央区加納町6丁目5-1(市役所1号館7階)
神戸市産業振興局観光コンベンション部観光コンベンション課
佐々木・東
TEL:078-322-5339 FAX:078-322-6138
(3)質疑書に対する回答
○回答予定:
平成 26 年8月 28 日(木)午後5時までに電子メールにて回答予定です。また,全
事業者の質問を取りまとめ,質問者を特定しない形式で,応募登録の申し込みを行っ
た全事業者に回答を提示する場合があります。なお,参加資格(落札者決定基準に関
することを除く)に関する質問については,随時回答を行います。
8
第4章 提案書等の手続き
4-1.提出書類
参加資格を有し,参加を希望する事業者は,「4-2.提案書作成要領」を参照のうえ,
次に掲げる書類を提出してください。
(1)事業企画提案書
9部(原本 1 部,複写8部)
(2)提案書記載項目対応表
9部(原本 1 部,複写8部)
4-2.提案書作成要領
(1)神戸市観光クラウド・アプリケーションの開発運営業務にかかる提案書
①仕様書および提案書評価基準表を参考に,項目立てに合わせて,提案書(任意様式)
および提案書記載項目対応表を作成してください。また,提案書の該当のページ番号
を提案書記載項目対応表に記載ページを記入してください。その際,必須項目は必ず
記載してください。
②本市の委託契約約款について,基本的には変更は受け入れられませんが,条項の付加
及び除外の必要がある場合には,提案書の最後に「その他-業務委託契約約款」とし
て,変更案の内容を明示してください。但し,ご提案頂いた委託契約約款はあくまで
事業者案の位置づけであり,本市が変更要否を検討します。
③仕様書に記載されていない項目で,追加の提案がある場合は,提案書の最後に「その
他-追加提案」として記載してください。なお,提案頂く内容により,追加提案とし
てではなく,既設項目に含めて評価することがあります。
④提案書のページ数は,1部につき 60 頁(A4サイズ)までとします。
⑤提案書の説明は,専門用語を多用していないなど,わかりやすさ,読みやすさに努め
て下さい。仕様書の項目立てに合っていない場合などを含め,わかりにくい提案書は
評価できないことがあります。
⑥提案書(複写)は,社名及び社名を連想させるロゴ等を一切記載しないで下さい。表
紙や目次のほか,本文中や各ページのヘッダー・フッターにも一切記載しないものと
します。別途正本として社名入りの表紙を付けたものを一部提出してください。
4-3.「事業企画提案書」の提出
(1)持参による提出の場合
○提出期限:平成 26 年9月 18 日(木)午後5時 00 分まで
(土・日・祝日以外。また,時間は正午から午後1時までを除きます)
当事業の受託を希望される方は,別添様式に基づいた,事業企画提案書等を所定の部
数【各9部(正1部,複写8部)】提出してください。郵送もしくは持参により受付け
ます。郵送の場合は9月 18 日午後5時必着とします。なお,事業企画提案書の提出が無
い場合は,辞退したものとみなします。提案書は e-mail での受付はいたしません。
○提案書等提出先・問い合わせ先
9
〒650-8570 神戸市中央区加納町6丁目5-1(市役所1号館7階)
神戸市産業振興局観光コンベンション部観光コンベンション課
佐々木・東
TEL:078-322-5339 FAX:078-322-6138
E メールアドレス: [email protected]
(2)複数提案の禁止
提案者は,1 つの提案しか行うことができないものとします。また,共同企業体の構
成員は,別に提案書を提出することはできません。
4-4.提案内容審査会(プレゼンテーション及びヒアリング)の実施
提案書提出日以降に提案書だけではわかりにくい部分を補足するため,外部の有識者を
含めた提案内容審査会(以下,「審査会」という)を実施します。審査会は非公開としま
す。内容は,本市が求める仕様に準じた提案書に関する審査及び質疑を行う予定です。
この審査会は,提案書だけではわかりにくい部分を補足するために行うものであって,
既提出の提案書に新たな要素を追加,修正することは認めません。提案者からの質問も認
めません。審査を円滑に行うための資料の配布は認めますが,提案書と異なり評価時の正
式書類としては扱いません。なお,審査を円滑に進めるために,予め提案書の内容に係る
神戸市からの質問事項を事前に送付する場合があります。
なお,審査会に係る費用は,すべて参加者の負担とします。また,審査会を辞退するこ
とは可能で,辞退したことで失格になることはありませんが,審査不足等,評価上の不利
益を受けることがあります。
①開催日時(予定)
平成 26 年9月 26 日(金)
②開催場所
神戸市役所 1 号館 8 階 産業振興局会議室
③プレゼンテーションの参加者
プレゼンテーションについては,実際にプロジェクトに携わる者(プロジェクトリ
ーダー又は,プロジェクトリーダーに準ずる者)が行うこと。
④その他
開催時間,機材の使用可否,参加人数の制限及び時間制限等の詳細については,提
案書提出日以降にあらためて連絡します。
10
第5章 審査項目・選定方法
5-1.受託候補事業者の決定方法
(1)審査概要
提出された提案書等について,機能,信頼性,当該業務への適合性,業務完遂能力及び開
発経費等を総合的に判断し,神戸市で決定します。
合計点数が最も高い者を受託候補者(第一交渉権者)とします。また,全応募団体が最低
基準を下回った場合には,受託候補者を選定しない場合があります。
なお,応募者多数の場合には,提案書類で 1 次審査を行います。
(2)注意事項
下記事項を満たしていない場合は,審査の対象外となります。
・平成 26 年度の見積金額が予定価格を超えないこと。
・提出書類に虚偽の記載をしたもの。
・提出期限内に所定の書類を提出しなかったもの。
・応募資格を満たしていないもの。
5-2.評価基準
(1)評価の方法
提案内容及び見積もり金額をもとに技術点及び価格点を算出し,
その合計点数を評価点数
として,最も点数の高い者を候補者とします。
①技術点に 1,000 点,価格点に 300 点を配分し,評価点数の満点を 1,300 点とする。
②合計点の最も高い者が2者以上あるときは,価格点が高い者を落札者とする。
ただし,価格点が同値の場合は,審査会での協議より決定します。
(2)技術点
技術点については,提案書をもとに審査を行い,学識経験者の意見を聴いたうえで市が
決定します。
(3)技術点評価配点
配点は,下記図表2のとおりとします。
11
大分類
評価項目(中分類)
配点
コンセプト
実施体制
1.基本的な考え方
実績
110 点
計画性
進捗管理
調達方式
セキュリティ
プロトコル
データ分析
2.基本性能・役務
マニュアル作成
70 点
共⽤ DB のデータ形式・項目
共⽤ DB へのデータ移⾏
問い合わせ対応
実績
制約
情報セキュリティマネジメントシステム
⽴地
建物
3.データセンター要件
機器設置室
120 点
電源
空調
セキュリティ
データセンターの運⽤
性能要件
情報セキュリティ要件
4.サーバ性能・セキュリティ・運⽤
100 点
保守・データ管理要件
CMS
アップローダ
5.共⽤アプリケーションシステム要件
ナビゲーション機能・地図機能
230 点
エクスポート API
インポート API
対応 OS
対応端末
レイアウト
動作検証
多言語対応
設定・規約
6.端末アプリケーション機能
デザインコンセプト
270 点
イベント情報提供
路線検索
Wi-Fi との連動
その他機能
災害時の活⽤
アプリケーション保守
7.その他
追加提案(自由提案)
技術点合計
100 点
1,000 点
<図表2 評価配点>
12
①評価項目のうち,当市が本業務において重視する項目を「必須項目」として設定しま
す。なお,必須項目の評価が,「記述がない」又は「実現不可」となった場合は,基
本的に不合格とするので注意してください。
②評価項目の点数は,各項目の配点(満点)に,評価による乗数を乗じて算出します。
なお,各評価項目の評価は,特に記載がない場合は絶対評価(仕様書が要求するレベ
ルを基準に優劣を評価する)とします。
(評価による乗数)
配点
配点に対する
(満点)
乗数
非常に優れている
5/5
優れている
4/5
普通
3/5
劣っている
1/5
記述が無い
0/5
(4)価格点
価格点は,当該事業にて実施する内容を示した見積書により,次のとおり算出します。た
だし,平成 26 年度の提案額が契約上限額を超過している場合は失格となります。
また,年間の運用管理経費は 7,200 千円程度を想定しているため,その範囲内で運用管理
が行える提案をしてください。平成 27 年度の事業費見積額が 7,200 千円を超えた場合は、
失格になる事はありませんが、マイナス評価になる事があります。本アプリケーションの運
用は,3年間程度を想定しています。
なお,次年度以降のコストを鑑みるため,平成 27 年度事業費見積として,今回の提案書
内容と同一内容で運用する際の見積金額を参考に提示してください。ただし,次年度以降の
運用保守に係る経費および期間については,確約するものではありません。
平成 26 年度分価格点 = 200 点 × (1 −
平成 27 年度分価格点 = 100 点 × (1 −
平成 26 年度提案額
契約上限額
)
平成 27 年度事業費見積額
7,200 千円
)
(5)有効数字
価格点及び技術点の評価項目ごとに,小数点以下を四捨五入して算出します。
(6)審査会の開催
平成 26 年9月 26 日(金)に,神戸市役所にて企画競争審査会(プレゼンテーション:参
加業者からの企画書・課題の説明を要する)を開催予定です。時間配分等については別途連
13
絡します。
(7)結果の通知
結果については,平成 26 年9月末までに提案書類を提出した応募者全員に連絡する予定で
す。
14
第6章 契約手続き等
6-1.契約手続き
(1)契約保証金
原則として契約金額の3パーセント以上を納付していただきます。ただし,神戸市契約
規則第 25 条の規定により保険会社と履行保証保険契約を締結する場合は,免除とします。
(2)支払条件
原則として前金払いは行わないこととし,年度に1回,業務の履行確認後,当該年度
の履行分を支払うものとします。
(3)契約書および委託契約約款
委託契約書案(別紙)の通り
15
第7章 その他
7-1.著作権について
(1)委託契約約款第 13 条の特例について
本業務では SaaS/ASP 型の調達を前提としているため,市の委託契約約款 13 条について
は,下記の条項を付加する予定です。
パッケージソフトウェアをカスタマイズする場合,カスタマイズ部分は発注業務の範囲
内ではありますが,パッケージソフトウェアと一体不可分なので,市が著作権を留保しても
自由に行使できない(将来その部分を改変する際に他事業者に発注できない)ので,仕様書
に受託者の著作権であることを明記し,その分のコストの低減を図ります。但し,その場合
でも使用権及び改変を要求する権利は留保しておくこととします。
但し,市から提供する既存の観光情報については,著作権は市に帰属するものとします。
委託契約約款に付加する条項の内容(例):(甲:神戸市,乙:受託事業者としています)
第○条 この契約によって作成されるソフトウェア著作物の著作権は,乙に帰属するものとする。乙は,甲に対し
て著作者人格権を行使しないものとする。
2 甲は,
前項における著作物を使用する権利及び改変を要求する権利及び著作権法第 47 条の3の規定に基づき
著作物の複製,翻案をすることができる権利を有するものとし,設計書類は乙が甲に納入し甲が管理できるも
のとする。
3 第1項の著作物には,この契約が締結される以前に甲,乙または第三者がそれぞれ著作権を有していた著作
物は含まないものとする。
4 第1項の著作物の使用のために,乙が著作権を有する前項の著作物を一体として使用する必要がある範囲に
おいて,
甲は乙の著作物を使用する権利及び改変を要求する権利並びに著作権法第 47 条の3の規定に基づき著
作物の複製,翻案をすることができる権利を有するものとする。第三者が著作権を有する前項の著作物につい
ても同様とし,乙は,乙の責任において,第三者の当該著作物に係る甲の使用する権利等を確保しておくもの
とする。
5 甲の使用する必要がある範囲について,甲が発注した内容から,甲が業務を委託する関係機関において業務
が一体として使用すると考えられる場合は,関係機関も甲の使用する必要がある範囲内として,前4項と同様
の権利が及ぶものとする。
6 本条における権利または著作権法に基づく利用の許諾等の対価は,個別契約記載の対価に含まれており,当
該許諾等に伴って,本契約記載の対価とは別の費用が甲に発生することはないものとする。
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7-2.その他注意事項
(1)委託契約は,上記を除き,神戸市所定の委託契約約款に基づくものとします。
(2)神戸市は,受託事業者が業務の実施にあたり上記項目に反した場合には,契約金額の
一部または全部を返還させることができる権利を有することとします。
(3)提出書類の作成経費については,全て参加事業者の負担とします。
(4)参加事業者からの提出物は,審査結果の如何に関わらず一切返却しません。
(5)本市が提供する資料は,提案に係る検討以外の目的で使用することはできません。
(6)提案書類等に不明な点がある場合は,問い合わせをする場合があります。
(7)企画競争審査参加申請書の提出をもって本募集要項の記載内容を承諾したものとみな
します。
(8)採択された提案内容は,必要に応じ,当課と協議の上修正する場合があります。
(9)本事業にあたり,知り得た神戸市の情報および個人情報の取扱いには十分注意し,整
備・運用においても他へ開示,漏えいおよび目的外使用をしてはいけない。
(10)提案書類は,候補者の選定後は,神戸市情報公開条例(平成 13 年7月条例第 29 号)
上非公開となるものを除き,公文書公開の対象となります。
(11)提出された提案内容及び委託業務の履行により作成された有体物および無体物(以下「成
果物」という。)の取り扱いについては,以下のとおりとします。但し,7-1に記載す
るソフトウェアに関する著作物を除きます。
・成果物にかかる著作権,所有権その他の権利(以下「著作権等」という。)は,神戸市
に帰属し,参加者もしくは受託事業者(以下「参加者」という。)は,神戸市が必要に
応じて成果物の変更,切除その他の改変を行うことを了承するとともに,著作者人格権
を行使しないものとします。
・神戸市の書面による承諾なくして,成果物を目的外に利用しないこと。又は第三者に提
供,もしくは利用させないこと。委託期間の終了後又は委託契約が解除された後におい
ても同様とします。
・参加者は神戸市に対し,成果物が第三者の著作権等を侵害していないことを保証するこ
と。また,参加者の成果物が第三者の著作権等を侵害したことにより当該第三者から成
果物の使用の差止め又は損害賠償を求められた場合,参加者は,神戸市に生じた損害を
賠償しなければならないこととします。
(12)成果物の使用のために,受託事業者等が著作権を有する前項の著作物を一体として使
用する必要がある範囲において,神戸市は受託事業者の著作物を使用する権利及び改変
を要求する権利並びに著作権法第 47 条の3の規定に基づき著作物の複製,翻案をする
ことができる権利を有するものとします。第三者が著作権を有する前項の著作物につい
ても同様とし,受託事業者は,受託事業者の責任において,第三者の当該著作物に係る
神戸市の使用する権利等を確保しておくものとします。
(13)神戸市の使用する必要がある範囲について,神戸市が発注した内容から,神戸市が業
務を委託する関係機関において業務が一体として使用すると考えられる場合は,関係機
関も神戸市の使用する必要がある範囲内として,同様の権利が及ぶものとします。
(14)成果物における権利または著作権法に基づく利用の許諾等の対価は,個別契約記載の
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対価に含まれており,当該許諾等に伴って,本契約記載の対価とは別の費用が神戸市に
発生することはないものとします。
7-3.問い合わせ先
〒650-8570 神戸市中央区加納町6丁目5-1(市役所1号館7階)
神戸市産業振興局観光コンベンション部観光コンベンション課
TEL:078-322-5339 FAX:078-322-6138
E メールアドレス: [email protected]
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佐々木・東