第１０回全日本民医連消化器研究会今、そこにいる患者様に２００９年３月１４日（土）１３時∼１５日（日）１２時リーガロイヤルＮＣＢ http://www.rihga.co.jp/nakanoshima/ ご挨拶消化器医療に取り組まれている、全国の民医連の皆様。早春の「なにわの都」へ、ようこそお越し下さいました。会場は、「水の都」の中心地、中之島にあります。関西の西洋医学発祥の地、緒方洪庵先生の「適塾」のすぐ近くです。全日本民医連消化器研究会は、歴史を重ねて１０回目の開催となりました。研究会開催にあたり、世話人会からご指導とご支援を賜り、座長も務めていただきます。前回開催地の石川県連には資料や助言を頂きました。民医連の関係者のご尽力とご参加者の皆様のご協力があって、この日を迎えました。厚くお礼申し上げます。今回の研究会のテーマは「いまそこにいる患者様に」です。医療崩壊は言うに及ばず、年金崩壊、金融危機、雇用不安、世界同時不況、地球温暖化・・・と社会全体が崩れようとしているのではないかという不安さえ感じる情勢です。そのような中、私達は目の前のそこにいる患者様に何ができ、何を行っているのか？どのような医療活動を行えているのか？改めて真摯に検証したいと思います。全国からの演題応募を目指していました。北海道から沖縄まで、応募演題数が過去最高の 134 演題となりました。実行委員会は連日うれしい悲鳴を上げました。予定していた日程では間に合わないため、「腹腔鏡手術」のシンポジウムを一日目の午前 10 時から急遽「前泊企画」として開催することにしました。民医連消化器外科の、腹腔鏡手術への取り組みのエポックとなるシンポです。一日目午後の開会式後は、大阪民医連の名物ドクター斉藤和則氏の「大阪歴史散歩」から始まり、医学史に造詣の深い東京健生病院根岸京田先生から「外科学の進歩と消化器内視鏡の歴史」の講演を予定しています。分科会は予定の会場数を増やして、多くの演題をお迎えする準備を整えました。会場の大きさには不均衡を生じますがご容赦ください。消化器研究会は本音で語り合える場です。各分科会で、演者の方々と参加者が実り多い時間を共有できるよう、座長の皆様よろしくお願いします。懇親会では、第 10 回という記念大会にふさわしい企画を立てていますので、楽しみにしていて下さい。浪速の雰囲気を満喫していただければ幸いです。二日目の午前は、甲賀病院（滋賀県）放射線科の坂本力先生から「明日から役立つ急性腹症の画像診断」で勉強させていただきます。更に弁護士の城塚健之先生に「モンスター医療訴訟人」というテーマでお話いただきます。Up to date な内容と期待しています。「オール大阪」で運営すべく、大阪民医連のバックアップのもと、大阪の４病院を中心に実行委員、座長、演者、懇親会係、要員等の協力を得ました。運営上不慣れな点も多々あるかと存じますが、各地からお集まりいただいた皆様と交流を深め、大阪に来てよかったと喜んでいただける会になりますよう、ご協力をお願いいたします。民医連の消化器医療の前進と消化器研究会の発展をお祈りして、ご挨拶といたします。第 10 回全日本民医連消化器研究会実行委員長コープおおさか病院外科・肛門科藤本正明第10回全日本民医連消化器研究会プログラム 3月14日（土） 9:00∼ 受付（参加受付・発表データ受付）＜NCB 2F/「松」前＞前泊企画腹腔鏡シンポジウム 10:00∼12:00 13:00∼13:20 「民医連における腹腔鏡下手術の導入と発展」＜3F/桂＞開会式企画「大阪歴史散歩」 13:20∼13:40 斉藤和則医師（大阪耳原総合病院）＜NCB 2F/松＞記念講演①「外科学の進歩と消化器内視鏡の歴史」 13:40∼14:25 根岸京田医師（東京健生病院）演題発表（分科会）予備室＜2F/菊（実行委員会控室）＞ A：ESD１/ESD２/臨床研究/診療の工夫・検討/民医連消化器をいかに守るか＜3F/花＞ B：胃瘻・栄養 1/胃瘻・栄養 2/胃瘻・栄養 3/特殊症例＜3F/楓＞ C：看護ケア1/看護ケア2/画像診断/特殊症例＜3F/月-1＞ 14:30∼17:30 D：内視鏡1/内視鏡2/内視鏡3 ＜3F/桐＞ E：放射線科/大腸・肛門/救急医療/腹腔鏡下手術＜2F/橘＞ F：肝胆膵1/肝胆膵2/肝胆膵3/特殊症例＜3F/桂＞ G：緩和ケア1/緩和ケア2/化学療法 18:00∼20:30 懇親会＜3F/月-2＞＜2F/松＞３月１５日（日）記念講演②「明日から役立つ急性腹症の画像診断」 9:00∼10:20 坂本力医師（公立甲賀病院） 10:20∼10:25 休憩＜NCB 2F/松＞記念講演③「モンスター医療訴訟人！」 10:25∼11:40 11:45∼12：00 城塚健之弁護士（大阪法律事務所）閉会式